あらすじ
女子高生が自宅の中庭で倒れているのが発見された。母親は言葉を詰まらせる。「愛能う限り、大切に育ててきた娘がこんなことになるなんて」。世間は騒ぐ。これは事故か、自殺か。……遡ること十一年前の台風の日、彼女たちを包んだ幸福は、突如奪い去られていた。母の手記と娘の回想が交錯し、浮かび上がる真相。これは事故か、それとも――。圧倒的に新しい、「母と娘」を巡る物語(ミステリー)。(解説・間室道子)
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Posted by ブクログ
私は今21歳。
母のことが大好きで、母のいない生活が想像できない。
そんな私にとっては将来が心配になる話でした。
娘以外の登場人物の言動に共感できるとこがありませんでした。
が、主人公の母のことが1番大事というのは大いに共感しました。
だからといって、娘に対する考えなどは極端だと思いますが
私に子供ができた時、ちゃんと愛せるだろうかと考えさせられました。
Posted by ブクログ
読んだ後自分のお母さんも色々苦労したやろなって号泣しました。
ほんまに登場人物みんなに腹立つ
ラストええ感じでまとめてくれてよかった
視点によって違うっていうのがよくわからんかったごめんまた読みます
Posted by ブクログ
今まで湊かなえの本は手に取った事がありませんでしたが面白いですね
登場人物がほぼ全員カスすぎて引っぱたきたくなります
特に田所(父親)!!!おめぇだよ!!!
Posted by ブクログ
母性が湧かなかったなりに愛そうとしたのはわかるけどやっぱり間違っていると思うし、それでもお母さんのことが大好きで愛を求めてしまう娘の気持ちが痛いほどわかってしんどかった。ただ頭を撫でて手を握って抱き締めて話を聞いてほしかっただけなんだよね
Posted by ブクログ
湊かなえさんの作品の中で1番好きな作品です。
母親とは、母性とは何かを考えさせられます。
誰かにとっての母親でも、その人は誰かにとっては子供である事には変わりませんが、守られる、愛される子供側から、守る側の親になるのは、子供ができたら当たり前なのか?どちらかにならなくてもいい、子供愛し守りながら、自分も愛されていいと思います。ですが主人公にとっての大好きな母親は亡くなってしまいます。主人公からみた子供、子供から見た母。目線が違えばこんなにも違った風景が見えてくるのかと驚かされます。
何度読んでも最後、娘の名前が呼ばれる所は、悲しく切ない感情になります。
告白や贖罪、リバースなどの作品が好きな方は特に刺さると思います。湊かなえ特有の読んでて非常に嫌な気持ちになる情景描写が多数あるため、精神的に余裕があるときに読むことをおすすめします。
母の手記と娘の回想がそれぞれ書かれ、読んでいくごとに母娘のそれぞれの認識の違いがでてきて、母子関係がおかしいとき特有の「ぞわっと」があった。依存しあう関係ってしんどい
おもしろい!
映画を観た後、久しぶりに湊かなえさんの小説を読みたくなり。
流石イヤミスの女王。母と娘が交互に語る物語に引き込まれて家事育児で眠い目をこすりながら2日で読みました。他の作品もまた読もう。
心が震えました
初めての湊かなえ作品。
母娘の子育てや夫との関係に悩む自分にとって、カウンセリングを受けているような、神父の立場になり相談されているかのような、不思議な感覚で読み進め、読んだ後は心がなぜか軽くなった。みんな苦しみながら生きている。
「母性」とは…?
