【感想・ネタバレ】コンビニ人間のレビュー

あらすじ

「普通」とは何か?
現代の実存を軽やかに問う第155回芥川賞受賞作

36歳未婚、彼氏なし。コンビニのバイト歴18年目の古倉恵子。
日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、
「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる――。

「いらっしゃいませー!!」
お客様がたてる音に負けじと、今日も声を張り上げる。

ある日、婚活目的の新入り男性・白羽がやってきて、
そんなコンビニ的生き方は恥ずかしい、と突きつけられるが……。

累計92万部突破&20カ国語に翻訳決定。
世界各国でベストセラーの話題の書。

解説・中村文則

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コンビニのアルバイトとして18年働く、独身女性の古倉恵子36歳。
週5でシフトに入り、勤務態度はマニュアル通りの”正しい”対応。
店長から重宝され、同僚ともうまくやっている、はずでした。
新入りのアルバイトが入ってくるまでは…。

かく言う私もコンビニ店員として4年間働いていました。
正社員、歳の近い学生アルバイト、日中に働く40代の主婦、未婚(恐らく)の30歳以上の謎の人。
日本社会の縮図かと思えるほど様々な人がいますが、それぞれ自分の価値観で相手をみていて、
「自分こそが主人公」だと思っているはず。
本作は、「コンビニ店員である自分こそが、普通で正しい主人公」と考える恵子の主観が鮮明に描かれています。
「なぜコンビニ店員なのか」。これが神髄だと思います。

目まぐるしく変わる衝撃展開に魅了されたいあなたも、
世の中の“普通”について考えを深めたいあなたも、
1~2時間でサクッと本を読みたいあなたも。

世界各国で読まれていることからも、作品の魅力は語るに及ばずですが、
皆様に1度は読んでいただきたい名作です。

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感情タグBEST3

購入済み

共感しかない

冒頭から難しい描写が一切なく、
全ての言葉、文章が読みこめ、コンビニで働く自分を見ているようでした。
幼少期から周りと同じでなければいけないという
呪縛、皆と違うと変わった人と思われ、削除される「村社会」をストレートに描かれています。自分の思いを発言し皆に驚かれる描写は、私自身がいつも感じている違和感を具現化してくれました。ストーリーもこちら側の人間には「わかるわかる」と頷ける事ばかりで、普通に生きている人には衝撃かもしれません。賞を取るにふさわしい作品でした。1時間で完読しました。

3
2021年02月17日

購入済み

すごい!

普段読書などはしませんが、何かでおすすめされていて気になって読んでみました。
そんな自分にもスラスラと読めて、とても楽しめる作品でした。
そしてたまには読書もいいなと思えさせてくれました!

1
2021年05月20日

Posted by ブクログ

面白かった。普通に生きているように見える人間も、世間や社会が作った「普通の人間マニュアル」に沿って生きているだけなのかもしれないと気付かされた。その方が生きやすいのは確かだけれど、たまにはそれに疑問を持ってみるのも良いかも知れないと思った。

0
2026年08月09日

Posted by ブクログ

新聞で紹介されていて購入
「普通さぁ…」 日常会話に出てくるこの言葉が嫌いな私は反応しまくり。 白羽さんがクズすぎて逆に面白い。
生きづらさを抱えながらもコンビにで働くことが、パズルのピースがはまるかの如く収まって良かった。
何が普通なのか??視点を変えてみるとおもしろい。
結局 コンビニで働くという… (笑)

0
2026年08月09日

Posted by ブクログ

すき


朝井リョウ味を感じる

「これ本当に、あなたのためを思って言ってるんで、、、、!初対面ですけど、絶対にちゃんと生きた方がいいですよ!」
まじ余計なお世話だけど、私もそうなってる時があるようなきがする

0
2026年08月08日

Posted by ブクログ

人によって「普通」は違うから、お互いにそれを理解し合う事が大切だと思いました。本を読んでる時の独特な気持ち悪さがクセになる作品です。個人的にはかなりおすすめです!

0
2026年08月03日

Posted by ブクログ

読んでいてかなりイライラしてしまいました。
個人の価値観で「普通」を押し付けてくる奴。
他人を馬鹿にする割にはその他人を利用して自分が楽をする奴。(コイツはマジで腐れ外道)
作家さん自身が実際にこういった人達と遭遇してきたのだろうか?と考えてしまいます。
自分の人生なんだから自分の生きたいように生きさせろよ!と思いながら読んでいました。
最後は私が思うにはハッピーエンド!

