【感想・ネタバレ】コンビニ人間のレビュー

あらすじ

「普通」とは何か?
現代の実存を軽やかに問う第155回芥川賞受賞作

36歳未婚、彼氏なし。コンビニのバイト歴18年目の古倉恵子。
日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、
「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる――。

「いらっしゃいませー!!」
お客様がたてる音に負けじと、今日も声を張り上げる。

ある日、婚活目的の新入り男性・白羽がやってきて、
そんなコンビニ的生き方は恥ずかしい、と突きつけられるが……。

累計92万部突破&20カ国語に翻訳決定。
世界各国でベストセラーの話題の書。

解説・中村文則

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コンビニのアルバイトとして18年働く、独身女性の古倉恵子36歳。
週5でシフトに入り、勤務態度はマニュアル通りの”正しい”対応。
店長から重宝され、同僚ともうまくやっている、はずでした。
新入りのアルバイトが入ってくるまでは…。

かく言う私もコンビニ店員として4年間働いていました。
正社員、歳の近い学生アルバイト、日中に働く40代の主婦、未婚(恐らく)の30歳以上の謎の人。
日本社会の縮図かと思えるほど様々な人がいますが、それぞれ自分の価値観で相手をみていて、
「自分こそが主人公」だと思っているはず。
本作は、「コンビニ店員である自分こそが、普通で正しい主人公」と考える恵子の主観が鮮明に描かれています。
「なぜコンビニ店員なのか」。これが神髄だと思います。

目まぐるしく変わる衝撃展開に魅了されたいあなたも、
世の中の“普通”について考えを深めたいあなたも、
1~2時間でサクッと本を読みたいあなたも。

世界各国で読まれていることからも、作品の魅力は語るに及ばずですが、
皆様に1度は読んでいただきたい名作です。

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感情タグBEST3

購入済み

共感しかない

冒頭から難しい描写が一切なく、
全ての言葉、文章が読みこめ、コンビニで働く自分を見ているようでした。
幼少期から周りと同じでなければいけないという
呪縛、皆と違うと変わった人と思われ、削除される「村社会」をストレートに描かれています。自分の思いを発言し皆に驚かれる描写は、私自身がいつも感じている違和感を具現化してくれました。ストーリーもこちら側の人間には「わかるわかる」と頷ける事ばかりで、普通に生きている人には衝撃かもしれません。賞を取るにふさわしい作品でした。1時間で完読しました。

2
2021年02月17日

購入済み

すごい!

普段読書などはしませんが、何かでおすすめされていて気になって読んでみました。
そんな自分にもスラスラと読めて、とても楽しめる作品でした。
そしてたまには読書もいいなと思えさせてくれました!

1
2021年05月20日

Posted by ブクログ

「普通に対する葛藤や疑問」については、共感できるところが多かった。コンビニ店舗の内情が知れて面白かった。

0
2026年05月24日

Posted by ブクログ

「普通」でないこと、「異物」であることに、こんなにも世の中は冷たく酷い仕打ちをするものなのかなと、とても切ない気持ちで読みました。
独身、正社員じゃない人が読んだら、さぞ傷付くであろう場面もあり、胸が締め付けられました。

主人公が生きられる世界があって良かった。
ラストは鳥肌が立ちました。

0
2026年05月24日

Posted by ブクログ

表紙のデザインがかっこいい。
最初この作品は芥川賞受賞作と聞いて、文体がすこし難しいのかな?と不安だったが、むしろ使われている表現は平易なものしかなくてとても読みやすかった。こんなに熱中して小説を読み進めることができたのは本当に久しぶりだった。主人公の考え方は、すごい合理的でちょっと(というか、かなり)倫理性を欠いたものであるのにもかかわらず、納得できてしまうところがあると思った。だから、主人公を取り囲む人たちは”普通”なのに、主人公の眼を通してみると歪んで見えてしまうところが面白い。社会は合理的に動いているように見えて、実は「常識」という名の非合理性の基に成り立っているのだということを感じた。

