【感想・ネタバレ】消滅世界のレビュー

あらすじ

人工授精で、子供を産むことが常識となった世界。夫婦間の性行為は「近親相姦」とタブー視され、やがて世界から「セックス」も「家族」も消えていく……日本の未来を予言する芥川賞作家の圧倒的衝撃作。

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Posted by ブクログ

ディストピアともユートピアとも取れる世界観で、土のような性愛がありうるかを模索した小説。かなり刺さる

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2026年01月28日

Posted by ブクログ

読みやすい文章で、どんどんページをめくる手は止まらないのに、面白いと言うわけではなくて、いや、面白いんだけど、面白いという簡単な言葉では表されない何かがあって、最後まであっという間に読んでしまいました。
この作者が何を考えて、この作品を書いているのか、そんな、謎解きをしたいと思いながら、結局わからなかったり、自分勝手な解答を導き出してみたり。
芥川賞受賞作家というのは伊達じゃないなと改めて思いました。

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2026年01月18日

Posted by ブクログ

村田沙耶香さんやっぱり好き。
と思わせられた一冊。
(村田沙耶香さんの作品を読むと毎回言ってる気がする笑)

結婚って何?出産は必要?
子どもを作ることは当たり前なの?
世の中に流されていない?
というわずかな苦しさを

普通なんてないんだよ。
価値観は自分で選ぶんだよ。
って耳元で、いや
大声で伝えてくれるそんな作品。

『どこまでも正常が追いかけてくるの。
ちゃんと異常でいたいのに。
どの世界でも正常な私になってしまう。』

このセリフがすごく好き。

マジョリティでいることの難しさ。
自分を持ってたはずなのに
気づかないうちに世界に溶け込んでしまってる自分。

なんか私自身も感じるところがある。

村田沙耶香さんを注入したところで来年もゆるりと読書活動していきたいと思います。

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2025年12月31日

Posted by ブクログ

ずっと気持ち悪いのに、妙に安らぐ世界観。ユートピア?ディストピア?わからないけど、私たちの世界と、思ったより近い地続きな世界みたい。世界の仕組みがかわってしまえば、その世界の形に合わせて私たちのほうが変わっていくのか。

性欲が排泄物になるってすごい発想だと思ったけど、じゃあそもそも何のためにあるものかと問われれば…何だろう…

でもやっぱり私はおかあさん側の人間です!

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2025年12月08日

購入済み

今日も私を狂わせる

ホントに同世代ですか?
聞きたくなるくらい、ココロをかき乱してくる。解説にもあるが、まさにディストピア。爽快ではないのに、再読したくなる。

#シュール

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2025年07月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

おもしろかったのは間違いない。
でもおもしろさにはいろいろな方向性があると思う。
スカッとする!……いや違うな。ほっこり、でもないし。ヒヤッとする、近いけどこれでもない。この作品が持っているのは、なんと言い表せばいいのかわからないもやもやとしたおもしろさなのだ。

種の繁栄のために人間は繁殖を続けてきた。繁殖の方法は言わずもがなだが、その方法が不健全とされ、別の方法に移行しつつある世界で、疑問を感じながらも順応しているふりをして生きている主人公。その葛藤を眺めているうちに、今私たちが生きる世界が正しいものなのか段々とわからなくなってきた。
劇中で「妻と近親相姦しようとするような変質者」という言葉が出てきて、そのときはちょっと笑ってしまったのだが、話が進むにつれその考え方が私の中でも常識のように根付き始めていることに気づいたときは、恐ろしくて読み続けるのを少し躊躇うほどだった。

終盤の「私たちは全員世界に呪われている」という言葉はまさに青天の霹靂で、
自分が正しいと思おうと思うまいと、世界の変容に我々は抗うことはできず、
それを拒否する人間は自動的に排除されるという実によくできた仕組みだが、
今の世の中の眺めるとまさにこの通りのことが形は違えど起こっていることがわかるはずだ。
そんな世界の「常識」に私たちは洗脳されている。
常識ってなんだろう。清浄なことが正常なのだろうか。合理的なことが何よりも優先されることのだろうか。私にはもう常識がなんなのかわからない。
それでも私は「自分は正常ですよ」という仮面を被って生きる。これまでもこれからも。

