授乳
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授乳

小説・文芸
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受験を控えた私の元にやってきた家庭教師の「先生」。授業は週に2回。火曜に数学、金曜に英語。私を苛立たせる母と思春期の女の子を逆上させる要素を少しだけ持つ父。その家の中で私と先生は何かを共有し、この部屋だけの特別な空気を閉じ込めたはずだった。「――ねえ、ゲームしようよ」。表題作他2編。(講談社文庫)

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    授乳
  • タイトルID
    :
    256105
  • ページ数
    :
    240ページ
  • 電子版発売日
    :
    2014年04月11日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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授乳 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「授乳」

    表題作。再読。受験を控えた「私」の元に訪れた家庭教師の「先生」を誘惑する「私」。始終「私」の自業自得だと初読時には思ったが、「先生」は大人なのだから理性を働かしてほしかった。でも、そうすると物語が進みませんし、難しいですね。受験期にこの両親は私でも確かに神経が逆立ちしそう。


    「コイビト」

    『清潔な結婚』で読み、そちらで感想を書いたのでこちらでは割愛。「愛」の多様性。


    「御伽の部屋」

    熱中症と貧血で倒れた「あたし」を介抱してくれた男性・関口要二との物語。正男お姉ちゃんがのキャラが好き。

    0
    2026年10月05日

    Posted by ブクログ

    村田沙耶香のデビュー作「授乳」

    村田沙耶香は、マイノリティから見た「普通」の世界、そしてその「普通」を謳う世界の異様さを描くのが得意な作家だと思っていたが、やはりデビュー作ということもあり、そうした作風と微妙に異なっていた。

    「授乳」で驚いたのは、主人公の微妙にサディスティック的な性格だった。村田沙耶香といえば、主人公に攻撃性などなく、むしろ外の世界に対して無関心的であったり、無感情、どこか感情の鈍麻したところがある主人公ばかりだ。その中で、サドに快感を抱いてそうな少女が主人公として描かれるのは驚いた。

    他の作品でも、「マイノリティ」が描かれているのはあまり変わりないものの、「マイノリティ」のおびる、生きながら滲み出てくる狂気が目立った。「普通」の異常性より、「普通」の世界に馴染めず、苦しみ、浮き出てくる腫れものを描いているようだった。

    どの短編も面白く、やっぱり村田沙耶香は天才だなと思った。他の作品も全部読みたい。

    0
    2026年04月16日

    Posted by ブクログ

    面白い。これを読めるのが読書の醍醐味だと言ってもいい。自分だけでは触れることのない価値観、世界観をSFではなく、想像の範疇として捉えることができる。
    皆、自分の独自性と異常性を抱えながら、世間の枠の中に納めながら生きているのだと思う。
    各人の異常行動よりも、それを社会に染み込ませる作業に本当の怖さを感じた。

    "あたしは思う。たとえば自慰の才能があって、自分の性欲を完全に満たすことが出来る人がわざわざセックスなどしなくてもいいように、あたしのように愛を自己生産できる人間は、わざわざ他人との人間関係なんていらないんじゃないか。あたしはホシオをポケットにいれてさえいれば、誰もいない海の上に一人で浮かんでいたって、少しも寂しくなく生きていける。それどころか誰にも邪魔されずに思う存分満たされ続けることができるだろう。"

    0
    2026年03月19日

    購入済み

    授乳ーー真似てはみるが

    この小説では、大人も模範になれない。
    子の行う、母親の真似は、慈愛とは程遠い。
    唾液、蛾の体液。血液。(ああ、そして母乳なのか?)
    『謎の彼女X』という漫画では、恋人の唾液が絆の状態を
    知らせる印として働き、愛は死を乗り越える手段と言えた。
    一方、この小説のような、仮借なく描かれた破滅を
    目にすると、生き方を問われていると感じる。
    周作先生の『深い河』では、女性に対しては「授乳」
    どまりの中途半端な交わりが、キリスト教に対しては、
    異端とも、ある意味徹底しているとも言える生きざまが
    描かれる。

    #切ない #タメになる #ダーク

    0
    2023年08月11日

    Posted by ブクログ

    とってもとっても難しすぎる!だけど相変わらず難しすぎて理解ができないところが…。だけどコイビトの最後はゾクッと背中に来るものがあって、手放そうとしても離れなれない、依存のようなものに恐怖を感じた。

    0
    2026年08月11日

    Posted by ブクログ

    女性の描く女性の話って赤裸々でおもしろい。
    官能的な話よみたいからタイトルに釣られて買ったけど良かった

    0
    2026年07月22日

    Posted by ブクログ

    やっとデビュー作読んだ!
    短編集だけど、どれも今の作品に通ずるとこがあって今より生々しく感じたかも
    自分の中で勝手に当たり前になっていたことが、当たり前じゃない世界が書かれてるのか好き

    0
    2026年05月25日

    Posted by ブクログ

    日々の生活が嫌になってくると村田作品を読みたくなる。御伽の部屋は特にガツンと来て、主人公と一緒に夢中になったり絶望したりした。要二の部屋に依存する様子を、主人公にドアの枚数を数えさせることで表現したシーンがすごすぎてどうやったらそんなこと書けるんだろうと思った

    0
    2026年05月01日

    Posted by ブクログ

    授乳:母性、みたいなものが描かれていて、先生には申し訳ないが(とはいえ先生も享受できてたか)母の愛がおもいのほか全うだった。
    先に読んでいたタダイマトビラと比較して考えた。

    コイビト:美佐子は幻想幻覚なのかと思いきやそうではなかった。幻想なのはホシオのほうなのか。でもまたきっと生えてくる?ぶん投げたのはよっぽどのことだと思うよ。

    御伽の部屋: 要ニが謎。要ニ側からの物語も読みたい。

    ムラサヤさん8冊目に読んだデビュー作、全作読んでないから何とも言えないし、上手く言語化できないが、、なんて言ったら良いのかなぁ、オブラート感。だから全部読みたい。一回読んだやつもまた読みたい。凄いなぁムラサヤさん。
    とりあえずこれは2005年に書いてたのかぁ、凄いなぁ、、尊敬しかないわ。。

    0
    2026年05月02日

    Posted by ブクログ

    沙耶香さんに沼ってます。
    この生々しくてグロい感じ、思いもよらぬ発想、展開、癖になります。
    ずっとじゃなくて時々求めてしまうんです!
    わかるかな?わかんねぇだろうなぁ〜

    0
    2026年04月20日

授乳 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    授乳
  • タイトルID
    :
    256105
  • ページ数
    :
    240ページ
  • 電子版発売日
    :
    2014年04月11日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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