山口未桜のレビュー一覧

  • 禁忌の子

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    ネタバレ

    どことなく古風で真面目で地味目で丁寧でベタ感もあるけど、設定すべてが伏線。冒頭で読める作者自身の人生ステージさえも伏線。主人公と妻の存在と境遇は初期設定だけど、探偵役はこれまたキャラ自体が伏線寄り。結末までにすべての伏線のピースがかっちりひとつにハマる感にはなるほど〜って感動します。

    伏線のように見えるけど回収されなかったと感じたとある状況や、主人公だけでもその内に、探偵無しである程度の真相になら到達するだろうにって感じたのはミスリードの一種なのかな?

    また、初期設定と、事件の概要を理解させてくれる助走な前半より、後半の解決編の方が格段に読みやすさも楽しさも上で、テンポが良くて入り込めまし

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    2026年09月13日
  • 禁忌の子

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    ネタバレ

    関西弁医療ミステリ。不妊治療を経験した身としては非常に親近感がわく作品であった。解決編の驚きも素晴らしかったしタイトル回収も見事だと思うけれども、この作品の要点は中川信也という人物の人生ではないか。主人公が岐阜で聞いたエピソードこそ読者の胸を抉るものであったと思う。「人間は生ませられるんだ。自分の意志ではないんだね」。すべての親が心するべき言葉であると思った。

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    2026年09月11日
  • 禁忌の子

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    気長に予約を待ち、やっと読めた作品。
    鮎川哲也賞で、デビュー作。

    救急搬送されてきた患者が、医師である自分と瓜二つで身元不明。
    最初から引き込まれた。文章も読みやすかったし、専門的な話もわりとわかるように書いてくれていたので、次の展開が気になってどんどん読み進んでしまった。なんかすごかった。

    私の語彙力では全然うまく感想が書けないのだけど、当事者みんな辛かったなと。めぐり合わせというか。やりきれない彼らの気持ちが辛い。

    禁忌の子。そうかもしれない。でも愛されていたら、いいじゃない。望まれて、祝福されて、生まれてきたのだから、幸せになってほしいよね。

    城崎先生の次の作品が出ているようなの

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    2026年09月10日
  • 白魔の檻

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    濃霧と地震と有毒ガス・・・
    そして、山の中に閉ざされた病院・・・
    そこで起きた殺人事件。
    なんともすごいクローズドサークルだった。

    「禁忌の子」の城崎響介がまた謎を解き、
    真犯人を見つける。

    僻地医療の在り方、終末期医療、医療従事者の働き方、など、色々と考えさせられた。

    医療現場の場面は、さすがにリアルで細かい説明もありがたかった。

    殺害方法が、ちょっとえぐすぎ・・・怖かった。

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    2026年09月10日
  • 白魔の檻

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    ネタバレ

    じわじわと上がってくる硫化水素の恐怖。
    クローズドサークルの作り方に感心した。

    前作とは異なる切り口の医療制度への警鐘もあり、出産でも病気でも入院経験もある私は医療関係の方々の大変さに敬意しかない。

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    2026年09月05日
  • 禁忌の子

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    ネタバレ

    ものすごく引き込む力がある本だった。。。
    いやーまさかまさかの展開で、息も絶え絶え読み終えた汗

    救急医のもとに運ばれた溺死体が自分と全く同じ顔。きっとクローン的な話になるんでしょうと思っていたら、不妊治療とか人工授精とかの話になっていってびっくり!

    自分が妊婦で、夫と全く同じ顔の男が家に押しかけてきて、出生の秘密を捲し立てて強姦してくるとか想像しただけで恐ろしすぎる!
    「禁忌の子」に全力の愛情を注いで育てていかなきゃいけないけど、、、本当にこれでいいの?って一生思い続けてしまいそうだな。。

    考えさせられたし、(予想外の展開は) 面白いし、苦しい話だった。

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    2026年09月04日
  • 禁忌の子

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    ネタバレ

    自分と瓜二つの瀕死体。
    こんな見出し見たことなくて、見出しに引かれて読み始めた。

    5分の3。
    自分もそんな確率で今幸せなのかと思い知らされる。

    題名の禁忌の子、武田と奥さんと瀕死体の3人のことかと思いきや、最後の最後で、武田と奥さんの子供の事かとタイトル回収が来てなるほどなぁってなった。
    警察に行くのかと思いきや、2人は幸せになるんだとちょっとびっくりする展開。

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    2026年09月03日
  • 禁忌の子

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    ネタバレ

    殺人ミステリーではなく、出生の謎を追う人間ドラマだった。
    物語の中盤であっさりと武田航とキュウキュウ十二(中川信也)が双子であること、生島京子と親子関係であることが明かされて最後まで話が持つのかと心配になったが、中川信也の生い立ちなど興味深い話が出てきて最後まで面白く読めた。禁忌の子は、主人公や中川信也を指す言葉と思っていたが、主人公と嫁の間にできた子供のことだったと驚かされた。
    また、密室殺人がただの自殺だったという読者への裏切りとも取れる展開も、確かに托卵児が2人だけと前提を決めつけてしまっていたことに気づかされ、なるほどと納得しながら受け入れることができた。

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    2026年09月04日
  • 禁忌の子

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    物語の展開がすごく秀逸。4章からが特に面白くてそこから一気に読み進めた。
    単純なクローンを巡る物語ではなく、(少し難しかったけれど)何故自分と全く同じ容姿の人間が存在していたのかの医学的な納得感、たどり着いた犯人の意外性とこれまでにない話だった。