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2026年01月22日

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ネタバレ

本作は、性欲や生殖といった「当たり前」とされてきた欲望が失われた社会を描くことで、逆に恋人や家族という関係性の本質を強烈に浮かび上がらせる作品だと感じた。

性欲が消滅したとき、恋人とはどのような存在になるのか。家族であることのメリットは、どこに見出されるのか。
純粋に居心地がいいという感覚だけで、人は誰かと生活を共有し続けられるのか。読み進めるうちに、これまで無自覚に依拠してきた人間関係の判断基準が、少しずつ解体されていく感覚を覚えた。

同時に、自らがいかに異性愛を前提としたイデオロギーに囚われていたかにも気づかされる。
作中の価値観に対して抱いた違和感は、「理解できないもの」への拒否というよりも、自分の中に深く内面化された「普通」や「自然」が揺さぶられた結果だったのだと思う。

そもそもヒトの「正常」とは、固定された基準ではない。
それは過去からの連続の中で更新され続けてきた概念であり、現在の常識もまた暫定的なものにすぎない。それにもかかわらず、私たちは今の価値観を絶対視し、それ以外を容易に逸脱として扱ってしまう。本作は、その危うさを淡々と描写することで読者に突きつけてくる。

読み終えた後に残るのは、明確な結論ではなく、思考の居場所を失ったような静かな違和感だった。
しかしその違和感こそが、この作品が単なる寓話ではなく、現実を照らす鏡として機能している証なのだと感じた。

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2026年01月22日

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ネタバレ

これまで村田先生の作品をいくつか読んできてそろそろ自分も村田ワールドに慣れてきたかな?と思っていましたが、今までで読んでて1番頭がおかしくなりそうでした。笑
気が狂いそうになりながらもページをめくる手が止まらないんですよね。

「正常ほど不気味な発狂はない。だって、狂っているのに、こんなにも正しいのだから」とあるように、正常すぎる世界もヒトも考えものだなと感じました。

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2026年01月20日

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自分が正常だと思ってる今の世界も、進化の途中で、狂ってると思われる日が来るのかもしれないな。

実験都市は想像すると少し気味悪いけど
街のなかでみんなで子供を育てられるようになったら、どんなにいい未来が待ってるんだろうとも思った。

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2026年01月19日

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途中何度も、これは読まない方が身のためではないかと躊躇したけど、怖いもの見たさでページをめくり終えてしまった。すれ違いざまにぶつかられたような、そんな読書体験だった

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2026年01月17日

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最初の方は、読むのしんどい!が、254ページあたりから一気に面白くなる!街のみんながお母さん。男も女も若いのも年老いたのも。正常が異常。

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2026年01月10日

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『世界99』の衝撃が忘れられなくて読んだけど、まさかの10年前の作品!?
10年前にこの世界観を描いていたとは!村田沙耶香さんの頭の中はどうなっているんだろう。そこからさらに『世界99』へ進化してるのもヤバすぎる。
改めて凄い作家さんだと思った。

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2026年01月09日

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ぎょええ
村田さんの本、恐る恐る初めて読んだ、、
家族愛と性愛が結びついてる違和感は私にもあるので、それを夫婦間の性行為=近親相姦とするのは面白いなあと思ったけど、、
最後の方は「家畜人ヤプー」を初めて読んだときくらい気持ち悪かった、褒めてます

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2026年01月03日

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ネタバレ

朔君は“あっちの世界”ではかなり思い悩んでいたが、逆に雨音は元気にやっていた。朔君にも雨音のお母さんの"呪い"があれば、そこまで思い悩むことなくやっていけていたのではないか、とふと思う。

