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新米探偵・愛香は、親友の別荘で発生した殺人事件の現場で「貴族探偵」と遭遇。地道に捜査をする愛香などどこ吹く風で、貴族探偵は執事やメイドら使用人たちに推理を披露させる。愛香は探偵としての誇りをかけて、全てにおいて型破りの貴族探偵に果敢に挑む! 事件を解決できるのは、果たしてどちらか。精緻なトリックとどんでん返しに満ちた5編を収録したディテクティブ・ミステリの傑作。
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Posted by ブクログ
シリーズ第2作目と知らずに読み始めたが、第1作目を読んでいなかったことや、解説や裏表紙のあらすじも読まずに本編を読んだことは、貴族探偵の立ち位置を「よく分からないのままでいさせられた」という意味で、ラッキーだった。解説にもあったけれど、探偵とワトソン役の役割について考えさせられる。そここそが本書の特...続きを読む異な点であり、楽しめるところでもある。第4話でちょっと解決の理解にこんがらかったものの、最終話が本書を締めくくるにふさわしい予想外の結末になっていたため、オセロで端を取ると間がひっくり返るかのように第1話までの評価も好印象になった。近いうちに第1作目も読んでみたい。そして第3作以降の続刊も期待したい。
女探偵・高徳愛香との推理対決が始まる二巻。 対決と言っても女探偵の推理はほぼダミー。一巻より掲げられている「何をもってして探偵と呼ぶのか」という議題をより浮き彫りにさせる。舞台装置としての貴族探偵。真相にたどり着くのであれば、実態がその名を冠したお飾りであっても、「探偵」と呼べてしまうのではないか。...続きを読む「事件を解決できない」女探偵と、「事件を解決する手立てを持っている」貴族探偵の二項対立により、読者に議題を投げかけている。 個人的には「なほあまりある」の結末がお気に入り。
もう!今年何なの!!! 全然本を読む時間が!ないのですが!!! いや本当に!ないのですが!!! という心の声を叫んだところで感想。 前回の貴族探偵の続編、「貴族探偵対女探偵」ですね。 今回は貴族探偵のライバル(?)になる女探偵、高徳愛香の目線で物語が語られます。 相変わらず出てくる人間は個性強め...続きを読むだしお金持ちばかりなんですが、愛香も探偵なんて職業を生業にしている割に羽振りがいいみたいだしまぁ優秀なんでしょう。 実際師匠にお墨付きを貰っていたみたいだし。 しかしまぁ順風満帆だった愛香の探偵ライフは貴族探偵に出会ってしまった時から徐々に雲行きが怪しくなってくるわけです。 でももうこれ仕方ないよねぇ、だって相手が悪すぎるもん。 貴族探偵なんてもうあれだよ、地球の磁場狂わせるレベルの人間だと思うもん。 今回も探偵自身は全く何にもしないのですが(寧ろすすんで疑われるようなことばかりしている)、前回よりも増えた優秀な使用人達が次から次へと美味しいところを持っていってしまうんですね。 しかも何だろうね、相変わらず謎解きはめちゃくちゃシンプルなんですよね、シンプルなのに思い付かないんだよなぁ。 そして貴族探偵の使用人になるにはいつ如何なる時でも主人に解決しろと言われたら推理を披露することが出来ることが最低条件なんだろうなぁ。 今回割りと「えっそれは無茶振りでは」って思うシーンあったけど平気で謎解きしてたし。 ていうかこのシリーズってこの二冊だけで続きがないのね。 あの最後の事件の後に貴族探偵と愛香の関係性が変わったのか知りたいのに……そしてそれよりももっと愛香の師匠のことが知りたいのに……。 絶対どっかで貴族探偵と出会ってるでしょ師匠。 しかも意外と仲良かったりしたんじゃないだろうかとか勝手に想像してますが果たして真相は如何に。 ……そして全くもってこの話と関係ないんですけど、 何かコメント欄の入力のやり方変わった??? 全然コメント反映されないの何故?
