【感想・ネタバレ】貴族探偵のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年09月27日

貴族探偵と名乗りながらも、自分は貴族なのだから、自分の"所有物"である使用人達に捜査も推理も全て任せるという、ホームズとワトソンの関係性に重点を置く著者にとって突き詰め過ぎてなんか行くとこまで行ったなーと感じさせられた短編集。

五話からなる短編のうち、やはり「こうもり」が白眉。...続きを読む
読み終わった時は最初何が起こったか分からなかったけど、読み返してみて、作者の捻くれた企みに唖然とさせられた...
今まで読んだ短編ミステリで一番面白かったと言っても過言ではないくらいの完成度だと思った。

他4編もどれも作者らしい捻くれた真相が面白いけど、やはり「こうもり」のインパクトが強過ぎて霞んでしまいがちかな?

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Posted by ブクログ 2022年02月20日

読みやすく面白かった。麻耶雄嵩はメルカトルものばかり読んでいて、他シリーズなどはあまり読んでなかったが相変わらずの癖と面白さがあった。

謎解きをしようと思って読んではいなかったが、こうもり を読んだ後は最初意味がわからず、再度読み返してやられたとわかった。

貴族探偵対女探偵も読みたい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年12月30日

「こうもり」白眉。短編の中だと一番好きかもしれない。叙述トリックは読者と
登場人物の認識のずらすわけだが、普通は読者側に誤認させる。逆に読者は正しい情報を得ていて...というのは普通の叙述トリックを読んだ後に読むとやはり面白い。「蛍」と構造は同じ。蛍の方が純粋な逆転になっている(こうもりでは読者に貴...続きを読む生川を絵美の彼氏だと誤認させる構造になっているので)から綺麗な気もするが、こういうのは短編の方が映えると思っている。

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Posted by ブクログ 2024年01月24日

殺人現場に偶然居合わせた貴族探偵(正確に言うと貴族探偵の使用人)が推理するというお決まりのパターンで話が進んでいくため、名探偵コナンを彷彿とさせる展開だった。
髭ズラの優男って想像しにくいのは私だけですかね…。

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Posted by ブクログ 2024年01月14日

金の力でありえない解決方を導く、富豪刑事(筒井康隆)に似た作品かと思っていた

ナンパしかしない探偵の連作集

詳細はぼかされつつも設定が面白いのと、主に彼の使用人達のキャラクターが良い

各編ともにトリックは特筆する点は無し
個人的には及第点

最後の「春の声」がマイベストかな
被害者3人の事件を...続きを読む使用人3人が担当する意趣

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Posted by ブクログ 2024年01月07日

姓名不詳、貴族探偵と書かれた名刺だけを持つ謎の御曹司を主役にした短編集。
ミステリーに出てくる探偵で金持ちだったり貴族だったりはいただろうが捜査や推理も使用人がするものとして丸投げし自身は女性を口説く(刑事には横柄だが女性には丁寧な言葉遣い)のみの探偵というのは斬新すぎる。作者の凄いのはコイツがボン...続きを読むクラなのか賢才なのか不明にしているところ。
話の方も本格ミステリになっており個人的には楽しめた。

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Posted by ブクログ 2023年02月27日

面白かった!
探偵と名乗るのに捜査も推理もその披露までも使用人にやらせる貴族探偵。こんなんアリかよと思うんだけど、アリだなあとなっちゃうのが麻耶雄嵩。短編のタイトルがシュトラウスで統一されてるのがなんとも言えないおかしみ。
『春の声』とかもうほんと麻耶雄嵩全開では?
『こうもり』はすごかった!すぐ読...続きを読むみ返しちゃった。

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Posted by ブクログ 2023年01月12日

楽しかった!
難事件の只中に颯爽と現れ、執事やメイドを駆使して解決していく。人呼んで、貴族探偵。
彼の仕事は、使用人が捜査をしている間、ソファーに座って紅茶を飲むこと。
労働は家人が行い、彼自身は決して自ら動くことはない。
なぜなら彼は、貴族だから。