お母さんの"呪い"に思い悩まされていた主人公だが、それがなかったとしても社会の規範や刷り込みなど、別の呪いがきっとあるのだろう。
雨音がお母さんの呪いに救われていた部分もきっとあるはず。

結局どの呪いにかかるかなのか。
全部正直な感想を書くと、自分にかかっている呪いがバレる…!そんな作品だったな。

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2025年12月27日

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なんか凄いものを読んだな。
楽しいや面白いという感情より、展開が全く想像できなくて夢中になった。

ありえない世界だけど、人の感情の揺れ方がリアルで変に現実感があった。

恋愛関係を持たない合理的な結婚は、それはそれでありなような気もした。でも、さすがに「子供ちゃん」は気味が悪いと思った。

無駄なものを減らすほど、人間は動物に近づいていくような気がした。

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2025年12月26日

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SF小説でしょうか。考え方を変えるだけでこんなにも世界が変わってしまうのは、当たり前なんだけど恐ろしい。この世界が正しいのか、生態系的に間違っているのかはわからない。けれど、ものすごく興味深くあり得なくない世界だとは思う。

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2025年12月25日

Posted by ブクログ

これぞ村田沙耶香ワールド。

家族や恋人や男女関係など、それに基づく世の中は複雑な連立方程式の様に成り立っていると思う。それを因数分解して、小さな要素にした後に新たに効率だけを求めた世界に構成し直したらどうなるか。
今の世界は消滅して新たな世界に移行できるのか。
千葉はそうなるんだなぁ。(笑)

談はともかく、ある面で現代は実際にその過渡期にあるのかもしれないと思わされた。コストパフォーマンスやタイムパフォーマンスを追い求めるばかりに人間らしさはどこか置いてきぼりにさせられ始めていないだろうか。
家族や恋愛を面倒くさく感じながらも自分の都合にいい部分だけ求めていないだろうか。
それを社会全体で求めて、システムの変更を進めるとああなるのかも。
あの楽園をいいなと思う人も、つまらないや気持ち悪いと思う人もいるでしょう。

人間はまだ進化の過程。
いつでも進化の過程。

はたして村田沙耶香は預言者だったのか。
1000年後くらいには結果は出ることでしょう。

今の段階で世の真理を語っているのは間違いない。

「人がいる部屋は、一人の部屋と違って、空気にその人の体温が少しだけ混ざって流れてくる。」

これは間違いなく真実だ。

村田沙耶香…すごい人だ…

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2025年12月20日

Posted by ブクログ

家族や恋人の形、性欲への対処など村田沙耶香さんならではの世界観に圧巻。
切り離せない人間の生と性。あるシステムなるものも面白い。

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2025年12月18日

Posted by ブクログ

千葉で描かれる、おかあさんと子供ちゃんの描かれ方が本当に気持ち悪かった。けど、私がいざ千葉にいったら嬉々として子供ちゃんのおかあさんになっているような気もする。最後雨音がいう、世界に適した狂い方が1番楽だ、という発言は正しいと思うが、何かが違うような気もする。一方、昔の価値観を雨音に押しつけるお母さんもちょっと違うような気がする。この世の善悪はその時の流行によるのではと思うことが多いが、自分にとっての善悪とは何かはきちんと考えておく必要があるなあ、まだ何かはわからないけど。

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2025年12月14日

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周りに合わせているうちに自分がわからなくなることがある。
時には自分の価値観を振り返る必要があるなぁ。

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2025年12月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ここまでドラスティックに、かつ合理性を突き詰めた社会システムの姿を思考実験として描き切ることができるのか──それが、この作品を読み終えたときの最初の印象だった。

性行為による生殖がタブーとされる世界で起こる、家族や子どもの生育を描いた本作。設定としては極端なのかもしれないが、人口減少や少子高齢化が進む社会において、これは決して完全な空想のディストピアではなく、「起こり得るシナリオのひとつ」として読みたくなる。

