【感想・ネタバレ】殺人出産のレビュー

あらすじ

「産み人」となり、10人産めば、1人殺してもいい──。そんな「殺人出産制度」が認められた世界では、「産み人」は命を作る尊い存在として崇められていた。育子の職場でも、またひとり「産み人」となり、人々の賞賛を浴びていた。素晴らしい行為をたたえながらも、どこか複雑な思いを抱く育子。それは、彼女が抱える、人には言えないある秘密のせいなのかもしれない……。

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ネタバレ

おもしろかったー。
グロさもありながら、色んな生き方、死に方の世界があって実際こういう世界だったらどうしてたかなぁと考えたりした。
清潔な結婚の、旦那さんが看護師さんに処置されてるシーンが笑ってしまった。
旦那さんが出産した感じになってるのが印象的だった。

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2026年04月11日

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ネタバレ

ディストピア、風刺的なニュアンスを感じる作品。

細かな設定が面白い。さすが村田沙耶香さん。
死に人の葬式は白を着て、参列者は遺族にありがとうございますと言うとか細かい設定が面白かった。

そもそも何の情報もなく読んでいたから、短編集なの知らなくてえ、終わるの!?ってなった。

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2026年04月13日

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殺人出産:最初からクレイジーなので面白い。嬉しい。お話は、なんかじんわりとする。不思議だなぁ。。上手く言語化できないんだけど。。。「特定の正義に洗脳されることは狂気ですよ。」
トリプル:「大人の干渉を嫌がるわりには、自分たちだって同じことをしている」
清潔な結婚と、余命は私が考えてたことにかなり近いのでびっくりした。
ムラサヤさんの本おもしろい。おもしろいって言葉で合ってるのか分からないけど、楽しい。★5以上の本でした。

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2026年03月25日

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十人産んだら一人殺せるという法律になった世界。倫理観というものがいかに曖昧なのかを考えさせられる。他の短編も性と生の常識を打ち破る斬新な世界観が描かれる。

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2026年03月06日

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村田沙耶香作品3作目。ワールドに完全にハマり始めた。「まず既存の価値観を並べます。それを斬り刻みます。それらのピースを並べて直しま〜す」というセリフが頭に浮かぶ。とある言葉を反対の意味として捉え妄想してみるクセをつけると視野が広がりそう。軽快な思考実験を見せてもらえているようでとてもよい読書体験。

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2026年03月04日

ネタバレ 購入済み

短編集で、読みやすい一冊でした。

様々な法や価値観が存在する社会で生きる人々の物語は、どれもラストが予測できないものばかりで、楽しんで読むことができました。

#ダーク

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2021年06月01日

購入済み

常識引っくり返る

この人の本初めて読んだけど、スゴいとしか言いようがない。常識?ナニソレ?そんな発想おんなじ人間なのに思い付きもしませんよって感じです。
他の本も読みたいですね!このぶっ飛んだ世界観にドッブリ嵌まりたいです。

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2017年03月06日

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イカれてます。
よくこんな倫理観の世界を生み出せたなと思います。
生と死、善と悪、生命の神秘を足蹴にするような作品だと思います。
だからこそ光る倫理を問う提起というのでしょうか。

コンビニ人間が好きで読みましたがとにかく尖りすぎていて、万人におすすめできるものでは到底ありません。だからこそ生々しく突き刺さる倫理の剣が、たしかに深く突き刺さります。

命とは。殺人とは。
そこを礎としたエゴのもと生まれた子供とは。

あまり考えたくはない部分を淡々と書くのは凄まじいものを感じます。

再度中傷のようになりますが、リスペクトをこめて言います。イカれてます。

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2026年04月26日

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一言で言うと気味が悪い。だけどそれは今自分が生活している世界の価値観や当たり前の概念と比較してのことであって、何かのきっかけでこのような世界になっていた可能性もあったわけで、当たり前と思っているに対して疑問を持たせてくれる村田作品。タイトルに挫けず色んな人に読んでほしい。

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2026年04月25日

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コンビニ人間からファンになり、こちらを読んだ。やはりこの作家の発想は、いろんな常識を華麗に凌駕してくる。
特に妊娠経験した女性には、この話しの重みが響くと思う。

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2026年04月18日

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ネタバレ

今回も合理的なシステムを用いて、読み手側に是非を問わせないストーリーを巧みに表現されていました。10人子供を産んだら1人殺せるシステム。文章にしても口に出しても端的な構造。その世界に前々から人道なんか存在しなかったように。今作は終始シンプルでした。このシンプルさが余計に登場人物と世界観の狂気ぶりをより際立たせていました。世界99に比べて緩和しましたが、今回もやはり生きた心地がしませんでした。これこそ村田紗耶香さんの力技。タブーやご法度を詰め合わせた鍋をこちらに「はい、どうぞ」と渡してくるのが、自分はいつの間にか中毒になっています。

