山口未桜のレビュー一覧
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ネタバレとても衝撃的な一冊だった。
主人公と瓜二つの死体が見つかり、それをきっかけに自分の出生を探り始める。たどり着いた産婦人科の院長に真相を聞く直前に院長が亡くなり、城崎と犯人を追いながら関係者たちの証言が少しずつピースになっていく。
そして最後に完成した真相が、院長の自殺、自身の妻が妹……という、まったく予想外の展開。
先が気になりすぎて、2日で一気読みしてしまった。
この作品の素晴らしいところは、ミステリーとしてのドキドキ感が抜群な上に、不妊治療や精子バンクの闇、親のエゴで生まれた子どもたち(いわゆる親ガチャ)の問題をしっかり織り込んでいる点。
子どもがいない自分にとっては「人ごと」みたいな内容 -
Posted by ブクログ
すごい話だった。
入りから飽きさせずに一気に読ませてくれる。
タイトルは物語の核心の問題性を踏まえるとダブルミーニングだと思う。
ストーリーとしては瓜二つの男の正体はそれ以外はありえないと思っていたしXの存在もあり得ると考えていたが、まさかこう転ぶとは想像だにしておらず驚いた。
we were born
どの立場からしても悲劇だった。
シンヤはあまりにも不憫だったし、父親はもちろん、母親にもお腹を痛めて産んだ子には違いないだろうにと身勝手さに腹が立った。
そしてXの立場を思うと辛いという言葉では語り尽くせず、作者は鬼か悪魔かとさえ思った。
真実を明かしてしまって良かったのだろうか。
でも秘し -
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禁忌の子に続く城崎先生シリーズ。
が、相変わらず主人公は城崎先生では無い様子。
究極の極限クローズドミステリ。
霧、有毒ガス、不可能殺人、面白いに決まってる煽り文句。
たくさんの医療用語が飛び交うけれど、なんでか読みやすいし理解できる。
作者の描く犯人は、すごく共鳴を覚えるところがあるんだよなあ。
恨み×恨み
あの時、あの瞬間、あの刹那、何かひとつでも違っていたら。
なんというかすごく…やるせない。
過疎地医療についてもすごく考えさせられた。
こんな絶望的状況下でも、全員助けるんだ、と。
やれることをやるんだ、と。
そんな言葉と行動をとる医療従事者に、コロナ禍初期を思い出して感動と感謝を -
購入済み
タイトルからして
重いお話かな?と読み始めましたが
もう凄い作品力さすがの受賞作
まさかの展開過ぎて圧倒されました
所でこの作品誰が主役?
て思ってましたが次回作で主役が明らかに -
Posted by ブクログ
ネタバレ読む本を自分で選ぶとどうしても偏ってしまうので、
こういう形で予想外の作家さんと出会えるのは良いですね。
個人的に好きだった作品↓↓
【ふたえ:高瀬隼子】
→「まあそうだね。ずっと整形したかった。二重の目になりたかったし、違う顔になりたかったよ」
この言葉を発した父親の感情に想いを馳せる。
もしかして、違う顔、じゃなくて違う自分になりたかったんじゃないのかなと。
支配的な両親と自分に依存する気満々の妻に囚われて、今思えば逃げたかったかもしれない、けど、それは自分の中で言葉にもならなかった。
代わりに、違う顔になりたかった、という感情として現れたんじゃないかな。違うかな。
わかんないけどそん -
Posted by ブクログ
第2号に続いて発売後まもなくの3号を手に取りました。「うまいなあ」というのが実感ですね。
うまいなあその1。黒色が基調だった前号とは打って変わっての表紙の色合いの美しさ。日光に反射してキラキラしています。今号の特集が「美」というのも頷けます。
うまいなあその2。各短編がみな読み切りになっているということ。他の文芸誌を読んでいて困ったのは、好きな作家の作品が連載の途中だったりしたんですよね。その点、こちらは読み切りなのでスッキリ。さらに、続きが語られる作品はウェブ上で連載が始まるという。上手に読者を小説の世界へと誘っています。
うまいなあその3。映画好きの自分としては、まもなく公開される映 -
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ネタバレつまみ読み中
藤ヶ谷くんと朝井リョウさんの対談、大笑いした上に勉強になった。
私もサバ番好きの端くれ、「イン・ザ・メガチャーチ」読もうっと。
九段理恵「Beauticide」
ちょうど、海部陽介著「人間らしさとはなにか」を読んだ直後で、これもシンクロニシティというのか?と不思議な想いを抱えながら読んだ。
重たい衝撃を受けた。
間宮改衣「ルリ色のハね」
朝霞の言葉にどんどん引っ張られて行動する陽菜を応援していたので、朝霞の正体を知った時にはショックだった。
ただ、これは残念とは言い切れない受け取り方もできるので、折り合いのつく自分なりの受け取りを採用したい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ第2号もまだ読み終わってないけど、発売が楽しみで発売日に購入!
表紙がキラキラで、机に置いて視界に入るだけでワクワクする。
ページを捲ると、新品の写真集のような匂いでワクワクする。
最初の小説が、大好きな高瀬隼子さんの「ふたえ」。もうこれだけでテンション上がる。
しかも、今回は私の好きな「ほんタメ」のあかりんとたくみさんまで!!
「小説を、心の栄養に。」と書いてあるけど、ほんとに510円で心の栄養買えるのがありがたい。
まだ途中までしか読んでいないけど、好きな作品の感想を書いていきます。
●高瀬隼子「ふたえ」
ずっと会っていない父が整形した話。なぜ父が定年過ぎて整形するのか理解ができない