【感想・ネタバレ】消滅世界のレビュー

あらすじ

人工授精で、子供を産むことが常識となった世界。夫婦間の性行為は「近親相姦」とタブー視され、やがて世界から「セックス」も「家族」も消えていく……日本の未来を予言する芥川賞作家の圧倒的衝撃作。

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Posted by ブクログ

やはりこの作者は天才である。
この作品は章を追うごとに現代における概念が欠落していく。

この作品を読んで、現代における欲望や感情が社会システムによって成り立っているものなのではないかと感じられる作品だと思いました。



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2026年03月29日

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ネタバレ

村田沙耶香さんの作品を初めて読んだが物凄い衝撃。 この作品に惹き付けられたのは、自分自身、現代の性の在り方に思うところがあったからかもしれない。創作キャラを恋人とする考えが、現代の推し活が行き過ぎたみたいな感じがする。
性欲に対する嫌悪感?正しい発情を求める主人公
以下、感想をぶちまけてます。
結婚してるのにお互い恋人がいて、パートナーとの性行為が近親相姦なのが訳が分からない、結婚しているのに、互いの恋を応援するとか気持ちが悪い 結婚は条件で探すみたいだが、倫理的におかしくないかと思う。
この世界では裸になることへの羞恥心がない? 性交する際の描写で全く恥じらいのようなものがなかった。知識がないからだろうか。
男性に人工子宮をつけて出産というのが、なんだかおぞましい。生物的構造に抗いすぎているのが違和感。
実験都市では性欲が無駄なものとして扱われる

自分の常識とはこの世界で作り上げられたものに過ぎないのかと思わされる 。(p263辺りを読んで)

「子どもちゃん」と「おかあさん」の呼び方、関係性が不気味に感じた。

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2026年03月09日

Posted by ブクログ

夫婦での性行為は近親相姦とタブー視され、子どもは人工授精で産むことが定着した世界。男性も人口子宮を装着して子どもを産む世界。
「恋とは、変態なことを引き受ける勇気」
「テレビや漫画から性欲や恋愛感情の種を植え付けられているだけ」

村田沙耶香さんの作品はとにかく世界観が不気味。読んでいると、実は今私がいるこの世界ここが異常なのではないかと錯覚させられる。
狂った世界観でのストーリーは後半につれて更に不気味に狂っていくから大好き!
常識とは、正常とは、を考えさせられる作品。
「恋」「寂しさ」「欲」人間として生まれたからこそ味わえないこの感情、もしかしたらいつかこんな世界になったら消えてしまう可能性のある感情、私は大事に守っていきたいって思ったけどこれも実は洗脳されてるだけなのかも?なんて思わされる程の余韻。

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2026年02月14日

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ネタバレ

「私たちは進化の瞬間なの。いつでも、途中なのよ」

衝撃の読書体験だった。読み進めてはいけないような気がしながら、でも読まなければいけないと思った。こんな読書したことがない。気持ち悪いけど、でも面白かった。怖かった。不思議な気持ち。

最初から、かなり変わった設定の世界観から始めるが、何か今の自分と主人公を重ねてしまうところがあった。
特に、「家族」についての考え方が興味深かった。家族でいたい、人とつながっていたい、という感覚さえ、消え失せてしまう日も来るかもしれない。そして、今の私たちから見ると〈ヒト〉としての意味が全くないように感じる世界線でも、未来でヒトは笑っているのかもしれない。

