山口未桜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ミステリー作品ではありつつも、医療現場のリアリティや人間の心の機微が繊細に描かれている作品でした。
多くのミステリー作品ではロジックが命であるからか、登場人物の動機や発言に違和感を覚えることが多々あるのですが、この作品はキャラクター一人一人がとても丁寧に描かれているように感じました。
人によっては探偵役の医者がやや既視感のあるキャラクターだと感じられる方もいるかもしれませんが、重いテーマと巧妙な謎を違和感なくサクサク進めていくにあたって必要不可欠なキャラクターであると思います。
子供が産まれにくい体を持つ自分としては読んでて苦しい展開もたくさんありましたが、改めて命について見直す機会にも -
Posted by ブクログ
私は紙の本も電子書籍も読む。
媒体にあんまりこだわりはない。
でもこの文芸誌を作る過程の様子をYouTubeで見て、いまだに紙の本好きが一定数いる理由がわかった。
私にとって読書は文字を情報として捉えるだけだった。でも本当に本が好きな人は、ページをめくるという行為そのものも読書体験の中に含んでいる。
作り手はそこをいちばんわかっていて、こだわり抜いてできたのがこの文芸誌。
本屋で見つけて手に取ったらすぐに理解できた。
内容も、普段本をあまり読まない層にも届かせようと完結型の短編にしている。
派手な展開はなくとも日常の中でじわじわ人の心理に訴えかける話が多くて楽しめた。
ミステリー好きとしては -
Posted by ブクログ
『禁忌の子』の作者の2作目
禁忌の子で探偵役だった城崎先生が今回も探偵を務める
ストーリーは女性研修医
城崎とともに北海道の僻地にある病院へ研修として派遣されるところから物語が始まる
今回は【嵐の山荘】もの
地震と濃霧により閉じ込められた病院
あたりには硫化水素が発生し、生存出来るエリアも段々狭まっていく極限状態で起こる連続殺人
終盤に探偵が
「さて、」と語り出す解決ターンといい
theミステリという感じ
緊迫した状況下での病院スタッフの対応はさすが現役医師と思う
僻地医療の難しさも織り込まれ、改めて病院関係者へ感謝も感じる(コロナ禍でも始めはみな感謝していたのに、次第に忘れられてい