山口未桜のレビュー一覧
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ネタバレ読む本を自分で選ぶとどうしても偏ってしまうので、
こういう形で予想外の作家さんと出会えるのは良いですね。
個人的に好きだった作品↓↓
【ふたえ:高瀬隼子】
→「まあそうだね。ずっと整形したかった。二重の目になりたかったし、違う顔になりたかったよ」
この言葉を発した父親の感情に想いを馳せる。
もしかして、違う顔、じゃなくて違う自分になりたかったんじゃないのかなと。
支配的な両親と自分に依存する気満々の妻に囚われて、今思えば逃げたかったかもしれない、けど、それは自分の中で言葉にもならなかった。
代わりに、違う顔になりたかった、という感情として現れたんじゃないかな。違うかな。
わかんないけどそん -
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ネタバレつまみ読み中
藤ヶ谷くんと朝井リョウさんの対談、大笑いした上に勉強になった。
私もサバ番好きの端くれ、「イン・ザ・メガチャーチ」読もうっと。
九段理恵「Beauticide」
ちょうど、海部陽介著「人間らしさとはなにか」を読んだ直後で、これもシンクロニシティというのか?と不思議な想いを抱えながら読んだ。
重たい衝撃を受けた。
間宮改衣「ルリ色のハね」
朝霞の言葉にどんどん引っ張られて行動する陽菜を応援していたので、朝霞の正体を知った時にはショックだった。
ただ、これは残念とは言い切れない受け取り方もできるので、折り合いのつく自分なりの受け取りを採用したい。 -
購入済み
スタートから引き込まれる設定に、怒涛のスピードで進んでいく物語、息をつく間もないほど次々と明かされる真実、そしてハラハラと感動が入り混じったラスト。控えめに言って最高、面白かった。愛があるが悲しくもある物語、胸がぎゅっと締め付けられる。
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ネタバレ【あらすじ】
兵庫市民病院救急医の武田航の元に搬送されてきた、一体の溺死体。その身元不明の遺体「キュウキュウ12」は航と瓜二つであった。自身との関係や彼の死に疑問をもった航は同病院に勤める、旧友で消化器内科医の城崎響介と共に自分の生い立ちから調査を始める。自分のルーツを探るなか、「生島リプロクリニック」の理事長で産婦人科医である生島京子に会おうとした矢先、相手が密室内で死体となって発見される。生島京子と、同じく産婦人科医である夫のジェイムズ・サカモト(故)は昔、自分達の卵子と精子を使って胚培養の研究を進めていた。航の父親浩司(故)と生島京子は大学医学部の同級生。そして溺死体(中川信也)の母親・ -
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禁忌の子の続編。
城崎先生の謎解きを楽しみにしてたので、
期待して読んだ。
密室ミステリーではあるが、むしろ
夏川草介氏と同じく、作者が医療現場に置く身としての厳しさの表現に現実感があってその上で描かれたミステリーであったのが、切ない。
謎解きは前作と同じく、緻密でありすぎて
想像力の薄い身としては、何度も読み返して状況を把握するのが大変だった。
ただ、犯人Xの予想はできた気がする。
頑張り誠実に取り組む医療者ほど追い詰められる。
Xや二階堂医師の苦しみが、現実に置かれてる医療者達の声と思うと、その様な人々の善意と熱量によって救われてる私達はただただ頭が下がる思いである。
そして、彼らも救わ -
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近畿の子やな、関西地方で生まれた子供たちやから。自分が載せている遺伝子がどこから来たのかということで悩む人がいるのは、医療技術の進展に伴い、人類が生命の誕生という神の領域に足を踏み入れた結果の歪みである。米国では体外受精で、子宮に戻す受精卵を男児のものか女児のものか選ぶ選択ができるという。この生命の誕生という神秘的な出来事に恣意性が入った場合、余計な「あの時こうしていれば」とあきれ間がつかない選択となってしまう可能性がある。
P58「幽霊の正体見たり枯れ尾花。聞いてしまえば、なんてことない、単純な話だったんですね」(中略)導き出される結論がおかしいときは、前提条件そのものを疑ってみる必要がある -
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『GOAT』第3号(特集は「美」)です。この表紙のキラキラ度合いのこだわり! 「美」の特集にちなみ、虹色の輝きを放つ特殊加工(コールドフォイル)が施されています。また毎号ですが、部分的に質感の異なる紙を使用し、視覚+触感こだわりも見事です。
今回の特集が「美」ということで、小説、エッセイ、対談・鼎談、インタビュー、コラムなどで、多彩な作家陣が多様な解釈の「美」のテーマ作品を寄稿しています。多視点から「美」と感じる、人の心理描写が読みどころと捉えました。
また、気のせいでしょうか慣れたのでしょうか、文字ポイントが若干大きくなったような…。5段組がなくなったし、4段組も許容範囲と感じまし -
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ネタバレ一人の作家をじっくり追う読書も楽しいけれど、『GOAT』の魅力は、短編を通してこれまで知らなかった作家と出会えることにあるのだと思う。目当ての作品から読み始めたはずが、思いがけない一篇に惹かれ、新しい「好き」が増えていく。その偶然の出会いがとても楽しい。
小説だけでなく、対談やインタビューまで充実しているのも嬉しいところ。作品を読むだけでは見えてこない作家や表現者の考えに触れられることで、一冊の中にさまざまな楽しみ方が詰まっている。
そして、この圧倒的なボリュームと内容でこの価格というコスパの良さには素直に驚かされる。美しい装丁や紙の手触りも含め、電子ではなく「本を手に取って読む」喜びを改 -
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ネタバレ「禁忌の子」の続編。研修医の春田と城崎先生が北海道の過疎地の病院に派遣され、到着した日に濃霧に覆われ麓に降りれなくなり、地震によって硫化水素ガスも発生し孤立した中で殺人事件が、という、密室ものであり、パニック系?でもあり、さらに過疎地の医療についても突き付けられるという、前作と全然違う話でまずびっくり。最初に病院の見取り図が出てる時点でやばい、苦手な本格物、と思ってしまった。でも面白かったわ。前作ではきびきび働いてたはずの春田が生きる目的を失っていたり。仁科先生も東日本大震災の被災者だったり、そのせいで親しい友達を亡くしてたり。ほんと誰にも死んでほしくなかった。悲しい話だった。過疎地、とまでは
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ネタバレ見取り図が頭に残らないタイプなので、早々に読むだけにシフトした。『この人が犯人でなければいいなぁ』と思いながら読み進めて、その人が犯人だった悲しみ。前作と比べると読みにくさはあったけど、医療を生かした臨場感はハラハラして面白かった。
登場人物が多いわりに個性があり、人物に対して奥行きを出すの上手いなぁと思う。感想としては、城崎。前作の武田が鋼メンタルでいい人なだけなんだよ。同じく信じた結果が良い方向に流れなかったのが何とも言えない感覚。
個人的にはこの筆者は心境の変化や矛盾した行動に対する心理描写が上手だと思うので、この犯人視点を読みたかった気がする。尺が足りなかった感はあるのだけど、読めて良