私自身、好きな人はできても、その人とキスをしたいか、と聞かれると、そうではないな、と思ってしまう。それは、私が全然恋をしたことがないからなのかもしれないけれど。『20代で得た知見』で、「好きな人というのは、素敵な瞬間を共有したいと思える人だ。」というような記述があった。その定義で、好きな人を考えてみると、私は異性に対してそのように思ったことは今思い浮かべ津限り、ないな、と。女の子の友達はいっぱい思い浮かぶのだ。あの子にコレあげたら喜ぶだろうな、あの子とココに行ったら楽しそうだな。実際、こんなに趣味が合って私のことを分かってくれる子はいないでしょ!!というくらい好きな女の子の友達もいる。でもそれが、「恋」なのかと言われたら、そうじゃないんじゃないか、と思う。
中学、高校の時は担任の先生が大好きで。理由は、私を上へ上へと引っ張ってくれたから、私を見つけて声をかけてくれたから。「あなたならもっとできるよ」そう声をかけてもらえて、私には存在意義があるのだと、私はこの期待してくれている先生のためにも、もっと頑張らないと、と思春期の私は感じたんだと思う。なにより、子供の私を子ども扱いしないで、真正面からぶつかってきて、話を聞いてくれる先生が大好きだった。先生は既婚者だったし、恋愛関係になりたいだなんて思ったことは一回もない。でも、今でもずーっと会いたいなって思ってる。ずっと感謝している。中学生からこの調子で、同い年の男の子たちはすごく子供じみて見える。自分が好きになるのは既婚者しかいないのではないかと、本気で悩んだりもした(笑)もう、いい人は既にほかの女に取られているのか!?と(笑)成人式に行き、友達たちは「成人式マジック」にかかっている子が多くいた。でも、私は中学生からこの調子なもんで、好きピなんているわけもなく。恋愛って何だかなーと思うのだ。実際、運命の人に会ってみると違うのかなーとか思い、日々自分の好みのタイプだけ異常に分析しているのだが(笑)このままでは、私の理想が高まっていってしまうだけなのではないかと恐れている(笑)
大学に行ってみたら、彼氏ができるかも!?先生みたいな素敵な人がいるかも!!これからは勉強じゃなくて、恋もしたい!!とか思って入学したわけだが、どうも男はサルしかいない。こんなこと言ったら、男の人たちに失礼すぎるとは思うのだが、どうもうちの大学発情期のサルしかいない。もちろん、私の男運がないのは認めよう。恋愛経験がないばかりか、運もないもんだから変な男しか寄ってこない。どこに行っても結局男は自分がいかに優れていて、今までどれくらい女を手玉に取ってきたのか、を自慢する。きしょい、まじきしょい。もともと、デリカシーない人が多いので男って大嫌いだったのだが、大学に入ってからもっと男嫌いが加速した。ほんと、みんな発情期のサルみたいで、目前の恋愛どころか性欲のはけ口を探しているだけなんだな、と。私はもっと、ずっと一緒にいられるようなパートナーを探すような、そういう崇高な恋愛がしたいのに(笑)崇高、なんてありはしないだろうけど(笑)でも、周りの友達に聞くと、私の男運がやばすぎるだけで、世界はいい男の方が多いらしいのだ、私の世界が変なだけなのだろうか(笑)
「好き」という感情の次に「キスをしたい」とかいう気持ちにはどうにもならない。それをしている自分も想像できない。そういう恋愛タイプなのかもしれない、と言われると、別にそういうわけでもないんだよな。キスなんて、相手の顔好きじゃないとできなくない?とか思う、極論。えー、むずいです。めっちゃ好きで尊敬する人はいるけど、話していて楽しいけど、んー、恋愛ではないのかもしれないなー、とか思う。こういう考え方もすてきな異性に会ったら変わるのかな!!!とか思って毎日生きてるんですけど、全く出会う兆しがございません!!!
この前も大学の食堂で他大学の学生にナンパされて口説かれて結婚申し込まれました。何なんですか、私の人生。私は普通に気の合う恋人と、なんか楽しくデートして、語り合って、ゆくゆく結婚したいだけなんですが。家族は欲しいなと思うし。愛するものができたら、子供ができたら、今よりももっと強く「生きよう」と思えるんじゃないかって。そして、それはすごくかっこいいことなんじゃないかって憧れるから。
私も多分結構「普通」とは違うタイプ。よく人に変わってるね、とか言われるけど、「変わってるね、でも面白いね、そこが好きだよ」って言ってくれる人が私は好きなんです。そういう人にだけでも、愛されていれば、とても幸せだもんって思う。
私こんなにかわいいのに、周り見る目ないなーとか、思いながら強くたくましく生きようかと。まあ、私が男嫌い過ぎて拒絶しまくっている節もある~(笑)次こそは次こそは、言ってたらあっという間に婚期のがしますわ。ま、今は恋愛しなくても十分幸せなんですけど、でも欲を言うならもちろん、恋愛はしたいですよ、っていう感じなんです(笑)
主人公に共感できるところも、形は違えどいろいろあって、いろいろと考えさせられました。

