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私は内気な女子です――無言でそう訴えながら新しい教室へ入っていく。早く同じような風貌の「大人しい」友だちを見つけなくては。小学五年の律(りつ)は目立たないことで居場所を守ってきた。しかしクラス替えで一緒になったのは友人もいず協調性もない「浮いた」存在の塚本瀬里奈。彼女が臆病な律を変えていく。(講談社文庫)

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    友達から、好きだと思うとおすすめされて借りた本。正直自分から手に取ったものではなかったし、村田沙耶香の他の作品を読んで想像していたものは、生や性に関するパラレルワールドみたいな世界だったので気は進みませんでした。借り物だし、早く読んで返さなきゃという気持ちと、タイミング(私は積読が多すぎてどれも読み

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    小学生女子の閉鎖的な空気感。
    過剰に空気を読めてしまう主人公。
    過剰にクラスから浮いてしまう子。

    人格とは、生き方とは。

    主人公に共感しながら読み進めた。
    私も「彼女」のように生きたい。

    ガールミーツガールの名作。

    0
    2025年09月09日

    Posted by ブクログ

    掃除用具入れの「扉」を開けて安心できる閉ざされた異空間に逃げ込むように入っていった小学五年生の瀬里奈、その「扉」をくるみ割り人形を無理矢理読んで聞かせることで中から引き摺り出した律。
    無理矢理こじ開けられた事でマリーになることが出来た瀬里奈は救われた気持ちだったのかはわからない。
    律はその時の光景を

    0
    2025年08月25日

    Posted by ブクログ

    ものすごく良かったし、一気読み。
    何か自分のモヤモヤした感情、子供のころ私もそう感じていたのかな、おばさんになった今もそんな感情になるような。
    それを初めてゆっくり言語化されているのを聞くような。
    誰しもが一度は感じる感情なのかも。
    2人は特別な感情で結ばれている感じ。縁なのか。また何年後、読み返し

    0
    2025年03月30日

    Posted by ブクログ

    わたしは律でもあり、瀬里奈でもあると思った。
    周りに馴染むように演じる気持ちも分かるし、好きなことであれば周りにどう思われてもいいとも思う。他人に対して、個性がなくてつまらないと思うこともある。協調性と個性とが問われるグラデーションのなかで、きっとみんな生きている。世界の解像度があがった。マウス。な

    0
    2025年03月16日

    Posted by ブクログ

    今まで読んだ村田作品の中で最も読後感のいいストーリーだった。
    真面目な主人公がウェイトレスという形を通して世界とコミュニケーションが取れるのはすごく分かるし、コミュニケーションが取れないけど魅力的という感覚の人間に人が集まってそこを悔しく思うのもわかる。

    0
    2024年12月17日

    Posted by ブクログ

    言葉ひとつとっても良し悪しは表裏一体である。
    『真面目』は必ずしも良い評価であるとは限らず、皮肉なのかもしれない。「真面目過ぎる」のニュアンスを含んでいるかもしれない。使い方、使われる場によっては「真面目過ぎるのも大概にして欲しい」という示唆なのかも……受け取り手の受容の問題だったり、本当は伝え手も

    0
    2024年11月05日

    マイノリティな人の生きづらさ

    私はこの本の登場人物とそっくりで、冒頭から自分に落とし込んで読んでいました。
     学校で目立たない律は社会に出てもその生きづらさを感じていた。そのとき、やっぱり一緒にいて瀬里菜は唯一の居場所だったんだと思いました。最初、瀬里菜を拒絶していた律は、自分自身の嫌いな部分だったんだろーなって。でも瀬里菜に

    #ほのぼの #癒やされる

    0
    2021年05月16日

    Posted by ブクログ

    村田沙耶香さんの作品にしてはすっごい普通の作品でした。普通とは言えど、瀬理奈の空想世界の話や物語の主人公になりきってしまう所とか若干現実離れしてる感じが村田沙耶香さんらしいなと思いました。
    小学生の時自分も律みたいで内気で周りの人の目を気にするタイプだったなと過去と重ねて読みました。

    0
    2025年12月06日

    Posted by ブクログ

    村田沙耶香にしてはすっごい前向きで、すっごい元気もらった1冊だった。いつも陰キャの描写が上手くて、苦しくなるような本ばかりだけど、この本はそんな女の子を心から応援できた。終わりも超良かった

    0
    2025年06月28日

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