村田沙耶香の作品一覧
「村田沙耶香」の「世界99」「コンビニ人間」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「村田沙耶香」の「世界99」「コンビニ人間」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
めっちゃいいね。この世界と限りなく近い。
ピョコルンとかラロロリン人とか、そういう作中独自の象徴はこの世にあるけど固有名詞として明言していないだけで、普通に色んなものに置き換えることができるよね。「Aさん(仮名)」みたいな感じ。
主人公の言っている「呼応」みたいなのもすんなり理解できる……というかまあ人間ならみんなそうだし特にその感覚が強い人ね、みたいなとっつき易さがある。性的、社会的な役割の割り振りっていうのはこの作者の物語によく出てくる概念だしね。
なんならこれ一冊でも話としていい感じな気もするんだけど、ここからどうやって下巻の話が展開されるのか楽しみ。
Posted by ブクログ
誤解されそうであんまり言いたく無いけど、私はどちらかと言うと白羽寄りの人間かもしれないと思った。社会に馴染めない主人公と白羽という人間(?)。2人の都合で同じ家に住むことになるけど、2人の本質は全く違う。主人公は徹底して宇宙人とかロボっぽい人外じみたものを感じさせるし、白羽は痛みに怯えて成長できなかった子供のように感じた。白羽は最低なやつだけどあくまで人間のままだった。
白羽の持つ思想や価値観男女間には全く共感できないし、きしょ!!ってかんじの人物像だけど、彼がいう「隠して欲しい」というのにはなぜかものすごく共感してしまった。だからこそ、ある意味で社会不適合の仲間を見つけた彼にとってあのラスト
Posted by ブクログ
常識と信仰の違いは何だろう。
常識は正しくて、無害で、基準みたいなもの。様々な共同体の中で絶対的なもの。
信仰も基準となり得るが、個人的なもののように捉えられる。偏りがあったり、他人から見ると間違っていると考えられたり。
本書を通して、同じ信仰を持つ人々が共同体となったとき、信仰は『常識』になるのだろうと思った。
そうであるとすると、常識にどれだけ意味があるだろう。僕が常識だと思っていることは、本当に僕が信仰していることだろうか?常識とされていることをトレースすることにより、信じる事から逸脱してはいないだろうかと不安になる。
僕の『信仰』は何だろう。
あの人の『信仰』は何だろう。
考え
Posted by ブクログ
4つの中編集で構成されているが、「丸の内魔法少女ミラクリーナ 」は特に楽しく読むことができた。最後のレイコと正志の戦いは声がでそうになるほど面白かった。典型的な話だと思いきややはり着地点がまったく見えないのが村田ワールドのとても良いところ。また、「秘密の花園」も印象的で自分の理想彼を現実にいる同じ彼で破壊するという予想外の展開には驚いたが、私も美化されている人間は沢山いるので実際に会ってその理想を壊したらまた新たな発見があるのかと思いながら読んでいた。村田ワールド作品はいい意味で気持ち悪くなる作品が多いなかで、この作品はライトに読めるので村田作品初心者には是非オススメしたい1冊である。