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Posted by ブクログ 2022年11月07日

2017年に相葉雅紀さん主演のドラマ原作。
突如あらわれた思は「貴族探偵」と名のる。警察上部への強力なコネと、執事やメイドら使用人を駆使して難事件を解決してゆく。貴族?探偵?この男、一体何者?(きうい)

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Posted by ブクログ 2021年11月25日

娘の学校の「朝の読書時間」用に購入。
全く読まれずに放置されていたものを娘の部屋から救出して読み始めました。

他の方の感想などで、全く何もしないとは知っていましたが、ここまで何もしないとは。
女性を口説いてばっかりで、ともすればただのアホぼんに思いますが、不思議とそうとは感じない。
何故かこの男に...続きを読むはなにかすごい力や能力があるのでは?と感じてしまうのは、召使いたちの彼への忠実な態度からでしょうか。

続編の対女探偵をこれから読み始めますが、そちらにはもう少し探偵の素性とか分かるのかな?
もう少し探偵の過去とかを知りたいって思ってしまいました。

余談ですが…
実写化されてるものは登場人物のイメージが固定されちゃうからちょっと苦手だなぁ。
ドラマは見てないんですけど、相葉氏のかおがチラついて(^_^;)

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Posted by ブクログ 2021年05月09日

『こうもり』が圧倒的。
"フェアすぎてもはやアンフェア"
こんな叙述トリック初めて見た...!!
それ以外はまぁ悪くはなく、そこそこといった感じ。同シリーズの『貴族探偵対女探偵』も楽しみ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年08月30日

貴族探偵と名乗る探偵が様々な事件を解決していく話…。
しかし、貴族探偵自身が自分で調査したり、推理したりするといったことはなく、従者やメイドが推理していくというちょっと変わった探偵だった。

短編がいくつかあるというものだったので、読んでいくうちに探偵推理したり、探偵の正体が分かるのかと思ったが最後...続きを読むまで分からずじまいだったのは個人的に残念だった。
ただ、謎のままにしておくことで想像するという楽しみはあるのかなと思う。

すらすら読むことができ、どのように推理していくのか楽しみながら読むことが出来た。

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Posted by ブクログ 2019年10月05日

短編集。ドラマの方はちらちらとは見ていたけれど小説の方は読んだ事がなかったのだが思ったよりコメディ色は薄かった。短編集だけあって謎はあっさりと解決されていくが収録されている中にある「こうもり」という作品はちょっと異色。確かに地の文に嘘は書いたらいけないもんなぁ…。貴族探偵というキャラクター性もあって...続きを読む騙されたな。

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Posted by ブクログ 2019年09月23日

テレビドラマの印象があってなんだか手がでなかったけど、麻耶作品に興味を抱いて購入。奇天烈な貴族探偵のキャラクターが浮世離れではあるけど、(そこが魅力的なんだけど)それぞれの作品は本格派。物語とかテーマで読み込ませるのでなく、謎で勝負って感じ。
それぞれのキャラの個性は表立ってこないけど、それによって...続きを読む趣向がはっきりしていてありな世界観だった。うむ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年03月30日

ドラマを見てから読んだ為か、麻耶さんにしては普通、といった感じ。

そもそも探偵が探偵作業(笑)をしないという設定が、普通じゃないんですけどね。

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Posted by ブクログ 2024年01月01日

短編集です。
というか、貴族探偵は推理しないんかい。
とツッコミを入れたくなる面白い作品です。
探偵の正体はわかりませんが、使用人たちの活躍には驚かされました。


信州の山荘で、鍵の掛かった密室状態の部屋から会社社長の遺体が発見された。自殺か、他殺か? 捜査に乗り出した警察の前に、突如あらわれた男...続きを読むがいた。その名も「貴族探偵」。警察上部への強力なコネと、執事やメイドら使用人を駆使して、数々の難事件を解決してゆく。斬新かつ精緻なトリックと強烈なキャラクターが融合した、かつてないディテクティブ・ミステリ、ここに誕生! 傑作5編を収録。

