しろいろの街の、その骨の体温の

しろいろの街の、その骨の体温の

1,899円 (税込)

9pt

クラスでは目立たない存在である小4の結佳。女の子同士の複雑な友達関係をやり過ごしながら、習字教室が一緒の伊吹雄太と仲良くなるが、次第に伊吹を「おもちゃ」にしたいという気持ちが強まり、ある日、結佳は伊吹にキスをする。恋愛とも支配ともつかない関係を続けながら彼らは中学生へと進級するが――野間文芸新人賞受賞、少女の「性」や「欲望」を描くことで評価の高い作家が描く、女の子が少女に変化する時間を切り取り丹念に描いた、静かな衝撃作。

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しろいろの街の、その骨の体温の のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    自分に触れて、自分だけの価値観を知り、その言葉で他人に触れることで輪郭をつくる。
    自分につけられていると思う値札は、誰の意思でもない。でも、自分が他人に値札をつけているから、きっと他人も自分につけているだろうと思ってしまう。
    自分がどこに向かうか分からず、街もどんな形になるのか分からない。何がしたい

    0
    2024年04月07日

    Posted by ブクログ

     白。

    『都合のいいやつ。』

     ってエヴァのマリみたいに言ってしまいました。

     素敵な作品でした。

    0
    2023年08月04日

    Posted by ブクログ

    街が膨れていく音がする
    ニュータウンに伸びる白い道は骨のよう
    身体の中で骨が伸びて軋む音がする

    五感が研ぎ澄まされていくようだ。

    小学女子のあるあるや、中学校でのクラスカーストの描写がとてもリアル。自分より"下"がいることに安心するが、"上"の女子から標的

    0
    2023年04月21日

    Posted by ブクログ

    村田さんの本は何よりも優先させて一気に読んでしまいたい本。
    女性の特有の感情や気持ちをズバリ書き上げて、むかしを思い出しながら一気に引き込まれて読んでしまった。

    0
    2021年02月09日

    Posted by ブクログ

    カーストだけで悩むことができるなら、それはいい学生時代だと思った。
    彼女の親は、いつも彼女の味方

    自分にとって、あの時代は
    親から、早く逃げる為の時間だったな。
    感想を見ていると、懐かしいとか書いている人が多く、
    自分の親との関係性の違和感が多く、うらやましく思ってしまった。

    0
    2025年01月09日

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