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2026年04月13日

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ネタバレ

今の「正常」な価値観は長い目で見るとグラデーションの一部に過ぎないんだなと思った。
ディストピアな設定や描写がリアルで気分悪くなったけど、根本的な思想には共感できるところもあって、この世界が現実になったら自分もこの世界の人たちと同じように受け入れているのかもしれない。。と怖くなった。それと同時に現実のことも少し気持ち悪く感じてしまった。
村田沙耶香さんの作品もっと読んでみたい。

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2026年04月12日

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ネタバレ

<備忘録・ネタバレあり>
現実の倫理観で考えるとあきらかに不気味で残酷な、架空の世界の話。けれどベースには現実の世界線に通じるものがあり、合理性も成立していて「もしかするとこんな未来もありえる?」と思うほど現実味がある。4つの短編すべて、まったくの異世界と思えない恐ろしさを感じた。

・殺人出産
妊技術が進んだことでセックスは快楽を得るだけの行為となり、子供は人工授精して産むのが主流の世界。偶発的な妊娠がなくなり人口がみるみる減少する中ではじまったのが、殺人出産システム。産み人となり10人産めば1人殺してもよい。男性でも人工子宮を埋め込んで妊娠出産できる。産み人の産んだ子供はセンターに預けられ、センターから子供を引き取り育てる人も多い。そのため産み人は崇められる存在である。殺される側は事前に通知を受け、1カ月後のその日を待つ。

殺人行為が正当化されているわけではない。この手続きをせず殺人を犯すと「産刑」に処され、一生牢獄の中で命を生み続ける。死刑など非合理的なことはせず、命を奪うものが命を造る役目を担う。
いずれにしても「誰かの殺意が新しい命を繋いでいく」というのがパラダイムなのである。

職場の上司や同僚が産み人となったり、同僚が殺される側になったり、姉が産み人のノルマを達成し殺人執行日を迎えたり、非現実なあらゆる描写に現実味が織り混ざり、引き込まれる。

自然な出産がなくなった世界では、「命」の尊さを感じるきっかけが「殺人」へ切り替わった。この世界が循環するための正当性、合理性は思わず納得してしまうほどものすごく手が込んでいて、そのリアルさが恐怖に拍車をかける。

・トリプル
10代の間ではカップル(二人)ではなくトリプル(三人)が交際の主流となっている。ただし親世代ははしたないと感じる人も多く、まだまだ転換期の世界線。トリプルの婚姻を認めろというデモも多発している。
どうして交際や婚姻は二人と決まってるのか?誰が決めたのか?三人で結婚すれば家事は楽だし育児があっても二人が働けば良いではないか。…今の自分の道徳感、倫理観からするとありえないのだが、それを取っ払うとわからなくなってくる。
トリプルの性交渉の描写は奇妙で気持ち悪く感じたが、それもまた通念による先入観なだけかもしれない。

・清潔な結婚
恋愛や性感情を抜きにしたパートナー、として結婚した夫婦の話。主人公の女性が言う「性欲は自分でオンオフしたいし、家ではオフにしていたい」という言葉には、自分にも少し同意する感情がある。
「クリーン・ブリード」の描写はあまりにも滑稽であほらしかった。最後公園で夫が吐き気をもよおしたあの描写の意味が理解できなかった。夫側が妊娠したということ?それとも公園の母娘と何か因果があったのか?
全然関係ないが「ごぼり」という擬音がぴったりで感動した。

・余命
この世から死がなくなって100年ほどたった世界。
医療が発達し老衰も事故死も他殺もすぐに蘇生できる。
だから自分が「そろそろかな」と思ったときに死亡許可証を取り、薬を買い、好きなように死ぬようになった。本屋には死に方に関する本が並んでおり「女子にぴったり!可愛い死に方100選」などのタイトルには笑ってしまった。こんなに発展した時代にまだ本で情報を得ているのも面白い。
土に還るのが人気の死に方だとか、死に方のセンスを問われるからそれなりにお洒落に死にたいだとか、「死」のことを話してるとは到底思えないワードの組み合わせが奇妙だった。
そして主人公は「かつて死は向こうから勝手にやってくるものだったという。楽でいいなぁと思う」「来世では自然な死が復活しているといいな」と思いながら死を迎える。
いつかこんな時代が来そう…いや、ないか。と、なんだかこの世界を身近に感じるこわさがあった。

