カフネ

小説 2位

カフネ

1,870円 (税込)

9pt

☆2025年本屋大賞受賞作☆

【第8回未来屋小説大賞】
【第1回あの本、読みました?大賞】

一緒に生きよう。あなたがいると、きっとおいしい。
やさしくも、せつない。この物語は、心にそっと寄り添ってくれる。

最愛の弟が急死した。29歳の誕生日を祝ったばかりだった。姉の野宮薫子は遺志に従い弟の元恋人・小野寺せつなと会うことになる。無愛想なせつなに憤る薫子だったが、疲労がたたりその場で倒れてしまう。
実は離婚をきっかけに荒んだ生活を送っていた薫子。家まで送り届けてくれたせつなに振る舞われたのは、それまでの彼女の態度からは想像もしなかったような優しい手料理だった。久しぶりの温かな食事に身体がほぐれていく。そんな薫子にせつなは家事代行サービス会社『カフネ』の仕事を手伝わないかと提案する。

食べることは生きること。二人の「家事代行」が出会う人びとの暮らしを整え、そして心を救っていく。

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カフネ のユーザーレビュー

4.4
Rated 4.4 stars out of 5
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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    これは本屋大賞ですわ。もうなんか感動と色々な感情が入り混じってぐちゃぐちゃになりましたわ(涙で視界が)

    勘弁して下さいよ、なんて良い話なんだよ。そうですよ、他人を慮って自分の身を顧みず頑張っている人はその人にも救いが訪れないと間違ってるんですよ。意地悪な神様でも流石にそれ位はしてくれないと困るんで

    0
    2025年04月14日

    Posted by ブクログ

    人間の弱さと強さを遺憾無く描いた、生の、性の物語。
    魅力的な登場人物に意外な展開。抱えている過去に新たな道。
    生きるってこういうことなんだなとずっしり伝わってくる作品でした。
    後半から息が止まるほど、食い入るように読みました。

    0
    2025年04月13日

    Posted by ブクログ

    人は皆見えないけれど色々な傷を抱えていて、それでも生きている。「子供を持つということは、またひとり不幸な思いをする人間をこの世に生み出すことに思えてしまう」という公隆さんの言葉が凄く心に刺さった。私も結婚するまでずっとそう思っていて、子どもは作らないと思っていたから。でも、子どもが出来たら真人間にな

    0
    2025年04月13日

    재미있고고요한소설

    I saw the Kafne novel because it was interesting. It's a romance counseling novel. What's surprising about this is that there are many scene

    #感動する #カッコいい #シュール

    0
    2025年04月13日

    Posted by ブクログ

    後半が怒涛の展開で面食らった。
    生きづらさ、苦しさ、それでも生きていくということが、とても丁寧に描かれた作品だった。
    誰かを傷つけるのも、自分が傷つくのも怖くて、周りの人が羨ましく見えて、時々相手の真意を理解して反省して、その繰り返し。
    わがままになりたいのに、全然なれないし、不意にわがままになって

    0
    2025年04月13日

カフネ の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    304ページ
  • 電子版発売日
    2024年05月21日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

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