0
2026年05月24日

Posted by ブクログ

どこのバイト先にも、ちょっと変わっている人っている。タイミー経験があったから、当時の記憶とつながって、物語の世界観を楽しめた。
 
主人公がコンビニのバイトに依存している描写を読んで、(あの人たちは仕事しながらこんなこと考えているんだ、、)ってちょっと気持ちが分かったというか。

でも最後の8行は、読者の想像力にゆだねられた終わり方でしびれた。

あとは、自分で自分の存在を定義する感じが、サルトルの実存主義を彷彿させるなぁとも思ったり。

テンポ感のあるストーリーなのに、テーマはしっかりめで面白かった。

0
2026年05月23日

Posted by ブクログ

普通とはなにかを考えさせられる。みんなに合わせる、これが普通だから、社会に適合しないから存在意義がない、といった空気を感じる世の中への痛烈な批判。

0
2026年05月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一気読みした!
テンポがよく読みやすかった。
主人公がコンビニと相性がよくて?運命共同体で、爽快だった。18歳の時にコンビニと出会えてよかったね、まるで運命の人だね。

白羽、社会のゴミだがこういう人ってどうしようもないのかね、死んでほしいと思ってしまう周りの人間に共感した。その分、白羽の暴言に傷つかない主人公はすごい(それに傷つかないことが普通の人間ではないことなので、それが生きにくい原因でもあると思うが)。

最後は、ハッピーエンドに感じた。コンビニも主人公が戻ってきてくれて嬉しいと思う。コンビニの社員になれそうなのでは?と思ったけど、なったほうがいいと思うことが、私も普通を押し付けているのかという気もする。

0
2026年05月17日

Posted by ブクログ

まだ一回しか読んでいないが、さまざまな角度から読んでみるとより面白いのではないかと感じた。
一つは主人公目線、二つ目は白羽さん目線、三つ目はその二人に関わる人、4つ目は物語性について。
一回目読んだ時は、上記の3つ目、4つ目で思うところがあった。三つ目のその二人に関わる人という目線で読んだが、主人公や白羽さんが少し怖くあまり関わりたくないなという印象を持った。この考え方について深掘りすると、私もその二人のことを普通ではないと判断したからだろう。人はこれくらいわかるよね、という当たり前の認識が合っていなければ、普通ではないと認識されると感じた。
4つ目に関しては、主人公にとってはハッピーエンドだったと思うが、その他は誰もハッピーエンドになっていない。また、普通と言われるものが一人一人違う中で、過度に普通からずれてしまうと周りの人間にも迷惑をかける。

少し思考を変えると、現代のようなSNSでいつでも誰かを見て比較することができる時代は、この本のように自分がハッピーエンドになるためにどうするかを考えることも大事とも受けれる感じがしてきた。

なんか色々考えさせられた気がした。

0
2026年05月17日

購入済み

普通とは普通じゃないとは何か。身近な場所であるコンビニを舞台に社会的生物である人間の有り様を改めて考えさせられる面白い作品だった。

0
2026年04月06日

Posted by ブクログ

私も学生時代に2年ほどコンビニでアルバイトをしていたので、コンビニで働いたことのある人なら分かる分かる!となる描写がたくさん散りばめられていて、とても懐かしい気持ちになりました。

古倉さんは冒頭から幼少期のエピソードで世間一般でいう普通とはかけ離れた子として描かれていますが、白羽というどうしようも無いクズ人間が登場してから更に古倉さんの異様さが際立ちます。
(古倉さんの応答にスカッとします)

最終的に、“普通の人間”として生きることをやめ、自分は“コンビニ店員”という生き物なのだと受け入れた古倉さん。
コンビニの窓ガラスが妹の生まれたばかりの赤ちゃんを見た時の病院のガラスと同じように映り、その中でコンビニ人間 古倉恵子が誕生して物語は幕を閉じるのですが、古倉さんにはコンビニ店員が天職で最後にそれに気づけたのが私個人としてはハッピーエンドだったなと感じました。

「普通」とは何なのか、そして誰のための基準なのかを考えさせられる一冊でした。

0
2026年05月17日

匿名

購入済み

難しい言葉はひとつもなく、とても読みやすい本でした。読み終わるのも一瞬で、そこまで長い話ではないが、この短い話の中でとても考えさせられるものが多くありました。人生のうちに一度でいいから読んでみてほしい本のひとつだと感じます。

#深い #タメになる

0
2025年08月09日

購入済み

おもしろい

初めての村田ワールド。気になって手に取ったが大成功。さっそく次の作品を買ってしまった
解説が中村文則なことも納得。

#共感する

0
2025年05月03日

購入済み

「普通」とは?