0
2026年08月01日

Posted by ブクログ

再読。やはり面白かった。
この主人公は、自分の転職、自分の世界を見つけることができて誰よりも幸せだと思う。
世間の「普通」の規範を誰よりも内面化して、それに馴染めない自分を正当化するために社会と他者を悪者にする私は、いつまでも幸せになれない白羽と全く変わらない。

0
2026年08月01日

Posted by ブクログ

属さない人間を「変わってる」にしてるだけ
普通という実態があるようで、結局
「多数派」
「安心できる枠」
「共同体ルール」
みたいな集合でしかなくて、そこから少し外れると、人って急に“矯正”し始める。
しかも善意っぽい顔で。

だから主人公に対して、

恋愛観
家族観
働き方
過去
生き方

にみんな踏み込んでくる。
「普通になってほしい」が免罪符みたいになってる。

人って自分の感覚で生きてるから、自分の中では全部連続性あるし、“普通に考えてる”つもりなんだよね。

むしろ「自分は絶対普通です」って思い込んでる人の方が、他人を雑に切り分けたりすることもある。

0
2026年08月01日

Posted by ブクログ

 非常に良かった。
 日常的にコンビニを利用するので景色は容易に想像することができた。また、接客業でのアルバイトの経験から、“店員“と勤務時間外の自分との乖離もうまく言語化がなされていると思った。主人公のパーソナリティもあって、普通だったらイラついてしまうような場面や人物にも余計な不快感を持つことなく読むことができた。

 特にこの文庫版の解説が大変良かった。こんなふうに読書がしたいとしみじみと思った。
 ハズレの読書をしたくないという人に間違いのない作品だと思う。

 絶対に解説を読んでほしいです。

0
2026年08月08日

購入済み

小説を全く読まない自分が、知り合いにおすすめされて読みました。とても読みやすく三日坊主の自分でも最後まで読み切れましたが、読了後は言葉にできない衝撃や喪失感を感じました。普通とはなんなんですか

#深い #タメになる

0
2026年06月09日

購入済み

普通とは普通じゃないとは何か。身近な場所であるコンビニを舞台に社会的生物である人間の有り様を改めて考えさせられる面白い作品だった。

0
2026年04月06日

匿名

購入済み

難しい言葉はひとつもなく、とても読みやすい本でした。読み終わるのも一瞬で、そこまで長い話ではないが、この短い話の中でとても考えさせられるものが多くありました。人生のうちに一度でいいから読んでみてほしい本のひとつだと感じます。

#深い #タメになる

0
2025年08月09日

購入済み

おもしろい

初めての村田ワールド。気になって手に取ったが大成功。さっそく次の作品を買ってしまった
解説が中村文則なことも納得。

#共感する

0
2025年05月03日

購入済み

「普通」とは?

普通とは何なんでしょうか
普通に学校に行く?普通に友達を作る?普通に就職する?普通に結婚する?普通に子供を産む?私も様々なことに違和感を感じながら生きてきた人間なのでこの本は非常に面白かったです。
なぜ他人の人生にそこまで関心を持てる人が多いのか、いつも不思議に思います。
私は普通がつまらないです。変なやつでいたい。
きっとまた読み返します。そのくらい好きな本でした。

#深い #スカッとする

0
2024年05月15日

QM

購入済み

読みやすいが考えさせられる

読みやすい文章で、忙しい時でもサクッと読めました。
周りと同じでなければいけないという小さいころからの空気に疑問をもつ主人公、
彼女自身の考え方を見て、こういう人もいるのかと、改めて勉強になったと思います。

0
2023年12月19日

購入済み

オンリーワンの大肯定

 現代日本の同調圧力による生き辛さを一蹴する好著である。
 評価の分かれるラストシーンについては、コンビニバイトの行かず後家である主人公古倉恵子が、他人の目を気にし過ぎず、自分の納得できる生き方に進むことを示唆したもので、オンリーワンの生を大肯定するハッピーエンドと捉えたい。
 また、本書はラノベのようにエッジの効いた会話やコンビニを水槽に見立てるなど文芸作品らしい表現技巧に優れ、ぐいぐい惹き込まれつつ読んだ。

