山口未桜のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
いつか君は知るんだろうか? 俺と絵里香との関係を。君がいわば禁忌の子だということを。
芥川賞受賞作
一般応募の作品で受賞した。
テーマは不妊治療にて他人の遺伝子によって受精卵を作りそれを他人に入れて作るという物語。
結末としては受精卵を5つに分裂させ5人に入れた。
人が成功して子供を産むことができたのだが、一人が死体で見つかったことから話が展開しだす。
そもそも親のエゴで作られた子供が誰に育てられるかで違う運命をたどるという物語。
結末としては3人目の子供が主人公の妻であり、殺したと。禁忌の子という意味が分かったときは面白かった。
我々は、子供を持ちたいという夫婦の願いを叶えることばかりに -
Posted by ブクログ
510円でこれだけボリュームあるもの読めたら嬉しいし合う作家にも出会える。まだ全部読めてないけど…!朝井リョウと藤ヶ谷太輔の対談が最高だった。あらゆる感情がかわいいに翻訳されてるってまさにその通りだと思う。言語化を諦めちゃいけないなと改めて思うとともに中々それが難しいんだよなぁ。
ふたえ 高瀬隼子
なんとも不思議な話。テーマが美なのでそれにぴったり(?)な父が二重整形をした。からのもっと大掛かりな整形をする話。それだけなんだけどどうなるんだ?と思って一気読み。高瀬隼子さんの作品は今回が初めてで、実はおいしいごはんが食べられますようにを積読しているのでこれを機に読まないと
あと他にも何個か読 -
Posted by ブクログ
白き檻の中で、暴かれるのは
「罪」か「正義」か_
現役医師である著者だからこそ描ける
医療現場の緻密なリアリティと
そこに潜む底冷えするような人間の心理描写が
圧巻のメディカル・ミステリー
「逃げ場のない病院」というクローズド・サークル
そこで次々と起こる不可解な事件と
登場人物たちが抱える歪んだ情熱や過去が描かれ…
誰が味方で、誰が敵なのか…
善意と悪意の境界線が、先が見えない霧のように
すべてを白く染め上げ見失わせる…
中盤からの怒涛の展開には…
息をするのも忘れるほどの
緊迫感がありました!!
最後まで読み終えたとき
タイトルに込められた本当の意味に気づき…
静かな -
Posted by ブクログ
禁忌の子に続く第二弾、というフレーズに惹かれて読み始めたものの、前作の設定をほとんど覚えておらず、結局のところほぼ無関係に読むことになった。
濃霧に次ぐ地震、結果、移動手段も通信手段も絶たれたクローズドサークル。加えて硫化水素が生存のリミッター。これでもかと盛り込まれた極限状態である。
今作は、前作と異なり、クローズドサークルでの殺人事件である。本格ミステリーと言われるジャンルに馴染みがなく、前作のイメージのままでいたため、初めのうちついて行けない感があった。
極限下でも医療行為を放棄しない医療従事者、僻地医療の崩壊、産科医療の危機。医療者の意識と地方医療の問題点といった、医師である著者ならで -
Posted by ブクログ
「ミステリ好きです!」とは言えないくらいのミステリ好きで、でも本格ミステリは好物だったりする。
だからまさか禁忌の子が本格ミステリに化けるとは思ってなかったし(しかも陸の孤島で、閉鎖環境の複雑構造な館モノで密室!!)、さらにシリーズ化するんかい!な城崎モノ(?)。環境はパーフェクトだし、城崎先生の優しいのか無感情なのか分からない変人さは前作よりキレッキレだし。これはハマりそう。加えて過疎地域の医療の厳しさも骨太。現職医師だからか医師側の視点で、やる気のある医療従事者だけが頑張り続けさせられるけどという「やりがい搾取」「使命感依存」みたいな現実も描かれていた。
ミステリ的にはそんなに殺さんでもと -
Posted by ブクログ
ネタバレ【 あらすじ 】
過疎地医療の現実と、災害下で患者を守り共に生き抜こうとする医療従事者たちの極限を描いた本格ミステリ。2025年本屋大賞ノミネートの『禁忌の子』に連なる、シリーズ第2弾。
研修医の春田は実習のため北海道へ行くことになり、過疎地医療協力で派遣される城崎と、温泉湖の近くにある山奥の病院へと向かう。ところが二人が辿り着いた直後、病院一帯は濃霧に覆われて誰も出入りができない状況になってしまう。そんな中、院内で病院スタッフが変死体となって発見される。さらに翌朝に発生した大地震の影響で、病院の周囲には硫化水素ガスが流れ込んでしまう。そして、霧とガスにより孤立した病院で不可能犯罪が発生して─