普通とは何なんでしょうか
普通に学校に行く?普通に友達を作る?普通に就職する?普通に結婚する?普通に子供を産む?私も様々なことに違和感を感じながら生きてきた人間なのでこの本は非常に面白かったです。
なぜ他人の人生にそこまで関心を持てる人が多いのか、いつも不思議に思います。
私は普通がつまらないです。変なやつでいたい。
きっとまた読み返します。そのくらい好きな本でした。

#深い #スカッとする

0
2024年05月15日

QM

購入済み

読みやすいが考えさせられる

読みやすい文章で、忙しい時でもサクッと読めました。
周りと同じでなければいけないという小さいころからの空気に疑問をもつ主人公、
彼女自身の考え方を見て、こういう人もいるのかと、改めて勉強になったと思います。

0
2023年12月19日

購入済み

オンリーワンの大肯定

 現代日本の同調圧力による生き辛さを一蹴する好著である。
 評価の分かれるラストシーンについては、コンビニバイトの行かず後家である主人公古倉恵子が、他人の目を気にし過ぎず、自分の納得できる生き方に進むことを示唆したもので、オンリーワンの生を大肯定するハッピーエンドと捉えたい。
 また、本書はラノベのようにエッジの効いた会話やコンビニを水槽に見立てるなど文芸作品らしい表現技巧に優れ、ぐいぐい惹き込まれつつ読んだ。

#笑える

0
2023年08月31日

購入済み

一気に読んだ

面白くて夢中になって読んでしまいました。偏った思考だし、共感できるような事はなかったのですが、何故かこちらが救われるような気がしました。

#深い

0
2022年08月03日

ネタバレ

おもしろい

読後の最初の感想は、「今っぽい話だなぁ」でした。
私は小説を頭の中でしっかりと映像化する癖があり、俳優さんや女優さんを当てて読みます。そうすることでより入り込めます。
今回の主人公は黒木華さん、店長は長谷川博己さん、など。

主人公は周りとは少し"違う"という幼少期をすごし、極力自分から何かを発さないように過ごします。
ゆくゆく自分が"違う"部分を治すのではなく、周りの"普通"な人を真似てあたかも同じかのように振る舞い生きていく。
それが非常にスムーズでやりやすいと感じたのが、コンビニ。
"古倉さん"という店員として存在し、幼少期がどうだとか考え方がどうだとか、主人公の感情や生き方など誰も気にしない。
品出し・レジ・掃除など必要とされていることを必要な分こなすという生活を35歳まで、アルバイトのまま、未婚で、続けます。

そもそも、この「誰も気にしない」というのは"普通"の人なら寂しく感じることだろうと思うけれど、主人公はその環境が心地よく感じています。
今まで"違う"ということを押し付けられていたがために、コンビニの一部になれていることに幸福を感じている。
正直、今は社会でもプライベートにまったく介入しないというのがむしろ良しとされる風潮がありますよね。
若者に多いのが
有給を取る理由を言う必要があるか?
恋人の有無を教える必要があるか?
オンライン会議では部屋を映さない  とか。
何かとハラスメントでネーミングされます。

主人公のと訳が違うのは大前提ですが、
「迷惑をかけているわけではないのだから放っておいてくれ」というのは、今っぽいですよね。
白羽は迷惑かけまくってましたけど。

といった感じで、そのリアルな社会の感じが気分を暗くさせます。
それだけ入り込めるということだと思います。
いくらでも書けそうなので強引に締めました。

あと書いておきたかったのは途中で一瞬出てきた"主人公の成れの果て"の男性です。
お客の癖に商品を整理したり客の列を正したり。
白羽に促されるまま就職してしまったら、ああなっていた。
だから主人公の判断は正解で、ハッピーエンドだと思います。

#深い #タメになる

0
2022年06月23日

Ayu

購入済み

面白い

主人公の超合理的な考えに驚かされました!

0
2022年04月25日

ネタバレ 購入済み

読みやすくて

一気に読みました。発達障害者と思われる人物がコンビニで有能なバイトとして働く様子、ラストの決断に、ロッカーや正社員のふりなどは非常識な行為ではありますが、社会に大きな迷惑をかけるでもなく、この主人公がいきいきと輝ける場所があることを嬉しく思いました。

#タメになる

0
2021年09月20日

購入済み

いつものコンビニ

いつも必要最低限の買い物だったり、滞在時間だったりの無機質なコンビニ店内。その向こう側にある人間らしさを考えさせられた作品です。

0
2021年04月23日

A

購入済み

面白かった

面白かったです。
ただ、この話をどうとらえたら良いのかは難しいですね。
読んだひとそれぞれに思うところがあるでしょう。
良いとか悪いとかの話ではないでし。

ともかく、できるだけ多くのひとが下記のことに気づいて欲しいものです。

絶対的な善悪は存在しないこと。
生きることに意味は存在しないこと。
人間の行動はすべて自分のためであること。
(人のためにしていることであっても、
その人が心のそこから相手のためだと思っていたとしても)
世界中の人間はすべて別の生き物だということ。