    読後改めて表紙を見てなるほどとまた納得。とにかく色々な要素がつまってて面白かった。

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    2026年08月30日
  • 禁忌の子

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    医療系ミステリー。
    最初から衝撃的でどうなるのか気になる展開。
    最後まで驚きの展開で誰も想像できない終わり方です。遺伝子の繋がりを考えさせられるストーリーです。
    作者が医者なのがなっとくです。物語の構成も上手です。

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    2026年08月29日
  • 禁忌の子

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    ゾクゾクした。普段あまり本格派ミステリーは読まないけれど、要点まとめや用語の解説など初心者にも分かりやすい構成のおかげで最後まで難なく読めた。各章の最後に爆弾投げ込んでくる構成が恐ろしい。続編も読みたい。

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    2026年08月29日
  • 禁忌の子

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    専門用語も出てくる医療ミステリーだが、とても読みやすく、止まる事なく読み進められた。  
    そもそも医療物もミステリーも大好きなので、まさに私好みの作品。

    とても優しく穏やかな主人公、その同僚で相棒のイケメン、、、映像化されたら誰が良いかなぁ〜
    またまた勝手に妄想が膨らむ。

    後半は怒涛の展開、思ってもいない方向へ進んでいき驚いた!
    この方の次作品もぜひ読みたい!また好きな作家さんが増えて嬉しい。

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    2026年08月29日
  • 禁忌の子

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    ネタバレ

    航の出生に何かある。そこまでは早く読めるのだが……。

    救急医・武田航のもとへ、自分と瓜二つの溺死体が運ばれる。航は同級生の城崎響介と共に正体を追う。DNAは100%一致するのに、母子手帳には単胎とある。

    生島京子とジェイムズ・サカモトの胚盤胞は分割され、同じ遺伝情報を持つ胚が五回移植された。「五分の三」は、そのうち三人が生まれたことを示す。航と中川信也、そして三人目は航の妻・絵里香だった。

    ここまでは読めなかった。タイトルの「禁忌の子」は航や信也から、航と絵里香の間に宿った子へ移る。出生の秘密を予測できても、結末の意外性はかなり高かった。

    一方、生島京子の密室死は、下肢前面の「左右対称

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    2026年08月28日
  • GOAT Winter 2026

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    このお値段にこのクオリティ。
    た、たまんねー!!!!
    出版社さん、ありがとう。
    中でもルリいろのハねがあまりにも良すぎて、何度も何度も読み返してしまった。
    1番大好きな話。
    短編でここまで心揺さぶられたのも初めてである。

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    2026年08月06日
  • GOAT Winter 2026

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    ✎︎____________

    この世界には目に見える美もあれば、見えない美もある。
    誰かにとっての美が、誰かにとっての醜であることもある。
    最近あなたの心を震わせた美は何ですか?
    ✎︎____________

    GOAT第三弾!!
    今回は"美"をテーマにした特集。
    表紙がキラキラでめっちゃ綺麗〜♪
    もちろん中味も色合いや紙質なんかにもこだわられてて素敵だった

    短編小説、エッセイ、対談などなど 今回もめちゃくちゃ盛りだくさんな内容で、しかも豪華ラインナップ!
    これで510円だなんて、ほんと いいんですか?って感じ。

    時間はかかったけど、とても楽しめた〜!
    小説で特に好き

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    2026年07月21日
  • GOAT Winter 2026

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    とになく綺麗な雑誌!装丁が美しい!
    紙にもこだわっているから、ページをめくる楽しさを指でも感じられて、なんとも味わい深い最高の読書体験を得られる!
    そして中身は、多様な作家さんたちの美を見られるお話たちがたくさん、たくさん。
    GOAT、510円で得られる幸せな時間の中で1番といっても過言じゃぁないッ!

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    2026年06月18日
  • GOAT Winter 2026

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    初文芸誌!こんなに内容盛りだくさんで満足度高いものを510円で読んでしまっていいのかともはや恐れ多い気持ち。小説に対談にエッセイに楽しすぎた。「美」とひとくちに言っても、ほんとに多種多様な美があって同じテーマの感じが無くて面白かった。朝井リョウさんと藤ヶ谷さんの対談興味深すぎたので連載してほしいくらい。文芸誌楽しかった!また買う!

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    2026年05月01日
  • GOAT Winter 2026

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    初めて文芸誌を買いました。
    一つのテーマに沿って、色々な作家さんの作品が読めてとても良かった。
    好きなお話も多くて、読書沼により沈んでいく感じが、嬉しいような困るような...
    気になった作家さんの書籍も確認してみたい。

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    2026年03月29日
  • 禁忌の子

    購入済み

    タイトルからして

    重いお話かな?と読み始めましたが
    もう凄い作品力さすがの受賞作

    まさかの展開過ぎて圧倒されました
    所でこの作品誰が主役?

    て思ってましたが次回作で主役が明らかに

    #エモい

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    2026年01月24日
  • GOAT Winter 2026

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    朝井リョウさんと藤ヶ谷さんの対談が印象に残りました。推す側のファンと、推される側のアイドルが推し活について話している!藤ヶ谷さんが赤裸々にご自身の思いを語っておられる姿が誠実に見えました。朝井さんの推し活への解像度の高さもいつも通りスゴイ

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    2026年01月09日