龍の守る町

龍の守る町

1,881円 (税込)

9pt

『線は、僕を描く』の著者が描く、「水害」と「消防」その闘いと涙。

魚鷹が見守る町で、秋月龍朗は最高の消防士だった。五年前のあの日、濁流が町と彼の心に、癒えない傷跡を刻むまでは。現場を追われ、辿り着いた指令室。そこは、同じ痛みを抱える仲間たちと、声だけで命を繋ぐ場所。炎の中から命を救ってきたその手で、男は今、受話器を握る。

町と、そして自分自身の再生をかけた静かな闘いが、いま始まる。

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    296ページ
  • 電子版発売日
    2025年11月11日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    9MB

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龍の守る町 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    消防士の物語。現場で消火・救助を行う消防士のことも、現場には立たないが影で支える指令室のことも知ることができた。
    絶対読むべきだ、と思ったけれど大当たりだった!
    5年前に豪雨による水害に見舞われた町のベテランの消防士・秋月が新しく配置されたのは、119の電話をとる指令室の仕事だ。近年話題になっている

    0
    2025年12月10日

    Posted by ブクログ

    命をかけて人を救ってくれる消防士も、もちろん人なわけで。
    葛藤とか苦しみとかいろいろなものがあることが改めて分かった作品だった。
    最後の方の奥さんの思いが泣ける!
    感謝しかないなと思った。

    0
    2025年12月06日

    Posted by ブクログ

    『いま日本人に必要な防災小説』

    5年前の水害の爪痕が色濃く残る町。山や川、野鳥や祭りの描写から、被災前は日本中どこにでもある自然豊かな田舎町であったことが窺える。そんな悲しい過去を乗り越え、それぞれの立場から、それぞれの方法で町を復興させようと、もがき苦しむ人々の様子を描く「町の再生」の物語だ。

    0
    2025年11月19日

    Posted by ブクログ

    消防士と言って思い浮かぶイメージは、、、

    多くの人が現場で火災に立ち向かう姿、人命救助をする姿を思い浮かべるのではないだろうか

    もちろん、それは立派な消防士です
    だけど、それだけが消防士ではありません


    想像してください
    もしあなたが119番通報をしたとすると、どこに繋がりますか?
    消防隊員の

    0
    2025年12月21日

    Posted by ブクログ

    砥上さんの新作、とても楽しみにしていた。いつも落ち着いた文体の中に、静かに強い思いが込められている。今回も過去の出来事に対する自身の苦悩や葛藤する思いが、司令補の一つひとつの行動や選択として丁寧に描かれている。今この瞬間の幸せが続くようにと祈りが伝わってくる。様々な人の願いが今に繋がっていて、当たり

    0
    2025年12月17日

    Posted by ブクログ

    5冊目の砥上裕將さん。今までの水墨画を題材にした『線は、僕を描く』『一線の湖』、視能訓練士の野宮くんを主人公とした『7.5グラムの奇跡』『11ミリのふたつの星』とは打って変わって、今作は「消防士」さんのお話でした。

    5年前に未曾有の大水害に見舞われ、いまだに町のあちこちにその爪痕が残されている瑞乃

    0
    2025年12月14日

    Posted by ブクログ

    火災に水害。大変な仕事と思っていたが、これほどとは。現場だけでなく、出動までに、これほどの手順が。「待つことが仕事そのもの。有事に備え準備することそのものが仕事。未知の可能性に対する一手は準備でしか作れない」頭が下がる。「考えないこと。正解を探さないこと。歩き続けること。それが生きる方法だった」でも

    0
    2025年12月10日

    Posted by ブクログ

    消防士カッコイイ!!!!と、何度も心のなかで叫びました。臨場感あふれる小説の、登場人物たちの救命の場面を読んで、今一度きちんと心肺蘇生法を覚えようと誓いました。あ〜消防士カッコイイ!!!

    0
    2025年12月01日

    Posted by ブクログ

    読み終わりスーパーヒーローの登場、その名は消防士秋月龍朗、そして現場での活躍が終わり指令室勤務に変わってしまい、またそこでの苦労が痛々しく感じまた現場に戻りたいと思いつつ指令室での奮闘に清々しく感じました。過去の水害での痛々し話や命の尊さを感じる体験など読んでいて感動しっぱなしでした。消防士のことを

    0
    2025年10月08日

    Posted by ブクログ

    河口の町の消防署で最高の消防士と呼ばれる秋月。五年前に町を襲った水害が彼の心に癒えない傷を与えた。今も残る水に対する恐怖と闘いながら、現場を離れ指令室の勤務に就いた秋月は戸惑いを隠せないでいたが…。
    PTSDを抱えた消防士と、災害禍から復興しきれない町、その再生への小さな光を描く作品。

    NHKの「

    0
    2025年12月19日

龍の守る町 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    296ページ
  • 電子版発売日
    2025年11月11日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    9MB

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