タダイマトビラ

タダイマトビラ

539円 (税込)

2pt

母性に倦んだ母親のもとで育った少女・恵奈は、「カゾクヨナニー」という密やかな行為で、抑えきれない「家族欲」を解消していた。高校に入り、家を逃れて恋人と同棲を始めたが、お互いを家族欲の対象に貶め合う生活は恵奈にはおぞましい。人が帰る所は本当に家族なのだろうか? 「おかえり」の懐かしい声のするドアを求め、人間の想像力の向こう側まで疾走する自分探しの物語。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

タダイマトビラ のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    村田さんの言葉の作り方が好き。そして、よくここまで解像度を上げて物事を見れるなと思う。イカれてるのに、何故ここまで安心感に包まれるんだろうって不思議な読後感。

    0
    2025年09月02日

    Posted by ブクログ


    ネグレクトで育つた少女(小学生)が早く大人になって家を出たいと願いながら成長する物語
    同じ様な内容は沢山あるが流石!
    村田沙耶香さんの作品はハマる。

    独特な気持ち悪さ満載だけど
    母や主人公や弟の気持ちがわかる気がしたり個性がちゃんと描かれていて

    最後は個性がぶっ飛び過ぎてちょっとわからなかった

    0
    2025年08月10日

    Posted by ブクログ

    私たちはみんなシルバニアファミリーの世界でごっこ遊びをしているという感覚があったけど、それが見事に表現されていた
    大体の人には生まれた時から初期搭載されてる無料パックとして家族システムがあって、そのパッケージが導入されていると、いわゆる家族が行う営みを行うようになる。シルバニアのお家で複数の生物が集

    0
    2025年06月14日

    Posted by ブクログ

    村田沙耶香さんの作品はいくつか読んだことがあるけど、その中でもかなり好きかも!エンディングが個人的にとても好きです♩

    0
    2025年03月03日

    Posted by ブクログ

    今まで読んだ本の中で一番怖かった。背筋がずっとぶるってる。先に読んだ消滅世界と似た展開ではあるんだけど、あっちは感情移入してた主人公に途中から置いていかれてしまったのが、こっちではラストまで着いていってしまった感じ。一緒に狂いそうだった、そういう怖さ。

    0
    2025年01月17日

    Posted by ブクログ

    家族に甘えたい頼りたいみたいな欲求?をカゾクヨナニーと称して行う主人公絵奈。彼女は家族の絆が薄いためそうして欲求を満たしていたが、友達や恋人との関わりを通して家族のあり方について考えるようになる。
    最後は只の生命体になったみたいだけどよく分からない

    大学で家族心理学の授業を受けたことがあります。教

    0
    2024年12月02日

    Posted by ブクログ

    カゾクヨナニーで家族欲を満たす主人公の恵奈。恵奈の心理描写は読んでいて自分の持っていた家族という関係に対する違和感を肯定されたような気持ちになった。家族のことをシステムと表現するのはやや冷たさがあるけれども、家族とはいえただの人間。家庭の大変さに流されないように、家族という人間関係を上手く築けるかど

    0
    2025年04月05日

    Posted by ブクログ

    よくもここまで人の心理の解像度を上げられるなあと思うばかり。友達のミズキ、アリス、浩平、等々の登場人物がうまく繋がっていくのが面白い。クライマックスがホラー、、

    0
    2025年10月03日

    Posted by ブクログ

    「コンビニ人間」に続き圧倒された。
    家族や恋とはなんなのか考えさせられるし、キラーフレーズの数々に圧倒されてしまう作品。
    一度読み始めたら止まらない素晴らしい小説だった。
    また村田沙耶香さんの作品を読もうと思う。

    0
    2025年09月15日

    Posted by ブクログ

    『家族ってなんだと思いますか?』

    なんとも抽象的な質問からはじまった今回のレビュー。改めてそんなことを言われてもなかなか答えるのは難しいと思います。考えようによっては哲学的とも言えるこの質問ですが、問われた側としては、まずは自らの『家族』のことを思い浮かべると思います。

    とは言え、『家族』の形に

    0
    2025年07月21日

タダイマトビラ の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

村田沙耶香 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す