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信州の山荘で、鍵の掛かった密室状態の部屋から会社社長の遺体が発見された。自殺か、他殺か? 捜査に乗り出した警察の前に、突如あらわれた男がいた。その名も「貴族探偵」。警察上部への強力なコネと、執事やメイドら使用人を駆使して、数々の難事件を解決してゆく。斬新かつ精緻なトリックと強烈なキャラクターが融合した、かつてないディテクティブ・ミステリ、ここに誕生! 傑作5編を収録。
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Posted by ブクログ
貴族探偵と名乗りながらも、自分は貴族なのだから、自分の"所有物"である使用人達に捜査も推理も全て任せるという、ホームズとワトソンの関係性に重点を置く著者にとって突き詰め過ぎてなんか行くとこまで行ったなーと感じさせられた短編集。 五話からなる短編のうち、やはり「こうもり」が白眉。...続きを読む 読み終わった時は最初何が起こったか分からなかったけど、読み返してみて、作者の捻くれた企みに唖然とさせられた... 今まで読んだ短編ミステリで一番面白かったと言っても過言ではないくらいの完成度だと思った。 他4編もどれも作者らしい捻くれた真相が面白いけど、やはり「こうもり」のインパクトが強過ぎて霞んでしまいがちかな?
読みやすく面白かった。麻耶雄嵩はメルカトルものばかり読んでいて、他シリーズなどはあまり読んでなかったが相変わらずの癖と面白さがあった。 謎解きをしようと思って読んではいなかったが、こうもり を読んだ後は最初意味がわからず、再度読み返してやられたとわかった。 貴族探偵対女探偵も読みたい。
メルカトル鮎と比べるとだいぶまともな探偵(比べる対象が悪い)で、全体的にだいぶまともにミステリをしている。 そしてなんと言っても「こうもり」。 この作品は素晴らしい。 非常に精緻に作り込まれており、舐めていると一瞬で手のひらの上で転がされる。 読者と作者の真剣勝負。 ここまでやられると、もはや小説...続きを読むの枠を超えたナニカであるような気さえしてくる。
うわー何だか不思議な読書体験だった……。 読み終わった今も何だかふわふわしてる感じがします。 前回は一気に知念先生の作品を読み切ってしまおう!と思っていたのですがとある作品を読んでいる最中に「いや何か今この気分じゃないな」と思ってしまい、積読用の本棚をぼーっと眺めていたときにたまたま目に止まった...続きを読むのがこの本だったのですが。 何かこれあれだよね、月9であってたよね! ドラマ自体はやたらアバンチュールって言うことと「ジャッキアップが上手すぎる!」ってセリフしか覚えてなかったんだけど原作のどこにもそのセリフなくて笑いました。オリジナルだったんかい。 やたら育ちのいい雰囲気の本名すら告げない「貴族探偵」。 まぁ作中の所作といい言動といい恐らく育ちはいいんでしょう。いいんでしょうけど、何か最後まで「本当に育ちがいいのか?やんごとなき身分なのか?詐欺師の雰囲気もない?」と思ってしまったのは私だけなのでしょうか。 多分出自も何もかも分からないままだからこそちょっとだけ疑っちゃうんだろうけど。 本人は特に何もせず(することと言えば出会った女性を口説くくらい)身の回りの全てを、推理すら使用人に任せてしまうっていうのは斬新な設定だと思いました。 美味しいところだけ持っていくとかするのかと思っていたらそれすらしないんだもの。 まさに「暇を持て余した貴族の遊び」って感じ。 しかし一流の使用人と言うのは大変なんだな……推理まで出来ないと務まらないとは。 短編なのでちょこちょこ読むのにちょうどいいやーとか思ってたんですけどはまっちゃってすぐに読み終わっちゃいました。 でも「なるほどそうだったのか!そうやったのか!」と読みながら納得しいるのに何故か読み終わったあと「……いや何かもっと他の方法もある気がするぞ?ん?間違ってないんだけど何か……ん?」って首を傾げちゃう感じが初めての読書体験すぎました。 そういえばあとがきで読んだのですが短編のタイトルは全て同じ作曲家のクラシックの曲名で統一されているそうです。 私はその情報をもらって初めて「そう言えば何か見たことあるなこのタイトル」と気付きました。 まぁ育ちが良くない人間なんで仕方ないです。
職業=貴族、趣味=探偵と自らを『貴族探偵』と名乗る男が執事やメイドたちを駆使して次々に難事件を解決するミステリーで、これまでに無かった探偵像を表すキャラクターと外連味たっぷりでありながら精緻なトリックの数々など斬新でありつつ麻耶雄嵩先生の魅力が詰まった作品だった。
「こうもり」にやられました。読み終わった後呆気にとられて読み返したらあぁそうか!と。確かに嘘は言ってないなと。ヨハンシュトラウスのオペレッタ「こうもり」と趣が似てるかも。 貴族と使用人という設定も面白く、各エピソードも趣向が様々でそれぞれ楽しめました。 最後のエピソードだけは成り立つかな?とちょっ...続きを読むと腹落ちできなかったので星一つ減らしてます。
殺人現場に偶然居合わせた貴族探偵(正確に言うと貴族探偵の使用人)が推理するというお決まりのパターンで話が進んでいくため、名探偵コナンを彷彿とさせる展開だった。 髭ズラの優男って想像しにくいのは私だけですかね…。
金の力でありえない解決方を導く、富豪刑事(筒井康隆)に似た作品かと思っていた ナンパしかしない探偵の連作集 詳細はぼかされつつも設定が面白いのと、主に彼の使用人達のキャラクターが良い 各編ともにトリックは特筆する点は無し 個人的には及第点 最後の「春の声」がマイベストかな 被害者3人の事件を...続きを読む使用人3人が担当する意趣
姓名不詳、貴族探偵と書かれた名刺だけを持つ謎の御曹司を主役にした短編集。 ミステリーに出てくる探偵で金持ちだったり貴族だったりはいただろうが捜査や推理も使用人がするものとして丸投げし自身は女性を口説く(刑事には横柄だが女性には丁寧な言葉遣い)のみの探偵というのは斬新すぎる。作者の凄いのはコイツがボン...続きを読むクラなのか賢才なのか不明にしているところ。 話の方も本格ミステリになっており個人的には楽しめた。
面白かった! 探偵と名乗るのに捜査も推理もその披露までも使用人にやらせる貴族探偵。こんなんアリかよと思うんだけど、アリだなあとなっちゃうのが麻耶雄嵩。短編のタイトルがシュトラウスで統一されてるのがなんとも言えないおかしみ。 『春の声』とかもうほんと麻耶雄嵩全開では? 『こうもり』はすごかった!すぐ読...続きを読むみ返しちゃった。
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