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Posted by ブクログ
村田作品三作目。この世界観は『殺人出産』のさらにその先だと思う。相変わらず倫理・道徳観がぶっ飛んでて好きだわ。いろいろ気味が悪く、本当に気持ち悪い…(褒め言葉w)。途中まで、一番は「III」の○○シーンだと思ったけど…。そんなことはなく結末を含め「III」すべてが異様としていて、言葉にならない恐怖(適当な言葉が浮かばない…)なのかな…。下手なホラーよりよっぽど怖い……。
"消滅"世界とは、わたしたち(読者側)、雨音たち(小説側)どちらかではなく——その両方の世界が消滅し、新たに第三世界(これに付いた名が「消滅世界」なのだと)が誕生したことなのかもしれない…。今まで読んだ村田作品の中で一番だ。
Posted by ブクログ
全体的に気味の悪い作品だった。
文章から気持ち悪く不気味な世界が伝わってきた。
異常を異常と認知している間は同じ人間のように感じるが、異常に馴染んでしまった時に「あちらの世界の住民」になったのだと文章から感じた。
この世界の人間は効率と平等を求める傾向があると感じた。効率が悪いことは不平等なことは変えなくてはならない。非合理的で不平等で、誰かの特別は、求められない。それがこの世界の人間の本能なのかとさえも錯覚した。
ただAI技術の発展により芸術やコミュニケーションも機会が失われつつある我々の世界も同じなのかもしれない。アナログで描き、アナログの本を読む私もいつかは異常な存在になり果て、発狂してしまうかもしれない。
これはSFではない。人類の予言書かもしれない。
Posted by ブクログ
性行為が古代の行動と扱われ、繁殖は人口受精は普及されているパラレル世界が背景です。みんなと違って主人公「雨音」はセックスで作られ生まれた子供だった。それを意識しながら「雨音」が成長していく間、正しい人間って疑問したり、愛、結婚、繁殖など人間で作られた社会制度離れを、自分で開き直ったりするという話でした。
この本を読みつつ、同じような疑問を浮かんでしまうのだろう。今まで知ってきた世界は、人間で成り立っていて、全ルール、規制、制度、習慣なども社会で決められたことだ。とはいえ、現在の世界はやたら脆いと感じてしまう。
人工知能といった技術の進化が素早く発展しており、これから人間の形はどう変化・進化していくのか気になります。いつかこの本と同じようになるのだろう。
それはいいかどうか。
備考↘
最後の10ページぐらいがヤバすぎて、びっくりしだ。外国人の俺としては、受け入れがたい部分だった。
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