今の私たちが生きている世界では、絶対にありえない状況だとしても、あ、そんなことが起こりうるかもしれない、と感じさせられる。
皆に読んでみて!と本当はオススメしたいけど、この本を紹介したら、皆から変態だ、とか、やばいやつだ、とか思われてしまいそう(笑)
でも、読んでみて本当に良かった。こんなありえないような世界観をあり得るかもと思わせる村田さんの描き方が本当に魅力的で引き込まれる。他の作品も読みたくないような気もするけど、でも読むでしょう、きっと。好きな作家さんです。

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2026年02月11日

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ディストピアともユートピアとも取れる世界観で、土のような性愛がありうるかを模索した小説。かなり刺さる

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2026年01月28日

購入済み

今日も私を狂わせる

ホントに同世代ですか?
聞きたくなるくらい、ココロをかき乱してくる。解説にもあるが、まさにディストピア。爽快ではないのに、再読したくなる。

#シュール

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2025年07月31日

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トピック、テーマがてんこもり。

最近はまっているムラサヤさん7作品目に読みました。
パンチ有り寄り。

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2026年04月16日

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世界99を読んだ直後だったので、内容が似ていてサラッとまとめを読んだ感じだった。
解説の方の、女性にとってのユートピア、男性にとってのディストピア という言葉。これにつきる。いや、女性から見た男性 の、だろうか。
私は女性なので全ての男性の性欲についての考えを慮ることはできないが、女性から見た男性というのは村田作品で描かれるようなものであると思う。自分の欲のために女性を利用し、搾取し、性欲処理のためなら人間として扱うことすら忘れてしまう。
村田沙耶香さんはその辺のことをずっと訴えているのだろうな、と個人的に感じているので、好き。
時代によって社会構造は大きく変わっていくし、今現在だってずっと私たちは変わっている、途中、だ。この本の中で起こっているような変化が起こっても、民衆はそれほど驚かず、自分の意思は周りと溶け込み、ただ淡々と、社会は淡々と変わっていくのだろうと思う。

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2026年04月11日

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主人公に共感が全くできないけど設定が斬新すぎて面白い。怖いもの見たさ、というやつだと思う。
人類みんなで「子どもちゃん」を育てる「お母さん」になるシステムが本当にあったら、自分が受け入れられるだろうか、と心配になったが、結婚もしてないし子どももいない私にとっては楽な世界なのかもしれないと思った。

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2026年04月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

村田沙耶香さんの「消滅世界」を読みました。精通もしくは初潮を迎えたら、人間は避妊手術を受け、妊娠は人工授精によって効率的に行われる。生殖と快楽が分離した世界では、夫婦間のセックスは近親相姦としてタブー視され、恋や快楽の対象は家族とは別の恋人やキャラになる。結婚は家族になることであり、家族は自らの遺伝子を未来に残す役割。そして、究極である実験都市エデンではその家族すらも否定し、家族によらない繁殖システム、集団でランダムに?選ばれた人間が人工授精で妊娠し、生まれた子供は家族ではなく都市全体で育てる形に移行する。ちょうど今週のドラマ「対岸の家事」ではエリートの中谷さんの発言では、恋愛感情ではなくお互いの価値観、生き方を重要視するために都合の良い相手(ある意味これも恋愛なんじゃないかと思うけど)と、ある種契約結婚的な結婚をしているということと、セックスは子供を残すための共同作業として割り切ってもいいというような発言があったけど、これを推し進めた世界でもある。中谷家の話は、結局そうじゃないと奥さんが否定。大事なのは家族だというところに落ち着いたけど、こちらの世界はそうではないみたいだ。ただ、実験都市エデンはある種の宗教を感じさせるし、人間そのものが工業製品になってしまったような世界も感じさせる。人間は一人一人が違って良いし、家族は特別な人間同士のつながりで有って欲しい。特別な個人を愛して、家族を作って、特別な存在としての子供たちがいる世界が、当たり前で有って欲しいと改めて考えさせる作品でした

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2026年03月30日

Posted by ブクログ

気味の悪い内容でした。なかなか味わえない読書体験。
性描写が多いのに、なんだか全てがドライ過ぎて、どういう見方をすれば良いのかよく分かんない。人間の営みが変化していった未来のストーリーなんですかね?
とは言えすっごい小説ですわ。ちょっと猟奇じみたというか、極端過ぎちゃって頭の感覚が若干バグってきそうな内容でした。
【恋人、結婚、家族、夫婦、親、子供】
書き出そうにも言葉がうまく繋がらなくて、感想を絞り出すのが難しく、この本が言いたいことはこれ!っていうのも出せないくらいパニパニパニックな小説でした笑
もーなんなんだろう!?キッモ!!