0
2021年04月08日

ネタバレ 購入済み

読みやすかった。

とても読みやすく面白かった。主人公の思考や価値観が淡々と語られている。考えさせられる内容ではあるが、読後感は意外とすっきり。

0
2020年04月25日

悲哀を拒否している

アプローチが違えば、もう少し掘り下げられる気がする、
と読後に最初は考えた。
あまり異常な人の、突飛な行動で脚色して読者が面白がる作り方(構造)は、
これみよがしで共感も得がたく嫌だな、と思ったが、
深く考えてみると、演出や脚色が大袈裟なだけで、
こんな人はいくらでもいるのではないか、とも後で思った。
私の身近な職場にもずっとフリーターで生きている40歳オーバーが何人かいるわけで。
ただ、作者はそういう人を描きたいわけでなくて、
どちらかというと描きたかったのは、
主人公(多分作者の内面の一部)のある種の純粋さ(短絡的傾向)だと思う。
つまり、何がいけないの? と。
『主人公は』普通でありたいだけなのに、と。
間違ったことは何も言っていないと。
言ってしまえば、主人公はただすごく真面目に働いていて、
すごく真面目に質素な生活をしているだけの人ですよね。
ずるさもなく、欲もない。誰も傷付けない。周りが理解できないだけ。
肉親が哀しめば、合わせようとさえする。
独り身が悪いわけがないわけで。
それが、パブリックとプライベートの切り分けをして生きている世間の人たちからすると、
残念ながら受け容れられず浮いてしまう。
ただし、そのへんを悲哀に持っていかないのは、
作家としてそういった視点をもしかしたら
拒否しているのかもしれない。
言い換えれば、それは怒りではないかな。
やっぱり間違ったことは何もしていないわけですよ。
結婚なんて、したい人がすればいいわけで(私は妻子がいますが)。
それらを考えると、作者が主人公をかなりの変人のように描いたのは、
ある種の皮肉かもしれませんね。
そこまで考えると、大変良作だと思います。
私も作者と同じく、個性と言いながら異質なものを平均化しようとする世間は嫌いですね。

0
2020年02月14日

購入済み

人間らしさってなんだろうと思う

人間らしさってなんだろうと考えさせられる作品。人の目をつい気にしてしまう人にはとても刺さると思います。題材は結構重いが、結構サクサク読めます。おススメです。

0
2019年12月17日

購入済み

まさか、こんな内容とは

芥川賞を受賞した作品として知ってはいましたが、題名からライトな内容だと思い込んでいました。
誰かの普通は誰かの普通じゃない、そんなの当たり前だと思っていたけど、それこそ普通じゃないのだと思い知らされた感じです。
2人以上人が群れると、時として怖くなる。
普通圧力か…
深呼吸ができる場所で暮らしたいし、一緒にいる人には深呼吸させてあげられる人になりたいです。

1
2021年07月11日

Posted by ブクログ

破滅的。
でも、こんな人達いろんなとこにいる。
マニュアルが楽な人も、おせっかいな周りも、怪訝な顔をする大人も、物知り顔の男性も。
女でいるということは、窮屈で、選択肢も多く、正解も複雑。
コンビニ店員で、独身の女性は普通にいると思うけどなぁ。

突き詰めて、マニュアル的な感覚が楽ってのも、わからなくはない。

正解をどこに求めるかで生き方が変わるのなら、時代が違えばこの本は、子供を産み育てる母の話になっていたと思う。
子育て人間のような…と思うと、時代を表していると思う。

0
2026年05月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

朝井リョウの正欲と通ずるものがあって好きだった。
主人公がサイコパス過ぎて笑えるけど、普通になれないことへの葛藤に共感もできて悲しくもなった。
弱者男性を煮詰めたような極端な思考の婚約相手もキモくて最高。
自分は上手く振る舞えてたと思っていたのに、それが幻想だったことに気づくところは震えた。でも、勘違いしてるときが一番幸せなのかも。結局自分の幸せは自分で決めるものだなと思った。
読みやすいボリュームなこともあって一気読みしてしまった!面白かった!

