ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
8pt
高校入学式の朝、荒谷伊澄は駅のホームでひったくり犯を捕まえた。その際に、犯人の前に出て足止めをしようとしたのが、車いすに乗った少女だった。その後の事情聴取で判明したのだが、渡辺六花というその少女も、伊澄と同じ高校の新入生だった。弁が立ち気の強い六花に、伊澄はヤな女だな、と感じたのだが……? 夢を追い続けられなくなった少年と少女の挫折と再生の恋物語!
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
『カフネ』が面白かったので、さらに著者の本を読みたいとこちらを読んでみました。 結論から言うと、自分にとってはカフネよりさらに面白かったです。 車いすユーザーの女子高校生と、陸上記録を打ち立てるほどの実力を持っていたがケガをきっかけに走ることを辞めてしまった男子高校生。 始めはベタな恋愛・青春ものか...続きを読むな、と勝手な想像をしていましたが、そうではありませんでした。 差別、という簡単な枠組みだけではない、自分と違う考えやベースをもつ人との人間関係、成長過程でぶつかる事案の戸惑いや疑問、関係の修復など、いろいろな事柄が複雑に織り込まれていて、ぐいぐい引き込まれる感覚でした。 車いすユーザーに限らず、(もしかしたら周りにたくさんいたかもしれないのに)自分には誰かの手助けが必要な人、何か困難を抱えている人、自分と違うベースを持ちながら生活する人が見えてこなかったし、見ようともしていおらず、どこか遠い世界の話、のような感覚だったかもしれません。 出会ったとき、何らかのきっかけで知ったときが、自分が変われるチャンス。色んな事に思いを寄せることができるとき、世界はカラフルになるのだな、と。 たくさんの人たちの考え、生活、ベースを知ったときに、自分と違うから、と受け入れないことは実は損しているのかもしれないとも感じました。
何の前情報もなく読んだ本でした。読みはじめて、おっと…高校生の学園物だったか…っとちょっと残念に思いました。でも、読み進めていくうちにあれよあれよと一気に読み終えました。 小説って、当たり前ですが、今という時代がきちんと反映された描写がなされ(私の時代にはワイヤレスイヤホン等はありませんでしたし…w...続きを読むww) 地方の高校生ってこんな感じなのかぁ~っと思ったり。 自分も通ってきたはずなのに、全く違った日常生活のようなとても新鮮な気持で読むことができました。 駅員の長谷川さんの立花への言葉、矢地先生の生徒への世の中というもののありようについての話。 とても深く胸を打ちました。 先入観を捨て、新しい世界を手にして受け入れてみて良かったです。 ラッキーな自分を褒めたい(笑) もう一度、読みたいと思います。
渡辺六花りつかと荒谷伊澄あらやいすみの再生と恋の物語。カラフル という題名は人それぞれを感じさせる。高校生のさわやかさ、それを乗り越えていく 周りの描写もとても良かった。
カフネを読む前から知っていて、気になっていた本ですが、とても良かったです 本でカラフルといえば森絵都さんなんですけど、こちらもかなりお勧めしたい 世界には、自分と同じように考える人ばかりじゃない そんなこと、知ってるくせについ忘れがち こっちの意見が多いから、多数派の方が大事なんだってことじゃなく...続きを読むて、みんながより良く生きやすい社会を それは優遇されてるとかされてないとかじゃなくて、それが当たり前にある世の中になってほしい
きれいなジュヴナイル きちんと社会的弱者について考えさせてくれる こんな感じは初めてかもしれん 男の子が好きだと告白すると女の子は真っ赤になって(そんな事言われるとは思ってもみなかった感を出しながら)受け入れてハッピーエンドって お約束の展開だけど 好きだなぁ みんなも好きだよね このパターン
カフネから入りました。 カフネ同様、こういう入り方と展開が好きな作家さんなのだなと思いました。 初見では嫌な性格の女性が、実は芯があって脆い部分もある。過去を理解して未来を見つめる。 涙を流す と書かないで全て違う表現をされていてとても美しい文章でした。最後の煌びやかな表現も美しいです。
差別について話し合ってる時の先生の言葉に感動した。目の前にいる人の気持ちを考えて接することを忘れないこと、それを忘れてしまうことが差別につながる。私もそんな事を生徒に言える先生でいたい。
カフネが面白かったので、同じ作家さんを読んでみたくて。カフネよりもずっと心に響きました。特に終盤に差別と言うことを話し合うシーン。自分の中に確かにある、人を理解することをシャットダウンしてしまうこと。心に響きました。少しでも変われるきっかけになる本になりそうです。
こんな高校時代を送りたかった。 人生は、青春時代だっていいことばかりじゃない。苦しいことのほうが多いかも知れない。 人間とは、愛とは、友情とは、そんな問いを精一杯考えて実践して生きていく。 こんな情熱をかける高校時代が送りたかった。
胸アツ!!感動でボロボロ泣きながら読んだ。 『カフネ』よりもいい! 高校生の会話のやり取りがおもしろいし、過去に諦めた競技や仲間への思いに切なさが込み上げるし、困難に立ち向かうための名言もたくさん出てきて満足度が高い。 「神様は扉を閉める時、別のどこかで窓を開けてくれる」 「幸せの意味は、毎日...続きを読むを思い出にしながら生きていく中にあること」 他は長すぎるから載せないけど、フレーズメモにたくさん登録できた。 また、それらの名言をちゃんと証明するように物語が仕上がっている。 また、この物語は「差別」がテーマにあって、差別とは、物事を問題なく進めるために、誰かが犠牲になっていることを「仕方ない」ですまそうとすることと語られている。 どうしていいか分からず不安、大変な思いをしたくない、傷つきたくないなどの保身の気持ちから、他者の尊厳に目を背けて自分を優先した時、差別は既に行われている、とのこと。 なるほど差別ってとどのつまり、自分を守るための行動なんだなとハッとした。 自分と他人は全く別の考えのもとに生きているという前提を忘れず、理解はできなくても認め合うための対話をしようと思った。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
カラフル
新刊情報をお知らせします。
阿部暁子
フォロー機能について
「集英社単行本」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
カフネ
室町繚乱 義満と世阿弥と吉野の姫君
鎌倉香房メモリーズ
金環日蝕
小説版 アオハライド1
小説版 ストロボ・エッジ1【イラストつき】
戦国恋歌 眠れる覇王
とっておきのおやつ。 5つのおやつアンソロジー
「阿部暁子」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲カラフル ページトップヘ