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2026年03月24日

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村田沙耶香さんで初めて読んだ作品でした。
近未来の性関係の良いところ悪いところを同時に知れる作品でした。
独特な世界観に引き釣り込まれる感覚がすごく楽しかったです。
私は夫婦の性行為がタブーとされる世界、それが良いのかは分かりませんが夫婦お互いを性的対象にみないのは素敵な関係だなと思ってしまいました

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2026年03月14日

Posted by ブクログ

性とは何か家族とは何かを考えさせられた。その世界のいると何が当たり前かよくわからなくなる。結局、どの世界にいても自分を忘れてその場に合わせてしまうものなのかなとも思ってしまった。

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2026年02月27日

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グロい本だったなあ...価値観が変わった世界の中にいるとそれが変だとは実感できないが、外からは変にしか見えないといった内容か。
恋愛至上主義なのは近年だけの特質的な状況という言説はよく聞くけど、それが変わるとこうなるのかなあという実験として興味深かった。楽園システムがめちゃくちゃ弱くてすぐ崩壊しそうなのが気になった。
このへんの強度を増して読みやすくしたのが世界99なのかなと思った。

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2026年02月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

無量空処食らった。確実に共感できない価値観と状況設定なのに、主人公の目線に毎回トリップできるのは村田沙耶香ワールドという感じがする。今ある当たり前の感覚をひっくり返され、オリジナルワールドを展開されているのに何でこんなに文章が読みやすいんだ...。『家族』という概念に対して信仰と表現しているのが印象に残った。(同じ信仰を信じていたはずじゃなかったの...?というところ)
村田沙耶香の作品では、恋愛も仕事も家庭など人生自体を"ベルトコンベアに乗せられたモノ達"として、揶揄されている気がする。
「全ての人類は『途中』である」という箇所も、それに乗っ取られてはダメだ...!雨音...!という気持ちにもなった。
今日時点までの私たちの世界のそう遠くない未来にも見えた。千葉の実験都市は、この世界を続けるためのシステムなのか。そんなんだったら明日終わってもいいなと思いながら、明日旦那に渡すガナッシュチョコレートをヘラで捏ねていた。

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2026年02月13日

Posted by ブクログ

性欲が排泄物となる、セックスが不潔なものとなる、家族という繋がりが不要なものとなる、と言った人間らしさのような動物的なものが進化によって手放されていく世界。

ディストピアにもユートピアにも思えるSF世界のように読んでいたが、今現在進行形で進んでいることではないか、と感じて恐ろしくなった。
キャラクターを好きになることや「推し活」によって、これまでの当たり前の営みや摩擦が取り払われていっている今現在の世界の延長線上にある世界だと思った。

概念が一つずつ消滅していく様子は、小川洋子さんの「密やかな結晶」とも個人的にリンクした。

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2026年02月11日

Posted by ブクログ

これぞ村田沙耶香ワールド。

家族や恋人や男女関係など、それに基づく世の中は複雑な連立方程式の様に成り立っていると思う。それを因数分解して、小さな要素にした後に新たに効率だけを求めた世界に構成し直したらどうなるか。
今の世界は消滅して新たな世界に移行できるのか。
千葉はそうなるんだなぁ。(笑)

談はともかく、ある面で現代は実際にその過渡期にあるのかもしれないと思わされた。コストパフォーマンスやタイムパフォーマンスを追い求めるばかりに人間らしさはどこか置いてきぼりにさせられ始めていないだろうか。
家族や恋愛を面倒くさく感じながらも自分の都合にいい部分だけ求めていないだろうか。
それを社会全体で求めて、システムの変更を進めるとああなるのかも。
あの楽園をいいなと思う人も、つまらないや気持ち悪いと思う人もいるでしょう。