親離れ出来ていない母親と、母親の愛を求める娘。
母親は、娘より自分の母親を愛し依存し、娘の母親を大切に想う気持ちに気づかないどころか、自分に起こる災いの原因が娘にあるとさえ思ってしまう。
気持ちのすれ違いは、人と人が関われば多かれ少なかれ起こりうる事だと、自分の経験でも納得出来る。自分では正しい事でも、他人の目を通して見ると必ずしもそうではない。人にはそれぞれの考えがあり、理解されないのが常だ。
この作品では、「母性」というものを改めて考えることになった。母親にとって、子供は何者にも代えがたい大切な存在だと思っていたが、そうでない母親もいることを知った。世間では、虐待したりする親もいるが、この母親はそうではなく、あまりにも自分の母親を愛し過ぎた。
湊かなえさんの作品は、2作目の初心者。言葉では例えられない怖さを感じながらも、惹きつけられる魅力にハマりつつある。
とても読み応えのある本でした。
久しぶりに読みたいと思った湊かなえさんの本。
すれ違う母子の思いと、とにかく腹の立つ姑笑
語彙力がないのでうまく言えませんが、とにかく読み応えがあり面白かったです。
Posted by ブクログ
真綿で首を絞められているような感覚を覚える作品でした。
作品の中で心に残ったセリフは「女は2種類ある。母か娘か」
母として庇護する側になれる女性、いつまでも娘のように庇護されたい女性…。
この母娘は母が娘、娘が母のように逆転してしまっているように思いました。
Posted by ブクログ
母性という題名を見て、勝手に子供を愛しすぎて過保護になる母と、親に反抗する娘の話と想像してしまいましたが、結果は全然違うかったです。
今の私に想像できる母性とは、構いたい欲、愛おしい気持ちです。
祖母が1番母性に溢れた人だったと思いますが、母の成長過程に違和感を感じることはなかったのでしょうか。自分に執着しすぎているとか。
愛情が注がれていない娘が母からの愛情に飢えるのであれば、愛情をたくさんもらえた母は祖母に執着しなくなるものだと思っていました。
祖母視点で話を見ると、母親と祖母の関係は全く違うものになるのかもしれない…
Posted by ブクログ
母性という名のタイトルですが、男性も読む価値激アリです!!!
だけど、かなり読んでて胸がザワザワする本だった。2人の語り手が言う事実が明らかに食い違ってて、混乱しながら読んだ。読み終わった今でも、何が原因で娘をあそこまで追い詰めたのか、さっぱり。そして、とにかく父が頼りない!!イライラします‼️
今後母になる際、とにかく反面教師にしたい作品ですね。
Posted by ブクログ
信用できない語り手の言葉を楽しむ本。終章では円満に解決したように見せかけて、ずっと酷い有様だったのにそんな綺麗に終わるのだろうか、実はそうでも無いのでは、と読者に想像させる。
Posted by ブクログ
娘も母も本書でいう「愛」や「遊び」が足りてなかったんだろうと思う。母に関しては、ずっともらい続けてたはずの愛の供給が途切れてしまった。
また、この世では不思議なことに、愛されたいと願うほど愛が足りず、どうでもいいと思った瞬間に満ち足りる。
私はこの世で肯定されるような母性を持ってる人は、「愛」も「遊び」も足りてる人なんじゃないかと感じた。
Posted by ブクログ
産むなよ親になるなよとイライラしながら娘(清佳)の立場で読んでた。それはいま自分が娘の立場だからかな。母親の立場になって読んだら感想変わるのかな。母性、かー。
Posted by ブクログ
『母性』この言葉について改めて考えさせられる作品。
大枠は母と娘の食い違う認識を描いていくが、その中で『母性』は生まれつきか、後から出てくるのか
この意味でどちらが正解なのか本当に考えてしまう
自分は後から出てくると思う
生まれた環境、育ち方、見てきた物、受けてきた愛情
これに寄って培われていくものなのではないか
自分が親になった時子供には愛を注いであげたいと再認識させてくれた作品!!
お子様いるかた、もしくはこれから生まれる方におすすめ!!
Posted by ブクログ
とんでもなかったー、、、
母親がマザコンで娘が可哀想すぎた。
母親の歪んだ母親愛や思い込みや決めつけによって娘が本来受けるべき愛情が受けとれない中、娘は逞しく育って良かった。。男性陣(特に父親)も責任感なさすぎてやばい。
結構のめり込んでどんどん読み進められた!