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2026年04月07日

Posted by ブクログ

衝撃的な作品で驚きました。
非現実的ですが、何かの変化で起こり得る事かもしれません。
頭の中が柔軟になりそうで他の作品も読んでみたい。

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2026年04月05日

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本当にありそうな世界であり、今後現実になってもおかしくない世界。読みながら自分の今いる立ち位置が混乱した

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2026年03月28日

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さらさらと流れる水銀のような文章。
毒だとわかっているのに、鈍く光るきらめきに惹かれ舐めてしまう。

こういう本読んだことないので
常識の壊れ方がすごい。
いや常識てナニ?
こういう世界線ある気がする。

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2026年03月27日

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ネタバレ

村田沙耶香の物語、好きかもしれない…

本作はオムニバスで、タイトルにある『殺人出産』をはじめ『トリプル』『清潔な結婚』『余命』が収録されてる。

好きだなあと思ったのは『余命』で、医療が発達して200年も生きられたりする世の中で、自分のタイミングで終活して死を選ぶことが出来る世界の話。
主人公は36歳でセルフ土葬を選択してて、自分で穏やかな死を選択できるっていいなあという気持ち。

パートナーを失って、もう一度探してる今、興味深く読んだのは『清潔な結婚』。
男女という性別を排斥して、性的関係を結ばず対等な役割を負担するパートナーとしての結婚、その先の無性的で機械的な受精。
医療を介しての性交のシーンが、まるで男性が出産するような描写だったのがシニカルかつ滑稽で薄ら笑いで読んでた。
(私も性教育を習いたての幼い頃は、子供を授かるための性交は、医者の前でする医療行為だと思っていた時期があったな…)

『トリプル』は3人で付き合う恋愛の形で、未来にあるかもしれない生々しい怖さがあった…
例えばだけど、私ももし若い子に「えーまだICチップ埋め込んでないの?スマホより圧倒的に便利なのに」とかって"その世代における常識"を語られたら狼狽しちゃいそう(激昂して排斥は流石にしないけど、ジェネギャ感じる未知は得体がしれないよな~という共感)
2人でする性交とは違う慈しみの形が独創的に描かれてて面白い。

タイトルの『殺人出産』は、あらすじの通りだけど、"産み人"に殺された"死に人"の葬式シーンで、育子とミサキが全身白に包まれて白い花を手向けに参列するシーンが好き。

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2026年03月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今現在当たり前とされている価値観がまるっきり変わってしまっている世界。
当たり前の「死」が無かったり、男女のパートナーシップは「カップル」ではなく「トリプル」になっていたり、殺人は出産と引き換えであったり。
一見するととんでもない設定ではあるが、そこに我々の当たり前に対しての疑問が生まれてくる。
たちが普段当たり前だと思っている価値観や思想は、本当に正しいのか?
あくまでも法律に則った正しさであり、本当の意味での正解など無いのではないかとハッとさせられた。

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2026年03月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

10人産めば1人殺せる世界の殺人出産と、他3編含んだ短編集。どれも妙なリアルがあっておもしろかったのですが、特に殺人出産は短編であることに物足りなさを覚えるほど、興味深い仕組みでした。人々は子をなすための行為をやめ、人を殺すための産み人と殺される死に人で世界は成り立っている。死刑の代わりに生まれた産刑は一生産み続けるという刑。税金で殺すよりも人々の役にたつので無駄はないので、技術が進歩したら有なんじゃないかと思います。が、だいぶえげつないなぁ。村田さんの生み出す世界は、すごく好き。他の作品も読みたいです。

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2026年03月18日

Posted by ブクログ

収録されている作品は、連作ではありませんが、『生、死、恋人、夫婦、家庭』といった身近なものの常識に、真っ向から『No』を突きつける作者の胆力と、そんな青くさい主張をグイグイと読ませてしまう構成力が光る短編集です。

「殺人出産」
SF作家のような緻密な設定はありません。村田沙耶香センセイは、ぶっ飛んだ設定の中に力技で読者を引き摺り込んでいきます。
語られるのは『生と死(もしくは殺意)』。読みながらよくメモを取るのですが、この作品で取ったメモは
「なんだ,,殺せばいいんだ!」のみ。
没入感がヤバいです。

「トリプル」
恋人達の新しいカタチの提示。青春小説のような女子高生の日常と恋人達の目眩く過激なセックスが綴られています。
恋人達の新しいカタチは、多様性にも対応した自由で柔軟なものに見えて、実はすでに様式化している点が悲しいです。

