【感想・ネタバレ】殺人出産のレビュー

あらすじ

「産み人」となり、10人産めば、1人殺してもいい──。そんな「殺人出産制度」が認められた世界では、「産み人」は命を作る尊い存在として崇められていた。育子の職場でも、またひとり「産み人」となり、人々の賞賛を浴びていた。素晴らしい行為をたたえながらも、どこか複雑な思いを抱く育子。それは、彼女が抱える、人には言えないある秘密のせいなのかもしれない……。

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Posted by ブクログ

殺人出産:最初からクレイジーなので面白い。嬉しい。お話は、なんかじんわりとする。不思議だなぁ。。上手く言語化できないんだけど。。。「特定の正義に洗脳されることは狂気ですよ。」
トリプル:「大人の干渉を嫌がるわりには、自分たちだって同じことをしている」
清潔な結婚と、余命は私が考えてたことにかなり近いのでびっくりした。
ムラサヤさんの本おもしろい。おもしろいって言葉で合ってるのか分からないけど、楽しい。★5以上の本でした。

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2026年03月25日

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十人産んだら一人殺せるという法律になった世界。倫理観というものがいかに曖昧なのかを考えさせられる。他の短編も性と生の常識を打ち破る斬新な世界観が描かれる。

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2026年03月06日

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村田沙耶香作品3作目。ワールドに完全にハマり始めた。「まず既存の価値観を並べます。それを斬り刻みます。それらのピースを並べて直しま〜す」というセリフが頭に浮かぶ。とある言葉を反対の意味として捉え妄想してみるクセをつけると視野が広がりそう。軽快な思考実験を見せてもらえているようでとてもよい読書体験。

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2026年03月04日

ネタバレ 購入済み

短編集で、読みやすい一冊でした。

様々な法や価値観が存在する社会で生きる人々の物語は、どれもラストが予測できないものばかりで、楽しんで読むことができました。

#ダーク

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2021年06月01日

購入済み

常識引っくり返る

この人の本初めて読んだけど、スゴいとしか言いようがない。常識?ナニソレ?そんな発想おんなじ人間なのに思い付きもしませんよって感じです。
他の本も読みたいですね!このぶっ飛んだ世界観にドッブリ嵌まりたいです。

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2017年03月06日

Posted by ブクログ

衝撃的な作品で驚きました。
非現実的ですが、何かの変化で起こり得る事かもしれません。
頭の中が柔軟になりそうで他の作品も読んでみたい。

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2026年04月05日

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本当にありそうな世界であり、今後現実になってもおかしくない世界。読みながら自分の今いる立ち位置が混乱した

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2026年03月28日

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さらさらと流れる水銀のような文章。
毒だとわかっているのに、鈍く光るきらめきに惹かれ舐めてしまう。

こういう本読んだことないので
常識の壊れ方がすごい。
いや常識てナニ?
こういう世界線ある気がする。

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2026年03月27日

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ネタバレ

村田沙耶香の物語、好きかもしれない…

本作はオムニバスで、タイトルにある『殺人出産』をはじめ『トリプル』『清潔な結婚』『余命』が収録されてる。

好きだなあと思ったのは『余命』で、医療が発達して200年も生きられたりする世の中で、自分のタイミングで終活して死を選ぶことが出来る世界の話。
主人公は36歳でセルフ土葬を選択してて、自分で穏やかな死を選択できるっていいなあという気持ち。

パートナーを失って、もう一度探してる今、興味深く読んだのは『清潔な結婚』。
男女という性別を排斥して、性的関係を結ばず対等な役割を負担するパートナーとしての結婚、その先の無性的で機械的な受精。
医療を介しての性交のシーンが、まるで男性が出産するような描写だったのがシニカルかつ滑稽で薄ら笑いで読んでた。
(私も性教育を習いたての幼い頃は、子供を授かるための性交は、医者の前でする医療行為だと思っていた時期があったな…)

