【感想・ネタバレ】コンビニ人間のレビュー

あらすじ

「普通」とは何か?
現代の実存を軽やかに問う第155回芥川賞受賞作

36歳未婚、彼氏なし。コンビニのバイト歴18年目の古倉恵子。
日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、
「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる――。

「いらっしゃいませー!!」
お客様がたてる音に負けじと、今日も声を張り上げる。

ある日、婚活目的の新入り男性・白羽がやってきて、
そんなコンビニ的生き方は恥ずかしい、と突きつけられるが……。

累計92万部突破&20カ国語に翻訳決定。
世界各国でベストセラーの話題の書。

解説・中村文則

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コンビニのアルバイトとして18年働く、独身女性の古倉恵子36歳。
週5でシフトに入り、勤務態度はマニュアル通りの”正しい”対応。
店長から重宝され、同僚ともうまくやっている、はずでした。
新入りのアルバイトが入ってくるまでは…。

かく言う私もコンビニ店員として4年間働いていました。
正社員、歳の近い学生アルバイト、日中に働く40代の主婦、未婚(恐らく)の30歳以上の謎の人。
日本社会の縮図かと思えるほど様々な人がいますが、それぞれ自分の価値観で相手をみていて、
「自分こそが主人公」だと思っているはず。
本作は、「コンビニ店員である自分こそが、普通で正しい主人公」と考える恵子の主観が鮮明に描かれています。
「なぜコンビニ店員なのか」。これが神髄だと思います。

目まぐるしく変わる衝撃展開に魅了されたいあなたも、
世の中の“普通”について考えを深めたいあなたも、
1~2時間でサクッと本を読みたいあなたも。

世界各国で読まれていることからも、作品の魅力は語るに及ばずですが、
皆様に1度は読んでいただきたい名作です。

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感情タグBEST3

購入済み

共感しかない

冒頭から難しい描写が一切なく、
全ての言葉、文章が読みこめ、コンビニで働く自分を見ているようでした。
幼少期から周りと同じでなければいけないという
呪縛、皆と違うと変わった人と思われ、削除される「村社会」をストレートに描かれています。自分の思いを発言し皆に驚かれる描写は、私自身がいつも感じている違和感を具現化してくれました。ストーリーもこちら側の人間には「わかるわかる」と頷ける事ばかりで、普通に生きている人には衝撃かもしれません。賞を取るにふさわしい作品でした。1時間で完読しました。

3
2021年02月17日

購入済み

すごい!

普段読書などはしませんが、何かでおすすめされていて気になって読んでみました。
そんな自分にもスラスラと読めて、とても楽しめる作品でした。
そしてたまには読書もいいなと思えさせてくれました!

1
2021年05月20日

Posted by ブクログ

普通とは?
多様性とは?
とても考えさせられた。
また、主人公の古倉の考えに対して、意味がわからない。不気味だと感じた自分は主人公から見たら普通の人間なんだと思った

0
2026年08月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最後の10ページを残して1度読むのをやめたことに後悔。
恵子が、社会が決めた社会の普通や人間としての普通を生きていくことに苦しくなっていた。そんな恵子が、最後にコンビニで働くための人間として、生きる意味を自分で気づいてみつけたことに嬉しくなった。
あとは白羽のきもすぎる考え方が治ってほしいばかり。それもまた強姦してると言われるかもしれないし、普通を押し付けているのかもしれない。

別の小説で誰かが書いていたが、普通なんかなく、みんなそれぞれ変わっている人間であるから、自分の普通を押し付けることなく、生きていきたいと思う。

0
2026年08月30日

Posted by ブクログ

とても面白かった!

普通とは何か…
考えさせられる…

私も「自分がハマる社会のピースはどこか?」は分からないけど、何となく今の職種に就いて何となく「あ、これがやり甲斐で性に合ってるかも」に気付けた。その偶然がなければ「世の中の普通」が分からず苦しみ続けていたかもしれない。

普通でいること、世間一般の感覚からハミ出さないこと、それは良いことなのか?普通なんてものはあるのか?