#笑える

0
2023年08月31日

購入済み

一気に読んだ

面白くて夢中になって読んでしまいました。偏った思考だし、共感できるような事はなかったのですが、何故かこちらが救われるような気がしました。

#深い

0
2022年08月03日

ネタバレ

おもしろい

読後の最初の感想は、「今っぽい話だなぁ」でした。
私は小説を頭の中でしっかりと映像化する癖があり、俳優さんや女優さんを当てて読みます。そうすることでより入り込めます。
今回の主人公は黒木華さん、店長は長谷川博己さん、など。

主人公は周りとは少し"違う"という幼少期をすごし、極力自分から何かを発さないように過ごします。
ゆくゆく自分が"違う"部分を治すのではなく、周りの"普通"な人を真似てあたかも同じかのように振る舞い生きていく。
それが非常にスムーズでやりやすいと感じたのが、コンビニ。
"古倉さん"という店員として存在し、幼少期がどうだとか考え方がどうだとか、主人公の感情や生き方など誰も気にしない。
品出し・レジ・掃除など必要とされていることを必要な分こなすという生活を35歳まで、アルバイトのまま、未婚で、続けます。

そもそも、この「誰も気にしない」というのは"普通"の人なら寂しく感じることだろうと思うけれど、主人公はその環境が心地よく感じています。
今まで"違う"ということを押し付けられていたがために、コンビニの一部になれていることに幸福を感じている。
正直、今は社会でもプライベートにまったく介入しないというのがむしろ良しとされる風潮がありますよね。
若者に多いのが
有給を取る理由を言う必要があるか?
恋人の有無を教える必要があるか?
オンライン会議では部屋を映さない  とか。
何かとハラスメントでネーミングされます。

主人公のと訳が違うのは大前提ですが、
「迷惑をかけているわけではないのだから放っておいてくれ」というのは、今っぽいですよね。
白羽は迷惑かけまくってましたけど。

といった感じで、そのリアルな社会の感じが気分を暗くさせます。
それだけ入り込めるということだと思います。
いくらでも書けそうなので強引に締めました。

あと書いておきたかったのは途中で一瞬出てきた"主人公の成れの果て"の男性です。
お客の癖に商品を整理したり客の列を正したり。
白羽に促されるまま就職してしまったら、ああなっていた。
だから主人公の判断は正解で、ハッピーエンドだと思います。

#深い #タメになる

0
2022年06月23日

Ayu

購入済み

面白い

主人公の超合理的な考えに驚かされました!

0
2022年04月25日

ネタバレ 購入済み

読みやすくて

一気に読みました。発達障害者と思われる人物がコンビニで有能なバイトとして働く様子、ラストの決断に、ロッカーや正社員のふりなどは非常識な行為ではありますが、社会に大きな迷惑をかけるでもなく、この主人公がいきいきと輝ける場所があることを嬉しく思いました。

#タメになる

0
2021年09月20日

購入済み

いつものコンビニ

いつも必要最低限の買い物だったり、滞在時間だったりの無機質なコンビニ店内。その向こう側にある人間らしさを考えさせられた作品です。

0
2021年04月23日

A

購入済み

面白かった

面白かったです。
ただ、この話をどうとらえたら良いのかは難しいですね。
読んだひとそれぞれに思うところがあるでしょう。
良いとか悪いとかの話ではないでし。

ともかく、できるだけ多くのひとが下記のことに気づいて欲しいものです。

絶対的な善悪は存在しないこと。
生きることに意味は存在しないこと。
人間の行動はすべて自分のためであること。
(人のためにしていることであっても、
その人が心のそこから相手のためだと思っていたとしても)
世界中の人間はすべて別の生き物だということ。