0
2026年05月24日

Posted by ブクログ

この本もずっと気になっていて、やっと読んだ本の一つ。村田沙耶香さんは結構メディアにも出ていらっしゃるし

とてもおもしろかったけど、芥川賞はもっと硬い印象があるから、意外な感じもしました。アセクシャルを超えたこういう人も一定数いるのかな。野暮かなぁ

0
2026年05月24日

Posted by ブクログ

現代社会にフィットしない人間とフィットしない人間の話、という感じ。
ここまで極端ではないにしろ、共感できる部分も多かった。ヒットしているということは似たように共感を覚える人も多いのかなと思った。

「みんなと違って現代社会に嵌まらない」と思っていたら案外そういう人結構いるのかなと。

0
2026年05月24日

Posted by ブクログ

かなりよかった。

こんな特性があると生きずらそうだな、とどこか他人事として読んでいたのに、いつしか自分の中の、社会の枠にはまりたくないという部分と、はまってしまった方が楽だと感じている部分が主人公と融合してくる。

自分は社会の一部で、しっかりと融け込んで、生活している、できていると思っていたのに、その基盤がぐらりと揺らされるような恐怖にも似た感覚だった。

みんな社会不適合者なのかもしれない。なぜなら、みんな、という前提がとても曖昧で脆いものだから。

0
2026年05月24日

Posted by ブクログ

中学の時読んで、最近読み返して、うおおおおおとなった。
やっぱり、アルバイトでも「働く」という経験をしていないとこれは同感できないと思った。中学の時は、この本はこれほど衝撃的でなかったと思う。
私は、飲食店でアルバイトをしているが、こんなふうにお客さんを見て次の行動を予測したり、天気が購買意欲を左右したりするということは理解できても、本当の意味で理解できていなかったと思う。
コンビニという社会のなんでもない、ありふれた場所であるけれども、この主人公は唯一無二である。

0
2026年05月23日

Posted by ブクログ

2026 1冊目 5/21-22
気持ち悪い。"普通"って言葉はあんまり使っちゃいけないなって思った。1番刺さった言葉は「自分の人生に干渉してくる人たちを嫌っているのに、わざわざ、その人たちに文句を言われないために生き方を選択するんですか?」 自分にリンクしてる感じですごいビリッとした。今年入って1冊目だけどページ数がそんなにないから読みやすかった!!

0
2026年05月25日

Posted by ブクログ

これは人気になる理由がわかる。
短かく、わかりやすく、おもしろい。
クレイジーな主人公に思えるが、現代社会はギクリとする人も多いと思う。
人の数だけ、歯車があるのかも。

0
2026年05月21日

Posted by ブクログ

主人公の彼女に、「あなたの生きる世界はそこだけじゃないよ。もっと違う世界もあるよ。あなたが生きやすい、生きたい、と感じられる、生き生きと生きられる場所が他のところにあるよ」って教えてあげたいと思った。

0
2026年05月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

芥川賞受賞作と言われると難しそうな気がして身構えるが、文も内容も難しいところはなくページ数も少ないのでとても読みやすかった。

生きる中で世界に抱く違和感と、無機質なコンビニの細部が的確な単語選択で描写されていて、とても腑に落ちる文章だった。
環境に合わせて変わっていく人間∽毎日商品や備品が入れ変わっていくコンビニ∽移り変わっていく世の中(どれもパーツは変わるが、その現象自体が「変わらない」とも言える)というリフレイン構造が美しくて好き。

ただ、作中で主人公が受ける世間からの「圧」は、作中年代が2016年なのを考えるとさすがにすこし前時代的すぎるようにも感じた。

白羽は本当にどうしょうもないんだけど、初めて主人公に「世界のマニュアル」を教えてくれた人で、主人公の疑問だらけで停滞していた世界への視界を少し変化させてくれた一応恩人でもあるのが面白い。
ただ、白羽のマニュアルは偏見に満ちてるので、それを真実と思って進むなら主人公の行く先は少し心配(白羽の言うことにツッコミ入れてたから全部は真に受けてないと信じたい。)

終わり方について、読んでるときから脳裏を「メリバ」という単語がかすめていて、実際ツイッターで「コンビニ人間 メリバ」で検索したら結構な数出てきたので面白かった。
何とも言えない最後だが、私はどちらかといえばハッピーエンド寄りに感じた。
これで良い感じに昇給して蓄えが作れれば、そんな人生もありだと思うなあ。

0
2026年05月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

3.7
独特な主人公の物語
コンビニ人間な主人公、考え方は極論、間違ってはないが人間らしくない
たぶん、普通の社会だと完全に異物
でも、コンビニだけは彼女を許容し、生きることを許してくれる
それまで何事もなかった人間関係が、恋愛ネタ絡むと一気に俗っぽくなるのなんでなんだろうねぇ

