私が食べた本

私が食べた本

730円 (税込)

3pt

小さなころ怖かった古典、過去の嫉妬を思い出す小説、何度も買った作家指南書、そして自身の著書について……デビューから書き続けた「本」にまつわるエッセイを一冊に。新たに5本を追加収録! 芥川賞作家である著者初の書評集。解説・島本理生。

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私が食べた本 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年08月06日


    変わった、不思議な小説を書く印象のある村田沙耶香さん。

    〝私の文章の読み方には二種類あり、一つは「ひたすら読み進む」という普通の読み方。
    もう一つは、「一節を何度もいったりきたりしながら繰り返し味わい、頭の中で執拗に嘗めまわし続ける」という少し変質的な読み方”

    と、村田ワールド炸裂な表現の仕方...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年05月25日

    すごい良かった
    メモした言葉がいっぱいある
    国語の授業みたいに難しい箇所が何回かあって飛ばしてしまったが全体的に楽しく読めた
    3時間半かかって一気に読んだ
    読み終わった時にいつものドトールが愛おしい場所のように思えた

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    Posted by ブクログ 2023年10月22日

    村田沙耶香さんの書評、というか独特の視点な本のしるし。村田ワールドがぎっしりみっちり詰まっている。最後の方の雑誌に寄せられたエッセイは千葉のニュータウンの匂いや東京の夜のあかりが見えるようで、少しだけ羨ましくなる。
    私は村田ワールドが好きだな、とまた思う。

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    Posted by ブクログ 2022年08月20日

    書評、あんまり好きじゃないのに、村田さんの文章だとついつい読み込んでしまうし、文の勢いがすごい。
    脳に語りかけるみたいな、映画みたいな文章だなってよく思う。気になった本はぜひ読んでみようと思う。

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    Posted by ブクログ 2022年08月07日

    村田さんの文体はいい意味で庶民的な純文学で素敵◎
    そんな村田さんを形作ってきた本たちへの愛が伝わってきてドキドキする一冊

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    Posted by ブクログ 2023年07月30日

    作家というものは、程度の差こそあれ本書の著者のような感覚の持ち主なのか。それにしても、著者の感覚の鋭敏さは物凄い。だがしかし、本書の中の「本」を読みたいとは思えず、共読本も2冊のみ。その内の1冊『注文の多い料理店』の「文字が本の中を動き回る」という感想が驚きだ。書評の中に著者自らの幼少期や、性に関す...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月23日

    あまり村田さんの世界に入り込まないように、用心して遠目から眺めるような感覚で読んだ。
    小学生の頃の様子がしばしば登場するが、どこにでもいるような多感な子供の一人だと思う。

    多くの人は「こういうことは考えない方がいいんだ」と妄想を少しづつ消しながら大人になっていくのだろうが、
    村田さんは沢山の妄想を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月04日

    村田沙耶香さんの好きな本の書評。
    後半は子供の頃から書く事、読む事が好きで、小説家になり、そしていつしか、原稿を依頼されたり、先生と呼ばれるようになった時々の心情が書かれていて、もっと村田沙耶香さんの作品を読みたくなった。

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    Posted by ブクログ 2023年04月01日

    『ギンイロノウタ 』以来の村田沙耶香san。

    小さなころ怖かった古典、過去の嫉妬を思い出す小説、何度も買った作家指南書、そして自身の著書についてー。

    村田san初の書評集。村田sanが食べた本の中で、私が既に食べていたのは『にんじん』1本。これから食べたいと思ったのは『少女怪談』と『部屋』の2食...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月04日

    この著者の小説は好きではないのだが、新聞で目にする書評にうっとりしてスクラップするほど、なので書評集読んでみた。こんなにまとめて読むと息苦しさを感じる。恐ろしく激しく読むという行為に挑みかかっているようで。そして評されている作品自体は決して読みたくならない不思議。

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