山口未桜のレビュー一覧

  • 白魔の檻

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    『禁忌の子』の続編ということで。
    前作のようなあっと驚くような展開はなく、ただ淡々と最悪なことが起こり続ける。
    ひたすらに色々なことが起きるので、飽きずにずっと読めた。

    この作品は現役医師の著者だからこそ書けるものだと思う。
    お医者さんの心の叫びが、心にぐっさり刺さりました。
    私たちが当たり前に受けれる治療は、医療に携わる人々が身を削り、努力しているからこそ受けれるものだということを忘れてはいけないと思った。

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    2026年02月16日
  • 禁忌の子

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    面白かった!
    これがデビュー作だなんてすごい。
    キュウキュウ十二の正体、生島京子先生が隠していたこと、密室死のトリック、駅のぶつかり屋、最初から最後まで飽きることがなかった。
    謎が解かれて、ふむふむ、となっている所に最後『五分の三』の謎が明かされた時には、『そうきたか、、、』と言葉にならない衝撃。

    キュウキュウ十二の生い立ちには、両親に対しひどい憤りを覚えた。
    武田と城崎の頭の切れるバディものとしてシリーズ化もありではないかと思ったが,次作は城崎が主人公らしい。
    次作も楽しみな作品だった。

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    2026年02月15日
  • 禁忌の子

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    ネタバレ

    この結末をどう受け止めるかによって作品の評価も変わりそう。
    ハッピーエンドっぽく見えて何だかモヤる終わり方ではある。

    数年前に「灼熱の魂」って映画を観たんだけど、それとなんとなく似てるなと思った。
    キーワードとなる3/5という数字も。

    相方のお医者さんはとても魅力的だったけど、この主人公は読み進めるほどな〜んか気持ち悪さを感じてしまった。

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    2026年02月12日
  • 禁忌の子

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    ネタバレ



    受精卵を密かに他人に入れて、3人の子供がうまれる。2人は結婚、1人は虐待される。秘密を知った1人が暴走して妻が殺す話。

    学び
    子供が生まれるのは昔から大変。
    子供を大切にする


     

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    2026年02月11日
  • 禁忌の子

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    ネタバレ

    少し前の話題作をやっと読んだ。自分と瓜二つの死体と言えばやはりクローンなんだろうけど、あまりSFの方に誘導するのではなく、あくまでも医療行為の可能性を突いていくところや医療行為の精緻で迫力ある描写はさすが医療関係者だと思った。動きのゆっくりな前半に比べ後半はダイナミックな展開となり、一気に読ませる。真相は突き放され感もするが、物語の帰結として納得はできた。一方で登場人物の多くの人物設計が粗く、機微的な感情が伺えず、感情移入としての楽しい読書とは言い難かった。シリーズになった次作も気になるがどうしたものか。

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    2026年02月09日
  • 禁忌の子

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    2/1
    確かにこれは禁忌の子だわ、、
    タイトル回収がしっかりされていました。


    現役のお医者さんが書く小説なので、医療用語が多く使われていてそう意味での難しさがあるが、
    全体としてはとても読みやすかった。

    最近本を読んでいると、これ〇〇さん主演とかでドラマになりそうだなとか思ってしまう。

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    2026年02月09日
  • 白魔の檻

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    濃霧に硫化水素こんなクローズドサークル怖すぎる。
    巻頭の登場人物紹介と図面を一見して、覚えられるか?理解できるか?と不安になりながら読み始めましたが、あっという間に入り込んで読み切ってしまいました。
    前作も面白かったですが今作も読み応えありました。

    現役の医師が書く作品なので医療現場の問題なども盛り込まれていて、へき地医療の現場が伝わってきました。
    医師の使命感だけに頼る医療には限界がありますよね。
    人口も減少し高齢者が増えてどうなってしまうのでしょう。

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    2026年02月07日
  • 白魔の檻

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    私の中では禁忌の子を超えた作品でした。
    現在の過酷な医療従事者の内情にも触れた気がします。
    何故殺さなければならなかったのか?
    もっと他に方法はあったはずなのにと
    悔やまれるラストにほろりとさせられる作品でした。

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    2026年02月06日
  • GOAT Winter 2026

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    色んな作家の短編小説や対談などが入っている本誌が510円という事実に驚愕。それだけでも買う価値あり。
    今まで読んだことのない作家さんやあまり触れたことのないジャンルの作品に出逢えるのも文芸誌ならでは。

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    2026年02月06日
  • 白魔の檻

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    『禁忌の子』に続く城崎先生が登場するミステリーです。
    今回の舞台は北海道。
    過酷な土地で、地域医療の厳しさを描いています。
    人間は良い面も悪い面も持っている多面的な生き物で、殺された人々が無辜の民とはいい難いですが、それでも悲しい結末でした

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    2026年02月05日
  • 禁忌の子

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    現役女医山口未桜さんデビュー作にして第34回鮎川哲也賞受賞本屋大賞2025ノミネート本。救急医武田の元に搬送された身元不明溺死体キュウキュウ12は武田そっくりだった。死因は?自身との関連性は?旧友同僚医城崎と調査を始める。救急医療のリアル感が凄くラストにタイトルの回収が。

