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Posted by ブクログ
八咫烏シリーズ第二部5作目。
“いつかきっと報いを受けるぞ、博陸候”
複雑な八咫烏たちの関係の果てに起こった悲劇。
山内の未来は弥栄か?それとも絶望なのか?
序章 第一章 影 第二章 人質 第三章 野良絵
第四章 御前会議 第五章 変節 第六章 誤算 終章
用語解説、人物相関図、山内中央図有り。
満ちた月は、あとは欠けゆくのみに・・・「望月の烏」の
ラストで呟いた、博陸候。それは予感だったのか?
山内の滅びの危機を救うための政策。命だけでも救って
やりたいという、せめてもの温情だとのたまうが、
彼の強引さが綻びというさざ波となって広がってゆく。
その流れの中にあるのは、
北家の朝宅に引き取られたトビと梓や雪雉たちの交流。
新たなる野良絵。金烏代・凪彦と後宮の女性たちの動き。
御前会議からの四家の思惑。明鏡院・長束の動きと失墜。
そして、やるせない悲劇が起こってしまう。
終章で衆目の前に現れるのは紫苑の宮。
新しい山内よ、弥栄あれ!
だが、もし博陸候を打ち滅ぼしたとしても、
その後はどうなるのだろうか?
今までの彼女の言動と行動が、何とも危う過ぎる。
あまりにも凄惨な物語の進行に戸惑ってしまいました。
トビは、金烏代・凪彦は、明鏡院・長束は、路近は、
どうなってしまうのか、不安でいっぱいです。
それでも懐かしい澄尾と真赭の薄の一家の登場や、
豪快な風巻郷の忍、その息子の懐かしい市柳の姿が嬉しい。
そして、ラストに紫苑の宮と共に現れた、医は翠寛。
ではもう一人の男は何者なのか?が、気になるところ。
Posted by ブクログ
妻、夫、子供、友、仲間、を理不尽に殺されたら
その為政者を恨むし、復讐しようと思うだろう!
その為政者である博陸候(雪哉)をうらみ政変を企む人々の反乱で、人違いされ雪哉の弟、雪雉一家が襲われ、一緒に住んでいた雪哉の育ての母でもある梓も斬殺されてしまう。
愛する妻、梓を殺された夫である雪哉の父は原因が雪哉にあるとして、(前妻に産ませた雪哉を)
「産ませるべきではなかった」と泣き叫ぶ。
後でそれを聞いていた雪哉は、
「私もそう思います」
とひとこと残し、ひとり去ってゆく。
何というシーンだろう!
複雑な家庭環境で、ひたすら気を遣って生きてきた雪哉
辛い巻でした
次作で終わり
どのような結末が来るのでしょう!
文庫を待てないかなぁ!
Posted by ブクログ
以下ネタバレです
↓
最初からずっと読んでいる八咫烏シリーズ。
雪哉が山内を守りたい理由は一生変わらない。決して己の私利私欲ではない。
博陸候がただの暴君だったとしたら、この物語の根本が覆されてしまう。何のための話だったのかと思う。
という期待で読んでいる。
正直、そこまで庶民の恨みを買っていたのだと驚いた。
澄生はなぜそんなに博陸候を恨むようになったのか、その理由が物語の中からは私はわからない。(昔の地下街整備のこと?)そのため、なんだか腑に落ちない感情で読んでいた。
忍の言うとおり、博陸候のやり方は一部の人からは冷酷に思えるけど、じゃあそれ以上の政治家はいるのか?と思うし、
博陸候の言うとおり、綺麗なままで生きている人に政治はできない。
これもおっしゃるとおり。
博陸候が引退したらもしかしてトップは「トビ」になるのだろうか?
ああ、梓のような女性になりたいな、と思いながら読んでいた。尊敬。
本当に悲しい結末でした。
やばすぎる。立ち直れないとはこのことだ。
博陸候は、茂さんも亡くしていると言うのに。
亡霊の烏を読んだ時はすでに、過去起きた出来事の記憶が薄れていたため、よくわからなくなった点もあり、「楽園の烏」を読み直している。
本書では澄生は「両親を殺された」と言っているが、若宮の死は確定しているとして浜木綿の死は不確かだ。とすると、誰かが澄生になりすましているのではないか?と思った。なぜかというと、「楽園の烏」に猿の残党が山内に潜んでいると雪斎が言っていたし、猿との戦の最後であろう生き残りが雌猿だったこと。また、当時子猿に出くわした時、殺さずに逃してしまった。との記載。
となると、やはり、本書の澄生は、猿が化けてなりすましている可能性。
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