人間はまだ進化の過程。
いつでも進化の過程。

はたして村田沙耶香は預言者だったのか。
1000年後くらいには結果は出ることでしょう。

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2025年12月20日

QM

購入済み

男女の性行為が、古く時代遅れで意味のないものになってしまった世界。いつか人類の価値観が大幅に変わって本当にこんな風になってしまうんじゃないかとすら感じた。実験都市となった千葉で同じような子供が生まれ同じように育って、機械みたいだと思った。少し気味が悪かったけど話としては楽しめた。

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2024年09月16日

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家族、性行為の必要性に迫る架空の物語。あることが正常とされる世の中にむけて、ある種問題提起を投げかけているような。異常が正常になっていく過程の描き方が秀逸。

ずっと漂う不気味さ。村田沙耶香の作品にはそれがいつも付き纏う。そのひとつに、各登場人物のキャラクター性がないからだと思った。思想はあるのに、性格がない。みんな同一の人格をしているように見える。意識的にそう書いてるのでしょうかね。

ただ、何作品か読んでいると向き合いたい問題は固定されていて、その見せ方だったり視点を変えているだけで構造は同じような気がしてしまい、少し食傷気味。

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2026年04月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

日本の近未来SF。その世界では家族のあり方が変わる。家族間の性愛がタブーとなり、子どもは人工授精で生まれる。恋愛観や性の考え方に気持ち悪さを感じる人も多そう。「常識」や「正しさ」を考えさせられる。村田沙耶香の別の作品『殺人出産』の世界観と似ていると思った。

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2026年04月19日

Posted by ブクログ

世界99よりマイルド。
でも同じような内容。
相変わらずおかしな世界だけど、現代にも通ずる部分だっり、未来もそうなっていそうだし、理にかなってる仕組みと思う部分もちらほら。
すごい世界観だなって思うのは変わらない。

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2026年04月15日

Posted by ブクログ

世界99を読んだ後だから、物足りない感じだった。
内容ほぼ同じというか、まとめ版、短縮版っていう感じ。

この人の頭の中はどうなってるんだろ、、、
いいところだけ現実でもできるようにやってほしいな

いつか深夜ドラマ化してバズりそう!

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2026年04月10日

Posted by ブクログ

良かった点:家族とは何か、性行為とは何かといったことを考えさせられた。

悪かった点:面白みが少なかった。

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2026年04月08日

Posted by ブクログ

うーん。設定はなるほどだけも、
読んでると気持ち悪くてなる感じ。
ストレートすぎるからなのかなー。
街中で散歩している犬とかこんな感じなのかな。

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2026年04月07日

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なかなか公共の場所で読みづらい作品でした。
解説にあったように、女性側からすればユートピア、男性側からすればディストピアと言われるのは納得。
Ⅲ章で千葉の実験都市からの話はまさにディストピア。世にも奇妙な物語とかホラー小説を読んでる気分になってシンプルに怖かったです。ラストの主人公も怖いし、あとグロく感じる表現が多いので、苦手な人は注意。

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2026年03月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読み終わって半年以上経つけどふと思い出すお話。夫婦は家族であり、家族でのセックスは近親相姦とされる世界。人工授精が主流であり、女も男も関係なく出産ができる。こんな世界はありえない、怖い、と思いつつも、あってもおかしくないと思わせてしまう村田さんの世界観構成力に読む度にはっとなります。男の妊娠には専用の人工子宮が付けられるってなんぞ。成功した事例が少ないという設定が現実味を感じさせられます。毎回ですけど、読む人が読んだらホラー。セックスを求め、無垢な物に手を出す、静かに狂っていく雨音の姿が印象的でした。

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2026年03月17日

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主人公雨音が暮らすのは、人工授精で子供を産むことが定着した世界。夫婦間の性行為は近親相姦とタブー視されているため、夫以外のヒトやキャラクターと恋愛を重ねることが正常とされている。
性行為自体が野蛮な行為とされる世界で、両親が愛し合った末に生まれた雨音は、母の呪いにより性行為を手放せずにいる。
そんな中、恋人との恋愛に限界を感じた夫の提案により、恋愛のないクリーンな世界、千葉の実験都市・楽園と移住するといったストーリー。

