山口未桜のレビュー一覧

  • 禁忌の子

    購入済み

    奇想天外

     全体的には、とてもよく考えられた作品であると思いました。文章の組み立てもしっかりとしていて、読み進め乍ら、この先どうなるのだろうかとの期待感が大きかったです。
     内容的には、このような事、現実的に起こりうるのだろうかと、少し飛躍しすぎてはいないだろうかと、少々フィクションぽく、思い入れがイマイチでした。
     でも、描写の細やかさには、感銘いたしました。

    #エモい #深い

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    2025年05月10日
  • 禁忌の子

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    クリニックの平面図が出てきた時点で、瓜二つってそういうこと?と予想がついたけど、それを上回る驚きの展開でおもしろかった。
    当事者だからここ書ける細かい医療ネタや、特に城崎というキャラクターが魅力的だった。

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    2026年04月26日
  • 白魔の檻

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    研修医の春田は実習のため北海道へ行くことになり、過疎地医療協力で派遣される城崎と、温泉湖の近くにある山奥の病院へと向かう。ところが二人が辿り着いた直後、病院一帯は濃霧に覆われて誰も出入りができない状況になってしまう。そんな中、院内で病院スタッフが変死体となって発見される。さらに翌朝に発生した大地震の影響で、病院の周囲には硫化水素ガスが流れ込んでしまう。そして、霧とガスにより孤立した病院で不可能犯罪が発生して──。個人的には『禁忌の子』よりこちらの方が好みかも。面白かったです。

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    2026年04月25日
  • 禁忌の子

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    本作を通じて「ジェネティック・セクシュアル・アトラクション(遺伝的性的惹かれ合い)」という心理学の用語を初めて学ぶきっかけになり、「なるほど、そういうメカニズムがあるのか」と深く納得させられた。

    しかし、物語の展開自体はとにかく衝撃的であり、完全に想定外。率直に言って、読後感としては「やや気持ち悪い」という感覚すら残る。
    それでも、これほどまでにダークで倫理観を揺さぶる強烈な作品が、大衆的な「本屋大賞」にノミネートされたという事実が非常に興味深い。
    人間の奥底にあるタブーを見せつけられた気分だ。やはり小説って、面白い。

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    2026年04月22日
  • 白魔の檻

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    ネタバレ

    目に見えないものに段々と追い詰められていく緊迫感が伝わってきた。
    終盤の「コロナの時に流行りに乗って「医療従事者に感謝」とかの動画を出してたやつの何人が今も感謝してる?とんだ茶番だ」と言う感じのセリフはドキッとした。

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    2026年04月22日
  • 白魔の檻

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    へき地医療と産科医療の厳しさを垣間見た。
    こんな病院に閉じ込められてまさに絶体絶命だったのに最後まで希望を捨てずに職務を全うする医療者がすごい。
    硫化水素への怖さだけじゃなく殺人も起きて読みどころ満載でした

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    2026年04月22日
  • 白魔の檻

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    ネタバレ

    霧と地震によって発生した硫化水素ガスによって閉じ込められた病院で起こるクローズドサークル。城崎が事件の真相を探るシリーズ2作目。
    登場人物が非常に多いため、頭を整理しながら読んだ。過疎地の医療等、医者の善意で成り立っている現実はいつかは破綻するし、医者自体を追い詰めてしまう。推理は難しくて全部は理解できていないが、犯人が最後まで分からず楽しめた。

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    2026年04月18日
  • 禁忌の子

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    医療サスペンスと呼んでいいのかどうか、いろんな視点があって面白かった。
    密室殺人ものの謎解きよりも他の要素が際立っていて、無理にミステリーにしなくてもとも思ったが、全体を見ればそういう設定がないと話が駆動しないのだろう。

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    2026年04月16日
  • 禁忌の子

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    いつか君は知るんだろうか? 俺と絵里香との関係を。君がいわば禁忌の子だということを。

    芥川賞受賞作
    一般応募の作品で受賞した。
    テーマは不妊治療にて他人の遺伝子によって受精卵を作りそれを他人に入れて作るという物語。
    結末としては受精卵を5つに分裂させ5人に入れた。
    人が成功して子供を産むことができたのだが、一人が死体で見つかったことから話が展開しだす。
    そもそも親のエゴで作られた子供が誰に育てられるかで違う運命をたどるという物語。
    結末としては3人目の子供が主人公の妻であり、殺したと。禁忌の子という意味が分かったときは面白かった。

    我々は、子供を持ちたいという夫婦の願いを叶えることばかりに

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    2026年04月16日
  • 白魔の檻

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    評価3と4の間くらい
    こんな状況になる?!ってくらい無茶そうな設定だけど、まさにミステリーっぽくて楽しめました。
    登場人物と、建物の見取り図が最初のページにあるのは、やっぱり読んでく上で便利で良いですね。

    個人的には、ふざけてない時効警察って感じです。

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    2026年04月15日
  • 禁忌の子

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    こどもの時の環境ってとても大事。
    たまたまの確率で両親に恵まれなかったキュウキュウ12がかわいそう。
    最後の終わり方が良かった

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    2026年04月13日
  • 白魔の檻

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    禁忌の子からだいぶ空いて読んだので、キャラ設定ゼロベースから読み始めた。寝る間を惜しんで読んでしまい、トリックは難しくてよくわからんかったけど、なーんか雰囲気がゾワゾワして読んでしまった。シリーズ化していくのかなぁ。