「清潔な結婚」
性的なものから切り離された清潔な家庭とはどういったものでしょう。
「夫は家では一切の性行為を禁じることを希望し、それは私も同じだった。 『性とは僕にとって、一人で自分の部屋で耽る行為か、外で処理する行為なんです。 仕事でつかれて、ただいま、と帰ってくる家にセックスがある。そのことに生理的嫌悪感があるんです』」
セックスレスの肯定でしょうか。お互いにセックスありの愛人が家庭外にいる清潔な夫婦。快適そうですが、夫は次のステップ(家庭=子作り)には進めなさそうです。その融通の効かなさが村田沙耶香っぽいと思いました。

「余命」
ラストは『死』でした。短い作品ですが、この短編集をしっかり締めています。

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2026年03月08日

匿名

購入済み

この先の未来に実際あり得るかも?と思わせる話しもあって自分ならどうするだろう?と考えながら一気読みしてしまいました。殺人出産はほんと怖かったです。

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2023年09月03日

購入済み

サクサク読める

何とも言えない読了感。
淡々とか読み進められて面白かったです。

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2021年04月29日

購入済み

世界観に引き込まれた。今の世界で生きている自分から見たらこの世界は異常と思うけれど、時間が経つにつれて適応していくのだろうか...。こうなることは有り得ないと言いきれない、絶妙に筋が通った世界だと思う。何度も読み返しています。

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2020年09月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

つくづく私たちは法律や常識といったルールに従って生きているのだな、と改めて思わされました。正しさや間違いなど、考え方一つで180度変わってしまう。やっぱり村田沙耶香さんは面白い発想をする人だな〜と楽しませていただきました。殺意を肯定してもらえる世界、それは今より生きやすくもあり生きづらくもある。そんなアンビバレンスな気持ちが体感できて、とても面白かったです。

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2026年04月19日

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ネタバレ

初の村田沙耶香作品。3日で読破。

なんで?となる部分が多いながらも狂気が伝わり、そしてその狂気に自分も馴染んでしまう感覚を持ち得る小説だった。

早紀子が何故過去の価値観を持ち続けるのか、他に団体員はいるのか謎は多いままだった。
初めに学校について一種の洗脳教育的な感覚を持ち得た育子であったが、最終的にこの世界の美しさに魅了される。人類の為の虫食を発明したいと言った姪は祈りを発信する人になりたいと様変わりする。
きっと死刑制度が通用していた世界から産み人が受け入れられるまでもじんわりと価値観が広がっていったのだろう。当たり前の考えなんてものは存在しなくてその時代に合った考えが馴染んでいる。それは絵の具が混ざるように少しずつ色を変える。
私は最後までどちらの世界が正しいか理由と共に述べることができなかった。一種の村田沙耶香さんからのメッセージであり問いであるように感じた。
果たしてこの世界に普遍的で抽象化できる正しさとは存在するのか、疑問を持ってしまいそうだ。

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2026年04月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ずっと気持ち悪くて、でも引き込まれて読み進めちゃうような、不思議な感覚になる本だった。
読み終わった後も、変な夢を見たような後味がずっと残るような感覚になった。
リアリティがありすぎて、自分だったらどうだろうって思いながら読めるのがいい

①殺人出産
最初はミステリーと思って読み始めたんだけど、読み進めるほどどういうことって言う気持ちにどんどんなっていく話だった。
主人公のお姉さんが何のために子供を10人産んで、殺人をしたかったのか、最後主人公がなんで産み人になろうとしたのかも私にはわからなかった。結局今の時代でも殺人をしたい人は殺人をしたいし、そこに子供を10人産むって言う付加価値をストーリーの中でつける意味はあったのかなと言う疑問が残ってしまった。
でも、気持ち悪いけど、読み進めてしまう話だった。
②トリプル
トリプルの性行為とか、キスの描写がリアルで、キモ、、と思ってしまったけど、主人公が私たちが経験してる性行為を見て吐き気を催していて、今のLGBTQを受け入れられない人とか、こんな感じの感覚なのかなと思った
③清潔な結婚
流浪の月っぽい話。
結婚に愛は必要ないっていうのに振り切ってて、こういう考えもあるかあってなった
きもい出産システムもあって、これは必要な話か?とは思った笑
④余命
短い話だけど、不思議な話だった
いつかこうなるだろうなと思うけど、流石に死がラフになることはないと思う、だって人生が終わるんだし

