7.5グラムの奇跡

7.5グラムの奇跡

825円 (税込)

4pt

辛い過去も、厳しい現実も、その一瞬先に光があるんだ。

新人視能訓練士・野宮恭一は北見眼科医院で働き始めてから失敗続き。目に異常がないのに視力が低下した少女、カラコンを頑なに外さない女性、緑内障を患った元ピアニスト――。様々な目の悩みを抱えた患者と心を通わせながら、少しずつ成長していく。

不器用だけどまっすぐな、新人視能訓練士の成長の記録。
最高の読後感がじんわりと心に沁みる、いま最も心温まる連作短編集。

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7.5グラムの奇跡 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    砥上裕將初ですね、メフィスト賞が作家選ぶ基準になるって理解したのである。視能訓練士という名前あるのも初めてだし、未知の世界を知り得て興味津々のコンタクトレンズが酸素不足を起こして傷ついて感染症になるって酸素不足はエベレストに住んでるレベルって わかりやすい解説をありがとうございますです。正彦さんを支

    0
    2025年08月22日

    Posted by ブクログ

    いまわたしがこの本を読めるということは、見えているということ。見えることは当たり前じゃないから、本を読むという大好きな時間を過ごせることも、当たり前じゃない。尊いものなんだなって、じんわり胸に響いた。

    0
    2025年05月18日

    Posted by ブクログ

    人の成長だったり、温かさだったり、仕事への向き合い方であったりととても勉強になる一冊でした。
    とにかく気持ちが温かくなる優しい話でした。
    この本を読んで私自身もまた今は辛いけど頑張りたいと思える光の先を見つけていきたいと思いました。

    0
    2025年05月12日

    Posted by ブクログ

    砥上さんの作品は、とても静かで澄んだ世界観だなと思う。そして、優しい。静かに心に響く言葉がたくさん。

    自分自身、ありがたいことに大きな病気で入院したり、命があぶなくなったりするようなことは、これまで経験していない。
    眼科には行くけれど、コンタクトの処方をしてもらうことが目的だから、そんなに気が重く

    0
    2025年03月22日

    Posted by ブクログ

    視能訓練士という職があること
    目の検査の知識、目の病気の知識を知ることだけでなく、視えることは当たり前におもっていたけれど、当たり前すぎて大切にできていなかったこと、見えなくなることがこんなにも不安になること、でもそこで終わりではないことなど沢山のことを知ることが出来る本だった

    0
    2025年03月06日

    Posted by ブクログ

    あなたにとっての眼とはなんですか・・・
    街の眼科医院で働く新米視能訓練士の1年間の短編です。

    視能訓練士って初めて聞きました。眼科にいる方は視能訓練士だったんですね。
    僕自身、幼少期から目が悪く眼科に行くことが多く色々な検査をしました。
    だからこそ、間近に感じリアル感がありました。

    タイトル通り

    0
    2025年02月24日

    Posted by ブクログ

    視能訓練士というものを初めて知った。瞳に個人差はほとんどないそうです。7.5グラムは目に関するもの。目とは今この瞬間を捉え、未来を探すための器官。いい定義だと思う。目の検査や症状についても参考になる。老眼が出ている私だが、それほど困っていないのはありがたいこと。病の理不尽さは、たいていの場合、どうし

    0
    2025年01月20日

    Posted by ブクログ

    目の病気に悩む患者さんと向き合う
    不器用な新人視能訓練士のお話。
    視能訓練士って仕事を初めて知りました。
    野宮くんの成長物語で感動しました。
    続編も気になるところです

    0
    2025年05月16日

    Posted by ブクログ

    視能訓練士のお話ですが…まず目が見えてるって事は当たり前に感じますが凄い事なんですね…

    「見えるということは、この世で、最もありふれた奇跡なのだ」の文が非常に印象的です。

    様々な器具を駆使して解き明かされる病の原因、そして治療…医療関係者の方の絶え間ない努力、ホントに凄いですし尊敬します。

    0
    2025年03月20日

    Posted by ブクログ

    暖かく静かな世界が広がっている感じは、この作者さんの持ち味だよなぁと思った。
    病院という何かしら辛い思いを抱えた人がくるところで、あたたかい視点でものをみれるということはとても心が洗われるような気がした。

    0
    2025年03月12日

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