0
2021年04月08日

ネタバレ 購入済み

読みやすかった。

とても読みやすく面白かった。主人公の思考や価値観が淡々と語られている。考えさせられる内容ではあるが、読後感は意外とすっきり。

0
2020年04月25日

悲哀を拒否している

アプローチが違えば、もう少し掘り下げられる気がする、
と読後に最初は考えた。
あまり異常な人の、突飛な行動で脚色して読者が面白がる作り方(構造)は、
これみよがしで共感も得がたく嫌だな、と思ったが、
深く考えてみると、演出や脚色が大袈裟なだけで、
こんな人はいくらでもいるのではないか、とも後で思った。
私の身近な職場にもずっとフリーターで生きている40歳オーバーが何人かいるわけで。
ただ、作者はそういう人を描きたいわけでなくて、
どちらかというと描きたかったのは、
主人公(多分作者の内面の一部)のある種の純粋さ(短絡的傾向)だと思う。
つまり、何がいけないの? と。
『主人公は』普通でありたいだけなのに、と。
間違ったことは何も言っていないと。
言ってしまえば、主人公はただすごく真面目に働いていて、
すごく真面目に質素な生活をしているだけの人ですよね。
ずるさもなく、欲もない。誰も傷付けない。周りが理解できないだけ。
肉親が哀しめば、合わせようとさえする。
独り身が悪いわけがないわけで。
それが、パブリックとプライベートの切り分けをして生きている世間の人たちからすると、
残念ながら受け容れられず浮いてしまう。
ただし、そのへんを悲哀に持っていかないのは、
作家としてそういった視点をもしかしたら
拒否しているのかもしれない。
言い換えれば、それは怒りではないかな。
やっぱり間違ったことは何もしていないわけですよ。
結婚なんて、したい人がすればいいわけで(私は妻子がいますが)。
それらを考えると、作者が主人公をかなりの変人のように描いたのは、
ある種の皮肉かもしれませんね。
そこまで考えると、大変良作だと思います。
私も作者と同じく、個性と言いながら異質なものを平均化しようとする世間は嫌いですね。

0
2020年02月14日

購入済み

人間らしさってなんだろうと思う

人間らしさってなんだろうと考えさせられる作品。人の目をつい気にしてしまう人にはとても刺さると思います。題材は結構重いが、結構サクサク読めます。おススメです。

0
2019年12月17日

購入済み

まさか、こんな内容とは

芥川賞を受賞した作品として知ってはいましたが、題名からライトな内容だと思い込んでいました。
誰かの普通は誰かの普通じゃない、そんなの当たり前だと思っていたけど、それこそ普通じゃないのだと思い知らされた感じです。
2人以上人が群れると、時として怖くなる。
普通圧力か…
深呼吸ができる場所で暮らしたいし、一緒にいる人には深呼吸させてあげられる人になりたいです。

1
2021年07月11日

Posted by ブクログ

読みやすい小説の代表格とも言える作品じゃないでしょうか!
コンビニというみんなに馴染みのあるテーマで生きづらさについて書いてあり面白かったです。
小説読んでみようかなでも長いのはという方にオススメの一冊です。

0
2026年08月10日

Posted by ブクログ

自分にとっては不気味な小説だった。
主人公に共感できる部分もあれば、主人公の妹や友達に共感できる部分もあったり…。
ページ数が少ないのですぐ読めます。

0
2026年08月09日

Posted by ブクログ

読みやすかった。主人公の人間性や思考に近い部分があるからすごく理解できた。けどこの本を読んだことで何か新しい感情が得られたかというとそうでもないから星3寄りの4という感じ。
主人公の一挙手一投足からコンビニみを感じた。

0
2026年08月09日

Posted by ブクログ

登場人物の思考と現代社会の描写が正確で面白い。もっと踏み込んで欲しい感じもするけど、小説としての心地よさがあっていい気もする。

0
2026年08月08日

Posted by ブクログ

「普通」とは一体何なのか、周りの環境に大きく影響されるものであるのか、色々と考えさせられる。読んでいて気分は良くないが、自分の考えと向き合うことができた。

0
2026年08月06日

Posted by ブクログ

主人公、なんて愛おしいのだろう。

きっとわたしの中にも小さな古倉さんがいる。共感できる部分があるのだろう。

結婚することや子供を持つことも、一人で自分の時間を大切に優先するのも同じくらいのかけがえのないもの。

誰かの物差しではなく自分の物差しで生きていく幸せを気づかせてくれる本だった。

0
2026年08月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

文章が固くなく、難しい漢字や言い回しも少ない為、読みやすかったです。
内容に関しては、この本の中で語られる普通側と普通じゃない側、どちらにも共感できることがあった。

