Posted by ブクログ
2022年04月27日
「殺人出産」
女は生まれた時に避妊危惧を取り付けられる
避妊危惧を外されて人工受精をして
10人産んだら1人殺せる「産み人」
殺した人も殺された人も人口を増やす貢献したとみなされ敬われる
男は人工子宮をとりつけられて
性別関係なくこの制度を利用できる
ただし途中でやめることは許されない
育子の姉...続きを読むはこの制度を利用して「産み人」となる
いよいよ10人目の出産が迫る
「殺人出産」の他に
「トリプル」
「清潔な結婚」
「余命」の短編が入っている
描写 世界観がとにかく凄い
好き嫌いが分かれる1冊
好きではないけれど強く惹かれる作品
これを書いた村田紗耶香さんは天才だと思う
医療の進歩 機械化進み
生命の自然の流れも変わっていく
私達の選択肢が増えてもいく
何を選択して信じ進んでいくのか
生きやすい場合も生きにくい場合もある
この本はたくさんの事を考えるきっかけを作ってくれる