ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
8pt
育った家がごみ屋敷となり果て、久しぶりに戻った美佐。家を片づけていく過程で金庫を発見する。そこからひもとかれる、家族にさえ言えなかった叔母の秘密とは……。朝日新聞連載時から話題! 湊かなえが新たに挑む、先が読めない「介護ミステリ」。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
今回の作品はイヤミス感は低めの作品だった。叔母の弥生に育てられた主人公の美佐が、認知症を患いごみ屋敷化した弥生の家を片付けるうちに弥生の過去、自分と元恋人との繋がり等を知っていく。 後半は点と点が線になり伏線回収していく流れが読むスピードに拍車をかけた。 またこの話は介護問題が柱になっていて、決して...続きを読む他人事ではないなと思いながら読んだ。
幼い頃に両親を亡くした美佐、快く引き受けてくれた叔母の弥生。美佐は大学で上京、就職も結婚もし、弥生の家に戻ることはほとんどなかったが、役所からみどりの屋敷に戻ってきてほしいという連絡があり、帰ることに。弥生は認知症が始まっており、屋敷もボロボロ。弥生を施設に預け、屋敷の掃除をしていきながら、弥生の過...続きを読む去、元彼邦彦との過去、邦彦の母菊枝の過去などが明らかになっていく。美佐が子供の頃見ていた弥生の姿から家の中で見つけたモノたちが全て繋がる物語。介護の内容だが、ミステリー要素があり、点と点が全て線となり、読み終えた後の充実度が高い。屋敷を荊の家にしたのも、直接は言及されていないが、弥生の過去の影響でなっているもので、認知症が全て要因ではないと感じた。美佐にとってはたった数十日の出来事ではあるが、忘れられていく記憶の中でおそらく最後まで残るであろう数十日ではないか。
育ての親とも言える叔母さんが要介護に。家はいつからかゴミ屋敷のようになっていた。そこを片付けるうちに、見たことのない金庫が出てきて。 介護もゴミ屋敷も、嫁姑問題、離婚の危機も他人事ではない。だから、すんなり読めたのかしら。コードの謎解きは、全くの予想外でした。
これは、ミステリなのか?と思いながら読み進めて、どんどん謎に引き込まれて、後半一気に読み終えた。ケアや子どもを産むこと=女性の責務、という連鎖が受け継がれていく、不条理。その中で友情が生まれながらも、当時はすれ違い、時を経てからようやく想いが重なった二人のシスターフッドにグッときた。ゴミ屋敷が片付け...続きを読むられていく様が爽快だったし、丁寧な暮らしの描写や、随所に出てくる様々な「色」を場面を想像するのも楽しかった。ちょうどクリスマス時期に読めたのも、良かったな。
面白かったです。 一気読みしました。 両親を亡くし叔母の弥生さんに育てられた美佐。 結婚後離れて暮らす美佐がゴミ屋敷と化した実家の片付けの格闘する様や認知症になった弥生さんの意外な過去が明らかになっていきます。 片付けの途中で見つかった金庫に入っていたものが、ラストで大事なパーツになっていきますが、...続きを読むオチが少し弱いような気もしました。 なぜ義母は二階に行かなければならなかったのか。 謎。
家庭に悩む1人の女性の心情が体験できたような気がします。私は性別が違う中で、思考の違いや戸惑いを感じました。私の中にスッと入っていかなかったのは、まだ男の目線から雲の上から見るような感じだったのかもしれません。
母の介護を思い出しながら読んだ これは、介護の経験や同居して 自分の意志とは、まったく違うことを押し付けられた事がある人には、心に重たいものが残る作品かもしれない 読んでいて あーそうね そうよね…と思った もう、同居や気を遣いながら過ごすのは 嫌です 作者も同じような経験があるのだろうか?
認知症の単身者の行く末、嫁姑の確執、見栄や優越感。ドロっとした部分を描きつつ、ちょっとしたミステリー要素も含む。人間って怖い。
一時一緒に暮らした叔母について、行政からの連絡でしばらくぶりに帰省した主人公は、認知症の症状を見せる叔母と、ゴミ屋敷となったその家にショックを受ける。そこでの暮らしを回顧しながら片付けを始めると、知らなかった叔母の過去が明らかになってくる。その秘密とは・・・ 帯にもあるとおり介護ミステリですが。介...続きを読む護8ミステリ2くらいでしょうか。各章のタイトルはCで始まる単語で、介護のテーマに絡めてあることもわかります。 介護については、著者、それから主人公と同年代の自分には、とても共感できる心情もありました。さすがに森に逃げるという選択は共感しませんが、介護相手を取り換えるというのはイライラが少なくて済みそう。 森といえば、「ノルウェイの森」が、物語にも装丁にも象徴的に使われていました。 明らかになる過去は、ドラマティックなようで、少しショッキング。 でも完全なイヤミスで終わらなくてよかったです。
イヤミス大好きなのですが、そこまでイヤミス感なく気持ちよく読み終えました。(ちょっと物足りないくらいかも) 弥生さんの日記と共に真実がペラペラとあらわになる感じで、後半は読む手が止まらなかったです。 普段私も日記を書きますが、当然、読み手は自分だけだと考えて書いているなと。この本を読んで、何かの拍子...続きを読むで身内が読んだりすることを想定してしまい、「なんかもうちょっと丁寧に書こうかな」と気付いたら長めの文章でつけるようになってました(笑)
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
C線上のアリア
新刊情報をお知らせします。
湊かなえ
フォロー機能について
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
暁星
山女日記
カケラ
リバース
落日
告白
花の鎖
絶唱(新潮文庫)
「湊かなえ」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲C線上のアリア ページトップヘ