あらすじ
育った家がごみ屋敷となり果て、久しぶりに戻った美佐。家を片づけていく過程で金庫を発見する。そこからひもとかれる、家族にさえ言えなかった叔母の秘密とは……。朝日新聞連載時から話題! 湊かなえが新たに挑む、先が読めない「介護ミステリ」。
感情タグBEST3
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さすが湊かなえさん!!
って感じで
ワンシーンずつ、展開が読めず先が気になって
(単行本ってデカくて重たくて手が痛いのに)
離せなかったわ…
女性は2倍、楽しめる…?ような?
そんな感想
あとやっぱり本は上巻から読む派です!
Posted by ブクログ
自分の今いる場所は、絶対的なものであると錯覚し悲観したりする。でも、ふとそこを離れてみると相対化され違った景色が見えたりする。今の忙しさに没頭してしまうとそんなことも気がつかなくなるのだと思う。介護を話題にした本であるがそこに踏み込むというような感じはない。
Posted by ブクログ
やっぱり湊かなえさんの作品大好きだなと思った。ストーリー的にも、家事交換か!よう思いついたな!って言う新鮮さでいっぱいだった。それとともにやっぱり嫁姑関係って嫌だなと思った。上手くいかないもんなのかな…何はともあれ作中に挟まる日記のシーン大好き!
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一気読みできちゃう作品。そしてその勢いのまま再読。
『ノルウェイの森』が重要なモチーフになっているー。そういえばこの本の装丁も緑と赤だ!
物語の序盤、心に残る一節…
私は知っている。
人間が生きていくためには、汚いものや臭いものと切り離せないことを。誰かが「それ」を担わなければならないことを。女の役割だ、という声に抗う前に、目の前にあるものを片付けなければならず、それを終えるともう声を上げる気力も失われてしまうということも。
絆という呪縛
介護といった問題を題材としたミステリー。人との絆が、本来なら尊いものであるはずが、絆を理由に家族や愛するものが縛りつけられる理不尽さに真っ向から挑んだ小説。私も主人公と同年代なので切実に伝わってきた。氷河期世代はただでさえ割に合わない人生を歩んできたのに、そこへ押しつけられるおやqの介護。団塊世代の親達は古い考え方の人達なので、色々な衝突が起こる。この小説の主人公のように生きれたらいいのに。
Posted by ブクログ
自分の物差しで相手をおしはかることで、誤解や矛盾が生まれる。そして、その物差しで相手を見ているつもりが、実は自分自身を苦しめているのかもしれないと思った。
でも、人を思う気持ちもまた、「自分だったら」と自分の物差しを使うことから始まる。「良かれと思って」という気持ちも、結局は自分の基準なのかもしれない。
物差しを持つことは必要。でも、それが自分だけの物差しだと忘れないこと。
そんなことを考えさせられた一冊だった
Posted by ブクログ
主人公と年齢も近く若い頃の流行りに懐かしく振り返りながら、現在抱えている介護まで共感や気付きにあっという間に読んだ本でした。
本の読み方の新たな発見に、私も上巻から読むし、なんなら面白くなくてもムリに読み切るけど、あえて下巻から読んでみるのも楽しいかも?
ノルウェーの森は読んだはずだけど、全く思い出せなくてびっくりした。
ま、だからこそ下巻から読んでみるかー笑笑
Posted by ブクログ
介護ミステリー。
本の表紙をみるとノルウェイの森を思い出させる色で、少し絡んでいます。タイトルから音楽が関わってるのかと思ったら全然違う。
ゴミ屋敷や介護といった現代の重い問題をあつかってるけど、一気読みできました。
最後はスッキリしました。
Posted by ブクログ
昨年、様々なメディアで話題になっていたくらいしか覚えていないけれど、湊さんなら間違いないでしょうということで。
中学生の時に両親を事故でなくした美佐は、叔母の弥生に引き取られ、高校時代を山間部の田舎町で過ごす。それから約30年、弥生に認知症の症状が見られると役場から連絡があり、懐かしい故郷を訪れる。しかし、かつて『みどり屋敷』と呼ばれ、美しく丁寧に暮らしていた家はごみ屋敷と化していた…