社会は広く複雑。人は必ずどこかに居場所がある。

0
2026年08月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

安部公房的な文学作品の舞台を現代のコンビニで展開していくとんでもなくクールな小説。

序盤の方は主人公の古倉の理屈っぽい部分に共感出来る面もあったけど、読み進むうちに甥っ子に対する態度などがあまりにも宇宙人過ぎて途中からは共感するよりも傍から観察するように読むようになった。

中盤から白羽という好きになれない人物が登場し、そんな奴が古倉と同棲するというちょっと羨ましい展開になり最初は内心面白く無かったけど一般的な男女の同棲から想像するような甘酸っぱい展開には一切ならず、同棲してから周りからの反応が劇的に変化する展開になって行くのは面白かった。
途中からはなんだか白羽の事も好きになってしまった。

主人公と対立するように普通の人間も出てくるがそんな普通の人の方も主人公と同じように型にはまる異常な人間なんだと気付かされた。
古倉が最終的にコンビニに舞い戻るラストはおぞましい狂気的なシーンなのかもしれないが、僕には古倉が自分らしくいられる場所に戻れたハッピーエンドに感じられた。
他にも無機質なコンビニが代謝する生物的に描写されたり価値観が逆転するような感覚を得られて楽しかった。

0
2026年08月29日

Posted by ブクログ

面白かった。
主人公は発達障害か何かだろうか?いわゆる普通の人生を送ることができない。そこに対して生きづらさを感じているのが白羽、もはや何も感じていないのが主人公である。

この物語はハッピーエンドなのか、バッドエンドなのかというあとがきになるほどなと思った。主人公にとっては純ハッピーエンドだけど、やはり私は36歳独身コンビニアルバイトの女性のことを現実にいたら軽蔑してしまう。なのでバッドエンドだろうか。
誰にも迷惑をかけていないのに、普通から外れた他者を非難したがる。そんな自分にも気付かされた作品でした。

0
2026年08月28日

Posted by ブクログ

誰かに普通を押し付けられそうになったら、この本で殴り返そうと思う。
絶えず普通に苦しんでるなら、グローブぐらいにはなるだろう。
世間の「当たり前」という無神経な言葉を、軽やかに受け流すための分厚いグローブに。

0
2026年08月28日

Posted by ブクログ

暗い話。サスペンスやホラーのような怖さではないが、私自身の生き方を人間でないと否定されているような残酷なメッセージ性を感じた。
読後の疲労感は強く、コンビニではないがアルバイトをしている私にとっては自己を再認識した上で共感できるものがあったし、自分への問いかけも生じた。

0
2026年08月28日

Posted by ブクログ

導入からワクワクが止まらない。
狂気じみているがかなり面白かった。ページ数も少なく初心者でも読みやすいと感じた。
ベビーエンド。なるほどなあ





「皆が不思議がる部分を、自分の人生から消去していく」

0
2026年08月27日

Posted by ブクログ

久々に再読した。
面白いですね。
こんなにしごできなのだから
社員になるとか
フランチャイズとかでコンビニはじめちゃえば文句言われないのに
とか思ってしまうwww

0
2026年08月27日

Posted by ブクログ

面白かった。
メインの二人の立場や考え方全てに共感をするわけではないけど、わかるところもなくはなく刺さるという表現が近いのかもしれない。
年齢も近いし。


メイン二人の対比もチグハグさも危うさも面白いし、なんともいえない気持ちになる。

話の中で何かあるわけでもなく、時間が過ぎただけな気がしなくもない。
世間からの評価とか思われているだろう部分とか、うまく言語化できなかったけど、この本は教えてくれる。俺も気を遣われているのだなと、排除対象なのだなと、普通じゃないのだなと。
仕事は俺はしたくないけど。

読んでて辛いところもあるのに何故か面白い。

主人公も容姿に言及もなくイメージもわからない。雰囲気が変わったと言われるシーンもあるけど具体的にどう変わったのかとかは書いてないから他人ってのはそう言うもんだよなあと感じる。
今いる環境で話し方などが変わると言うのもすごくわかる。

個人的には主人公が他人から何か言われた際の受け止め方が好き。素直にそう思ったってところを本当に口に出したらそれはそれですごくユニークな人だなと素敵だなと思ってしまいそうになった。

0
2026年08月27日

Posted by ブクログ

初めてまともに読んだ本がこれで良かった。本にハマるきっかけをくれた。バイブルにもなりうる。
プレゼントしてくれた友達に感謝。

0
2026年08月27日

Posted by ブクログ

「普通」とはなんだろう?
その「普通」は、本当に普通なのだろうか?