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Posted by ブクログ 2023年12月17日

短編集。
奇抜な設定なのでお気楽な読みものかと思いきや、けっこうガチな推理小説。
もちろん探偵周辺の人物はキャラが立っていて設定もしっかりしているので、キャラものとしての面白さはちゃんとあるのだけど、推理ものとしてけっこう頭を使わないと話についていけないので、疲れてるときに読むには適さないかな。
...続きを読むくに短編「こうもり」は推理小説好きには良作かもしれないけど、人物像や名前を覚えるのが苦手な人にはかなり厳しい一編。私は人物が覚えきれなかったのでメモを取りながら読んだけど、それでも最後のオチは一読では理解できなかった。
ライトな読者向けなのかヘビーな読者向けなのかわからない一冊。

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Posted by ブクログ 2023年10月17日

貴族探偵が、執事やメイドや運転手を駆使して、事件を解決する。そんなお話でした。
思ってたのと少し違う所が面白かったです。
でもしっかりと本格ミステリィでしたよ。

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Posted by ブクログ 2023年07月15日

主人公は自らは紅茶を嗜みながら女性を口説くことに夢中で、捜査や推理の一切を使用人に任せるといったまさに“貴族”のような人。探偵自身に能力があるのか、一切不明。
貴族探偵や使用人のキャラクターが立っていて、サクサク読めて面白かったです!続編もあるみたいなので、読んでみたいと思います。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年06月08日

なるほど、貴族探偵とは、紅茶を嗜むばかり。どの執事やメイドをどの探索/推理に当てるか采配するくらいはするが、後はさあ、推理してくれ、と丸投げ。安楽椅子探偵すぎる。謎の強い圧力で、よくある、電話越しに上司に口利きをし、現場の刑事を従える様は笑った。女性にはキザな台詞を吐いたり、執事の経緯から語る推理披...続きを読む露に、そんなことはいいから早く犯人の名前を言ってしまえ、とあっさり名前から披露されたり、おかしな人間で面白い。

ドラマ化では相葉くんが演じたらしいが、イメージが違うんじゃ??

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年03月21日

短編集。推理をしない貴族探偵と、推理をする従者。
「こうもり」と「春の声」の2篇が好きだった。特に「こうもり」の叙述トリック(?)は騙された。

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Posted by ブクログ 2022年08月14日

有能かどうか不明な貴族探偵。優秀なのは使用人たちではと思ってしまうが、何かただならないものを持っているのだろう。事件の真相やトリックも使い古されてはいるが新しいといった感じだった。

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Posted by ブクログ 2022年06月11日

皆さんはミステリー小説をどのように読んでいるんでしょう?
私は「謎解きや面倒な辻褄合わせは作者にでもやらせとけば良い」とばかりに、ただただ読み進めて行くスタイルですので、設定の巧みさや緻密さよりも、語り口のスムースさや登場人物の魅力の方が重要な要素となります。
貴族探偵は、流れるようなストーリーとキ...続きを読むャラ立ちした主人公で、サクサクと読むことが出来ますが、フォーマットが強固過ぎて、水戸黄門や大岡越前でも観ている気になってしまいます。
読み易いし退屈はしないんだけど、特別面白いかと言われればそうでもない。少し残念。
収録作の中では「こうもり」が面白かったんだけれども、理由を考えてハッとしました。この作品は終盤まで探偵が出てこない。
早くもこのフォーマットに飽きてきたようです。

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Posted by ブクログ 2021年10月06日

安楽椅子探偵というものは、推理小説のジャンルに歴として存在していますが、事件の調査は言うに及ばず、推理までも使用人にさせてしまう探偵の事は、何といえばよいのでしょうね?貴族探偵というのでしょうか?