『トリプル』は3人で付き合う恋愛の形で、未来にあるかもしれない生々しい怖さがあった…
例えばだけど、私ももし若い子に「えーまだICチップ埋め込んでないの?スマホより圧倒的に便利なのに」とかって"その世代における常識"を語られたら狼狽しちゃいそう(激昂して排斥は流石にしないけど、ジェネギャ感じる未知は得体がしれないよな~という共感)
2人でする性交とは違う慈しみの形が独創的に描かれてて面白い。

タイトルの『殺人出産』は、あらすじの通りだけど、"産み人"に殺された"死に人"の葬式シーンで、育子とミサキが全身白に包まれて白い花を手向けに参列するシーンが好き。

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2026年03月28日

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ネタバレ

今現在当たり前とされている価値観がまるっきり変わってしまっている世界。
当たり前の「死」が無かったり、男女のパートナーシップは「カップル」ではなく「トリプル」になっていたり、殺人は出産と引き換えであったり。
一見するととんでもない設定ではあるが、そこに我々の当たり前に対しての疑問が生まれてくる。
たちが普段当たり前だと思っている価値観や思想は、本当に正しいのか?
あくまでも法律に則った正しさであり、本当の意味での正解など無いのではないかとハッとさせられた。

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2026年03月19日

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ネタバレ

10人産めば1人殺せる世界の殺人出産と、他3編含んだ短編集。どれも妙なリアルがあっておもしろかったのですが、特に殺人出産は短編であることに物足りなさを覚えるほど、興味深い仕組みでした。人々は子をなすための行為をやめ、人を殺すための産み人と殺される死に人で世界は成り立っている。死刑の代わりに生まれた産刑は一生産み続けるという刑。税金で殺すよりも人々の役にたつので無駄はないので、技術が進歩したら有なんじゃないかと思います。が、だいぶえげつないなぁ。村田さんの生み出す世界は、すごく好き。他の作品も読みたいです。

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2026年03月18日

Posted by ブクログ

インパクトあるタイトルですが、中身もかなり斬新です。倫理的なことを無視すれば少子化対策としてはかなり良いシステムだと思います。少なくとも9人ずつは増えていくわけですから。
もし自分が産み人だったら誰を殺すだろうと考える読者は多そうですが、自分が死に人と告げられたら誰に殺されるのだろうと考える人はあまりいないかもしれません。特にラストの実際殺していくシーンを見てしまったら余計に誰を殺そうかになると思います。
主人公たちの視点で進むのでそれは当然です。でも死に人がいないと成り立たないシステムなんです。チカちゃんのお母さんは一体どういう気持ちで参列者に頭を下げたんだろうと思うと、やはり倫理的には肯定できないシステムには違いないですね。
死に人を殺していくシーンは自身が女性なのによくこんな結末にもっていけたな…と思う一方で、その後の育子の決断はやはり女性作家でないと描けなかっただろうなとも思いました。
とても読み応えのある短編でした。

他の作品はどれもイマイチでしたが、何回か読み返すうちに「トリプル」はしっくりくるようになりました。圭太がマウスになるシーンは相変わらず気持ち悪いですが、真弓がマウスになるシーンは安心できてよかったねと思います。

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2026年03月01日

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ネタバレ

一冊読み終えてまず強く残ったのは、著者は世の中にあんまり期待してなさそう(?)という感覚だった。人間社会を内側から描いているというより、地球人について学んだ宇宙人が、地球人向けに書いたSFを読んでいるような視点。世界をかなり俯瞰で、少し距離を置いて眺めている感じがする。その距離感が、個人的にはとても心地よかった。