そんなことを考えさせられる、少し哲学的な印象を感じる小説でした。

それでいて、とても読みやすく、最後まであっという間に読み終えてしまいました。

0
2026年08月25日

購入済み

小説を全く読まない自分が、知り合いにおすすめされて読みました。とても読みやすく三日坊主の自分でも最後まで読み切れましたが、読了後は言葉にできない衝撃や喪失感を感じました。普通とはなんなんですか

#深い #タメになる

0
2026年06月09日

購入済み

普通とは普通じゃないとは何か。身近な場所であるコンビニを舞台に社会的生物である人間の有り様を改めて考えさせられる面白い作品だった。

0
2026年04月06日

匿名

購入済み

難しい言葉はひとつもなく、とても読みやすい本でした。読み終わるのも一瞬で、そこまで長い話ではないが、この短い話の中でとても考えさせられるものが多くありました。人生のうちに一度でいいから読んでみてほしい本のひとつだと感じます。

#深い #タメになる

0
2025年08月09日

購入済み

おもしろい

初めての村田ワールド。気になって手に取ったが大成功。さっそく次の作品を買ってしまった
解説が中村文則なことも納得。

#共感する

0
2025年05月03日

購入済み

「普通」とは?

普通とは何なんでしょうか
普通に学校に行く?普通に友達を作る?普通に就職する?普通に結婚する?普通に子供を産む?私も様々なことに違和感を感じながら生きてきた人間なのでこの本は非常に面白かったです。
なぜ他人の人生にそこまで関心を持てる人が多いのか、いつも不思議に思います。
私は普通がつまらないです。変なやつでいたい。
きっとまた読み返します。そのくらい好きな本でした。

#深い #スカッとする

0
2024年05月15日

QM

購入済み

読みやすいが考えさせられる

読みやすい文章で、忙しい時でもサクッと読めました。
周りと同じでなければいけないという小さいころからの空気に疑問をもつ主人公、
彼女自身の考え方を見て、こういう人もいるのかと、改めて勉強になったと思います。

0
2023年12月19日

購入済み

オンリーワンの大肯定

 現代日本の同調圧力による生き辛さを一蹴する好著である。
 評価の分かれるラストシーンについては、コンビニバイトの行かず後家である主人公古倉恵子が、他人の目を気にし過ぎず、自分の納得できる生き方に進むことを示唆したもので、オンリーワンの生を大肯定するハッピーエンドと捉えたい。
 また、本書はラノベのようにエッジの効いた会話やコンビニを水槽に見立てるなど文芸作品らしい表現技巧に優れ、ぐいぐい惹き込まれつつ読んだ。

#笑える

0
2023年08月31日

購入済み

一気に読んだ

面白くて夢中になって読んでしまいました。偏った思考だし、共感できるような事はなかったのですが、何故かこちらが救われるような気がしました。

#深い

0
2022年08月03日

ネタバレ

おもしろい

読後の最初の感想は、「今っぽい話だなぁ」でした。
私は小説を頭の中でしっかりと映像化する癖があり、俳優さんや女優さんを当てて読みます。そうすることでより入り込めます。
今回の主人公は黒木華さん、店長は長谷川博己さん、など。

主人公は周りとは少し"違う"という幼少期をすごし、極力自分から何かを発さないように過ごします。
ゆくゆく自分が"違う"部分を治すのではなく、周りの"普通"な人を真似てあたかも同じかのように振る舞い生きていく。
それが非常にスムーズでやりやすいと感じたのが、コンビニ。
"古倉さん"という店員として存在し、幼少期がどうだとか考え方がどうだとか、主人公の感情や生き方など誰も気にしない。
品出し・レジ・掃除など必要とされていることを必要な分こなすという生活を35歳まで、アルバイトのまま、未婚で、続けます。

そもそも、この「誰も気にしない」というのは"普通"の人なら寂しく感じることだろうと思うけれど、主人公はその環境が心地よく感じています。
今まで"違う"ということを押し付けられていたがために、コンビニの一部になれていることに幸福を感じている。
正直、今は社会でもプライベートにまったく介入しないというのがむしろ良しとされる風潮がありますよね。
若者に多いのが
有給を取る理由を言う必要があるか?
恋人の有無を教える必要があるか?
オンライン会議では部屋を映さない  とか。
何かとハラスメントでネーミングされます。

