山口未桜のレビュー一覧

  • 禁忌の子

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    医療関係のため、細かなエピソードまで理解しやすく、より面白かった。
    ラストになるにつれ迫り来る真実に読む手が止まらず、結局一気読みだった。
    こういう予想もできない結末が待っている本がとても好きだ。

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    2025年12月01日
  • 禁忌の子

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    久しぶりに一気読みした。ミステリーが絡み合う展開で最後の方はスリリングに展開が進み楽しめた。最後はそうなるしかないかと納得。センシティブな観点もあるがフィクションとしてよかったです。

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    2025年11月30日
  • 白魔の檻

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    「禁忌の子」の城崎先生再び!
    タイトルの「白魔の檻」っなんだろう?と思いながら読み始めたけれど、答えは直ぐにわかる。
    事件は複雑で、病院の間取りを何度も見直しながらの謎解き。面白すぎて通勤中、駅のエスカレーターでも読んでた!
    小説の中だけではない過疎地の病院の現実。最終章の犯人の語りが切ない。
    シリーズ続編もきっとあるはず。楽しみ!

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    2025年11月28日
  • 禁忌の子

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             感情的になる。

    そんな瞬間は現在進行中のわたしの生活の中でたくさん出会ってきたと思う。

    「感情的」と聞くと、自分勝手などとネガティブな考えが脳内をよぎると思うが、そうなのだろうか。

    人は良い経験よりも悪い経験のほうが記憶に残りがちだという。
    「感情的になる」に隠されている本当の意義は何なのだろう。

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    読む本がなかった私は適当にこの本を手に取りました。本格ミステリーほど面白いものはありません。魅力的な登場人物にどんどん引き込まれ5時間以上読みふけっていました。個性的で魅力的な登場人物。も

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    2025年11月28日
  • 白魔の檻

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    一気読みしました。
    前作より好きかもしれません…!
    読む時にこの人が犯人かな?動機はこうかな?と山を張りながら読んでいたのですが、ぜんぜん当たらない…!作者の山口美桜さんに上手く誘導されてしまいました。悔しい〜!、でも楽しいです笑
    読んでいてワクワクしました。面白かったです!

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    2025年11月18日
  • 禁忌の子

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    救急搬送された患者が、自分と瓜二つだった。
    冒頭の謎の提示が魅力的だ。第一章は緩やかに始まっていくが、それ以降は怒涛の展開。手に汗握るような緊迫感、真相が近づいていくのに興味が持続する。構成力が素晴らしかった。
    探偵役と助手役は古典的な感じだったが、私は「お決まり」的な演出も結構好きなので刺さった。
    面白かった!

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    2025年11月13日
  • 禁忌の子

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    現役医師が書く小説を今まで避けてきていたが、山口美桜さんをある番組で拝見し、お話を聞いているうちに絶対読みたいと思って読んだ本だった。
    一気に読んだ、大変面白かった。

    読み終わった後も考えさせられる本だった。私ならどうしていたろうかなど…
    人によって感想はいろいろあるだろうが、私はこの結末でホッとしている。

    また山口美桜さんの別の作品が出れば読んでみたいと思った。

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    2025年11月11日
  • 禁忌の子

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    ネタバレ

    中川信也は武田航の一卵性双生児だった。信也の両親は不妊の末、生島病院で信也の受精卵を授かり、帝王切開で産んだ。その後、妊娠できたが帝王切開のせいで子宮が破裂。信也を愛せなくなる。
    武田は両親から愛されていたが、50%の確率で信也になる可能性があったため複雑な感情で中川敬子の話を聞く。
    信也は小学校を卒業するころには父より体格が良くなり、父の鼻の骨が折れるほど殴り、金をむしりとり立場が逆転した。
    高校生のとき信也は女の子を堕胎させた。母は信也を死んだらいいのにと思うようになる。
    高校を中退した信也に父は言われるがまま名古屋にマンションを買う。
    今年の2月、信也がふらっと帰って来て、金目の物を探す

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    2025年11月11日
  • 禁忌の子

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    久しぶりにミステリーで面白いのに出会った!
    医者の武田と瓜二つの身元不明の遺体。これは誰なのか?SFかと思って手にしなかったけど、思いっきりミステリーでした。城崎が謎解きをしていくとこが、わかりやすく、先が気になって本を離せなかった。医療ミステリー、社会派?現在の不妊治療がどんなになっているかはわからないが、生まれてきて子どもが幸せであって欲しいと思う。5分の3という手掛かりが良かったなあ。

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    2025年11月10日
  • 禁忌の子

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    想像以上にテーマがしんどかったけど、展開早くて面白かった!舞台がめちゃくちゃ地元やってそれもまた引き込まれた!武田夫婦に幸あれ〜、、、

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    2025年11月09日
  • 禁忌の子

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    ネタバレ

    医療ものミステリーだから固い文かと思ってたけど、読みやすいし分かりやすいし面白かった。
    なんとなく予想しつつも、一歩先の展開で驚いた。
    子ができにくい親を救った事で満足してはならず、その先を見据えないといけない。
    何より子が幸せじゃないとね…。
    母なりのケジメだとしてもあまりに残酷。
    感情のない城崎先生かと思ってたけど、彼なりの感情がちゃんとあって良かった。
    まさに禁忌の子だった…
    2作目も絶対読みます。