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2026年04月05日

Posted by ブクログ

よくこんなことを思いつくなと思った。
あっさりしていて読みやすかった。
作者の主張が強いがこういう考え方もあるんだなと思えばとくに問題ない。

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2026年03月26日

Posted by ブクログ

今の当たり前がいつまで続くかわからないが、
こんな世界があっても間違いではないと思う。
価値観に縛られて生きられるくらいなら
死んだほうが幾分マシだと思う。
やりたいことを世の中に合わせて生きることは、
正しいと思う。
今の自分には理解できることは少なかったけど、
あり得ない世界を少しでも感じ取れたことは
とてもよかったと思う。
自分に殺意が芽生えたらまた読み直そうと思う。
そんな時は来ないほうが今の時代は
良いんだろうなと考えてしまった。
最後の余命では、死に方について書いてあったが、
絶対に自分の好きな人に声をかけられて死にたい。
すこしおしゃれな死に方をしてみたい。

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2026年03月25日

Posted by ブクログ

あまり刺さらなかったな…たしかに100年後今は考えられないことが常識になっててもおかしくないなとは読み進める度に思った。

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2026年03月19日

Posted by ブクログ

殺人出産については現在の日本では考えられないような設定でおもしろかった。「殺人という光」という表現がとても刺さり、殺意によって救われている部分があることを言語化されてすっきりした気持ちになった。
この本が短編集であることを読み進めて知ったが、他のものではトリプルが面白かった。多様性を推し進めている今の世界でもあり得そうな話だなと感じた。
それ以外についてはあまり自分には刺さらなかった。
いずれの短編もグロテスクな部分や性的な部分に関する表現が素晴らしいのだろうと思うが、一方でイメージとして想像できてしまい嫌悪感を感じた。自分はこのような描写が苦手であることが分かってよい機会だった。

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2026年03月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

◯殺人出産
とんでもない世界観に衝撃的なラスト。
眉をひそめた、こわばった表情で読み終わった。
怖すぎる。あんなに柔らかい雰囲気の方からこんな話が出てくるなんて。
怖すぎる。

→印象に残った文章
あなたが信じない世界を信じたいなら、あなたが信じない世界を信じてる人間を許すしかないわ。

◯トリプル
トリプルのセックスが痛くて怖そうに思えた。

◯清潔な結婚
→印象に残った文章
そもそも、従来の、夫婦でセックスをして子供を作るという考えが、古いんです。

◯余命
→印象に残った文章
楽でいいなあ。今はわざわざ、人目を気にしてセンスのいい死に方を探しながら自分を葬らなくてはいけないのだから。

全体を通して、自分が当たり前と思ってることは本当か?当たり前を信じる必要あるのか?と思わされた。怖いけど読み進めたくなる不思議な文章、物語でした。

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2026年03月12日

Posted by ブクログ

なんともぶっ飛んだ設定…と思いきや、読んでいるうちにそうだよなぁ、死刑にするんじゃなくて…とかも思いつつ、いやいやそれ遺伝子的には大丈夫なのか!?とかも思いつつ、いやでも確かに…等々無いのに、有る←設定で考えてしまうリアルさがあった。

少子化少子化と謳われる中、この対策がもしあったらどうなるんだろうと思うけれど、やっぱり時が過ぎれば、慣れれば、何事も日常になってしまうような気もして怖さがある。

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2026年03月09日

Posted by ブクログ

すごーく変わったお話でびっくりしました。想像の斜め上いってて、ぶっ飛びました。文章がとても綺麗で読みやすいので、スラスラと読めましたが、私にとっては気持ち悪い表現や内容が多くて、読み切るのが辛かった

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2026年03月08日

Posted by ブクログ

内容は理解出来るけど、頭が理解するのを拒否しているのか、頭の中に内容が入って来るのが難しかった。
100年経てば時代も様変わりして、この小説の世界が「当たり前」になっていてもおかしくないなとも思うが、その世界にいたらまっさきに死んでしまいそうだなと思った。

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2026年03月07日

Posted by ブクログ

3年くらい前は村田沙耶香作品が大好きで読み漁っていたのに、今読んでみたらそこまで響かなかった。
私も変わってしまったのかな。

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2026年03月06日

購入済み

なんてことだ

書き上げている世界や思想は読み物として完成度が高いのですが、生々しい痛みが苦手な人にお勧めできない本です。

私にはこれに耐える精神は持ち合わせていない。書物を読んで吐き気がするという体験は初めてです。

しかしながら、村田さんの書く力が読ませてしまうんですね。読んでいて、嫌な予感(私には合ってない)がしていたのに、読み始めると引き返せなくなり、ページを閉じることができず、結局最後まで読むことになりました。

私はティムバートンが好きですが、彼の作品の中にも具合が悪くなるのでもう二度と観れない映画があります。この本も、そんな気分になる小説でした。


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2019年12月31日

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