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人工授精で、子供を産むことが常識となった世界。夫婦間の性行為は「近親相姦」とタブー視され、やがて世界から「セックス」も「家族」も消えていく……日本の未来を予言する芥川賞作家の圧倒的衝撃作。
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Posted by ブクログ
消滅世界 未来の恋愛。性関係。 私自身もそうなのかもしれない。だから、物語の結婚相手がデートする相手を応援できるし、その人を好きでいられる感情も共存する。 でも、アミちゃん(P104)の感情は感覚が先進的過ぎて共感が追いつかない。 田舎から東京に来ているタイミングで読んだが、東京は合理化された社会...続きを読む。めんどくさいからこそ、本質であり、楽しく充実した田舎にはない空気感。 だけど。その合理性はもともとな気もする(適応しちゃう) p241より コンビニ人間より気持ち悪く、重いが超大作。
家族を合理的合理的にしようと考えると そうなるのか‥ 人それぞれですが 気持ち悪い 怖くないですが絶妙な気持ち悪さ 村田沙耶香さんの世界 私は好きです。
色んな意味でぶっ飛んでた。 ある意味のディストピアか。 恐らく性に対する著者の複雑な思いを書く上での設定だったのだろうがその設定が上手い。 そもそもが愛=性という価値観に違和感を持ちつつある、というかアロマンティク、アセクシャル寄りな私だが、それにしても行きすぎたというかあまりにも機会化、論理化...続きを読む、効率化されている。 実験都市の人間の気味悪さは中々背筋が寒くなってしまう。
「恋愛と結婚は別」と言われることはあるけれど、完全に切り離したらどうなるかを描いたような世界。あまりにも合理的。あっちの世界の人に恋をしている身としては、主人公に共感が止まらないしユートピアでは!?とさえ思いながら読んでいたはずなのに、ラストは完全にディストピア。怖すぎる。でも、確かに思想は絶えず変...続きを読む化していて、わたしがユートピアだと思っていた段階も、現実だってグラデーションの途中。どうなるか分からないし、この世界も有り得ないとは言いきれない。解説で、女性はユートピア、男性はディストピアと評価していると書かれていたのが面白かった。
初めての村田沙耶香先生の作品。また好きな先生が増えてしまった。価値観が異なる世界なのに、いつかこうなってしまうのではと煽られる不安感。 キャラとの恋愛という世界観が一番興味深かった。今も推しというワードが流行っているがそれの延長線にあるのはああいあ世界なのか。 最初は共感できていた主人公がだんだんと...続きを読む異物のように思える感覚。正常とは一体なんなのか。洗脳とは。
『消滅世界』が2025年秋に映画化されると知り読む事に。夫婦間の恋愛や性行為がタブーと見做されるようになったディストピアな世界を描いた物語。 恋愛、夫婦、出産とは…概念が揺さぶられた。 人間の命を繋ぐため、人工授精で大量の子供を生産する『実験都市(楽園)』。少子化や子供の虐待などの問題が改善される...続きを読む点では良いのかも知れないが、子供に名前は無く個性も失われ皆平等の世界は、果たしてそれは楽園なのだろうかと疑問に思う。“清潔で合理的すぎる世界”今はありえないけど、こんな未来があるかもしれない。そんな風に思える話だった。 正直、本書の映像化は想像できない。だから映画『消滅世界』がどの様な光景が広がっているのか、その独特な世界観を覗いてみたいと思った。
村田さんらしい気味の悪い世界の話だった。『家族』を作らずに自由に受精し、ただただ繁殖のために子供を増やすという確かに合理的なシステムだけど、こんな世界受け入れられないと思った。ところどころ現実とマッチしている部分があって怖い。キャラと恋愛するって「推し」文化とそっくりだと思った。こうなってほしくない...続きを読むけど、こういったマッチしている箇所を読むと将来こうなるんじゃないかと思えてくる。でもそんな世界になったら自分も正常になり、夫婦間での性行為を近親相姦だと言い、人工子宮を着け、子供たちの『おかあさん』になるんだろう。
後半につれて言いようのない気持ち悪さが込み上げてきた。でも私もこの小説の世界にいたらきっと「正常」になるんだろうな。 この小説の世界を創造し、物語にできる村田沙耶香さんすごいな。でも、創造じゃなくなるかもしれないって思ってしまうところもある、恐ろしい。
初めて村田沙耶香の作品を読んだが、大いに衝撃を受ける1冊だった。 ディストピアを求めて出会った消滅世界は、僕が想像している終末ではなく、逆にユートピアを思い起こさせる世界だった。 しかしながらそこに確かに存在する進化を求めるからこその荒廃は不思議な気味の悪さと、不思議なリアリティを感じさせる。 ステ...続きを読むィーブン・ホーキンスは、今以上にAI技術が発達すればそれは世界の崩壊を招くと預言している。それはあながち間違いではないと思う。 種の繁栄が世界の崩落を招くことを描くこの皮肉に満ちた小説は、心の底から末恐ろしかった。
男女の性行為が、古く時代遅れで意味のないものになってしまった世界。いつか人類の価値観が大幅に変わって本当にこんな風になってしまうんじゃないかとすら感じた。実験都市となった千葉で同じような子供が生まれ同じように育って、機械みたいだと思った。少し気味が悪かったけど話としては楽しめた。
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