主人公のと訳が違うのは大前提ですが、
「迷惑をかけているわけではないのだから放っておいてくれ」というのは、今っぽいですよね。
白羽は迷惑かけまくってましたけど。

といった感じで、そのリアルな社会の感じが気分を暗くさせます。
それだけ入り込めるということだと思います。
いくらでも書けそうなので強引に締めました。

あと書いておきたかったのは途中で一瞬出てきた"主人公の成れの果て"の男性です。
お客の癖に商品を整理したり客の列を正したり。
白羽に促されるまま就職してしまったら、ああなっていた。
だから主人公の判断は正解で、ハッピーエンドだと思います。

#深い #タメになる

0
2022年06月23日

Ayu

購入済み

面白い

主人公の超合理的な考えに驚かされました!

0
2022年04月25日

ネタバレ 購入済み

読みやすくて

一気に読みました。発達障害者と思われる人物がコンビニで有能なバイトとして働く様子、ラストの決断に、ロッカーや正社員のふりなどは非常識な行為ではありますが、社会に大きな迷惑をかけるでもなく、この主人公がいきいきと輝ける場所があることを嬉しく思いました。

#タメになる

0
2021年09月20日

購入済み

いつものコンビニ

いつも必要最低限の買い物だったり、滞在時間だったりの無機質なコンビニ店内。その向こう側にある人間らしさを考えさせられた作品です。

0
2021年04月23日

A

購入済み

面白かった

面白かったです。
ただ、この話をどうとらえたら良いのかは難しいですね。
読んだひとそれぞれに思うところがあるでしょう。
良いとか悪いとかの話ではないでし。

ともかく、できるだけ多くのひとが下記のことに気づいて欲しいものです。

絶対的な善悪は存在しないこと。
生きることに意味は存在しないこと。
人間の行動はすべて自分のためであること。
(人のためにしていることであっても、
その人が心のそこから相手のためだと思っていたとしても)
世界中の人間はすべて別の生き物だということ。

0
2021年04月08日

ネタバレ 購入済み

読みやすかった。

とても読みやすく面白かった。主人公の思考や価値観が淡々と語られている。考えさせられる内容ではあるが、読後感は意外とすっきり。

0
2020年04月25日

悲哀を拒否している

アプローチが違えば、もう少し掘り下げられる気がする、
と読後に最初は考えた。
あまり異常な人の、突飛な行動で脚色して読者が面白がる作り方(構造)は、
これみよがしで共感も得がたく嫌だな、と思ったが、
深く考えてみると、演出や脚色が大袈裟なだけで、
こんな人はいくらでもいるのではないか、とも後で思った。
私の身近な職場にもずっとフリーターで生きている40歳オーバーが何人かいるわけで。
ただ、作者はそういう人を描きたいわけでなくて、
どちらかというと描きたかったのは、
主人公(多分作者の内面の一部)のある種の純粋さ(短絡的傾向)だと思う。
つまり、何がいけないの? と。
『主人公は』普通でありたいだけなのに、と。
間違ったことは何も言っていないと。
言ってしまえば、主人公はただすごく真面目に働いていて、
すごく真面目に質素な生活をしているだけの人ですよね。
ずるさもなく、欲もない。誰も傷付けない。周りが理解できないだけ。
肉親が哀しめば、合わせようとさえする。
独り身が悪いわけがないわけで。
それが、パブリックとプライベートの切り分けをして生きている世間の人たちからすると、
残念ながら受け容れられず浮いてしまう。
ただし、そのへんを悲哀に持っていかないのは、
作家としてそういった視点をもしかしたら
拒否しているのかもしれない。
言い換えれば、それは怒りではないかな。
やっぱり間違ったことは何もしていないわけですよ。
結婚なんて、したい人がすればいいわけで(私は妻子がいますが)。
それらを考えると、作者が主人公をかなりの変人のように描いたのは、
ある種の皮肉かもしれませんね。
そこまで考えると、大変良作だと思います。
私も作者と同じく、個性と言いながら異質なものを平均化しようとする世間は嫌いですね。