嫁姑問題や介護をテーマに、リアリティがある描写は、ある意味恐怖を感じるけれど、前半は比較的淡々と進んでいく。
後半から過去の謎が少しずつ明かされていき、美佐と一緒にドキドキしながら、一気に引き込まれた。
湊さんにかかれば、嫁姑問題や介護といった一見ミステリっぽくないテーマでも、ちゃんと面白いミステリになるんだな〜
いつもの読み味とは少し違った、湊さんの作品を読んでみたい人にオススメ。それにしても、弥生さんの日記がかわいすぎる。
Posted by ブクログ
深い作品でいろいろと考えさせられた。中盤後半からの日記がはじまるあたりで、ぐっと引き込まれた。弥生さんの表側、裏側のギャップには驚いた。ニコニコしている人ほど腹の底知れなさがあるよなぁ…と自分も経験があったりして共感しながら読んだ。たびたび「ノルウェイの森」が登場してくるのも面白い。人間の人生を上巻、下巻と表現しているのも、凄く良かった。大人世代の本好きさんに薦めたい本。
Posted by ブクログ
義理の両親や夫から不当な扱いを受けながらも、嫁としての役割をこなさなければならない悲しさ。親の介護からは逃げられないのだろうと思うと、これからの人生は心穏やかには過ごせないのではないかと辛くなる。なぜ男性(夫)には現実から目を逸らせられる逃げ道があるのだろうか。。。
Posted by ブクログ
ある女性がかつて自身が住んでいた叔母の家を訪れるところから始まる物語。
優しい思い出が詰まった場所がゴミ屋敷となり、そこを片付けるうちに知らなかった叔母の秘密が明らかになって行く過程はさすが湊かなえ作品だった。介護や嫁姑問題、時代の閉塞感、女性が生きて行くのに足かせとなってきた事柄にも向き合わされる。
意外な事実が明らかになり、ラストは風が吹き抜けるような爽やかな余韻が残った。
自分の生き方を振り返るきっかけにもなる素敵な作品だった。
Posted by ブクログ
嫁姑関係、介護、経験した人にしかわからない複雑な思いがあるんだろうな、と。年齢や立場を重ねた人ほど頷ける部分が多いのではないでしょうか。
「荷物」を「宝箱」と言い換える視点は、優しく、残酷でもあると思います。子どもと過ごす時間は宝物。でも、一人で背負うには計り知れない責任とプレッシャーがあります。それが育児でもあり、介護でもあり、誰にも弱音を吐けない状況に繋がることも。私が育児を楽しめているのは、「たまたまいま分担できている状態にいる」ということに尽きるのかも。そんな風に静かに感謝の気持ちが湧きました。
Posted by ブクログ
湊かなえらしい巧みな伏線と人間描写に引き込まれた。
介護や家族の絆、過去の選択が静かに絡み合い、ページをめくるたびに真実が少しずつ見えてくる。
切なさと苦さが胸に残る一方で、人を思う優しさにも救われる、余韻の深い作品。
『ノルウェイの森』を再読したくなった。
Posted by ブクログ
介護ミステリー?のジャンルはわかんないけど
1日で一気見してしまうくらいによかった!
嫁姑問題。介護。
そういえばノルウェイの森みたことないんですよね
Posted by ブクログ
C線上のアリア
章タイトル、全部C始まり。
母の死。
弥生さん。要介護1.
金庫。
松田君に7マンで開けてもらう。
中から延長コード。
菜穂さん、認知症の母からエルメスのスカーフを盗んだと言われる日々。そんな高級品、持ってないのに。
菜穂さんの夫。「きみの作ったものは食べられない、おしっこ臭いから」
旦那の親の介護をしているから。
邦彦から二人で会えないかと。
邦彦「男に母親の下の世話はできないよ」
デイジーさん「弥生ちゃん、お互いこ家事を週に一度、交換してみない?」
「公雄さん、私、金庫がほしいの金庫に公雄さんとの一番大切な思い出の品を入れるわ」
公雄、エルメスの袋がなくなっているのに気づく。中にはスカーフ。お袋にプレゼントするつもりだった。
何でも好きなものを持っていってと菊ちゃんを赤まらさせていた。
山本さん、クリスマスパーティのとき、巻いた。
森野家の姑は本当に事故死? 両手足を使った階段の上り下りで、あおむけに落下するか? なぜ、エルメスのスカーフを握っていた? 姑と菊枝さんがスカーフを返してくれと口論になつまて、菊枝が突き落としたのでは?
菊枝、階段に紐が張られていたと発言。
菊枝さんの言っていた、階段に張られた黒い紐は、金庫に入っていた延長コードてまは?