0
2026年05月20日

Posted by ブクログ

ヒロインはおかしい、フツウでない、変だ
と、感じるわたし(たち)の方がおかしいのかもしれない… ある意味では。

まっとうで真っ直ぐでブレない恵子。コンビニ業務に就いている間は。彼女こそ誰よりも進化した生命体とも言えよう。

彼女がコンビニに居た頃よりも、コンビニはさらに進化を遂げており、留まるところを知らず。
彼女は何処に向かうのか?呼吸をするAIロボットと化していくのか。

0
2026年05月20日

Posted by ブクログ

村田沙耶香氏の第155回芥川賞受賞作。
主人公古倉の様子はコメディでもあり、白羽と古倉の掛け合いはサイコパス感のあるホラーのようでもあり、コンビニを理想郷とする設定はディストピア系SFでもあり、現在社会に疑問を呈する社会派小説でもあり、結婚適齢期を逃した女性が生き方を発見する恋愛小説といえなくもない。まさに文学界のミクスチャー作品。それらを差し引いてエンターテイメント作品としてとにかく面白い。
「古倉さんみたいな人いるよな」と思いつつ、後半になると全然明後日の方向に進んでいる。古倉はAIのようにロジカルで頭がよく「正常」というワードに敏感で「強制的に正常化」されるコンビニを狂信的なまでに愛している。その才能が開花して自分の居場所に気づく姿は狂ったハッピーエンドとして面白い。
出だしは「これが芥川賞作品?」と思うが、後半にいけばいくほど文学の新しい形を提示している逸品。

0
2026年05月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

分かる気がする。
飲食店で働いてたとき、なんかすごく安定してたんだよね。マニュアルに沿って、レールに沿っていかに正確に道を歩むか。それを突き詰めていけば良い。だから生き方としてはとてもシンプル。ある意味高潔なのかな。
本人が良ければ良いと思うんだけど、それは赤の他人だからこその感想なんだろうな。主人公が身内なら確かに心配にはなる。
コンビニの正社員はなんで目指さなかったんだろ。
良い線行きそうだけどな。

0
2026年05月20日

Posted by ブクログ

途中までは感情移入できていて,とても描写が素晴らしいと感じていたが,次第に主人公の狂気に私の狂気が追いつけなくなったので尻窄みに終わった。
私の可能世界でもあると思うと,少し恐ろしい。人によっては相当苦しく思うのではないだろうか。

0
2026年05月17日

Posted by ブクログ

 世界99を先に読んだので目新しさは少しばかし減ってしまった。だが、それを踏まえても面白い。
 解説を読んで色々分かったことがある。まず「世界99」を読んだ時も思ったのだが、この作者の小説はかなりデフォルメ化された人物が多いと思った。てか、デフォルメ化しかいないのではと。だが「コミカルな描写も挿入されているから一概にデフォルメ化とは言えない」と解説では書かれていた。確かにと思った。
 次に五感について注目していた。始まりが聴覚で、視覚、嗅覚、味覚、触覚と続く。だが、嗅覚と味覚は会話文のみで登場、触覚の具体的描写も極端に少ない。このことから、生々しい人間的なものより、無機質なものを好む主人公と、コンビニ/コンビニ店員という性質と、五感の濃淡が一致する形に表現されている。コンビニは匂いはなく、エアコンで温度は一定、肌触りもパッケージ化されたものが多い。関係性を抽象的に表現するのではなく、五感の濃淡まで一致させているとのこと。これがもし本当にそうなら、バケモノだよ。
 
 ストーリー的な面白さではなく文学的な面白さを感じる。だってコンビニバイトを18年ほど続けて、一瞬辞めて、またコンビニバイトを探すだけだから。けど、そんな話を、日常をここまで面白くさせている。誰しもが共感する描写があるし、誰しもが後ろ指を指される感覚になる。コンビニ人間も他人事ではない。私自身だって会社人間になろうとしている。それが"普通"で生きやすいから。作者はそんな社会に疑問を呈しているのだろう。

0
2026年05月17日

Posted by ブクログ

じわじわきた。
個性の喪失とか、社会からの疎外感とか、人間らしい個性って?とか考えたけど、結局、最後に主人公が"細胞全部が欲求している"ことに従って行動するところが最高だった。