短編集。貴族探偵第二弾。今作は悲しくも咬ませ犬の役割を割り振られた女探偵・高徳愛香目線で物語が進む。前作「貴族探偵」よりパンチ力は低いもののどの話もどんでん返しに満ちている話だと言える。最後の話である「なほあまりある」での愛香の成長ぶりはついつい登場人物に感情移入してしまう読者には感慨深いものがある...続きを読むかもしれない。まぁそのオチもやっぱり貴族探偵らしいオチになっているのだけど。
ドラマと犯人が違う。 でも雰囲気はあってる。 ドラマが面白かったが、こちらの方も面白い。 両方ワクワクできたのは珍しい。 続編が出ることを切に願う。
現在、テレビでドラマ放送されているのに合わせて、購入。 前作『貴族探偵』から、新たにライバル役として、女探偵が登場。と言っても、貴族探偵こと御前様は女探偵のことを何とも思っていないご様子だが。 調査も推理も使用人任せでひたすら愛に生きる貴族探偵が、女探偵を小馬鹿にしてからかうさま、気障で嫌味な物言い...続きを読む、神出鬼没な登場の仕方が見所になっている。 ミステリ―としては、前作の方が真相の意外性のあるものが多く、本短編集は論理的推理を前面に打ち出して、真相自体は地味なものが多い。探偵が示すロジックの過程を追うのが面倒、という人には面白くないだろう。 女探偵のダミー推理の方も楽しめる。 「白きを見れば」 "鬼隠しの井戸"のあるガスコン荘で起こった殺人事件。 梁に残った凶器の跡(犯人の身長)、スリッパで踏みつけられた血の跡、停電の時刻のアリバイ、紗知のボタンを入手できた人物、シャッターを片手で持ち上げた理由などからの消去法による犯人特定の推理。執事山本の推理は逆転の発想によるものだが、○○が自分のスリッパを履いていた理由が説得力に乏しい。 「色に出でにけり」 三人の恋人を家族に会わせるために別荘に招待した"女王様"依子。その内のひとりが自殺を装って、殺害される。 タオルが違う色に入れ替わった謎、臭いと氷の解け具合から推定された犯行時刻、手帳が盗まれた謎。 手帳が盗まれた謎は面白い真相ではあるが、ある方面の専門知識がないと推理できない。 使用人として、料理人の高橋が初登場。 「むべ山風を」 大学の研究室で起こった殺人事件。 シンクに残されていたティーカップの色、ゴミの分別を知らなかったことから熊本組と推定されること、死体発見時の被害者の位置と上座・下座の関係などから紡ぎだされるロジック。矛盾を解決する逆転の発想はなかなかのもの。 「幣もとりあへず」 "いづなさま"に願い事を頼むために、旅館に集まった6人と、その付き添いの貴族探偵と女探偵。6人の内のひとりはネットで話題になった人物。ひとりが浴場で殺される。 女探偵の説明を読んでいると、ある箇所で「あれ?」と混乱。よく考えてみると、「作者は地の文の中で嘘を書いてはいけない」というルールが守られたためであることがわかった。実際に、前に戻って、確認してみると、ちゃんとルールが守られていた。書物で読むよりも、ドラマで見た方がわかりやすい作品の一例。 「なほあまりある」 ウミガメの産卵を見学するために、無人島の別荘に集まった人たち。女探偵は謎の人物に招待される。そこには貴族探偵の姿も。連続殺人が発生するが、使用人不在の中で、いよいよ貴族探偵自らが推理を披露するのだろうか……。 テラスから部屋まで続く濡れた痕跡、バラの花を動かした理由、別荘の管理人が殺された理由などから、女探偵が推理を展開するが……。 ラストのオチが何とも痛烈。
前作の『貴族探偵』よりさらに面白くなってると感じた。 女探偵がいることによって、貴族探偵の特異さや傲慢で嫌味な感じがわかりやすくなってたように思う。 『弊もとりあへず』と『なほあまりある』が特に好きかなぁ。 今作も作者特有の最後の最後で「あっ?!」となるオチで良かった!
今回も面白かった。そして今回も騙された!悔しい!悔しいけど、やっぱりこの作家さんが好きだなぁ。 愛華の頑張りに、まぁまぁ主役は貴族探偵だし、と思いつつ話が進むにつれ、頑張れ!と応援しだしてからの、あのラスト。 ただただ、楽しい時間だった。
連作短編です。 4番目の「幣もとりあへず」5回ほど読んで、ようやく、「えっ!そういうことっ!これってありなのっ‼️」と、叫びました。 人物描写にもちょくちょく引っ掛かりが…。
貴族探偵の2作目。 高徳愛香という女探偵がレギュラーメンバー入りしたことで「謎解きはディナーのあとで」のような、シチュエーションコメディ要素の強いミステリー小説となっています。
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貴族探偵
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麻耶雄嵩
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