そのシチュエーションを楽しむ作品で、事件そのものは、多少捻りや、練り方が足りない印象を受けます。ある...続きを読む意味、出オチと言っても過言ではないかもしれません。

嵐の相葉雅紀主演でフジテレビ系にてドラマ化もされましたが、そちらは見ておりません。設定を見る限り、だいぶ原作とは異なっているっぽいですね。

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Posted by ブクログ 2019年12月07日

面倒な調査は使用人任せ。
なんなら推理もメイド任せ。
異色の安楽椅子・貴族探偵の活躍ぶり(?)がわかる連作。

キザすぎて逆にコミカルな貴族探偵の姿が目に浮かび、サクサク読める。
…本書の描写とはかけ離れているが、なぜか脳内では北村一輝さんに変換された

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Posted by ブクログ 2019年09月01日

さるやんごとなき身分の若主人が使用人と共に事件にあたるオムニバス。
全て使用人に任せきりで、一切推理をしない探偵という目新しい探偵もの。
トリックは些か強引でこじつけ感があるが、トリックよりも、ある意味お約束な話の流れを楽しむ小説か。
個人的に貴族探偵本人よりも使用人の三人に興味が湧いた。探偵は個人...続きを読む的にいけ好かないというか…使用人は頭脳、というのはわかるが、どうしても何もしていない風に映ってしまう。
好みの問題だろうか?

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Posted by ブクログ 2019年05月29日

さるやんごとなき身分の貴族の青年が、地位と権力に物言わせて数々の難事件を解く連作短編ミステリ。貴族探偵という字面だけでキャラが立っているが、本作の真骨頂はそこではない。当初は使用人を足として使い捜査を任せ、推理のみ貴族探偵がするのだと思っていたが、なんと貴族探偵自身は一切推理をせず、推理、解決すらも...続きを読む全て使用人に任せているのである。「雑事など使用人に任せておけばいい」とは貴族探偵の弁ではあるが、ここまで徹底しているのも珍しい。装置としての探偵役は数あれど、推理をしない探偵という、探偵の特権階級すら剥奪された探偵は他に例がなく、真相さえ明らかになれば推理など誰がしても同じという、作者の高笑いが聞こえてくる。貴族探偵自身の存在意義がどこにあるかといえば、謂わば探偵が謎を解くための舞台装置としての役割だろう。その強権で推理劇のための土台を作り、あとは全て使用人に任せる。田中、山本、佐藤という真の探偵役たちの没個性的な名前というのも、使用人は道具と言って憚らない貴族探偵の言葉と符合していて面白い。後期クイーン問題という文脈ありきの作品ではあるのだが、おういうアクロバティックな方法でのアプローチが光る本格推理の一本である。

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Posted by ブクログ 2019年03月23日

貴族が探偵をするというのは、こういう事なのか。
このユニークな着眼点だけで作品になりますね。
シリーズ化されているので、この先も愛すべきワンパターンを楽しみに読みたいです。

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購入済み

普通

2017年04月01日

普通に面白かったが、目新しいところがあったかというと推理してるのかしていないのかあいまいな主人公くらいか。
そのかっこいいらしい貴族探偵がどうもわたしは好きになれず。
そうか、以前にはまった浅見さんとは正反対だもんな。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年09月18日

 捜査どころから推理まで使用人にさせる貴族探偵が主人公のシリーズ。5つの短編からなるが,「こうもり」が秀逸。ただし,総合すると,複雑すぎる嫌いがある。もっとシンプルに騙してほしいところ。設定は面白いが,その設定を生かしきっているとも言い難い。★3で。

