山口未桜のレビュー一覧

  • 禁忌の子

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    すごい小説だ、、、。
    こんなに倫理を問われるミステリーだと思わなかった。

    まずタイトルが逸品すぎる。そうきたか、と一杯食わされた。
    医療系ミステリーで専門用語が飛び交うが、私自身が看護師やドクターではないですが国家資格を持つ医療従事者なので、わりとすんなり受け入れることができたし、ワトソンとホームズのような助手(武田)と探偵(城崎)のコンビがとても魅力的でした。

    あと最初に人物紹介と間取り図が載ってるの!
    ミステリー好きとしては嬉しいポイント。


    さながらサスペンスドラマのような緊迫感ある展開にもドキドキして、一気読みでした。ラストの展開はズンと重いもので、読後感はスッキリとはしないけど

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    2025年11月25日
  • 白魔の檻

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    ネタバレ

    これがデビュー作なの!?
    みたいな衝撃がなくても、星で言う3.5-4.0は安定してそうな気がする。

    個人的にはもっと心理描写でぐらぐらさせてほしいのでさっぱりしているなって感じですが、色々なトラブルに巻き込まれている+医療従事者の視点からみたらそんな事もいってらんないのかな。

    これからも医療をベースに何かを絡めて(今回なら過疎地の医療)シリーズ化を継続していくのかしら、次回もとりあえず購入継続予定

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    2025年11月24日
  • 白魔の檻

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    自然が作り上げるクローズドサークル。目に見えない恐怖と多重苦。現役医師だからこそ描くことができる社会派ミステリーだったな。タイトルの意味が明かされた時はなんとも言えず背筋が冷えた。

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    2025年11月24日
  • 白魔の檻

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    閉ざされた病院とは
    このような意味だったんですね
    医療現場で働く人たちの葛藤が
    大変よく分かりました
    物語で経過する時間以上に長いドラマだったと思います

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    2025年11月23日
  • 禁忌の子

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    とにかく面白かった。えっえっそうなるのとラストの展開が良かった。ただ主人公だけが関西弁を使っているのが最初は、違和感でしたが、最後の方に近づいて行くうちに忘れてしまっていました。
    とても、楽しめる1冊でした。

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    2025年11月23日
  • 禁忌の子

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    もし、自分に起きたら恐怖でしかないな 
    と思うこの作品の導入部分から心鷲掴みされ
    休日にどっぷり浸かって読みふけった

    自分のルーツを
    旧友である医師の城崎と調べ始め
    名探偵と助手のようなやりとりもおもしろく
    読みやすかった

    想像をかなり超える展開は
    後半につれて重くなり、
    これでもか…とくる結末は
    読みながら、そんな悲劇ある? とつぶやいてしまうほどでした。

    続編もすでに出版されてるようで
    シリーズものになっていくのかな
    すごくおもしろい医療ミステリー
    続編もぜひ読みたい!と思いました




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    2025年11月23日
  • 禁忌の子

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    ネタバレ

    展開も早く面白かった。が、少しオチが読めてしまった。
    瓜二つの死体の方の人生がら読んでてキツすぎて、、、感情移入してしまい辛かった。。

    新しい探偵の登場?シリーズ化しそう。

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    2025年11月21日
  • 白魔の檻

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    研修医の春田が実習のため北海道の温泉湖の近くにある病院へ過疎地医療協力で派遣される城崎先生(このシリーズの探偵役)と共に車で向かう道中濃霧が発生。 そこで毒ガスによる事故?が発生。 濃霧により病院から身動きが取れない状況になり皆病院に泊まる事となる、そんな中翌日の明け方大地震が発生。 地震により道路は土砂崩れで利用不可。 濃霧のため空路も閉ざされそんな中温泉湖から毒ガスが発生病院内の上へと退避する そんな中でまたも犠牲者が… 閉鎖的空間で起きる連続殺人 犯人はいったい? 章が終わるごとに絶望が増していく!

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    2025年11月19日
  • 白魔の檻

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    とある病院で発生したクローズドサークルの事件。久しぶりに本格ミステリーを読んだ気がした。

    クローズドサークル特有の行動制限や通信遮断の中で起こった事件に対し、主人公たちは「誰かが嘘をついているのではないか」という不信感に陥る。登場人物それぞれの行動が意味を帯びて見え、確固たるアリバイを持つ者以外への信頼関係が徐々に崩れていく。

    さらに今回は、単なるクローズドサークルではなく、行動範囲が段階的に狭められていく設定で、夕木春央さんの『方舟』を思い出した。

    そうした状況下での主人公たちの一つ一つの行動がすべて犯人推理に結びつき、天才的ともいえる伏線回収には圧倒された。ただ、クローズドサークルが

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    2025年11月18日
  • 白魔の檻

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    ネタバレ

    城崎と実習の為、北海道の温泉湖の近くにある山奥の病院を訪れた研修医・春田。濃霧の覆われた病院で、院内スタッフの変死体が発見された。更に翌朝起きた地震のために、病院周辺に硫化水素ガスが流れ込む。完全に孤立した病院で院長の首が発見され、更に殺人が…。