その感覚をいちばん象徴していると感じたのが、最後の短編『余命』。
『女子にぴったり!可愛い死に方100選』『男のインパクト死!印象に残る死に方でかっこよく逝く方法』というフレーズが強烈で、今まさに世界中で議論されているジェンダーの問題には一切触れず、「女は可愛いものが好き」「男はかっこつけたい生き物」といったステレオタイプな言葉遣いを、何の疑問もなくそのまま使っている。その無邪気さというか、無関心さが逆に不気味で面白い。
「自分で余命を決められるようになった」という設定だけを社会にポンと置いて、あとは完全ノータッチ。価値観も言葉も現実世界のまま。パッケージ化されたものをそのまま信じて使っている感じが、なんというかすごく宇宙人っぽいと思った。

「テレビで若者の流行り言葉として紹介された言葉を、おじさんおばさんが使い始める頃には若者はもう誰も使っていない」みたいなズレに近い気がする。カルチャーの中心にいないからこそ、外側から見よう見まねで取り入れている感じ。その微妙なズレの感覚が、意図したものだろうからこそ笑える。

「死に方にも流行がある」という設定も、皮肉が効いていて印象的だったので引用する。
「土に還る、というのは今人気の死に方だ。死んだあと、あの人はああ死んだらしいとか、普段は地味なのに派手で迷惑な死に方をする奴だったとか、いい歳してあの死に方はないだろうとか、人間性を噂されたりセンスを笑われたりするので、なるべく大人しく、それなりにお洒落に死にたい。
医療がここまで発達する前は、死は向こうから勝手にやってくるものだったという。楽でいいなあと思う。今はわざわざ、人目を気にしてセンスのいい死に方を探しながら自分を葬らなくてはいけないのだから。」

生きている間だけじゃなく、死に方にまでセンスや評価が付きまとう世界という設定は、笑えるのにどこかゾッとする。

『トリプル』もかなり好きだった。若者の間では当たり前になっている新しい性文化「トリプル」を実践する主人公・真弓と、それを頑なに穢らわしいものとして扱う母親との対比が、完全にブラックジョーク。
実の娘に向かって「ラブホテル」「乱交」「3P」って言葉を使いながら真剣に注意している母親の姿が、あまりにも滑稽で笑ってしまった。

表題作であり一番長い中編の『殺人出産』については、正直そこまで刺さらなかったかも……?というのが本音。でも『清潔な結婚』も好きだったし、他の短編も総じて面白かった。
人の身近にある「生と死」や「性」を扱いながら、常人では思いつかない方向に突き抜けていく感覚に、著者が親しい友人から「ぶっ飛んでる」と評されるという話にも頷けたし、読んでよかった一冊だった。

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2026年02月20日

Posted by ブクログ

『コンビニ人間』『地球星人』『消滅世界』と4作続けて読み、村田沙耶香という作家が作る「箱」の面白さに圧倒された。
また、村田沙耶香は合理性を突き詰めた先での世界を提示し一旦フラットにして、読者に「倫理観」を問うてきているのかなと感じた。
ここで言う「箱」とは、既存の常識を鮮やかにひっくり返した世界観のことだ。
例えば『消滅世界』なら「夫婦間のセックスが近親相姦になる世界」、『殺人出産』なら「10人産めば1人を殺せる権利が得られるシステム」。誰にでも共通して伝わる明快な「箱」を作り、その中で物語を動かす手腕が凄まじい。
キャラクターの背景や心情描写の解像度(あるある!という共感)に依存せず、設定そのものの強度で読ませる点に彼女の特異性を感じる。
特に表題作の『殺人出産』において、死者の葬儀が「真っ白な服を纏い、骨になった状態で行われる」という描写が印象的だった。骸骨にダリアを挿す光景はあまりに美しく、読み終えた後も脳内で何度も映像化されている。
併録されている短編も、生と死を徹底的に描き切っていて興味深い。個人的には、歪(いびつ)ながらもどこか純粋な『清潔な結婚』が非常に面白かった。