周囲の人と喋り方が無自覚で似てくることは確かにあって、人はそうやって個性を均していくのかなと思いました。
私自身、皆との輪では個性を出しすぎないように、と思うことがあって、関わる人によって対応が変わるところがあるから主人公に共感できる部分もありました。
最初は皆、会社の為の部品にすぎないのに、だんだん人の部分が出てくる。
ここに対しても日常で感じる部分がありました。
仕事に来ているのにプライバシーな部分にまで知りたがる人たちがいて、それに苦しめられている人がいるんだと気付きました。

好きなことが何か分からない。
何の為に生きているか分からない。
主人公にとって人生のマニュアルがコンビニで
他の業種と違って、無機質でいられる空間だからこそ生きやすかったのだと思った。

ただ、主人公がいい方向に変わったらいいなと願いながら読んでいた私は、ムラの人間なのだと思いました。
主人公にとっての幸せは本人にとって幸せならそれでいいのにと思いました。

0
2026年08月04日

Posted by ブクログ

すらすら読める。文章が引っかからずに読み切れる小説って意外と少ない。流石に芥川賞受賞作品。

特にこの主人公みたいに、少し”普通ではない”人の目線なのに、
読者に違和感を与えながらも、すらすらと文章が入ってくる。

他人が異質かどうかなんて気にせず淡々と働けばいいのに、と俯瞰して読んでいると思うが、
自分のいる環境を脅かしかねない/理解できない人がいると、自分も恐らく排除しようとしてしまうのだろう。

機械のように働くってネガティブに聞こえるけど、つくづく人間は楽を求める生き物で、この社会のシステムによって人間らしくいられているのかも。

だからヒモ男も早く働け

言い回しが面白くて普通に笑ってしまうところもあったり、薄い文庫本だが、重みのある印象的な物語でした。

0
2026年08月04日

Posted by ブクログ

普通っていう社会のマニュアルから外れた人を異質として扱う怖さと、それでも自分が最も自然に生きられる場所を選ぶ主人公の強さを感じた。

0
2026年08月03日

Posted by ブクログ

自分の中で評価に迷う小説だった。全体を通して感じる不気味さは、とても苦手。人物の描写が無機質にされていて、共感できない。共感できないからこそ、どう進んでいくのか分からず読み進めてしまう。高校時代の国語の課題図書で読んだカフカの「変身」を読んでいるときにも同じ感覚だった。
共感できない、とした一方で読み終えてみると、多分誰にでもあるであろう自らの内に秘められた異質さを肥大化させたのがこの主人公なのかとしれないとも感じる。
主要登場人物の白羽の人間としての器のちっぽけさを、自分にも思うところがあり、図星を突かれたようで嫌だった。

もう一回読むのかはわからない。たぶん忘れることができない一冊。

0
2026年08月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『コンビニ人間』は、「普通」とは何かを問い、自分らしい生き方を模索する主人公の物語。
誰もが一度は「普通でいなければ」と悩んだ経験があると思うので、多くの人におすすめしたい。

特に印象に残ったのは、周囲の期待する「普通」に合わせようとしてコンビニを辞めた主人公が、生気を失ってしまう場面。
そして再びコンビニに足を踏み入れた瞬間、本来の自分を取り戻したように生き生きとする姿が強く心に残った。

この場面から、幸せは「周りが正しいと言う生き方」にあるのではなく、「自分が心地よいと思える生き方」を選ぶことにあるのだと感じた。私自身も周囲に流されるのではなく、自分の気持ちを大切にして選択していきたいと思う。

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2026年08月03日

Posted by ブクログ

【普通】が分からないことは生きてきた中でたくさんあったけど、ここまで分からなくはなかったとは思う。その人の役割を全うすることに世界は安心する。

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2026年08月03日

Posted by ブクログ

個人的にはグサグサ来たところがありました。
主人公ほどある意味病的な所があるわけではない(と思っている)けど、いい歳して就職していない、いい歳して恋愛経験がない、いい歳して結婚していない、いい歳して子供がいない、という周りから求められる「普通」を全て揃えられていないということにどこか引け目を感じているからだと思います。
ただ、そんな私がこの本を読んだからと言って救われた気になったかと言えばそんなことはなかったです。
周りから求められてることってこういうことだよね、ということを再認識させられただけという感じです。
作品としては読みやすく一気読み出来る長さで面白いストーリーだなと思いました。