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    2026年02月05日
  • 白魔の檻

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    「禁忌の子」の続編にあたる作品だけど単体でも問題なし。
    北海道の山奥の病院が舞台。濃い霧と発生した毒ガスに覆われ閉じ込められた医者と患者たち。そこで起こる殺人事件。
    毒ガスが段々と迫ってくる緊迫感、閉じ込められ食料や設備の制限による焦り、誰が犯人か分からない緊張感と、前作とはまた違ったドキドキで先が気になって読む手が止まりませんでした。
    医療ミステリーは切ないですね…
    バスケに関する事も少し出てくるので、嬉しかった~

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    2026年02月05日
  • 禁忌の子

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    ネタバレ

    続きが気になる本だった。
    論理的に推理していく箇所を読んでいるときは、頭が疲れた。私、ミステリーって嫌いではないけどそこまですごく好きではないのかも、と思った。
    論理的に、AかBかCのパターンしかありえない。Aは〇〇だから違う、Bも〇〇だから違う、みたいな考え方できないなぁ、と思ったし、少し難しくて何度も読み返して、理解できなかったら一気につまらなくなるので、頑張って理解した。

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    2026年02月04日
  • 禁忌の子

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    ネタバレ

    終盤の意外な展開。「禁忌」という不穏なワードの意味がここでやっと明かされるのか。設定に若干の無理ががあるように感じたものの、ミステリーはすぐに犯人を推察できるようなものではつまらないから、誰もをえっ!と思わせる展開が秀逸なのだと思う。
    人工授精は子に恵まれない夫婦のためにではなく「産まれてくる子供のため」にある…というフレーズに強く惹かれた。単に犯人探しを楽しむミステリーではなく、著者が医療従事者であるからこその現場の倫理的、道徳的、尊厳的視点から見えてくる本来医療のあるべき方向性について考えさせられた。

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    2026年02月04日
  • 禁忌の子

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    救急医武田の元に搬送された自身と瓜二つの溺死体。
    彼はなぜ死んだのか何故同じ顔なのか。

    重かったけど読みやすかった。

    人間は遺伝子でなく両親が全てだなと。
    両親の愛が子供を真っ直ぐ育てるんだなと思った。

    武田夫妻幸せであれ。

    城崎好き^^
    次作の城崎も読みたいと思える位にいいキャラだった。

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    2026年02月02日
  • GOAT Winter 2026

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    いろんな作家さんの短編や対談があり、ものすごく読み応えがあった。
    中でも、貴志祐介の短編は笑わせてもらったし、平野啓一郎とマライ・メントラインさんの対談、俵万智さんと岸田繁さんの対談が面白かった。
    あと、編集後記も何処となくサークル感を感じさせてくれて親近感が沸いた。
    雑誌を読んでもあんまり自分のなかで読書の実績にはなかなか認めにくいところはあるけれど、安価でこれほどの質と量を兼ね備えた文芸誌は貴重な存在なので、コスパ最高。定期的に出してほしいな、と思う。

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    2026年02月01日
  • 禁忌の子

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    救急医のもとに、自分と瓜二つの溺死体が搬送されてくる。
    そんな設定、読まずにはいられないでしょー。
    複雑に絡まった糸が、終盤になってもなかなかほどけそうでほどかれず、最後の最後にキレイに解かれる流れが見事でした。
    ただ、密室の謎を理解するのがちょっと難しかったな…

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    2026年02月01日
  • 白魔の檻

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    ネタバレ

    現役(元の場合もある)医師が著者さんであるミステリーはいくつか読んだことがあるが、これは一番読みやすかった。あえての細かい医療描写はそこまで必須でもなかった気はするけど。クローズド&時限ものミステリですが、そんなに両成分が邪魔はしあっていなくて面白かったです。

    追)待って今感想書いてからあらすじ読んだ。禁忌の子から続くシリーズものだったの!?これ先に読んでネタバレとかないよな…

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    2026年01月23日
  • 白魔の檻

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    ネタバレ

    地震や霧による密室作りは偶然すぎるもので、冷めてしまった。
    比べるのは申し訳ないが、前作「禁忌の子」では
    人の心の闇が「コレでもかと。」気持ち悪さを醸し出していた。
    今作はサスペンス一色で、トリック看破をするだけの普通の作品になってしまったのが残念。

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    2026年01月22日
  • 白魔の檻

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    ネタバレ

    来たばかりの病院に毒の霧で閉じ込められてしまうお医者さんたち、そこで起きる殺人。
    前作から引き続き医療ミステリーというのかな?楽しく読めた。
    推理パートは城崎先生と春田先生にお任せしてただ読みました。
    地方住みとして他人事ではない過疎化について、また考えさせられた。
    自分の世話ができなくなった人から都会に移り住むしかないのが現実。それをしなくてすんでるのは誰かの犠牲の上なんだよな…。
    権力下で使い捨てられる現場、医者までそうなんて。切ない物語だった。

    屋上のシーン、一瞬城崎先生に見捨てられたのかと思って笑ってしまった。そんなわけはないんだけど(笑)

    前作からそのシーンに流れていた曲のタイト

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    2026年01月21日