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Posted by ブクログ 2017年08月01日
屈指の名作『答えのない絵本』のためにその前のすべての短編を捧げているといっても過言ではない一冊。個人的な所感ではには『答えのない絵本』は麻耶雄嵩の短編では最高傑作、『収束』はそれに準ずる質の高さを誇る。ラストの『密室荘』と『九州旅行』はファンサービスとしては外せない。最初の短編はこの一冊のルール説明...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月29日
ああ…わかっているのに。わかっているのに読むのだ。読んでしまうのだ。
…このミステリというものにロジックというものに馬鹿にされてるような騙されてるようなごまかされてるようなでも論理的には正しいけどさ、という読後感が癖になってしまったら、あなたもメルカトル中毒( ತಎತ)
推理はほんとちゃんとしてるん...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月08日
傲岸不遜にして唯一無二の銘探偵、メルカトル鮎シリーズの短編集。そこはもちろんメルなので、事件を素直に解決はしない。事件そのものを破壊するのである。論理的に。何の予備知識もない読者が本書を読むと、なんだこれはと放り投げてしまうかもしれない。
ミステリにおける探偵とは、いわば作者という神の神託を告げる...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月27日
何度目かの再読。メルカトル鮎物の中短編が五篇収録されている。最初に書いておく事としては、これを読む前の諸君、この小説を正統な本格ミステリ物と思って読み始めてはいけないということだ。かく言う私は「麻耶雄嵩先生の小説だからな!どんな物でもこいや!」という精神で読み進めたが敢え無く撃沈した。仕方ないよね麻...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年01月13日
摩耶さんの本が面白かったので、初めてメルカトルという探偵物を読んだ。
本格ミステリといわれている作品は、少し噛み応えのある硬い印象がある。
一般のミステリは結末が明かされていく開放感は謎解きが探偵でなくてもいい、登場人物たちの関係を解いて行くと、次第に謎が解けるといった作者の意図で解決することもある...続きを読む
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