母性(新潮文庫)

母性(新潮文庫)

作者名 :
693円 (税込)

3pt

作品内容

女子高生が自宅の中庭で倒れているのが発見された。母親は言葉を詰まらせる。「愛能う限り、大切に育ててきた娘がこんなことになるなんて」。世間は騒ぐ。これは事故か、自殺か。……遡ること十一年前の台風の日、彼女たちを包んだ幸福は、突如奪い去られていた。母の手記と娘の回想が交錯し、浮かび上がる真相。これは事故か、それとも――。圧倒的に新しい、「母と娘」を巡る物語(ミステリー)。(解説・間室道子)

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  • 映画化

    「母性」

    2022年11月23日公開
    出演:戸田恵梨香、永野芽郁、三浦誠己

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母性(新潮文庫) のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年10月22日

    物語の内容は置いておいて、湊かなえって話の展開の仕方が本当に上手い!純粋にすごいなあと思うしそれを読めることが幸せ。読んでて楽しい。リルケの詩が入っているのが「母性」の世界観をより強調させていていい。映画はそれを活かしきれてなくて全然ダメだった。

    0

    Posted by ブクログ 2023年10月15日

    「愛される」ことで自分の存在価値を感じていた母と、母から「愛されたい」と思い続けている娘。

    同じ出来事でも、母と娘で捉え方がまるで違くて、すれ違い、悪いほうこうへ進んでいく。。。

    娘はずっと愛されたくて頑張るが、母が娘を否定し続ける様子が読んでいて、すごく苦しかったです。


    読んでいて、湊かな...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年10月13日

    「母親」と「娘」それぞれの目線。どちらも真実で嘘なんかじゃない。なのに、これだけ食い違うのは何故?めちゃくちゃ面白かった。

    0
    購入済み

    おもしろい!

    2023年04月15日

    映画を観た後、久しぶりに湊かなえさんの小説を読みたくなり。
    流石イヤミスの女王。母と娘が交互に語る物語に引き込まれて家事育児で眠い目をこすりながら2日で読みました。他の作品もまた読もう。

    #ドロドロ #ダーク #怖い

    0
    購入済み

    心が震えました

    2023年01月27日

    初めての湊かなえ作品。
    母娘の子育てや夫との関係に悩む自分にとって、カウンセリングを受けているような、神父の立場になり相談されているかのような、不思議な感覚で読み進め、読んだ後は心がなぜか軽くなった。みんな苦しみながら生きている。

    0
    購入済み

    「母性」とは…?

    2022年12月14日

     親離れ出来ていない母親と、母親の愛を求める娘。
     母親は、娘より自分の母親を愛し依存し、娘の母親を大切に想う気持ちに気づかないどころか、自分に起こる災いの原因が娘にあるとさえ思ってしまう。

     気持ちのすれ違いは、人と人が関われば多かれ少なかれ起こりうる事だと、自分の経験でも納得出来る。自分では正...続きを読む

    0
    購入済み

    とても読み応えのある本でした。

    hi
    2022年09月11日

    久しぶりに読みたいと思った湊かなえさんの本。
    すれ違う母子の思いと、とにかく腹の立つ姑笑
    語彙力がないのでうまく言えませんが、とにかく読み応えがあり面白かったです。

    0

    Posted by ブクログ 2023年12月02日

    苦しくてせつなくて苦しい。
    子どもを産んだらホルモンで母性が生まれるとも限らない。

    でも子どもは生まれてからずっと親から愛されることを望み、身体的にも精神的にも力の限り求めてくる。
    そのパワーに親としてついていけないと思うことも多々ある。
    子どもに母にしてもらった、親にしてもらった。
    子どもの期待...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年12月02日

    すれ違い続ける親子の話。
    映画公開で興味を持ち、読んだ。
    結局母になることはできず、本質は変わっていないのではないかと思う。

    0

    Posted by ブクログ 2023年11月29日

    母とは、母性とは。

    母と娘がそれぞれの視点、回想をもって書き綴られ、思い出ひとつとってもすれ違ってしまうもどかしさに心を削られる思いでした。
    どちらも愛を求めているだけなのに。

    0

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