特に印象に残ったのは、実験都市エデンの社会システムだ。
生殖は体外受精に固定され、「一人の親に対する一人の子」という概念は消失している。都市は共同体として機能し、子どもは共同体全体の産物であり、親もまた共同体そのものになる。これを読んでいると、これは近未来の話なのか、それとも先史時代のムラや集落の話なのか、境界があいまいになってくる。究極の進化は退化であり、原点回帰でもあるのかもしれない、そんな感覚を覚えた。

現代でいうネグレクトに対しては、コミュニティによる「全員監視型」の育児が行われる。
家庭の経済状況によってキャリアや学歴に格差が生じる社会から、コミュニティが子どもの人生を保障する社会へと移行していく。

一見すると、それは子どもの明るい未来を保障しているようにも見える。だが同時に、大きな危うさも孕んでいるように思う。

子どもの個性は、実は一番近くにいる大人・人間との関わりの中で後天的に形作られていくのではないか。もし出産・育児・教育が徹底的に平準化されていくならば、子どもの個性はどこまでも薄まり、画一的な人間が「決められた未来」に沿って生きるだけの社会になってしまうのではないか。

それはまさに、「哲学的ゾンビ」を社会的に量産する構造になってはいないか──という不穏な問いへとつながっていく。

思考実験のかたちをとりながら、近い未来の社会や家族、個性とは何かについて深い示唆を与えてくれる作品だった。

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2025年12月09日

QM

購入済み

男女の性行為が、古く時代遅れで意味のないものになってしまった世界。いつか人類の価値観が大幅に変わって本当にこんな風になってしまうんじゃないかとすら感じた。実験都市となった千葉で同じような子供が生まれ同じように育って、機械みたいだと思った。少し気味が悪かったけど話としては楽しめた。

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2024年09月16日

Posted by ブクログ

人間の本能や家族の形に深く切り込んだ作品だった。
植え付けられた本能と世界の常識の狭間で葛藤しながらも徐々に順応していく主人公は、「SF作品だから」の一言では済ませられない妙なリアルさがあった。
パラレルワールドが舞台にはなっていたけど、こういう未来が無いとも言い切れないし、そうなった時自分はどんな目で世界を見ているんだろうと考えている、そんな読後。

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2026年02月08日

Posted by ブクログ

内容が内容で読むのが億劫に感じるのだけど、どこか続きが気になってページをめくる手が止まらない。
特に後半、どんどん狂っていく、正常になっていく様がとても良かった。予想できないところに結末があったなと思う。
1本のSF映画を見ているようだった

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2026年01月24日

Posted by ブクログ

人間の性愛が淘汰された世界を描く
科学技術の進歩によって,人間の家族と恋愛が切り離されて考えられるものなのか?という点は気になった
あの人と子供をもうけたいという欲求と家族になりたいという欲求が切り離される世界には違和感を感じたが、現状の当たり前からみた違和感なのかもしれない

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2026年01月24日

Posted by ブクログ

生活、恋愛、性行為を一人のパートナーで賄うことは難しいのでは?と疑問を抱いている身としては、全てを単体の活動として捉えて描かれている本作は、腑に落ちる部分も多かった。

しかし、
人ってそんなにも恋愛するのか...?
ヒトと同士の性行為がなくなったとして、果たして性欲も衰退していくのか...?と疑問も残った。

ロマンティック・ラブ・イデオロギー初めて聞く言葉だったが興味を持った。

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2026年01月20日

Posted by ブクログ

自分がどうしようもなく異性愛主義で、イデオロギーに支配されているのか自覚できました。ただ、単純に空想とも言い切れないところもちらほらあったような気がする(アニメなどが性欲を刺激して経済に還元される、家族の意味の希薄化、といったところ)。

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2026年01月09日

Posted by ブクログ

村田さん作品、世界99での皆さんの感想を見て初めて読んでみたいと思った人、それまで食指が伸びないカテゴリに入れられてたからこれが一作目になってしまった、びっくりしている…

理解がおっつかなかった…私の中にはないものだらけで。難しい! 想像するだけでも難しい。46歳、書いた時36くらい…芥川賞取るより前にかかれてる。朝井リョウさんの正欲を読んだ時と同じ類のものだった。難解、というかさそもそもどうやって表現すれば良いの?

