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Posted by ブクログ
貴族探偵と名乗りながらも、自分は貴族なのだから、自分の"所有物"である使用人達に捜査も推理も全て任せるという、ホームズとワトソンの関係性に重点を置く著者にとって突き詰め過ぎてなんか行くとこまで行ったなーと感じさせられた短編集。
五話からなる短編のうち、やはり「こうもり」が白眉。
読み終わった時は最初何が起こったか分からなかったけど、読み返してみて、作者の捻くれた企みに唖然とさせられた...
今まで読んだ短編ミステリで一番面白かったと言っても過言ではないくらいの完成度だと思った。
他4編もどれも作者らしい捻くれた真相が面白いけど、やはり「こうもり」のインパクトが強過ぎて霞んでしまいがちかな?
Posted by ブクログ
うわー何だか不思議な読書体験だった……。
読み終わった今も何だかふわふわしてる感じがします。
前回は一気に知念先生の作品を読み切ってしまおう!と思っていたのですがとある作品を読んでいる最中に「いや何か今この気分じゃないな」と思ってしまい、積読用の本棚をぼーっと眺めていたときにたまたま目に止まったのがこの本だったのですが。
何かこれあれだよね、月9であってたよね!
ドラマ自体はやたらアバンチュールって言うことと「ジャッキアップが上手すぎる!」ってセリフしか覚えてなかったんだけど原作のどこにもそのセリフなくて笑いました。オリジナルだったんかい。
やたら育ちのいい雰囲気の本名すら告げない「貴族探偵」。
まぁ作中の所作といい言動といい恐らく育ちはいいんでしょう。いいんでしょうけど、何か最後まで「本当に育ちがいいのか?やんごとなき身分なのか?詐欺師の雰囲気もない?」と思ってしまったのは私だけなのでしょうか。
多分出自も何もかも分からないままだからこそちょっとだけ疑っちゃうんだろうけど。
本人は特に何もせず(することと言えば出会った女性を口説くくらい)身の回りの全てを、推理すら使用人に任せてしまうっていうのは斬新な設定だと思いました。
美味しいところだけ持っていくとかするのかと思っていたらそれすらしないんだもの。
まさに「暇を持て余した貴族の遊び」って感じ。
しかし一流の使用人と言うのは大変なんだな……推理まで出来ないと務まらないとは。
短編なのでちょこちょこ読むのにちょうどいいやーとか思ってたんですけどはまっちゃってすぐに読み終わっちゃいました。
でも「なるほどそうだったのか!そうやったのか!」と読みながら納得しいるのに何故か読み終わったあと「……いや何かもっと他の方法もある気がするぞ?ん?間違ってないんだけど何か……ん?」って首を傾げちゃう感じが初めての読書体験すぎました。
そういえばあとがきで読んだのですが短編のタイトルは全て同じ作曲家のクラシックの曲名で統一されているそうです。
私はその情報をもらって初めて「そう言えば何か見たことあるなこのタイトル」と気付きました。
まぁ育ちが良くない人間なんで仕方ないです。
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