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人工授精で、子供を産むことが常識となった世界。夫婦間の性行為は「近親相姦」とタブー視され、やがて世界から「セックス」も「家族」も消えていく……日本の未来を予言する芥川賞作家の圧倒的衝撃作。
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「消滅世界」
2025年11月28日公開 出演:蒔田彩珠、栁俊太郎、恒松祐里
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Posted by ブクログ
「ディストピア小説のおすすめ作」として勧められて。すごくよかった。ディストピアな表現についてもすごく響いたし、【恋って何、セックスって何、家族って何?】という部分もすごく刺さったし私はどういう感覚だろうと考えさせられた。論点はズレるが、配偶者との性行為が不要且つ、配偶者じゃない人との恋愛がポジティブ...続きを読むに捉えられる世界。めちゃ最高じゃないか。 恋愛と夫婦関係の両立についてこんなに素敵に描かれている作品、私は初めて読んだ。――とジェミ子に伝えたら『愛という名の切り札』『求めよ、さらば』『異類婚姻譚』を勧めてもらえたので、ジェミ子が正しく勧めてくれたのかを検証したい。(ジェミ子が『愛という名の切り札』の著者を山田詠美と勘違いした理由も検証したい。)
とても興味深い内容だった。自分が生きてきたこの世界の当たり前が、果たして正しいのか、こういう未来もあり得るのか、いろいろなことをぐるぐる考えながら読んだ。リアルな不気味さが非常に後味が悪く、暫く他の本を読む気にならなかった。実写だとより気持ち悪くなってしまいそうではあるが、映画も観てみたい。
初めて村田沙耶香さんの小説で気持ち悪いというか不気味さを感じた。とは言ってもやはり面白い! 「一番恐ろしい発狂は正常だわ」の言葉がとても印象に残りました。 千葉に行っても「そんなのおかしい」と取り乱す人がいてもおかしくないのにと思いながら読んでいたが この世界なら争いごとは起こらないんだろうなと思...続きを読むうと 楽園に思えてくるからそれすらも怖い。
やはりこの作者は天才である。 この作品は章を追うごとに現代における概念が欠落していく。 この作品を読んで、現代における欲望や感情が社会システムによって成り立っているものなのではないかと感じられる作品だと思いました。
今日も私を狂わせる
ホントに同世代ですか? 聞きたくなるくらい、ココロをかき乱してくる。解説にもあるが、まさにディストピア。爽快ではないのに、再読したくなる。
#シュール
作中の世界では、理性と合理性が極限まで進んでいる。 そこでは、人間の欲望や衝動は、不要なものとして整理されていく。 SEXという行為は消滅しても、恋愛感情は存在する。 そして、人は子どもを欲しがる。 ただし、その方法は人工授精であり、生殖は個人の欲望ではなく、社会システムの一部として管理されている...続きを読む。 「正常」という規範から外れると、人々は理性によって嫌悪感を抱く。 本来は後天的に創られた価値観であるはずなのに、まるで生まれつき備わった本能のように、罪悪感や吐き気すら覚える。 動物としての本能は、本来、子孫を残すことにある。 生命が繋がっていくことには、神秘性や混沌がある。 しかし『消滅世界』では、その営みすら科学的にシステム化され、合理的に管理されていく。 だからこそ、“消滅世界”というタイトルなのだろうと思った。 私は作中に描かれる、「夫婦と恋人は別」という考え方に少し納得した。 結婚相手は家族であり、家族に欲情してはならない、という価値観。 極端ではあるけれど、一つの形としては面白い。 そもそも現在の婚姻制度も、長い人類史から見れば比較的新しい。 明治以降につくられた制度に、人間の本能そのものが完全に適応しているわけではないのかもしれない。 一夫一妻制に違和感を持つ人が存在するのも、人間の本能と社会制度が一致していないからなのだろう。 生き物は変化していく。 人間もまた、時代とともに進化し、変容していく存在なのだと思う。 そして、人間を取り巻く社会や「正常」の定義も変わっていく。 かつて正常だったものが異常となり、かつて異常だったものが正常になる。 みんなで子どもを産み育てる、合理的で平穏な実験都市「エデン」。 作中では極端な世界として描かれているけれど、少子化や生殖技術の進歩を見ていると、未来は少しずつ、あの方向へ近づいているのかもしれない。 それでも私は、違いや矛盾、喜びや悲しみを感じながら生きる、この不完全な世界のほうが、人間らしいと思う。 感情の揺らぎや衝動は、ときに不合理で面倒だ。 けれど、その不完全さこそが、人間という生き物の魅力なのだろう。
途中まで「なるほどー」と考えさせられていたけど、後半からはこっちまで洗脳されそうだった… 早く誰かと会話して現実に戻りたい!
人工授精で子供を産むことが定着した世界。近い将来そうなることがあり得るかもしれないというリアリティがあった。
とてもこの数十年で起こることとは思えなかった。 動物である人間は子孫をしないでいくことを最大の目的としている。 この物語も子供達を誕生させることをテーマにしているのだが、完全な人工授精でコントロールしようと時代を進めている。 男性も妊娠することを可能にする技術を開発。 結婚相手との間に子供を作ること...続きを読むは近親相姦と忌み嫌われ、他人との間に人工授精で子供を作る異常な世界。 そんな非常識な世界を正常にしてしまう人間のエゴを警告とともに表現していると思う。
性交渉をしないで人工授精により子どもを人類全体の子どもとして産む世界が千葉にある楽園(エデン)システム 一見ジェンダーレスで男女共に受精して男でも子供が産める世界はディストピア?ユートピア?家族や愛や性欲の在り方を考えさせられる作品でした でもエデンシステムの単一化された子どもや大人たちは気味悪か...続きを読むったです
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消滅世界
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村田沙耶香
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