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2026年08月01日

Posted by ブクログ

読んでいて少し苦しかったです。社会に静かに流れる、結婚し、子供を産み育て、周囲が納得する社会的身分に納まり、周囲が納得するコミュニケーションを取りながらトラブルを起こさず生活を送るという主流。

この流れる主流から外れていくと徐々に周囲から排除され生きづらくなっていく恐ろしさ。これは結局、全ての人が多かれ少なかれ抱えて生きているのではないだろうか。
 
主人公は少し極端で周囲とはズレているのかもしれないけど何も悪いことはしていない。自身を取り巻く同調圧力に対応出来ずこぼれ落ちて行く様子は読んでいて辛かった。読後、心にズンと重い石が乗っかったような感覚です。

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2026年08月09日

購入済み

考えさせられた

普段全く読まない小説、純文学でしたが、とても読みやすかったです。社会、普通、異質、圧力…すっと全身に入ってきて理解が広がっていくようでした。主人公に今の自分が重なって、胸が苦しくなりました。

#切ない #エモい #深い

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2025年09月06日

購入済み

面白かった

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2025年05月30日

匿名

購入済み

社会が求める「普通」という名のコードとの距離感の問題はある人にとっては問題とも認識されず、またある人は完全にそれに同化してそのコードを拡大再生産する尖兵ともなり得るが、本作の主人公にとってはそれは対象として認識は出来つつもそのようには振る舞えない。一方で「コンビニ店員」としてのコードは完璧に振る舞うことができる。対して白羽にとってそのコードは自身を攻撃してくるのもでしかなく、と同時にそのコードを使って他者を攻撃してもいる。矛盾しているようでいて実際にはこのような人は多く見かける。
コンビニの他の従業員や地元の旧友、そして主人公の妹などは、彼らの価値体系(と言ってもそれは彼ら自身の頭で作り出されたものではなく社会が求める普通という規範であるが)からすると理解不能な主人公を、自身の理解可能な地平に持ってきてジャッジしようとする。そして「叱って」異物を排除して、内部の、「こちら側」の結束を固めようとする。
理解不可能なものを理解不可能なものとして理解する知性は多くの人には無いのだ。

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2024年09月12日

購入済み

普通って何?

個性が強すぎると敬遠され普通じゃないと言われ淘汰されていく。主人公は妹に助言を求め普通の人間に近づこうと外見や話し方を変えていく。そうしないと生きていけない。ただただコンビニの仕事に24時間精神も縛られてないと崩れてしまう。
毎回縄文時代を語る白羽さんとの出合いは彼女にとって普通になれる事だったのか?社会不適合者だったかも知れない彼女がコンビニ店員に身を置くことで社会の歯車に成れたと感じられればこれからも頑張れるのだろう。普通とは?と考えさせる一冊でした。

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2022年02月20日

a

購入済み

同調圧力

とはとても恐ろしいし、自分加害者になってしまっている時がある。
何事にもニュートラルでいる事は本当に、とても難しい。

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2021年07月13日

購入済み

想像の斜め上をいく展開

友達に薦められ、書評を読んでから購入しました。
ありきたりの人間の苦渋を描いたストーリーかと思いきや、想像の斜め上をいく展開に驚きながら一気読みしてしまいました。
色々な人の生き方。これからの社会の多様性のあり方を考えさせられました。

#深い #シュール

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2021年06月06日

購入済み

普通という脅迫

知らずのうちに普通を演じ普通を強要している社会で主人公はコンビニというパッケージされた社会の歯車の中で生きていて、
主人公は結局、普通を消化してしまったのかしら。
それとも選び取った選択だったのかしら。
最後に賛否が分かれるけども、その意味を考えてしまうわねー。

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2021年04月09日

購入済み

コンビニ人間

何だか知らぬうちにハマってしまう作品でした

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2019年11月25日

購入済み

せつない

コンビニ人間って何?
と思い興味本意で読んでみました。
現代の若者の象徴である就職難民からのコンビニバイト。
自分の娘や孫もそうなる可能性はゼロではないと思うと切なく、この様な社会にしてしまった大人達に是非読んで欲しいと思いました。

