貴族探偵

貴族探偵

605円 (税込)

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信州の山荘で、鍵の掛かった密室状態の部屋から会社社長の遺体が発見された。自殺か、他殺か? 捜査に乗り出した警察の前に、突如あらわれた男がいた。その名も「貴族探偵」。警察上部への強力なコネと、執事やメイドら使用人を駆使して、数々の難事件を解決してゆく。斬新かつ精緻なトリックと強烈なキャラクターが融合した、かつてないディテクティブ・ミステリ、ここに誕生! 傑作5編を収録。

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  • 貴族探偵
    605円 (税込)
    信州の山荘で、鍵の掛かった密室状態の部屋から会社社長の遺体が発見された。自殺か、他殺か? 捜査に乗り出した警察の前に、突如あらわれた男がいた。その名も「貴族探偵」。警察上部への強力なコネと、執事やメイドら使用人を駆使して、数々の難事件を解決してゆく。斬新かつ精緻なトリックと強烈なキャラクターが融合した、かつてないディテクティブ・ミステリ、ここに誕生! 傑作5編を収録。
  • 貴族探偵対女探偵
    693円 (税込)
    新米探偵・愛香は、親友の別荘で発生した殺人事件の現場で「貴族探偵」と遭遇。地道に捜査をする愛香などどこ吹く風で、貴族探偵は執事やメイドら使用人たちに推理を披露させる。愛香は探偵としての誇りをかけて、全てにおいて型破りの貴族探偵に果敢に挑む! 事件を解決できるのは、果たしてどちらか。精緻なトリックとどんでん返しに満ちた5編を収録したディテクティブ・ミステリの傑作。

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貴族探偵 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    貴族探偵と名乗りながらも、自分は貴族なのだから、自分の"所有物"である使用人達に捜査も推理も全て任せるという、ホームズとワトソンの関係性に重点を置く著者にとって突き詰め過ぎてなんか行くとこまで行ったなーと感じさせられた短編集。

    五話からなる短編のうち、やはり「こうもり」が白眉。

    0
    2023年09月27日

    Posted by ブクログ

    読みやすく面白かった。麻耶雄嵩はメルカトルものばかり読んでいて、他シリーズなどはあまり読んでなかったが相変わらずの癖と面白さがあった。

    謎解きをしようと思って読んではいなかったが、こうもり を読んだ後は最初意味がわからず、再度読み返してやられたとわかった。

    貴族探偵対女探偵も読みたい。

    0
    2022年02月20日

    Posted by ブクログ

    メルカトル鮎と比べるとだいぶまともな探偵(比べる対象が悪い)で、全体的にだいぶまともにミステリをしている。

    そしてなんと言っても「こうもり」。
    この作品は素晴らしい。
    非常に精緻に作り込まれており、舐めていると一瞬で手のひらの上で転がされる。
    読者と作者の真剣勝負。
    ここまでやられると、もはや小説

    0
    2025年11月26日

    Posted by ブクログ

    うわー何だか不思議な読書体験だった……。
    読み終わった今も何だかふわふわしてる感じがします。


    前回は一気に知念先生の作品を読み切ってしまおう!と思っていたのですがとある作品を読んでいる最中に「いや何か今この気分じゃないな」と思ってしまい、積読用の本棚をぼーっと眺めていたときにたまたま目に止まった

    0
    2025年05月29日

    Posted by ブクログ

     職業=貴族、趣味=探偵と自らを『貴族探偵』と名乗る男が執事やメイドたちを駆使して次々に難事件を解決するミステリーで、これまでに無かった探偵像を表すキャラクターと外連味たっぷりでありながら精緻なトリックの数々など斬新でありつつ麻耶雄嵩先生の魅力が詰まった作品だった。

    0
    2025年05月21日

    Posted by ブクログ

    「こうもり」にやられました。読み終わった後呆気にとられて読み返したらあぁそうか!と。確かに嘘は言ってないなと。ヨハンシュトラウスのオペレッタ「こうもり」と趣が似てるかも。

    貴族と使用人という設定も面白く、各エピソードも趣向が様々でそれぞれ楽しめました。
    最後のエピソードだけは成り立つかな?とちょっ

    0
    2024年04月29日

    Posted by ブクログ

    殺人現場に偶然居合わせた貴族探偵(正確に言うと貴族探偵の使用人)が推理するというお決まりのパターンで話が進んでいくため、名探偵コナンを彷彿とさせる展開だった。
    髭ズラの優男って想像しにくいのは私だけですかね…。

    0
    2024年01月24日

    Posted by ブクログ

    金の力でありえない解決方を導く、富豪刑事(筒井康隆)に似た作品かと思っていた

    ナンパしかしない探偵の連作集

    詳細はぼかされつつも設定が面白いのと、主に彼の使用人達のキャラクターが良い

    各編ともにトリックは特筆する点は無し
    個人的には及第点

    最後の「春の声」がマイベストかな
    被害者3人の事件を

    0
    2024年01月14日

    Posted by ブクログ

    姓名不詳、貴族探偵と書かれた名刺だけを持つ謎の御曹司を主役にした短編集。
    ミステリーに出てくる探偵で金持ちだったり貴族だったりはいただろうが捜査や推理も使用人がするものとして丸投げし自身は女性を口説く(刑事には横柄だが女性には丁寧な言葉遣い)のみの探偵というのは斬新すぎる。作者の凄いのはコイツがボン

    0
    2024年01月07日

    Posted by ブクログ

    面白かった!
    探偵と名乗るのに捜査も推理もその披露までも使用人にやらせる貴族探偵。こんなんアリかよと思うんだけど、アリだなあとなっちゃうのが麻耶雄嵩。短編のタイトルがシュトラウスで統一されてるのがなんとも言えないおかしみ。
    『春の声』とかもうほんと麻耶雄嵩全開では?
    『こうもり』はすごかった!すぐ読

    0
    2023年02月27日

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