    『禁忌の子』が良かったので、こちらも読んだ。
    ガスと濃霧に閉ざされた病院での殺人事件と過去の事件や春田の話など、こちらの方が個人的には好み。上手く出来ていて良い。

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    2025年11月17日
  • 白魔の檻

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    待ってました。シリーズ第二作。
    クローズドサークルもののミステリーと思いきや、過疎地域医療の闇をえぐり出す一冊でした。
    変わった形で閉鎖空間を作り出し、ミステリーとしても上質でした。
    それ以上に、医師の人手不足。長時間労働の常勤化。変わらない環境⋯。
    やるせなく報われない現実が胸を打ちました。
    こういうところこそ、AIやロボットをうまく活用して、なんとかしなければいけないところだな、と思わされました。

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    2025年11月17日
  • 禁忌の子

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    初めての医療系やったけどドラマとか映画も見てきたからそれなりに理解できて読みやすかったです。
    中盤以降は泣きそうになりながら読んでました。どんな着地するんかなと思ってましたが、、、。
    ありがとうございますいい本です。

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    2025年11月17日
  • 禁忌の子

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    あらすじからして面白そうで、読み始めたらスラスラよめる。医学用語なども出てくるがそれでも分かりやすく書いてあるので然程苦にならない。
    ミステリーではあるが読み終えて反芻してみるとホラーでもあると思った。

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    2025年11月16日
  • 禁忌の子

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    驚きを持ってスゥーッと物語に入り、徐々に解明されて行く展開は非常に面白く一気読みでした。密室のとこと、電車ホームのくだりがやや強引に感じたものの全体的にうまくまとまってて読みやすく素敵な作品でした。

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    2025年11月16日
  • 禁忌の子

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    医者の話がやけにリアルで、でも分かりやすく書かれていて。すごいなと思っていたら、作者の方は医師の傍ら小説を執筆と。すごい。

    話は終盤にかけて、謎が解けていく様子が分かりやすく、スッキリとしていくのがとてもいい。なぜ自分だけ、と思ってしまう境遇になるのも仕方ない、けどどうにかならなかったものか、と考えてしまう作品だった。

    今の時代ならこんな複雑な現象は起こりえないのかもしれないけれど、どこかでこんなことが起こっている可能性があるのだなとリアルに考えることができた。

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    2025年11月15日
  • 白魔の檻

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    文章が読みやすくて心地よい。医療の問題点をわかりやすく書いてくれていて共感。胃ろうからの栄養や中心静脈栄養で何年も病院で過ごす寝たきりの高齢者たち。どんどん身体は拘縮していき痛そう。胃ろうや中心静脈栄養による延命を選択した家族たちはもし自分だったらどうしたいのか考えないのか、いつも疑問に思う。真っ当な医療をするだけでは赤字になってしまうのも本当にその通り。厳しい時代。地方の医療問題は普段考えることがなかったので、実態と問題点を知ることができてよかった。
    前作で好感を持った城崎先生、今回も最高にキレていてよかった。そんな城崎先生の横に春田先生が次作もいてくれると嬉しいなぁ。

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    2025年11月13日
  • 禁忌の子

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    本屋大賞のノミネート作品になってから読みたいなと思ってからようやく読めました。どんな禁忌が訪れるのかと思ってワクワクしながら読みました。思いもよらないストーリーで最後までドキドキしながら楽しめました。

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    2025年11月12日
  • 白魔の檻

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    推理小説として十分に面白いが、医療問題がしっかりと書き込まれており、それも素晴らしい。まあ、多少しつこいような文章に感じないこともないが。3作目も期待するが、ネタ大丈夫かしら・・・

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    2025年11月11日
  • 禁忌の子

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    ネタバレ

    自身と瓜ふたつの溺死体、彼は誰なのか⋯
    後半明らかになりますが、両親に愛されず虐待を受ける姿がとても辛くて、読んでて苦しかったです。
    最後はまさに「禁忌の子だ⋯」となりました。

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    2025年11月11日
  • 禁忌の子

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    ミステリー小説に間取り図が載っているだけでテンションが上がります!
    相関図も見たいところですが・・・
    ネタバレになってしまいますよね。

    救急医・武田航(たけだ わたる)の前に運び込まれて来た溺死体が、自分とそっくり同じ顔だった、というショッキングな導入部。
    あれこれ詮索してしまいます。
    これが「禁忌の子」なのか?
    クローン?
    戸籍上、存在しない人間?
    やがて、生殖医療が大きな手がかりとなって物語が展開していきます。
    強く望まれて生まれたはずの子だったのに、どこで悲劇的な運命に変わってしまったのか。
    ミステリー小説ではあるけれど、たとえどんなきっかけだったにせよ、この世に生まれ落ちる子供たちは

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    2025年11月10日