Posted by ブクログ
おばあちゃんとお母さんの間にある愛は正直気持ち悪かった。また、あんなに愛されて育ったお母さんがどうして自分の娘に同じ事ができなかったのか今でも疑問に思う。お母さんはなぜ、娘に振るった暴力を何一つ覚えていないのだろうか。田所の家の価値観も含めこの本に登場する人物は私には理解のできない考えを持っていた。読んでいる最中に何度もズレた感覚に恐怖を抱いた。だがやはり、湊かなえさんの本はとても読みやすく、すぐ読み終えてしまった。最後に全てが納得のいく終わり方をしていたと思う。
Posted by ブクログ
一つの事象に対して、母と娘でこんなにも見え方・受け取り方が違うのかと感じさせられる。
娘は母の愛を求めて母のためにと果敢に行動しているのに、それが母親には伝わっておらずむしろ「なぜ母(娘から見た祖母)の代から受け継いできた慈愛の精神を持っていないのか」と残念に思うところは胸が痛い。
そして父親の無関心さにも腹が立つ。美しい家族を作るうえで父親としての役割もあったはずなのに、それを途中で放棄してあまつさえ別の女と逃げるなどありえない。
Posted by ブクログ
全員認知歪んでて、読んでて苦々しい気持ちになった。でもそれも作者の技量が高すぎる証左だなー。一人称視点のまま普通じゃない方向に突っ走っていく溺れ加減が没入させてくれてよかった。義実家がカスすぎて、こっちまで息が詰まりそうになった。
匿名
娘を持って読みたいと思っていた作品をようやく。
自分がなれる、なるものだと思っていた母親像。実際母親になってみたら全然違う感覚。20歳ってすごく大人だと思ってたのに自分がなってみたら全然大人じゃない、みたいな。
母はきっとあれが精一杯。あそこでこうしていれば…とかは不可能だったと思う。
あとがきの信用できない語り手は本当にその通りで、自分がやっていること、思っていることのおかしさ、記憶の曖昧さは自分じゃわからない。わざとじゃない。
だからこそ田所になんとかしてほしかった。
Posted by ブクログ
星4.5
おばあちゃんが舌を切って死ぬシーンが衝撃的で1番印象に残ってる、すれ違う親子の心情が多く、話し合って!!と言いたくなった笑
湊かなえすごい。。
後半からのハラハラ感がすごい
母と娘、2つの視点と第三者の解釈で物語は進んでいく。
一方の視点から想像していたものが、もう一方から見ると全く違っていたり。
そんな食い違いの積み重ねで親子関係も大きく変化していくのだと感じさせられた。
個人的には自分も育児に悩む母親として非常に共感できる部分があり、なんともモヤっとした気分になった。
Posted by ブクログ
サクサク読み進めてあっという間だった記憶がありますが、湊かなえさんの書く人間の奥底にあるドロドロした部分の表現方法はやっぱり凄いなと思った作品でした。
読み進めてくのがしんどくなるところもありましたがわたしは好きです。
Posted by ブクログ
ひとつの事実が、語り手により全く異なる受け取り方をして語られる。登場人物の誰もが正しく、同時に間違っている。
ミステリー要素は弱く感じてしまうものの、人間の主観がいかに都合よく事実を歪めるかという点においては非常にリアルで、よく出来た構成だと思う。
ものごとにおいて何が正しいかは当然人によって違うが、傍からみればおかしいのにそれを正しい愛だと信じて疑わないこの作中の母親(「母の手記」の語り手)が、自分の母親に似ていて、読んでいてしっかり精神的苦痛を感じた。
感情を動かされたという点では良かったのだけど、終わり方がすこし綺麗すぎる気もする。もっと不幸であってほしかった。
Posted by ブクログ
かなえさんの作品を読むのは2作目ですが
世間一般の目からみた人間の歪みを中心に進んでいく面白さがあり狂気じみた怖さを感じるが
冷たさだけでなく、ちゃんと愛を感じられるから不思議だしつい、のめり込んでしまう
Posted by ブクログ
女性なら、子を産んだら母性を持つものだという決めつけられた読者自身のバイアスが、
この物語の歪みを際立たせると感じた。
より母性というキーワードを強めるため、
キリスト教であるという設定も効果的。
この、それぞれの感性がそれぞれの感性とすれ違い、誰も悪くないのにみんなが悪い、
というような報われなさは、
母性に限らず、現代人の生きづらさの原因の一部なのだと思う。
Posted by ブクログ
・なんだか疲れた
・そのせいか進みも悪かった
・まさか結末がハッピーエンドとは思わず驚いた(ハッピーエンドなのかはわからないけど)
・「うわ最低」「何コイツ」と思いながら読んだはずが、最後には「世の中にはいろんな人が居るんだなぁ」みたいな感じになった
・表紙から1ページ目、繋がっていてまるで首をボキっと折られたようになっている恐ろしい...
Posted by ブクログ
湊かなえ作品
母親の語りと娘の語りがそれぞれ繰り広げられるがあくまでも自分語りなのでどちらが正しいの判断はできない、ただどちらにも言えるのは母に愛されたいという点には嘘がないように思う
Posted by ブクログ
世にいう家族についての再生産というのがあると思うけど、それは親の学歴とか子供の数とかそういうものだけではなくて、家族の形についても言えることなのかなと感じた。
不器用さというか、それぞれの登場人物の歪みが噛み合わなくて読んでいて辛い。
誰の目線の話が真実なのかはわからないけどそれぞれの記憶の改竄とそれに伴う解釈のもとこの大きな歪みが生じてしまったのだなと思う。
きっとこれからもこの本に出てくる再生産は続いていってしまうんだろうなという感じ。
そして『花の鎖』を読んだ時も思ったけど湊かなえさんは登場人物の繋げ方がうまくてえっという驚きはあるのにスッと入ってくる。