山口未桜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
山口未桜さんは『禁忌の子』に続いて2作目
今回は過疎地医療の問題を浮き彫りにした『白魔の檻』
濃霧×硫化水素ガス×地震という極限状態に加え、
計画殺人が進行するという緊迫のミステリーだった。
極限におかれた医療従事者たちの苦悩と選択。
平穏な日常を送っている私には窺い知れない迷いや苦悩に、何度も頭が下がる思いがした。
作者自身も医師なので、緊迫した現場での人間模様や、医療現場の実態は、この上なくリアルに描かれていて、お見事だった。
ただ、ミステリー要素に関しては、閉鎖された病院ので残された者の中に殺人犯がいるという設定だが、少し詰め込み過ぎた感が否めない。
事態の急変が重なったにも関わ -
Posted by ブクログ
さすがエンターテイメント小説は読みやすい。というか、ぐいぐい読ませる。
登場人物は前作『禁忌の子』でおなじみ城崎先生と、研修医の春田さん。過疎地医療協力や、研修で各科、各地を回るとはいえ兵庫県のお医者さんが北海道へ派遣されることが現実的なのか、良くわからない。とはいえ舞台は北海道で、濃霧で隔絶された病院で温泉由来の硫化水素に追いつめられ、おまけに大きな地震により、ライフラインが寸断されますます病院が孤立し、密室度が高まる。そこで殺人事件だ。しかも複数件で、断首遺体まで発見される。
密室状態なので城崎先生の探偵ぶりが発揮される。隔絶された病院のパニック状態も描写され、ドクターが置かれた労 -
Posted by ブクログ
デビュー作の「禁忌の子」は余りにもインパクトが大きすぎて、鮎川哲也賞もうなづける。
こな短い期間に出た事は、前から構想もしくは一度、書き上げてるのではないかな?
今回は過疎地域の病院経営がテーマになってる。
本作は舞台は北海道の過疎にある病院。
私も道民なので、病院経営が苦しい状態はよく分かる。
なにせ、私の通っている病院もここ数年赤字経営。市では、第一の問題になってます。
生きている限り、病気や事故で体を壊すのは避けて通れない。
何処に住んでいても、病院は必要不可欠なのだが、人口の少ない町では病院経営は苦しいと思う。私の町では一昨年、病院が潰れた。
26/05/02 22冊目