夜と霧の誘拐

夜と霧の誘拐

3,234円 (税込)

16pt

4.8

『哲学者の密室』の“悲劇”再び
矢吹駆シリーズ最新作!

間違われた誘拐
連鎖する誘拐
前人未到、永久不滅の誘拐ミステリ

1978年の秋、矢吹駆とナディアは“三重密室事件”の記憶を持つダッソー家での晩餐会に招待され、アイヒマン裁判の傍聴記で知られるユダヤ人女性哲学者と議論する。
晩餐会の夜、運転手の娘・サラがダッソー家の一人娘・ソフィーと間違えて誘拐される。さらに運搬役に指名されたのはナディアだった。
同夜、カトリック系私立校の聖ジュヌヴィエーヴ学院で女性学院長の射殺体が発見された。
「誘拐」と「殺人」。混迷する二つの事件を繋ぐ驚愕の真実を矢吹駆が射抜く。

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夜と霧の誘拐 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    前作でストーリーテリングにおいては一皮剥けた感があった笠井御大、真犯人は割と早い段階で予想がつくとはいえ、今作にていよいよミステリとしてもギアが一段上がった気がする。
    ミステリ作家って他ジャンルへの転向を除けばアイデア的に先細りするかパターン化して量産するしかないある意味因果な商売なわけだが、まさか

    0
    2025年08月22日

    Posted by ブクログ

    正直カケルとカウフマンの討論の三分の一も理解できていませんが、理解できない雰囲気すら楽しめる作品だと思う。ナディアすら、全部は理解できていないようだし。
    ミステリー部分は多重誘拐に殺人と本格的でとても良かった。
    そして真犯人…まあ、実行役より、計画したほうが悪だとは思うのですが、お咎めないままなのも

    0
    2025年06月21日

    Posted by ブクログ

    ★5 誘拐事件と学院長の射殺事件、ふたつの事件が絡み合う読み応え抜群の超絶ミステリ #夜と霧の誘拐

    ■あらすじ
    矢吹駆とパり警視庁の娘ナディアはダッソー家の晩餐会に招待され、ユダヤ人女性哲学者のハンナ・カウフマンと議論していた。晩餐会のあと、招待したダッソー家の運転手の娘が誘拐されてしまうのだ。そ

    0
    2025年06月13日

    Posted by ブクログ

    衒学趣味といわれる。
    確かに哲学や思想、歴史について、作者の知識と嗜好がふんだんに語られるが、小説世界の認識には欠くことのできない、むしろ最大級の魅力である。
    あと何作読めるのか、心細くも楽しみな今後である。

    0
    2025年06月11日

    Posted by ブクログ

    ラストの20ページこそ読む価値がある、といっても謎解きの面白さではなく、ユダヤ人が、正確には修正シオニストが『アウシュヴィッツ』を金看板にしてパレスチナ人の土地を強奪、掠奪、虐殺して来た事実。そこには『唯一の被爆国』を掲げて、本来請求すべき相手を避けて自らが犯して来た過ちを免罪するための行動を取り続

    0
    2025年11月21日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「哲学者の密室」からの続きといえば続きかもしれませんが、内容的には「哲学者の密室」を未読でもなんとか着いていけるとは思います。
    でも、読んでおいたほうが無難に楽しめるでしょうか。

    「夜と霧の誘拐」というタイトルから、フランクルの「夜と霧」がある程度のモチーフになっていると思ってましたが、直接的なモ

    0
    2025年05月20日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    三重密室事件の記憶を持つダッソー家の晩餐に招待され、アイヒマン裁判の傍聴記で知られるユダヤ人女性哲学者と議論する矢吹駆。晩餐会の夜、運転手の娘サラがダッソーの一人娘ソフィアと間違えられ誘拐される。身代金運搬役に指名されたナディア。同夜、カトリック系私立校の女性学長の射殺体が発見された。

    『哲学者の

    0
    2025年09月21日

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