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2026年02月16日

Posted by ブクログ

何が普通かはその時代、世界によって違うんだなし、当たり前もいつ当たり前では無くなるかもしれないなーと。トリプルの性描写は私はダメだった。短編で本の中の世界に没入したいときにおすすめします

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2026年02月11日

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合理性がありつつ、倫理からは逸れている
読み進めると、さもそれが当たり前かのように感じそうになるけど、読後に「いやいや」と現実世界に帰ってくる感じがサウナのようなデトックス感がありたまらない

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2026年01月27日

Posted by ブクログ

収録されている作品は、連作ではありませんが、『生、死、恋人、夫婦、家庭』といった身近なものの常識に、真っ向から『No』を突きつける作者の胆力と、そんな青くさい主張をグイグイと読ませてしまう構成力が光る短編集です。

「殺人出産」
SF作家のような緻密な設定はありません。村田沙耶香センセイは、ぶっ飛んだ設定の中に力技で読者を引き摺り込んでいきます。
語られるのは『生と死(もしくは殺意)』。読みながらよくメモを取るのですが、この作品で取ったメモは
「なんだ,,殺せばいいんだ!」のみ。
没入感がヤバいです。

「トリプル」
恋人達の新しいカタチの提示。青春小説のような女子高生の日常と恋人達の目眩く過激なセックスが綴られています。
恋人達の新しいカタチは、多様性にも対応した自由で柔軟なものに見えて、実はすでに様式化している点が悲しいです。

「清潔な結婚」
性的なものから切り離された清潔な家庭とはどういったものでしょう。
「夫は家では一切の性行為を禁じることを希望し、それは私も同じだった。 『性とは僕にとって、一人で自分の部屋で耽る行為か、外で処理する行為なんです。 仕事でつかれて、ただいま、と帰ってくる家にセックスがある。そのことに生理的嫌悪感があるんです』」
セックスレスの肯定でしょうか。お互いにセックスありの愛人が家庭外にいる清潔な夫婦。快適そうですが、夫は次のステップ(家庭=子作り)には進めなさそうです。その融通の効かなさが村田沙耶香っぽいと思いました。

「余命」
ラストは『死』でした。短い作品ですが、この短編集をしっかり締めています。

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2026年03月08日

匿名

購入済み

この先の未来に実際あり得るかも?と思わせる話しもあって自分ならどうするだろう?と考えながら一気読みしてしまいました。殺人出産はほんと怖かったです。

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2023年09月03日

購入済み

サクサク読める

何とも言えない読了感。
淡々とか読み進められて面白かったです。

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2021年04月29日

購入済み

世界観に引き込まれた。今の世界で生きている自分から見たらこの世界は異常と思うけれど、時間が経つにつれて適応していくのだろうか...。こうなることは有り得ないと言いきれない、絶妙に筋が通った世界だと思う。何度も読み返しています。

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2020年09月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ずっと気持ち悪くて、でも引き込まれて読み進めちゃうような、不思議な感覚になる本だった。
読み終わった後も、変な夢を見たような後味がずっと残るような感覚になった。
リアリティがありすぎて、自分だったらどうだろうって思いながら読めるのがいい

①殺人出産
最初はミステリーと思って読み始めたんだけど、読み進めるほどどういうことって言う気持ちにどんどんなっていく話だった。
主人公のお姉さんが何のために子供を10人産んで、殺人をしたかったのか、最後主人公がなんで産み人になろうとしたのかも私にはわからなかった。結局今の時代でも殺人をしたい人は殺人をしたいし、そこに子供を10人産むって言う付加価値をストーリーの中でつける意味はあったのかなと言う疑問が残ってしまった。
でも、気持ち悪いけど、読み進めてしまう話だった。
②トリプル
トリプルの性行為とか、キスの描写がリアルで、キモ、、と思ってしまったけど、主人公が私たちが経験してる性行為を見て吐き気を催していて、今のLGBTQを受け入れられない人とか、こんな感じの感覚なのかなと思った
③清潔な結婚
流浪の月っぽい話。
結婚に愛は必要ないっていうのに振り切ってて、こういう考えもあるかあってなった
きもい出産システムもあって、これは必要な話か?とは思った笑
④余命
短い話だけど、不思議な話だった
いつかこうなるだろうなと思うけど、流石に死がラフになることはないと思う、だって人生が終わるんだし