こういう未来が、来ることがあるのかな。
差別なくすとか多様化とか、ドロドロとか汚いものは無いか見えないように隠され平坦になり始めてて、まぁ一見キレイに見えるけど、隠したところでなくなってはいないんだよな。むしろ倍増するものじゃないです? 

雨音が、擬似的に性器を合わせること、それに執着しても感情が起こらないなら意味がなくね?
っていう状態を我々が小説として読んでいることがすごく皮肉というか…キカイ的にこどもを作って増やして?それはなんの為に?今までの例とはちょっと違うけど、でもマトリックスだよなぁ。意味あります?という。でもそもそも生に意味なんかあります? 意味あります?っていう。でも過渡期だから対比して考えると意味わからんってだけで、世の中の大多数がそうなってしまえば、考えることをやめてしまうよね。

追記: 今やっているドラマを見ていて、あぁーこういう世界も本当にありうるかもしれないって思った。アセクシュアル(無性愛)な人も一定数いるのだという話。

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2026年01月05日

Posted by ブクログ

ロマンティック・ラブイデオロギーを徹底的に疑問視し、否定し、開放する試み。『殺人出産』に収められている「清潔な結婚」でもそうだった。こういう世界だったら自分は楽になるのだろうか。それはそれで息苦しいのだろうか。

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2025年12月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ユートピアだしディストピア。恋から逃げたい!とかはすごい共感できるけど性行為にこだわるあまねは共感できないし、気持ち悪いと思った

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2025年12月18日

Posted by ブクログ

「コンビニ人間」の著者。だけど私は未読。

著者の作品の特異性を知らず、この一冊だけの印象。
読後感が悪いというのとは違う…読んでいて、ずっと“気持ち悪い”。
惨殺も虐待もレイプも出てこないのに、比喩するなら、それらに匹敵するほどの不快感。…いや、大袈裟かもしれないけれど、遠からず。

この世界では、夫婦間の営み(以下S)を「近親相姦」として否定し、子どもはすべて体外受精。
夫婦は“家族”であり、性的な扱いは許されない。
それぞれの恋愛を応援し、彼氏(彼女)を取っ替え引っ替えするのも普通。
なんなら、彼女と喧嘩して落ち込んだ夫を抱きしめて慰めて、ソファで一緒に眠る妻。



Sってさ、本来は「好きな人に触れたい・近づきたい・もっと知りたい」の先にあるものじゃないのかい?
「性的感情は汚れているので家庭には持ち込みません。恋愛は外でします!」って…
いや、そっちのほうがよっぽど汚れてねーか?笑

でもね。
最近はAIを恋人にする人も少なくない時代。
そのAIにいつか身体(鉄でもホログラムでもシリコンでも、犬の見た目ですら)を与えれば、みんながそれぞれ“理想の恋人”を持つ世界が来るかもしれない。
そうなるともう、今のような家族はできないし、子どもを産めない夫婦にとって体外受精は〝当たり前〟となるかも知れない。

そもそも“当たり前”なんて、生まれてから身につく時代の平均値。
だからどんなことだって“常識”になりうる。

今は突拍子もない世界のように思えても、100年後「これ未来予知じゃん!」と本を片手に沸き立つ人類が出ませんように…
そんな願いを抱きつつ閉じた一冊。

と言いつつ、今、モーレツに「コンビニ人間」読みたいと思う自分がいる笑

今年の21冊目

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2025年12月12日

Posted by ブクログ

とても読んでいて最初は不気味
な感じがしたが、日本の少子化
を考えるとこの世界に近づいて
ゆくのかなと考えさせられる。
情愛、家族、子供、孤独さえも
消滅する世界は果たして正しい
世界なのか未来の課題の様だ。

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2025年12月12日

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