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「だって、私たちって、家畜じゃない」(「変半身」)「僕たちの身体には奇跡が眠っているんだ」(「満潮」)――若者が贄となる孤島の秘祭「モドリ」の驚愕の真相から恐るべき世界の秘密が明かされる「変半身」、「潮を吹きたい」という夫に寄り添う妻がふたりで性の変容を探求する「満潮」、ニンゲンの宿命と可能性を追究して未知の世界を拓く村田ワールドの最新の到達点を見よ!
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Posted by ブクログ
「神聖なもの」の在り方・作られ方・扱われ方を描いている作品のように思う。
変半身では、神聖とされる村の秘祭で同級生を救うところから始まり、実はその秘祭は少し昔に「エロいから」という理由だけで作られた男性に都合がいいだけのものであったことから物語は始まる。
満潮では「潮を吹いてみたい」と急に言い始めた夫に嫌悪感を抱きつつも自分も自分の身体や性の神聖さを探る話であった。
どちらもおなじ「神聖さ」を扱っているが前者はすでにあるそれに対する違和感のようなもの、後者は個が秘めるそれへの尊敬と、他人が踏みにじることへの嫌悪のようなものに焦点が当たっており、「神聖さはどこからくるのだろう」「どうしたら神聖なものを神聖なものとして扱えるのだろう」と考える良いきっかけになったと思う。日本は特定の宗教がない国だからこそ、ブランド・土地・学歴...様々なものに信仰心を持つと思う。だからこそいろんな人に読んでみてほしいなとおもうし、感想や自分の神聖なものを比べて見たら面白いと思う。
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