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2026年04月05日

Posted by ブクログ

よくこんなことを思いつくなと思った。
あっさりしていて読みやすかった。
作者の主張が強いがこういう考え方もあるんだなと思えばとくに問題ない。

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2026年03月26日

Posted by ブクログ

今の当たり前がいつまで続くかわからないが、
こんな世界があっても間違いではないと思う。
価値観に縛られて生きられるくらいなら
死んだほうが幾分マシだと思う。
やりたいことを世の中に合わせて生きることは、
正しいと思う。
今の自分には理解できることは少なかったけど、
あり得ない世界を少しでも感じ取れたことは
とてもよかったと思う。
自分に殺意が芽生えたらまた読み直そうと思う。
そんな時は来ないほうが今の時代は
良いんだろうなと考えてしまった。
最後の余命では、死に方について書いてあったが、
絶対に自分の好きな人に声をかけられて死にたい。
すこしおしゃれな死に方をしてみたい。

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2026年03月25日

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あまり刺さらなかったな…たしかに100年後今は考えられないことが常識になっててもおかしくないなとは読み進める度に思った。

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2026年03月19日

Posted by ブクログ

殺人出産については現在の日本では考えられないような設定でおもしろかった。「殺人という光」という表現がとても刺さり、殺意によって救われている部分があることを言語化されてすっきりした気持ちになった。
この本が短編集であることを読み進めて知ったが、他のものではトリプルが面白かった。多様性を推し進めている今の世界でもあり得そうな話だなと感じた。
それ以外についてはあまり自分には刺さらなかった。
いずれの短編もグロテスクな部分や性的な部分に関する表現が素晴らしいのだろうと思うが、一方でイメージとして想像できてしまい嫌悪感を感じた。自分はこのような描写が苦手であることが分かってよい機会だった。

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2026年03月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

◯殺人出産
とんでもない世界観に衝撃的なラスト。
眉をひそめた、こわばった表情で読み終わった。
怖すぎる。あんなに柔らかい雰囲気の方からこんな話が出てくるなんて。
怖すぎる。

→印象に残った文章
あなたが信じない世界を信じたいなら、あなたが信じない世界を信じてる人間を許すしかないわ。

◯トリプル
トリプルのセックスが痛くて怖そうに思えた。

◯清潔な結婚
→印象に残った文章
そもそも、従来の、夫婦でセックスをして子供を作るという考えが、古いんです。

◯余命
→印象に残った文章
楽でいいなあ。今はわざわざ、人目を気にしてセンスのいい死に方を探しながら自分を葬らなくてはいけないのだから。

全体を通して、自分が当たり前と思ってることは本当か?当たり前を信じる必要あるのか?と思わされた。怖いけど読み進めたくなる不思議な文章、物語でした。

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2026年03月12日

Posted by ブクログ

なんともぶっ飛んだ設定…と思いきや、読んでいるうちにそうだよなぁ、死刑にするんじゃなくて…とかも思いつつ、いやいやそれ遺伝子的には大丈夫なのか!?とかも思いつつ、いやでも確かに…等々無いのに、有る←設定で考えてしまうリアルさがあった。

少子化少子化と謳われる中、この対策がもしあったらどうなるんだろうと思うけれど、やっぱり時が過ぎれば、慣れれば、何事も日常になってしまうような気もして怖さがある。

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2026年03月09日

Posted by ブクログ

すごーく変わったお話でびっくりしました。想像の斜め上いってて、ぶっ飛びました。文章がとても綺麗で読みやすいので、スラスラと読めましたが、私にとっては気持ち悪い表現や内容が多くて、読み切るのが辛かった