0
2020年02月14日

購入済み

人間らしさってなんだろうと思う

人間らしさってなんだろうと考えさせられる作品。人の目をつい気にしてしまう人にはとても刺さると思います。題材は結構重いが、結構サクサク読めます。おススメです。

0
2019年12月17日

購入済み

まさか、こんな内容とは

芥川賞を受賞した作品として知ってはいましたが、題名からライトな内容だと思い込んでいました。
誰かの普通は誰かの普通じゃない、そんなの当たり前だと思っていたけど、それこそ普通じゃないのだと思い知らされた感じです。
2人以上人が群れると、時として怖くなる。
普通圧力か…
深呼吸ができる場所で暮らしたいし、一緒にいる人には深呼吸させてあげられる人になりたいです。

1
2021年07月11日

Posted by ブクログ

多様性と言われるこの時代だからこそ、普通であることが軸に回っていて、普通じゃない人は個性的だと揶揄される。
全員が全員を理解する事なんて出来ないのだから、理解出来ない事に苦しむ必要も無いし、理解されようとする必要も無いと思う。

マニュアル化された会社の中で自分を発揮出来る主人公の気持ちが何となくわかる気がした。
周りと違う考えを否定される事もないし、会社が求める事・お客様が求める事を従順にこなし、社会の一員になれている事実=普通の人間でいられていること、を実感できるから。

誰もが恋愛をしなくちゃいけない、結婚か仕事をしなくてはいけない、普通の生き方をしなくてはいけないなんてことはなくて、それはとても生きづらいかもしれないけど無理をして普通の人間になる必要なんて無いはず。
社会のレールから脱線しないように決められたルートを通る生き方も、その人が選んだ最善であるなら正解だし、周りから批判されてもそれが正しいと思うのなら突き進むっていうのも正解。
周りがその人の生き方を否定する権利なんて無いし自分の価値観を正当化しようとする人間に個性を潰される必要なんてない。

0
2026年08月29日

Posted by ブクログ

自分自身のニート期や、フリーター期の出口のなさに対する不安感を思い出した。
人それぞれに行きにくさを抱えている。それに気づかないのか、目を閉じているのか、変化しようとするのか。

0
2026年08月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「ムラ」の掟に反した2人の話。
周囲の人から「ムラの掟」に反するなと圧を加えられ続けるものの、何故反してはならないか分からない主人公。ただ、「ムラの掟」に反しないために、言われたことをただただこなしていく。

そして、「ムラ」から排除されないように、結婚し、コンビニの仕事を辞めた。

しかし、主人公がたどり着いたのは、コンビニ人間として生きることだった。

この作品からは、「ムラの掟」に反したとしても、自分が心地よい場所に居続けることが、人間らしく生きるきっかけになるのだということを感じた

0
2026年08月29日

Posted by ブクログ

普通ってなんだろう?って考えさせられる作品。
僕もよく周りから「おかしい」って言われてきたから恵子の気持ちがなんとなくわかりました。

0
2026年08月28日

Posted by ブクログ

『コンビニ人間』、本当に村田沙耶香の観察眼が光る作品ですよね。主人公の古倉恵子が「普通」を模倣することで社会に適応しようとする様子は、読んでいて息苦しさすら覚えます。

特に、恵子自身が自分の感情や思考パターンを完全には理解できていないまま、それでも論理的に行動を組み立てていく描写は独特です。まるで人間観察のマニュアルを読んでいるような、少し異化された視点で「普通であること」の不自然さが浮き彫りになる。

「普通の押し売り」という表現、すごく的確だと思います。この作品が突きつけてくるのは、「普通」自体が実は誰かが作った型であって、それに合わせられない人を排除する構造があるという点ですよね。妹との対比や、白羽という人物の存在も、「普通からの逸脱」に対する社会の視線の残酷さを違う角度から描いていて印象的でした。

0
2026年08月28日

Posted by ブクログ

世間で「普通」とされていることから外れている主人公が、世間に馴染むために擬態していく。
自分とは異なるものを異物として排除していく世の中を上手く表していた。
男の方のヤバい度合の再現性が高かった。

0
2026年08月28日

Posted by ブクログ

ライトな世にも奇妙な物語のような。
世間の柵に捉われないのが幸せなのかも。
かなり読みやすかったように思う。

0
2026年08月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

仕事に一生懸命、身も心も捧げている主人公。

それだけ聞くと社会にも一定ありふれた存在だが、
その仕事はコンビニ店員で、18年間アルバイト、だけどバイトリーダーにもなれない、交際経験0の36歳未婚女性、
というステータスに異様さを感じてしまうのは、私の中にも「普通」があって、それを他者にも反映させているからなんだなと痛感する。