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    2026年04月04日
  • GOAT Winter 2026

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    510円でこれだけボリュームあるもの読めたら嬉しいし合う作家にも出会える。まだ全部読めてないけど…!朝井リョウと藤ヶ谷太輔の対談が最高だった。あらゆる感情がかわいいに翻訳されてるってまさにその通りだと思う。言語化を諦めちゃいけないなと改めて思うとともに中々それが難しいんだよなぁ。

    ふたえ 高瀬隼子
    なんとも不思議な話。テーマが美なのでそれにぴったり(?)な父が二重整形をした。からのもっと大掛かりな整形をする話。それだけなんだけどどうなるんだ?と思って一気読み。高瀬隼子さんの作品は今回が初めてで、実はおいしいごはんが食べられますようにを積読しているのでこれを機に読まないと

    あと他にも何個か読

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    2026年04月02日
  • 白魔の檻

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    白き檻の中で、暴かれるのは
    「罪」か「正義」か_

    現役医師である著者だからこそ描ける
    医療現場の緻密なリアリティと
    そこに潜む底冷えするような人間の心理描写が
    圧巻のメディカル・ミステリー



    「逃げ場のない病院」というクローズド・サークル
    そこで次々と起こる不可解な事件と
    登場人物たちが抱える歪んだ情熱や過去が描かれ…

    誰が味方で、誰が敵なのか…
    善意と悪意の境界線が、先が見えない霧のように
    すべてを白く染め上げ見失わせる…



    中盤からの怒涛の展開には…
    息をするのも忘れるほどの
    緊迫感がありました!!

    最後まで読み終えたとき
    タイトルに込められた本当の意味に気づき…
    静かな

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    2026年04月01日
  • 白魔の檻

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    2026年6冊目。設定がさすがにご都合主義すぎるのと、キャラクターの背景とか心理とか読んでて分かりづらいのはこれからの作者の課題点だろうけど、現代の医学の歪みを織り交ぜていたのはこの作者でなくてはできないことで、非常によかった。この路線とシリーズで、もっとブラッシュアップされたものが読みたい。

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    2026年03月30日
  • 白魔の檻

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    禁忌の子に続く第二弾、というフレーズに惹かれて読み始めたものの、前作の設定をほとんど覚えておらず、結局のところほぼ無関係に読むことになった。
    濃霧に次ぐ地震、結果、移動手段も通信手段も絶たれたクローズドサークル。加えて硫化水素が生存のリミッター。これでもかと盛り込まれた極限状態である。
    今作は、前作と異なり、クローズドサークルでの殺人事件である。本格ミステリーと言われるジャンルに馴染みがなく、前作のイメージのままでいたため、初めのうちついて行けない感があった。
    極限下でも医療行為を放棄しない医療従事者、僻地医療の崩壊、産科医療の危機。医療者の意識と地方医療の問題点といった、医師である著者ならで

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    2026年03月28日
  • 白魔の檻

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    「ミステリ好きです!」とは言えないくらいのミステリ好きで、でも本格ミステリは好物だったりする。
    だからまさか禁忌の子が本格ミステリに化けるとは思ってなかったし(しかも陸の孤島で、閉鎖環境の複雑構造な館モノで密室!!)、さらにシリーズ化するんかい!な城崎モノ(?)。環境はパーフェクトだし、城崎先生の優しいのか無感情なのか分からない変人さは前作よりキレッキレだし。これはハマりそう。加えて過疎地域の医療の厳しさも骨太。現職医師だからか医師側の視点で、やる気のある医療従事者だけが頑張り続けさせられるけどという「やりがい搾取」「使命感依存」みたいな現実も描かれていた。
    ミステリ的にはそんなに殺さんでもと

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    2026年03月25日
  • GOAT Winter 2026

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    文芸誌GOATの第3弾。愛、悪に続いて美がテーマ。人間の本能的な欲求に近い愛、悪とは異なり表面的なものではあるが、本号を読むと美も人間の本質的な繋がりを実感させられるテーマでした。次号も期待です。

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    2026年03月21日
  • 白魔の檻

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    ネタバレ

    【 あらすじ 】
    過疎地医療の現実と、災害下で患者を守り共に生き抜こうとする医療従事者たちの極限を描いた本格ミステリ。2025年本屋大賞ノミネートの『禁忌の子』に連なる、シリーズ第2弾。
    研修医の春田は実習のため北海道へ行くことになり、過疎地医療協力で派遣される城崎と、温泉湖の近くにある山奥の病院へと向かう。ところが二人が辿り着いた直後、病院一帯は濃霧に覆われて誰も出入りができない状況になってしまう。そんな中、院内で病院スタッフが変死体となって発見される。さらに翌朝に発生した大地震の影響で、病院の周囲には硫化水素ガスが流れ込んでしまう。そして、霧とガスにより孤立した病院で不可能犯罪が発生して─

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    2026年03月21日
  • 白魔の檻

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    地方医療の過酷な現実が発端となり、山奥の病院で繰り広げられる壮絶なクローズドサークル。直下型地震による孤立に加え、下層からじわじわと這い上がる硫化水素ガスの恐怖が、生存者たちを上階へと追い詰めていく緊迫感に圧倒される。死が目前に迫る極限状態で行われる殺人と、その背後にある医療現場の歪んだ構造は、単なる謎解きを超えた重みがある。閉鎖空間の絶望感と、緻密なミステリとしての質が両立した一冊。

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    2026年03月18日