〇 ウィーンの森の物語
デキ:★★☆☆☆
 密...続きを読む室モノ。トリックも平凡だし,そもそもバックルに正津の指紋があったことが真相に繋がる証拠とは思い難い。貴族探偵による真相解明という雰囲気だけはよいが,ミステリとしては及第点以下
※ あらすじ
 都倉計器の社長,都倉政一が密室で殺害される。密室は,密室にするために糸をつかった偽装がされていることがあきらからであり,自殺ではなく,他殺であると断定され捜査がされる。容疑者は以下の人物
都倉政一の妻  光恵
都倉政一の愛人 旗手真佐子
都倉計器の営業部長 正津幸彦
都倉政一の姪 都倉江梨子
都倉政一の子 都倉忠仁
 その後,旗手真佐子が自宅で殺害されていることが分かる。貴族探偵は,都倉江梨子とドライブをするために,事件を早期に解決すると宣言し,執事である山本を利用して推理をする。犯人は光恵。密室の偽装工作に失敗し,糸という物的証拠を残してしまう。光恵は,自分のバックと真佐子のバックを交換し,鍵をもっていないという状態を作ることで容疑の外に出ようとしたが,物的証拠が残ってしまったので,真佐子を殺害し,鍵を手に入れ,糸を回収する。その後,改めて偽装を行う。正津は光恵のバックに一度も触れていなかったが,光恵のバックのバックルから正津の指紋が出てきたことが証拠となった。
〇 トリッチ・トラッチ・ポルカ
デキ:★★★☆☆
 死体の首が切られた原因として,死体にパーマを描ける姿を見せることでアリバイを作っていたという部分は斬新。話のテンポもよく,なかなか面白い。
※ あらすじ
 首を切られた死体が発見される。その死体は複数の人間に恐喝をしていた主婦であり「K」というイニシャルの愛人がいた。教え子との関係を恐喝されていた高校教師の浜村康介が容疑者となるがアリバイが成立する。警察はアリバイ崩しの捜査をするが,捜査をする先々で謎のカップルが警察関係者として捜査をしていた。犯行現場と思われる倉庫で警察が捜査をしていると貴族探偵が現れる。帰属探偵がメイドの田中を使い真相を推理する。真犯人は美容師の小関。犯行時間は午後3時頃であり,犯行後,遺体の首を切り,その首から上にパーマをかけ,その姿を目撃させることでアリバイを作っていたというもの。警察は被害者の愛人の「K」が貴族探偵ではないかと指摘するが…真相は闇の中。

〇 こうもり
デキ:★★★★☆
 大杉のそっくりさんである貴生川を絵美の恋人だと思わせる叙述トリックを駆使した作品。字の文では貴生川と書き,会話文では大杉と書く事で,あたかも貴生川と大杉が別の人物として同席していたように読者に誤認させるという技工の限りを尽くした作品。面白い。こういう技巧的な作品は好みである。欠点は技巧的すぎて一読して分かりにくいこと。もう少しすっきり書いて,分かりやすくした上で騙してほしかった。
※ あらすじ
 ストーカーに悩まされ,傷心旅行に来た寺崎紀子と安永絵美。二人は老舗旅館,風媒荘を訪れた。風媒荘には,作家,大杉道雄,その友人の作家堂島尚樹,大杉の妻の真知子,真知子の妹の佐和子,佐和子の夫の水橋,そして松野という男がいた。佐和子はかつて松野,堂島と付き合っていたが,現在は大杉と不倫をしていた。佐和子が殺害される。一見,アリバイがあると見えた大杉が犯人であり,妻の真知子も共犯だった。アリバイには貴生川という大杉に似た男を使っていた。

〇 加速度円舞曲
デキ:★★★☆☆
 俗説や迷信を盲信する厄神という人物が被害者。殺害現場が異なることを誤魔化すが,北枕にならないように部屋全体を模様替えしたという作品。バカミスなのだが,貴族探偵の設定そのものがバカミスなので,これはこれでアリだろう。

〇 春の声
デキ:★★☆☆☆
 弥生という女性の三人の婿候補が,お互いに他人を犯人に見せかけて他者を殺害し,死んでしまうという作品。入り組んでいるうえに,読みにくい。正直ピンとこなかった。

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購入済み

まぁまぁ

2014年03月10日

少し拍子抜けしたが、軽い読みものとしてはよかったかな。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年08月20日

予想以上に貴族探偵が動かなくて驚いたwこれじゃ実質使用人探偵wその使用人たちの有能さに、一流に仕える人もやはり一流なのだなぁと感心しきり。『こうもり』は大胆かつ斬新な仕掛けで「んんっ!?」ってなった。やられたw

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