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    2025年11月09日
  • 白魔の檻

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    前作『禁忌の子』に続くシリーズ第2作。
    とはいえ、どちらから読んでも問題なし。
    (作者・山口未桜先生もXでそのようにポストしていた)

    前作も十分おもしろかったが、
    今作はそれを超えてきた。

    舞台は我らが北海道。
    霧と有毒ガスに包まれた病院で
    繰り広げられるクローズドサークル。

    濃霧、院内での医療スタッフの変死、
    翌日に起こる地震、
    その影響で発生する硫化水素ガス。

    序盤からてんこ盛りで、展開の勢いが止まらない。
    ページを閉じるタイミングを完全に見失い、
    気づけば寝不足。

    単なるミステリーにとどまらず、
    過疎地医療の限界、災害下で患者を守ろうとする
    医療従事者たちの現実が容赦なく描かれ

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    2025年11月09日
  • 白魔の檻

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    建物内や実際の現場の配置等を想像しながら読むのが難しかった。
    登場人物それぞれに様々な人生があって、それを経て同じ場所にたどり着いたというところ、それぞれの思いがうまく届かないところに人間らしさを感じた。

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    2025年11月07日
  • 禁忌の子

    QM

    購入済み

    スタートから引き込まれる設定に、怒涛のスピードで進んでいく物語、息をつく間もないほど次々と明かされる真実、そしてハラハラと感動が入り混じったラスト。控えめに言って最高、面白かった。愛があるが悲しくもある物語、胸がぎゅっと締め付けられる。

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    2025年04月28日
  • 禁忌の子

    購入済み

    めちゃくちゃ面白かった

    一気読みしました。
    繋がる展開、生殖医療の深さ。
    一歩違えば運命が違っていたのか。
    今年読んだ本の中で上位にあたる一冊だった。

    #深い #ドキドキハラハラ

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    2024年11月23日
  • 禁忌の子

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    第34回鮎川哲也賞受賞作。
    名を冠されている鮎川が本格ミステリの書き手だったようなので、本格寄りなのだろうなと読み進める。

    主人公は武田航。救急科医師、33歳。てきぱきと職務にあたる中堅どころである。
    あるとき、溺死と思われる患者が運び込まれてくる。その顔は驚くことに、武田自身にそっくりだった。そこから怒涛の事件が動き出す。

    キュウキュウ十二と名付けられたその男は、事故で溺死したのではなく、海に転落する前に殴られた形跡があった。生きているうちに殴られ、海に放り込まれたのだ。
    自分そっくりの他殺体。果たしてこれは誰なのか。
    武田は、中学の同級生であり、偶然同じ病院に勤務している消化器内科医師

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    2025年12月01日
  • 白魔の檻

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    ネタバレ

    禁忌の子を読んでから、この本を読むのをずっと楽しみにしていた。おもしろかったけど、救いようのない展開に心が重くなった。登場人物が多い割に特徴があまりなくて、誰が誰か覚えるのに時間がかかった。環さんは春田の記憶ではめっちゃ良い人だけど、なんかよく分からなくなった。禁忌の子の結末はホッとしたけど、法律によって罪を裁く展開にならないのが今回はもどかしかった。

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    2025年12月01日
  • 禁忌の子

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    自分とそっくりな死体が運び込まれる、とキャッチーなスタートのミステリーで、どう展開していくか予測がつかなかったが、読み終えて振り返れば、しっかりパート毎にテーマが分けられて構成されていて、実は凄くきっちりした作品だった。特に謎解きパートなど、それまでに出て来る医療パートとは全く雰囲気が違うガチの推理もので、作者の引き出しが多くて深そう。犯人当てからの最後の締めも短絡的なものではなく、社会問題に切り込んだり家族愛に触れたりしつつ、最後のまとめ方もすっきりだった。

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    2025年11月30日
  • 白魔の檻

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    北海道の山奥の病院に研修で来た春田芽衣と先輩医師・城崎響介。
    着いた直後、濃霧と硫化水素ガスで病院が完全に孤立してしまう。

    逃げ場のない中で、院内では職員の不可解な変死事件が発生。
    患者を守りつつ、芽衣と城崎は“閉ざされた病院”で続く不可能犯罪の真相を追う。

    自然災害と孤立、医療現場の混乱が重なる中、事件の核心に迫っていく――。

    ‥‥‥

    めっちゃ“閉じ込められた感”が強くて、読みながらこっちまで息が詰まりそうでした。
    霧とガスで外に出られないとか、もうゲームのハードモードすぎるでしょ、って感じ。

    芽衣ちゃんの「どうにかしなきゃ…!」って必死さもリアルで、城崎先生の頼れるけどちょっと影

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    2025年11月29日
  • 禁忌の子

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    ネタバレ

    そのタイトルがどうにも気になって文庫化されるまで待てず。

    「似ている」などというレベルではない、自分とまんま同じの見ず知らずの人が死体となって目の前に運ばれてきたら。導入部から話に引き込まれます。

    最も犯人像からは遠い人、けれど急に登場したわけでもない人。ひゃーと驚かされ、5分の3の意味がわかったときには自分の先入観にも驚きました。精子の提供を取り上げた話は映画でもよく観ますが、今はSNSで取引されることもあると知って愕然。

    城崎には強烈に惹かれます。人の感情を解しない、けれど思いを巡らすことに努めるイケメン。彼の推理をまた聴きたいから、次も文庫化まで待てないかも。

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    2025年11月28日