主人公の見えないところで、心配し心を病む家族、噂する同僚、見下す地元の友だち。それに薄々は気付いているけれど、どうしても「普通」にはなれない主人公の心情が、読んでいて苦しかった。

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2026年08月24日

Posted by ブクログ

今まで見たことのない無機質な主人公像に痛快さを感じた。結婚も就職もしていないと白い目で見られる。多様性という言葉が流行っている現代でもそう。
それなら多様性って何を指しているのだろうか?

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2026年08月24日

Posted by ブクログ

薄い本やったけどなかなか思うところはあるって感じやった。

けど逆に自分はこの人みたいにそんな機械的にやる方がしんどくて無理かもとも思った。

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2026年08月24日

購入済み

考えさせられた

普段全く読まない小説、純文学でしたが、とても読みやすかったです。社会、普通、異質、圧力…すっと全身に入ってきて理解が広がっていくようでした。主人公に今の自分が重なって、胸が苦しくなりました。

#切ない #エモい #深い

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2025年09月06日

購入済み

面白かった

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2025年05月30日

匿名

購入済み

社会が求める「普通」という名のコードとの距離感の問題はある人にとっては問題とも認識されず、またある人は完全にそれに同化してそのコードを拡大再生産する尖兵ともなり得るが、本作の主人公にとってはそれは対象として認識は出来つつもそのようには振る舞えない。一方で「コンビニ店員」としてのコードは完璧に振る舞うことができる。対して白羽にとってそのコードは自身を攻撃してくるのもでしかなく、と同時にそのコードを使って他者を攻撃してもいる。矛盾しているようでいて実際にはこのような人は多く見かける。
コンビニの他の従業員や地元の旧友、そして主人公の妹などは、彼らの価値体系(と言ってもそれは彼ら自身の頭で作り出されたものではなく社会が求める普通という規範であるが)からすると理解不能な主人公を、自身の理解可能な地平に持ってきてジャッジしようとする。そして「叱って」異物を排除して、内部の、「こちら側」の結束を固めようとする。
理解不可能なものを理解不可能なものとして理解する知性は多くの人には無いのだ。

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2024年09月12日

購入済み

普通って何?

個性が強すぎると敬遠され普通じゃないと言われ淘汰されていく。主人公は妹に助言を求め普通の人間に近づこうと外見や話し方を変えていく。そうしないと生きていけない。ただただコンビニの仕事に24時間精神も縛られてないと崩れてしまう。
毎回縄文時代を語る白羽さんとの出合いは彼女にとって普通になれる事だったのか?社会不適合者だったかも知れない彼女がコンビニ店員に身を置くことで社会の歯車に成れたと感じられればこれからも頑張れるのだろう。普通とは?と考えさせる一冊でした。

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2022年02月20日

a

購入済み

同調圧力

とはとても恐ろしいし、自分加害者になってしまっている時がある。
何事にもニュートラルでいる事は本当に、とても難しい。

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2021年07月13日

購入済み

想像の斜め上をいく展開

友達に薦められ、書評を読んでから購入しました。
ありきたりの人間の苦渋を描いたストーリーかと思いきや、想像の斜め上をいく展開に驚きながら一気読みしてしまいました。
色々な人の生き方。これからの社会の多様性のあり方を考えさせられました。

#深い #シュール

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2021年06月06日

購入済み

普通という脅迫

知らずのうちに普通を演じ普通を強要している社会で主人公はコンビニというパッケージされた社会の歯車の中で生きていて、
主人公は結局、普通を消化してしまったのかしら。
それとも選び取った選択だったのかしら。
最後に賛否が分かれるけども、その意味を考えてしまうわねー。

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2021年04月09日

購入済み

コンビニ人間

何だか知らぬうちにハマってしまう作品でした

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2019年11月25日

購入済み

せつない

コンビニ人間って何?
と思い興味本意で読んでみました。
現代の若者の象徴である就職難民からのコンビニバイト。
自分の娘や孫もそうなる可能性はゼロではないと思うと切なく、この様な社会にしてしまった大人達に是非読んで欲しいと思いました。