ゆくゆくは夫との子供が欲しいと当然のように思っている私は、ガツンと頭を殴られるような衝撃を受けた。

夫が恋愛対象ではなく、性欲もなく、(ランダムな)人工授精が当たり前になり、生まれた子もセンターに預けられ育成してもらえる世界になったとき、何のために夫婦であり続けるのか?夫婦は本当に不要なのか?自問自答を繰り返しながら雨音の動向を見届けた。

私自身は、夫と2人で一つの人生を紡いでいるような感覚があり、どれだけ仕組みとして1人で生きることが可能になっても、ただ一緒に過ごしたい、美味しいものや楽しいことを共有したい夫婦でいたいという気持ちは消えないんじゃないかなぁと思った。


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2026年02月28日

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ずっと気持ち悪い世界観が続く村田沙耶香ワールド全開の作品。
後半、「こっちの世界」の思想に洗脳されていく様子に宗教っぽさを感じて読むのが怖かった。

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2026年02月13日

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人間の本能や家族の形に深く切り込んだ作品だった。
植え付けられた本能と世界の常識の狭間で葛藤しながらも徐々に順応していく主人公は、「SF作品だから」の一言では済ませられない妙なリアルさがあった。
パラレルワールドが舞台にはなっていたけど、こういう未来が無いとも言い切れないし、そうなった時自分はどんな目で世界を見ているんだろうと考えている、そんな読後。

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2026年02月08日

Posted by ブクログ

村田さん作品、世界99での皆さんの感想を見て初めて読んでみたいと思った人、それまで食指が伸びないカテゴリに入れられてたからこれが一作目になってしまった、びっくりしている…

理解がおっつかなかった…私の中にはないものだらけで。難しい! 想像するだけでも難しい。46歳、書いた時36くらい…芥川賞取るより前にかかれてる。朝井リョウさんの正欲を読んだ時と同じ類のものだった。難解、というかさそもそもどうやって表現すれば良いの?

こういう未来が、来ることがあるのかな。
差別なくすとか多様化とか、ドロドロとか汚いものは無いか見えないように隠され平坦になり始めてて、まぁ一見キレイに見えるけど、隠したところでなくなってはいないんだよな。むしろ倍増するものじゃないです? 

雨音が、擬似的に性器を合わせること、それに執着しても感情が起こらないなら意味がなくね?
っていう状態を我々が小説として読んでいることがすごく皮肉というか…キカイ的にこどもを作って増やして?それはなんの為に?今までの例とはちょっと違うけど、でもマトリックスだよなぁ。意味あります?という。でもそもそも生に意味なんかあります? 意味あります?っていう。でも過渡期だから対比して考えると意味わからんってだけで、世の中の大多数がそうなってしまえば、考えることをやめてしまうよね。

追記: 今やっているドラマを見ていて、あぁーこういう世界も本当にありうるかもしれないって思った。アセクシュアル(無性愛)な人も一定数いるのだという話。

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2026年01月05日

Posted by ブクログ

ちょっとホラーじみてて怖くもあった。でも現実世界でも、恋愛と結婚は別という考え方もある。でも好きだから一緒にいたいのが単純じゃないのか。好きじゃない人と家族になれるのか?セックスを家庭に持ち込まないのは斬新だがw

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2026年02月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

怖かった~。
読みたくて読んだのにね?

村田沙耶香特集のTV番組で、朝井リョウ氏が、消滅世界→地球星人→世界99の順番をおすすめしてたから、世界99を万全で楽しむために、まず購入した。

愛のあるセックスが無くなる物語の中(あっち)の世界。それがある現実(こっち)の世界からすると、なんだか寂しいし物足りなさを感じてしまった。
恋や愛の先に性行為があるということに疑問を感じたことはたしかにあったし、あっちの世界がものすごく合理的な考えに基づいているとは思うけど、楽園、怖すぎ。なんでなんだろう。

人間はただ合理的なことに向けて進んでいるのであって、進化なんてしていないのかもしれない。

正常とは。そんなの誰にもわからないのに、正常とか異常とか、非難しあうのはなんか違うよな。

この本読みながらバチェラー6観てた。振り幅。

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2026年03月13日

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