0
2026年05月17日

Posted by ブクログ

読み終わってもなお
自分の人生を振り返り
考えを巡らせられる
余韻の残るすごくいい作品でした。

肯定も否定もせず
まあこんな人もいるよなあ。
と勉強になった同時に

無気力で自分軸の無い人間って
怖いんだよな。と
自分は全然あっち側の人間なんだろうな
と思いました。

0
2026年05月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「普通」を疑いながらも、「普通」からは外れないことが大切だな〜と日頃考えていることもあって、この小説がまさにそれを体現していて面白かった。
白羽の社会に対する不満には頷けるし、普通であることへの周りからの圧力はたしかに強いが、完全に拒絶し身を隠そうとするのは違うのではないかと思う。人間である以上、生きていくためには社会との繋がりを最低限持っていなければならない。
自由に生きようとする中で、ある程度の社会規範(作中でのマニュアル)に従うことも大切で、バランスを保つことが何よりだなと思う。(言葉にするのは簡単だけど、難しいところ。)

0
2026年05月17日

購入済み

考えさせられた

普段全く読まない小説、純文学でしたが、とても読みやすかったです。社会、普通、異質、圧力…すっと全身に入ってきて理解が広がっていくようでした。主人公に今の自分が重なって、胸が苦しくなりました。

#切ない #エモい #深い

0
2025年09月06日

購入済み

面白かった

0
2025年05月30日

匿名

購入済み

社会が求める「普通」という名のコードとの距離感の問題はある人にとっては問題とも認識されず、またある人は完全にそれに同化してそのコードを拡大再生産する尖兵ともなり得るが、本作の主人公にとってはそれは対象として認識は出来つつもそのようには振る舞えない。一方で「コンビニ店員」としてのコードは完璧に振る舞うことができる。対して白羽にとってそのコードは自身を攻撃してくるのもでしかなく、と同時にそのコードを使って他者を攻撃してもいる。矛盾しているようでいて実際にはこのような人は多く見かける。
コンビニの他の従業員や地元の旧友、そして主人公の妹などは、彼らの価値体系(と言ってもそれは彼ら自身の頭で作り出されたものではなく社会が求める普通という規範であるが)からすると理解不能な主人公を、自身の理解可能な地平に持ってきてジャッジしようとする。そして「叱って」異物を排除して、内部の、「こちら側」の結束を固めようとする。
理解不可能なものを理解不可能なものとして理解する知性は多くの人には無いのだ。

0
2024年09月12日

購入済み

普通って何?

個性が強すぎると敬遠され普通じゃないと言われ淘汰されていく。主人公は妹に助言を求め普通の人間に近づこうと外見や話し方を変えていく。そうしないと生きていけない。ただただコンビニの仕事に24時間精神も縛られてないと崩れてしまう。
毎回縄文時代を語る白羽さんとの出合いは彼女にとって普通になれる事だったのか?社会不適合者だったかも知れない彼女がコンビニ店員に身を置くことで社会の歯車に成れたと感じられればこれからも頑張れるのだろう。普通とは?と考えさせる一冊でした。

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2022年02月20日

a

購入済み

同調圧力

とはとても恐ろしいし、自分加害者になってしまっている時がある。
何事にもニュートラルでいる事は本当に、とても難しい。

0
2021年07月13日

購入済み

想像の斜め上をいく展開

友達に薦められ、書評を読んでから購入しました。
ありきたりの人間の苦渋を描いたストーリーかと思いきや、想像の斜め上をいく展開に驚きながら一気読みしてしまいました。
色々な人の生き方。これからの社会の多様性のあり方を考えさせられました。

#深い #シュール

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2021年06月06日

購入済み

普通という脅迫

知らずのうちに普通を演じ普通を強要している社会で主人公はコンビニというパッケージされた社会の歯車の中で生きていて、
主人公は結局、普通を消化してしまったのかしら。
それとも選び取った選択だったのかしら。
最後に賛否が分かれるけども、その意味を考えてしまうわねー。

0
2021年04月09日

購入済み

コンビニ人間

何だか知らぬうちにハマってしまう作品でした

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2019年11月25日

購入済み

せつない

コンビニ人間って何?
と思い興味本意で読んでみました。
現代の若者の象徴である就職難民からのコンビニバイト。
自分の娘や孫もそうなる可能性はゼロではないと思うと切なく、この様な社会にしてしまった大人達に是非読んで欲しいと思いました。

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2019年01月24日

Posted by ブクログ

古倉さんも白羽さんもどこか欠落のある人間、にわたしは見えたけれど普通という基準が分からない以上欠落だなんだと評するのは違う気もする。非常に短く、軽く読むことのできる作品であるのにその作品の核となる人間を型に嵌めてゆくような、世間を生きてゆくための暗黙の了解なんかが強く刺してくる。この狂気が堪らない。