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2026年03月08日

Posted by ブクログ

内容は理解出来るけど、頭が理解するのを拒否しているのか、頭の中に内容が入って来るのが難しかった。
100年経てば時代も様変わりして、この小説の世界が「当たり前」になっていてもおかしくないなとも思うが、その世界にいたらまっさきに死んでしまいそうだなと思った。

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2026年03月07日

Posted by ブクログ

3年くらい前は村田沙耶香作品が大好きで読み漁っていたのに、今読んでみたらそこまで響かなかった。
私も変わってしまったのかな。

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2026年03月06日

Posted by ブクログ

なんかどこか違う国の民族とかで昔はあったんだよこういう文化、って言われても、ありそうってなると思う。

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2026年03月03日

Posted by ブクログ

「10人産んだら、1人殺せる」
人口を維持するために、命を生み出す貢献をすれば殺人が合法化される。読み始めは、村田沙耶香さんらしい「倫理観の狂ったディストピア(であユートピア)」だと思っていた。けれど、物語の後半に差し掛かる頃、この制度をどこかで肯定し始めている自分に気づいた。

この物語が突きつけてくるのは、「正義や倫理観は、時の流れの中で移り変わる蜃気楼のようなものだ」というメッセージだ。読んでいく上で、ギョッとするような殺人出産の制度肯定していくように。

昨日まで「悪」だったことが、100年後には「当たり前の正解」になっている。歴史はそんなことを何度も繰り返してきた。一見ぶっ飛んだ設定のように思えて、読み終える頃には「あり得るかもしれない」と納得させられてしまう。その思考実験の深度があまりに鋭い。

そして、その根底にあるのは、生物としての最も純粋で本質的な本能「次の世代へ命のバトンをつなぐこと」。

人間という生き物の「本能」と「システム」が、最もグロテスクに、かつ美しく噛み合ってしまった世界。たまたまこの物語の世界はこの極端システムに行き着いただけで、僕らの住むこの世界も近しい未来を辿るかもしれないと感じた。

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2026年03月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

性をテーマにした短編集。
10人産んだ暁に1人誰かを殺めることができる、ってそう遠くない未来にありそうな考え方だなと思った。村田さんの表現ってリアリティがすごくて迫ってくるような印象だから、いつもの村田ワールドきたって思いながら読んでました。

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2026年02月20日

Posted by ブクログ

命を生み出すことは、命をつなぐことであり、命を渡すことでもある。
男がそれをできないのは、それほどの覚悟をできないから。その分、必死に守り、育み、献身しなきゃいけないんだろうなと思った。
着眼点としては面白いけど、なかなか受け入れ難い

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2026年02月11日

Posted by ブクログ

⭐︎3.5
村田沙耶香さんワールド全開で、期待通りの強烈さ。
登場人物たちの考え方や行動を怖い、気持ち悪いと感じてしまう私の常識が、彼らからしたら気持ち悪いんだよな…。ずっと居心地の悪さを感じながら読んだので少ないページ数の割にどっと疲れた。(いい意味で)
自分の当たり前が根幹から揺るがされる。

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2026年01月09日

購入済み

なんてことだ

書き上げている世界や思想は読み物として完成度が高いのですが、生々しい痛みが苦手な人にお勧めできない本です。

私にはこれに耐える精神は持ち合わせていない。書物を読んで吐き気がするという体験は初めてです。

しかしながら、村田さんの書く力が読ませてしまうんですね。読んでいて、嫌な予感(私には合ってない)がしていたのに、読み始めると引き返せなくなり、ページを閉じることができず、結局最後まで読むことになりました。

私はティムバートンが好きですが、彼の作品の中にも具合が悪くなるのでもう二度と観れない映画があります。この本も、そんな気分になる小説でした。


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2019年12月31日

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