麻耶雄嵩の作品一覧
「麻耶雄嵩」の「読楽」「隻眼の少女」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「麻耶雄嵩」の「読楽」「隻眼の少女」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
京都大学工学部卒。1991年『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』でデビュー。2011年『隻眼の少女』で第64回日本推理作家協会賞・第11回本格ミステリ大賞をダブル受賞。『夏と冬の奏鳴曲』、『鴉』、『神様ゲーム 』など数多くの作品を手がける。
Posted by ブクログ
神様ゲームの続編。
神様の鈴木は全知全能。殺人事件の犯人を主人公の桑原淳にだけ教えてくれる。初めは信じていなかった主人公も何度も繰り返されるご信託に段々信じざる得なくなってくる。
後半は怒涛のどんでん返しの連発。主人公は女だった!親友が殺された!神様の性格、性質を利用する小学生たち!などなど、読む手が止まらなくなる。
最後に真相に気づいた主人公はすでに恋する乙女になっていて、神様が入り込む余地がなくなっているというのも面白い。鈴木が主人公だけ特別扱いしたのは闇を抱えて、神様を信じてしまうほど、心に穴があったということだろう。
終わりのフレーズは「さよなら、神様」でタイトル回収。終わり方と