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2019年01月24日

Posted by ブクログ

不思議な感覚に襲われた小説だった。

「世の中の当たり前」「世の中の圧」「普通」「皆んなと一緒であること」…本の中で言う「あっち側」に居る私が、この本の意味や主人公・古倉恵子の感覚を理解できないことに、少し焦りと不安を感じた。それと同時に、この本を「分からない」という一言で片付けてはいけない気がした

十人十色の考え方や生き方が人にはあり、それを否定したり決めつけはしてはいけないのに、無意識に固定概念や偏見みたいなものでそれらを判断してしまう。それが正しいのか、もしくは間違っているのか。最後まで読んで、余計分からなくなった。結果「分からない」という感想になってしまっていて悔しい。

ハッピーエンドでもバッドエンドでもなく、不思議な感覚に襲われる読後感。
でも文章的に?というか、主人公の言葉や頭の中での思いにテンポ感があり、面白かった。短時間で読み切ってしまいました。

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2026年08月09日

Posted by ブクログ

作中で恵子を苦しめていたのは、世間が共有する「普通」と、普通でない人を裁こうとする人々だった。自分も、どこかで聞いてきたような価値基準で他人を評価していないか考えさせられた。どんな近しい間柄であろうと、他人の生き方に干渉することは許されないと思った。

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2026年08月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とても現実味のある作品だなと思った。
ただ、主人公は特別他人とは違う「病気」を持っているとは思わなかった。人間誰しもこのような例でなくても同じような側面を持ち合わせているのでは?と思った。それも含めて現実味のある作品だと思った。
私は主人公よりも白羽の方が常人離れしているなと思った。俗に言う スピ というやつだと思う。彼の発言はところどころ矛盾点が多く人間としての完成度は低いと感じたため彼の発言1つ1つが軽く感じられることから、彼の方が浅はかで、見るに堪えないと感じる。
私はまだ学生なのでバイト経験も社会経験も無いからなのかもしれないが、そこまでの感動や村田さんの才能に関して共感することができなかった。よって、解説もずっと「何言ってるんだろ」としか思えなかった。
社会人になってからもう一度読み返してみたい本ではある。

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2026年08月05日

Posted by ブクログ

普通とはなんだろう。
多数派の意見なのか、力を持つ者の意見なのか。
ただ、自分の普通やアイデンティティも大事にしていきたいと思った。
生きづらさを抱えている人が少しでも減りますように。

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2026年08月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読んでいて心地良い舌触りの良い文章だけで構成されるような小説では決してないけれど、だからこそ、登場人物達が自分は生身の人間であると、現実感を持って侵食してくるような気分だった。
白羽さんと同居していることをコンビニの人達にバレた後、主人公にとって少なくとも勤務中は自分と同じコンビニ店員という生き物を全うしていたはずのみんなが、白羽さんの言葉を借りるとムラの人間として意思を持ち始めたような描写は、良い意味で気持ち悪くてゾクゾクした。

0
2026年08月04日

Posted by ブクログ

主人公や周りも物語自体も不気味な感じ
普通ってなんだろう
普通じゃなくても誰になんと言われようと、自分自身が良ければそれで良いのではないかと思う

0
2026年08月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まず読み始めて強く感じたのは、不気味さ(褒めてる)。主人公はコンビニにいると「人間らしくなれる」と表現しているけれど、コンビニは味も量も産地も全てが画一化されていて、個性というものを限りなく消されている無機質な場所。その場所で繰り広げられるマニュアル通りの接客やルーチンに怖くなって、語尾の伸ばし棒や!だらけの話し方に、みんなが同じ顔をしている異常さに、個人が消されていく感じが、けれども逆に絶妙なリアリティさも感じて、どんどん気味が悪くなる。コンビニについて、「強制的に正常化され、異物がすぐに排除される場所」「水が入れ替わるように中身が入れ替わる」と書いてあるけれど、まるで体裁は光る小さい箱として保っているけれど、中では何かが垂れ流されてたり、吹き出してたりする表紙の絵と絶妙にリンクする。「普通」がテーマということだけれど、どこを切り取っても普通ではない。それぞれがそれぞれでなんだか異常さというかカルト味すらする。主人公とその周り、主人公と白羽、「本物」と「偽物」、「動」と「静」とか色んなもののコントラストが描かれていて、その対比がグロテスクさを助長させてるのかもしれない。
あと、すごくセクシュアルな話を混ぜようとするのは作家の癖?性に関する描写と滲み出るカルト味も作家らしさなのかもしれない。