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2019年01月24日

Posted by ブクログ

読む前に、普通とは?を考えさせられる話だ、と認識していた。
確かに主人公は普通じゃなくて、コンビニという空間で、そこにある全てで自分を構成して普通になろうとしていた。
でも家族の為に普通になろうとしているのって、
割と普通の範囲内に届いてるのでは、と思った。
諦めてない。

しかし、白羽さんにはムカつきしかなかった。
私は普通だな。
最後は清々しい。いいぞ、それでいい。

0
2026年08月30日

Posted by ブクログ

【コンビニ人間】
『正欲』でも書かれていましたが人は自分と他人が同じであることを望む生き物。人それぞれに事情があるなんてことを考えずに。「多様性」を叫ぶ世の中でお互いを尊重し合えたら世界は変わるだろうか。

考えさせられる内容ですが一気読みしてしまうおもしろさでした。

0
2026年08月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

衝撃的でした。
「コンビニ店員」でいる時のみ世界の歯車で、社会と繋がっている。
一見、理解し難い恵子の内面ですが、自分にも少し当てはまることがあるような。。。
「世界は異物を排除する」その通りだと思います。
ムラで生きていく以上は、はみ出す事が許されないのはよく理解できます。

少し悲しい気持ちになりましたが、この核心をついている作品をぜひ読んでみて下さい。

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2026年08月29日

Posted by ブクログ

コンビニの完璧なマニュアルがあることで人としての振る舞いが出来る。
社会不適合✖️社会不適合=社会的は都合が良い。謎の方程式。

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2026年08月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

多様な生き方が許容される世の中になってきていますし、主人公のような生き方を選んでいる人は多いと思うんですが、刊行された2016年当時だと、奇妙な人間扱いを受けてしまうのかもしれないですね。

「皆、変なものには土足で踏み入って、その原因を解明する権利があると思っている。私にはそれが迷惑だったし、傲慢で鬱陶しかった。」
ハッとする言葉でした。自分が踏み入られる側になったときの居心地の悪さは分かるはず。けれども自分が踏み入る側になっていないと自信を持っていえるか?複雑な気持ちになりました。

主人公ほど極端な人は現実には多くはないと思いますが、そこまでではないにせよ、一般的に語られる幸福な生き方と自分の人生との乖離や、それに対する周りからの言葉などと折り合いをつけて生活している人には響くものがあるのではないかと感じる作品でした。

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2026年08月27日

Posted by ブクログ

自分は年齢・働き方・恋愛有無とか理解ある方かなと思うけど、様々な場面で自分の普通を押し付けているかな…と考えさせらてた。

同調圧力みたいなものに対する、生きづらさ理不尽さの共感はできた。

ただ、より強調するためだと思うが、主人公の考え方で、読み始めてすぐにサイコパスの話…?と思った。
読後も、やはり主人公には共感できない。

0
2026年08月26日

Posted by ブクログ

「こちら側」である私から見て、理解できる範疇にいない人間から見た世界はとても新しかった。人間(「世間一般から見て理解ができる人間)である前にコンビニ人間(世間一般が理解ができないものを軸として生きている人)なんだ。

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2026年08月24日

購入済み

社会適合ガイド本?

 コンビニに勤めることを通して、社会に適した「人」になろうとする主人公の描き方が、独特と言うか今っぽいのかなぁ…と言うのが感想でした。

#共感する

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2026年08月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読んでいて口当たりの良い甘い文章だけで構成されるような小説では決してないけれど、だからこそ、登場人物達が自分は生身の人間であると、現実感を持って私の世界に侵食してくるような気分だった。
白羽さんと同居していることをコンビニの人達にバレた後、主人公にとって少なくとも勤務中は自分と同じコンビニ店員という生き物を全うしていたはずのみんなが、白羽さんの言葉を借りるとムラの人間として意思を持ち始めたような描写は、良い意味で気持ち悪くてゾクゾクした。
マニュアル通りに矯正されていたコンビニ店員の型から、ムラの個体の自我を持つ幼虫が次々に羽化したような気持ちの悪さ。
でもこれってきっと元からそうで、本人は社会に適応していると見せかけられていると思っていても主人公から見ることができていた世界は狭くて、人間の社会性や知能性は裏を返せば規律にエゴが先行する(主人公の感覚では)穢れた自我の集合。
そこに完璧なロジックや秩序は存在し得なくて、全てを理解することは誰だって不可能。
その人間臭さを受け入れて、自分自身と、自分とは異なる自我を持つ他者を丸ごと愛おしく思える気持ちを持ちたいと思う。
でもやっぱり社会の枠組みは何層もの大きな組織に統制されていて、規律通りに生きることは必要で、そのバランス感覚がすごく難しい。