罠を仕掛けたのは公雄では?菊枝さんが最終日も2階似上がることを疑って。
邦彦、弥生さんに惹かれていた。
「『ノルウェイの森』の下巻をみどり屋敷に持っていったのは、弥生さんに会う口実ではない。美佐に俺の一部と呼べるものを持っていてほしいと思った」
弥生さんと菊枝さんの交換家事は悲劇的な結果で終わったが、発想は悪いものではないと思う。他人だからこそ、受け入れられるこたはたくさんある。
昔は家で行われてさていたことも、現在では専門家に任せるのが当たり前になっているのに、どうして育児や介護は主婦が請け負うことだと、多くの人に認識されたままなのか。
Care(介護)とchain(絆という束縛)は同一線上にあれど、同一のcode(体系)ではない。→タイトル回収か。
→全体的には、ミステリ要素は少ないのが残念。
日記の部分が長く混乱してくるし、名字や名前それぞれで呼ぶ人がいるからこんがらがるのでやめてほしい。
Posted by ブクログ
親族の介護をメインとした嫁姑関係の話
呪いはどこかで切れる、と希望を持ってもいいんじゃないかと思えるラスト
物語は全体的に説明的な部分多くあまり感情が揺らされることはない
淡々と進む
自由を謳歌する弥生さんの生活描写が癒されポイント
Posted by ブクログ
この本のように、よその人を自分の家に入れるのはリスクがあるので、女の人はついつい自分ですべてをやろうとしていたね
最近は男の人も育児や介護に積極的に参加してくれるようになって、女性が生きやすい世の中になってきたと思うから、この本の設定がほんの1代前くらいの話なのに、大昔の話に感じるな
Posted by ブクログ
星3.8
お世話になった綺麗好きな叔母が、ゴミ屋敷?
介護、嫁いびり、、隠された出来事
日記、
色んなちょっとづな秘密
一気読みしました。
ずーっと、ソワソワでした。嫌なソワソワ。
早く結末まで行ってしまいたい!そう思ってどんどん読みました!
内容も展開も面白かったです。
Posted by ブクログ
- [x] 年を重ねると記憶の櫛が大きくなる。小さな日々の記憶は落ちて、石ころのような大きい記憶数個だけが残るようになる。けどそれは幸せな日を送ってるということ。小さな幸せを自分の中に残すためにも日記があるのかなと感じた。
- [ ] ケアの話は頭を悩ませた。男に母親の介護はできない。
- [ ] 夫が見ているのは幻影。恋人であったミサを見ているかと思わせ、実は義母であったこと。プロットの作り方がおもしろい。
- [ ] 友情、信頼もテーマにあり、ローズとデイジーの長年の勘違い、すれ違い、それをミサが繋ぐために動く。山本家も同様に介護放棄からの離婚からの話し合いに取り付けるところ。人と人の関係を変えていけるのは人の気持ちを中心に考え、自分の考えを抑えることができ、また他者であることで俯瞰して客観的な見かたができていたからではないか。
Posted by ブクログ
まず、本の装丁がノルウェーの森を想起させる。
湊かなえっぽくはない作品。後半に、日記を読み進める過程で真実が明らかになってくる感じは湊かなえらしい雰囲気でサクサクと読み進められた。
相手の言葉を信じられないことによる悲劇って感じ。
Posted by ブクログ
うー。私はいまいちだったかな。
好みではなかっただけだと思うけど。
ダラダラと続いてる感じがして、なんとか読み切った感じでした。
嫁姑の関係って、今私がこの話を読んで
「古い考えだなー」「いつの話?」って思ってしまうくらい
今の関係性が変わってきているのと、そもそも私が幸せなのかもしれないが。
じゃあさ、逆に今から何十年後かに(そりゃ古いよー)って未来の人に思われてしまうことって、いま何があるんだろう。
昔の悪しき習慣、のように小説で描かれてしまうことが、今の私の生きてる時代に、何があるんだろう。
想像してみたけど、難しかった。
特に不満に思っていることがないから?
それとも、実は未来の人にとってはありえない感覚なのに、それに慣れてしまってる?
とりあえずこれは、映像化しなさそうー、と勝手に思ってしまいました。
Posted by ブクログ
湊かなえ先生の作品は、ドラマや映画など映像化されたものを観たことはありましたが、恥ずかしながら、小説を読むのは今回が初めてだったかも。
「イヤミスの女王」と呼ばれる湊かなえ先生の作品。映像作品でも観た後に気持ちが沈むことがあるので、小説となると、さらに気持ちを持っていかれてしまうのでは……と少し心配していました。
特に、前回読んだ『熟柿』で相当気持ちが落ち込んでしまったので、今回も大丈夫かな?と思いながら読み始めましたが、どうにか大丈夫でした笑
口コミで「本作品はそこまでイヤミスではない」という声を見かけて読んでみましたが、確かに、個人的にはサラッとした感じのイヤミスで、そこまで気持ちを引きずることなく読み終えることができました。
そして、義母との同居や介護についても考えさせられました。
自分だったら、果たして耐えられるだろうか・・・
家族や介護、老いることについて、いろいろと考えさせられる作品でした。