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一緒に生きよう。あなたがいると、きっとおいしい。 やさしくも、せつない。この物語は、心にそっと寄り添ってくれる。 法務局に勤める野宮薫子は、溺愛していた弟が急死して悲嘆にくれていた。弟が遺した遺言書から弟の元恋人・小野寺せつなに会い、やがて彼女が勤める家事代行サービス会社「カフネ」の活動を手伝うことに。弟を亡くした薫子と弟の元恋人せつな。食べることを通じて、二人の距離は次第に縮まっていく。
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Posted by ブクログ
とてもとても美しい本でした 期待通りの優しい言葉がたくさん散りばめられており、生きるヒントが優しく刺さりました 丁寧に時間をかけて読んで良かったと思える作品♡ 全ての料理に意味があったのは感動しましたし、全部食べて追体験したいです!
一気読みで号泣。 バツイチ41歳の薫子が、弟を失くして出会ったせつなとカフネ。 私は私でいいんだと、どんな自分でも前を向いて生きていけるんだと、強く背中を押してくれるような本でした。 せつなの料理が生きる力をくれるように、物語が心に沁み渡る。
家族であっても、どれだけ親しい間柄でも、本当の心の内は誰にも分からない。 人は誰かに頼らなくても生きていけるかもしれない。 それでもやっぱり、自分を受け止めてくれる人や、うんうんって話を聞いてくれる人、守ってあげたい人、離れていても幸せを願う人、そういう誰かがみんなにいたらいいなって思う。 春彦君の...続きを読む笑顔のように心に残る一冊になった。
久しぶりにこの本を売らずに残そうか考えた。 描写が身近で綺麗で繊細だった。 ご飯も美味しそうだったし。 今どきのジェンダーレスな題材ではあるけれど押し付けがましくなく自然な描写。 特に弟の心情には共感できることがたくさんあった。 愛されているけどそれは自分が顔色を窺って周りの人たちが嬉しい気持ちにな...続きを読むれるように自分を押し殺して生きてきたからだ。 とても自分勝手な考え方ではあるけれど実際そういうところがあると思う。 そんな私に寄り添った登場人物だった。 最後の方は色々真実が明かされる感じであんまりそこは必要なかった気がするけど、それでもどこかほっとできて心が軽くなる物語だった。
最初のページから、グイグイ引き込まれて読むのが止まらなかった。いろんな社会問題も取り入れながら、主人公がどう再生していくのか。読んでる自分のことも合わせて考えさせられるお話しでした。
不妊治療の末に夫と離婚し弟を突然亡くしどん底だった主人公が、弟の元恋人との交流で少しずつ自分を取り戻していく物語。 いろんな問題が盛り込まれていてぐんぐん引き込まれて一気読み。めちゃくちゃ泣いてしまった。おすすめです。 一人では辛くても、誰かと一緒なら生きていける。
阿部さんは「金環日蝕」に続く2作目♪ 今作も、つかみが良いのか序盤から引き込まれてグイグイ読めた! 今の自分に刺さる言葉もたくさん。 心に沁みるとても良い作品だった♡ 最愛の弟を亡くし、夫からも一方的に離婚され、生きる気力を失い荒れた生活を送っていた薫子。そんな薫子が弟の恋人だったせつなに出会い...続きを読む、家事代行サービス「カフネ」を手伝っていくお話。 この「カフネ」を通して、困窮する人達の様々な苦悩が描かれていて、時折胸がつまりそうになった。 何かに絶望した時、気力を失い当たり前に出来ていた日常生活が送れなくなる事がある。 すっかり荒れてしまった生活の中で、カフネの様に居心地のいい空間とあたたかい食べ物をさりげなく提供してくれるサービスがあればどんなに心ほぐれるだろう。。 「食べることは生きること」とはよく言うけど、あたたかいご飯が心に沁みて、また歩き出すきっかけになったりもするんだろう。 クソ真面目でちょっと面倒くさい性格の薫子と、無愛想でどこか投げやりなせつな。 相反する2人が少しずつ距離を縮めていく様子も良かった! ラストは予想しなかった展開でちょっとえぇ?っと頭ついてかなかったけど、、笑 お料理小説の様なじわじわと心に沁みるあったかさもあるけど、ミステリーっぽい要素もあり、さらにはLGBTや介護、貧困、、などにも触れられていて盛りだくさん。 深くてなかなか考えさせられる内容だったな〜。 ✎︎____________ 『誰かの役に立つことができた。 ありがとうと言ってもらえた。 今、私はあの人を助けたのではなくて、助けてもらったのだ。』 カフネとはポルトガル語で 『愛しい人の髪に指を絡める仕草』だそう。
新しい時代の家族のあり方を考えさせられた 突然弟を亡くした薫子。 不妊治療の甲斐なく子宝に恵まれず、夫には離婚を突きつけられ、1人になってしまう。 そして弟の元彼女"せつな"との再会から、家事代行「カフネ」のボランティアに参加することになる。 様々な家庭で清掃作業と調理の代行...続きを読むをする薫子とせつな。 2人のコンビネーションがテンポよく目に浮かぶのと、複雑な環境の家庭が終盤の伏線になっていく様がよくできている。 現代の家族の抱える苦しさや、子どもを持てなかった女性の心境、老いていく親。 決して皆望み通りの生き方は出来ていなくとも、前を向いて助け合い、手を差し伸べる…… 血の繋がりもない他人同士だけども、こういう家族とも友達とも違う、いい距離感で支え合って生きていくのはこれからの時代に必要なのだろうと思った。 作中の料理の数々がほんとに美味しそうで、付録でいくつかレシピが入っていました! が、1番気になった「卵味噌」がなかったのは残念…… ドラマ化して欲しいな。
本屋さんの単行本コーナーで表紙と帯を見てビビッときました。 これはおもしろい。 間違いなく楽しませてもらいました。 薫子の弟が繋げた2人の出会い。 それは彼の祈りであり、必然なのでしょう。 薫子とせつな、2人の不器用だけど一生懸命なキャラクターが好きでした。 まあ、カロリー大爆発の悪魔の食...続きを読むべ物ですけど。 生きていくためには、たまに悪魔に魂を売る必要もあるわよ。 めずらしく気が合いますね。 こういうやり取りがたまりません。 善意百パーセントじゃないところが好きです。善意って油みたいなもので、使い方を間違えると、相手を逆にめいらせてしまうから。 このせつなの言葉は深く刺さりました。 大切な、愛おしい人の髪にそっと触れたくなりますね。 お勧めしたい一冊です。 We can’t change our past life, but we can choose how to live in the future. I will treasure the people who treasure me when I’m in the hard times.
あまり本読んで泣くことはないけれど、気づいたら思わず泣いてしまってた。 弟を突如亡くした姉と、弟の元恋人が悲しみを乗り越えて支え合って生きていくみたいな話を単純に想像してたけど、読み進めていくうちに様々な問題も描かれていて、考えさせられる場面も多かった。でも重すぎる感じでもなく、ストーリーも文章も全...続きを読む体的に常にどこか温かさが感じられたし、主人公の成長や強さ、そして人と寄り添うことの尊さや言葉を伝えることの大切さを教えてもらった気がした。 ほぼジャケ買いで、重めの内容なのかなと思って積読してたけど、もっと早く読めば良かった!! 久しぶりに心に残る一冊に出会えました。
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