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2026年08月27日

ネタバレ 購入済み

シュールすぎる

コンビニ人間って比喩でも何でもなくてそのまんまコンビニの為に生きる人間だった。でも自分も周りの話し方を真似したり影響されたりしてるから共感。

#シュール

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2025年05月03日

購入済み

SF?それともサスペンス?読後感がとても後味が悪く、それが良い意味で面白かったです。
のほほんとしたコンビニでの日常小説かな?と、気軽な気持ちで読み始めたことを後悔しつつ、最後まで一気に読み終えてしまいました。

#エモい #シュール #ダーク

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2023年03月25日

ネタバレ

まず読み始めて、主人公は発達障害の傾向が強いなと思いました。
私自身ASDの診断を受けており、主人公には共感する部分が多い、というよりも、私が書いた日記を読んでいるかのような感覚でした。

作中で、主人公が妹に「いつになったら治るのか」「どうすれば普通になるのか」というように責められる場面があります。それに対する「指示をくれれば私はどうだっていい。ちゃんと的確に教えてよ」という主人公の言葉は、まさに私の主張そのものでした。主人公や私のような人間は、周りの要望に応えるためにわざわざ行動しようとしているというのに、一体どうして具体的な改善案を出してくれないのでしょうか。こちらが歩み寄ろうとしているのに、一方的に糾弾してくるなんて、どう考えても非があるのはあちらではないのでしょうか。

自分自身のモヤモヤが物語になった、というような作品で、共感は得られましたが、感動や新たな発見はありませんでした。

#ほのぼの

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2022年07月16日

購入済み

主人公がアスペルガー だとは書いていませんが、読み手によってはアスペルガーであるだろうと想像させて読ませてしまうところが、実際アスペルガーの人がいる中で生活している、もしくは家族や自分自身がアスペルガーである場合、評価というか読んだ感想や気持ちが大きく変わってくる作品だと思います。

小説というのはあくまで一人の人間、個人の思想を文字にするというものであるからこそ、それが全てではないということも含めて読むのでしょうが。

ここで描かれる普通や、主人公が紛れようとする普通や、登場する全ての人が目指す普通は日本独特の普通である部分も多く、人間世界に共通していえる普通もあり、日本の普通はどこかの国では普通ではない、アスペルガー だろうがなんだろうがここで書かれている皆が目指す普通のことは、ある人にとっては普通であっても、普通どころか君達は何に洗脳されてるのだと異様に感じる人もいるのも事実なので、普通を押し付けようとするシーンでのやりとりなどは、小さな世界感で独特で読んでいて気味が悪かった。カルト集団の小さな世界にも感じる。

この世界は広くて、どこかの空間では普通で当たり前になっているけど、どこかの空間では普通ではなく、当たり前じゃないことがある、人間は視野が狭くなると怖いなと感じ、気味悪さや生きづらさが伝わる作品です。

しかしながら、貧困という問題は個人の責任ではなく国をあげて取り組むべきことだと考えさせられます。こんなに真面目に一生懸命、天職を見付けて輝いて働いているにもかかわらず、人生の一生を保証されないなんて悔しいばかり。

コンビニのマニュアルは、軍隊の規律の中にいるようでさえあり、厳しいですね、怖いですね。

こんなに厳しい毎日なのに、一生懸命働いても保証されないのですね。料金支払い、荷物の受け渡し、毎日の食事まで。街の人々の為に、24時間手厚くおもてなしをしているのに、街の人のために動いてくれるはずの役所の窓口は態度が悪くても許されて、コンビニ店員は態度が悪いと社会の悪になってしまうのですね。

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2019年12月31日

K

購入済み

小説の本質がこれだとしたら、やはり小説を好きになれない。気持ち悪さだけが残った。

#ダーク

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2022年06月21日

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