0
2026年08月02日

Posted by ブクログ

【ハッピーエンド】なのか【バッドエンド】なのかは読み手により変わるかと。
コンビニのようにどこにでもある。
どこにでもいる人が普通なのか?そもそも普通って何?普通の基準って誰が決めるの?と考えさせられる一冊。

0
2026年07月27日

ネタバレ 購入済み

シュールすぎる

コンビニ人間って比喩でも何でもなくてそのまんまコンビニの為に生きる人間だった。でも自分も周りの話し方を真似したり影響されたりしてるから共感。

#シュール

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2025年05月03日

購入済み

SF?それともサスペンス?読後感がとても後味が悪く、それが良い意味で面白かったです。
のほほんとしたコンビニでの日常小説かな?と、気軽な気持ちで読み始めたことを後悔しつつ、最後まで一気に読み終えてしまいました。

#エモい #シュール #ダーク

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2023年03月25日

ネタバレ

まず読み始めて、主人公は発達障害の傾向が強いなと思いました。
私自身ASDの診断を受けており、主人公には共感する部分が多い、というよりも、私が書いた日記を読んでいるかのような感覚でした。

作中で、主人公が妹に「いつになったら治るのか」「どうすれば普通になるのか」というように責められる場面があります。それに対する「指示をくれれば私はどうだっていい。ちゃんと的確に教えてよ」という主人公の言葉は、まさに私の主張そのものでした。主人公や私のような人間は、周りの要望に応えるためにわざわざ行動しようとしているというのに、一体どうして具体的な改善案を出してくれないのでしょうか。こちらが歩み寄ろうとしているのに、一方的に糾弾してくるなんて、どう考えても非があるのはあちらではないのでしょうか。

自分自身のモヤモヤが物語になった、というような作品で、共感は得られましたが、感動や新たな発見はありませんでした。

#ほのぼの

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2022年07月16日

購入済み

主人公がアスペルガー だとは書いていませんが、読み手によってはアスペルガーであるだろうと想像させて読ませてしまうところが、実際アスペルガーの人がいる中で生活している、もしくは家族や自分自身がアスペルガーである場合、評価というか読んだ感想や気持ちが大きく変わってくる作品だと思います。

小説というのはあくまで一人の人間、個人の思想を文字にするというものであるからこそ、それが全てではないということも含めて読むのでしょうが。

ここで描かれる普通や、主人公が紛れようとする普通や、登場する全ての人が目指す普通は日本独特の普通である部分も多く、人間世界に共通していえる普通もあり、日本の普通はどこかの国では普通ではない、アスペルガー だろうがなんだろうがここで書かれている皆が目指す普通のことは、ある人にとっては普通であっても、普通どころか君達は何に洗脳されてるのだと異様に感じる人もいるのも事実なので、普通を押し付けようとするシーンでのやりとりなどは、小さな世界感で独特で読んでいて気味が悪かった。カルト集団の小さな世界にも感じる。

この世界は広くて、どこかの空間では普通で当たり前になっているけど、どこかの空間では普通ではなく、当たり前じゃないことがある、人間は視野が狭くなると怖いなと感じ、気味悪さや生きづらさが伝わる作品です。

しかしながら、貧困という問題は個人の責任ではなく国をあげて取り組むべきことだと考えさせられます。こんなに真面目に一生懸命、天職を見付けて輝いて働いているにもかかわらず、人生の一生を保証されないなんて悔しいばかり。

コンビニのマニュアルは、軍隊の規律の中にいるようでさえあり、厳しいですね、怖いですね。

こんなに厳しい毎日なのに、一生懸命働いても保証されないのですね。料金支払い、荷物の受け渡し、毎日の食事まで。街の人々の為に、24時間手厚くおもてなしをしているのに、街の人のために動いてくれるはずの役所の窓口は態度が悪くても許されて、コンビニ店員は態度が悪いと社会の悪になってしまうのですね。

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2019年12月31日

K

購入済み

小説の本質がこれだとしたら、やはり小説を好きになれない。気持ち悪さだけが残った。

#ダーク

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2022年06月21日

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