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2026年05月20日

Posted by ブクログ

主人公のことASDなのかなと思ったけど、作品内で診断名を提示しないということは社会が求める“普通”とは何かを投げられてるのかなーとー

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2026年05月21日

Posted by ブクログ

まず、読みやすい。日常の繰り返される時間、世間のありがちな価値観が、体感しやすくて抵抗感が起こらない。主人公2人は極端な人格設定やけど多少はみんなが感じる阻害感で、共感しやすいけど、入り込みにくさもあった。短編映画みたいで面白かった。

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2026年05月17日

ネタバレ 購入済み

シュールすぎる

コンビニ人間って比喩でも何でもなくてそのまんまコンビニの為に生きる人間だった。でも自分も周りの話し方を真似したり影響されたりしてるから共感。

#シュール

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2025年05月03日

購入済み

SF?それともサスペンス?読後感がとても後味が悪く、それが良い意味で面白かったです。
のほほんとしたコンビニでの日常小説かな?と、気軽な気持ちで読み始めたことを後悔しつつ、最後まで一気に読み終えてしまいました。

#エモい #シュール #ダーク

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2023年03月25日

ネタバレ

まず読み始めて、主人公は発達障害の傾向が強いなと思いました。
私自身ASDの診断を受けており、主人公には共感する部分が多い、というよりも、私が書いた日記を読んでいるかのような感覚でした。

作中で、主人公が妹に「いつになったら治るのか」「どうすれば普通になるのか」というように責められる場面があります。それに対する「指示をくれれば私はどうだっていい。ちゃんと的確に教えてよ」という主人公の言葉は、まさに私の主張そのものでした。主人公や私のような人間は、周りの要望に応えるためにわざわざ行動しようとしているというのに、一体どうして具体的な改善案を出してくれないのでしょうか。こちらが歩み寄ろうとしているのに、一方的に糾弾してくるなんて、どう考えても非があるのはあちらではないのでしょうか。

自分自身のモヤモヤが物語になった、というような作品で、共感は得られましたが、感動や新たな発見はありませんでした。

#ほのぼの

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2022年07月16日

購入済み

主人公がアスペルガー だとは書いていませんが、読み手によってはアスペルガーであるだろうと想像させて読ませてしまうところが、実際アスペルガーの人がいる中で生活している、もしくは家族や自分自身がアスペルガーである場合、評価というか読んだ感想や気持ちが大きく変わってくる作品だと思います。

小説というのはあくまで一人の人間、個人の思想を文字にするというものであるからこそ、それが全てではないということも含めて読むのでしょうが。

ここで描かれる普通や、主人公が紛れようとする普通や、登場する全ての人が目指す普通は日本独特の普通である部分も多く、人間世界に共通していえる普通もあり、日本の普通はどこかの国では普通ではない、アスペルガー だろうがなんだろうがここで書かれている皆が目指す普通のことは、ある人にとっては普通であっても、普通どころか君達は何に洗脳されてるのだと異様に感じる人もいるのも事実なので、普通を押し付けようとするシーンでのやりとりなどは、小さな世界感で独特で読んでいて気味が悪かった。カルト集団の小さな世界にも感じる。

この世界は広くて、どこかの空間では普通で当たり前になっているけど、どこかの空間では普通ではなく、当たり前じゃないことがある、人間は視野が狭くなると怖いなと感じ、気味悪さや生きづらさが伝わる作品です。

しかしながら、貧困という問題は個人の責任ではなく国をあげて取り組むべきことだと考えさせられます。こんなに真面目に一生懸命、天職を見付けて輝いて働いているにもかかわらず、人生の一生を保証されないなんて悔しいばかり。

コンビニのマニュアルは、軍隊の規律の中にいるようでさえあり、厳しいですね、怖いですね。

こんなに厳しい毎日なのに、一生懸命働いても保証されないのですね。料金支払い、荷物の受け渡し、毎日の食事まで。街の人々の為に、24時間手厚くおもてなしをしているのに、街の人のために動いてくれるはずの役所の窓口は態度が悪くても許されて、コンビニ店員は態度が悪いと社会の悪になってしまうのですね。

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2019年12月31日

K

購入済み

小説の本質がこれだとしたら、やはり小説を好きになれない。気持ち悪さだけが残った。

#ダーク

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2022年06月21日

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