メルカトルかく語りき

メルカトルかく語りき

704円 (税込)

3pt

悪徳銘探偵(メルカトル)と五つの難事件、怜悧な論理で暴く意外すぎる真実の数々! ある高校で殺人事件が発生。被害者は物理教師、硬質ガラスで頭部を5度強打され、死因は脳挫傷だった。現場は鍵がかかったままの密室状態の理科室で、容疑者とされた生徒はなんと20人! 銘探偵メルカトルが導き出した意外すぎる犯人とは――「答えのない絵本」他、全5編収録。麻耶ワールド全開の問題作!!

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メルカトルかく語りき のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    いやー面白かった。
    あとがきで著者自身も語っていたように、普通の短編集に入っていたらどの短編も「はぁ⁉︎」ってなりそうだけど、同じ趣向で固めてるからどんどんその毒に侵されていく。メルカトル鮎という唯一無二の"銘"探偵にハマっていく。

    0
    2021年04月06日

    Posted by ブクログ

    ミステリマニア向け。個人的には伝説級の作品だが、評価が分かれる気はする。麻耶雄嵩を初めて読むのには全く勧めない。

    0
    2017年10月14日

    Posted by ブクログ

    屈指の名作『答えのない絵本』のためにその前のすべての短編を捧げているといっても過言ではない一冊。個人的な所感ではには『答えのない絵本』は麻耶雄嵩の短編では最高傑作、『収束』はそれに準ずる質の高さを誇る。ラストの『密室荘』と『九州旅行』はファンサービスとしては外せない。最初の短編はこの一冊のルール説明

    0
    2017年08月01日

    Posted by ブクログ

    ああ…わかっているのに。わかっているのに読むのだ。読んでしまうのだ。
    …このミステリというものにロジックというものに馬鹿にされてるような騙されてるようなごまかされてるようなでも論理的には正しいけどさ、という読後感が癖になってしまったら、あなたもメルカトル中毒( ತಎತ)
    推理はほんとちゃんとしてるん

    0
    2014年08月29日

    Posted by ブクログ

    アンチミステリ
    普通に読んだ人は怒ること間違いなし
    ミステリのルールを破らない範囲で(超能力とか)様々な裏技を駆使してる

    メルカトル鮎という良心のかけらもない探偵だからできる荒業の数々

    それにしても麻耶雄嵩はどうしてこんな茨の道を歩いているのだろうか

    0
    2025年07月22日

    Posted by ブクログ

    まさにメルカトルシリーズらしい短編集。

    どこまでもロジックな展開ではあるのだが、それぞれの”解決”は通常ではありえないオチ。
    しかし、これがメルカトルとなると何となく受け入れられる。

    魅力的な”謎”が提示され、探偵がその謎を”解決”するのが探偵小説とすれば物足りなさはあるが、”解明”だけであれば

    0
    2025年03月08日

    Posted by ブクログ

    どの短編もこうきたか!という驚きに溢れている作品ですごい。どの作品も論理的に正しいけどそんな解…しかないのか…みたいなびっくり箱みたいな短編集でした

    0
    2025年01月20日

    Posted by ブクログ

     本格ミステリーに「問題作」の要素を加えた短編集。短編のクオリティはどれも高く、メルカトル鮎の、記憶よりもロジック優先、の精神に「メルカトル鮎は最高で最低な銘探偵だな。」という探偵像が芽生えた。

    0
    2024年02月01日

    Posted by ブクログ

    79点:あれはあくまでも君の短編、フィクションの話だからね
    全然正しくはない、嘘は言わないが悪魔的に振る舞う探偵とへたれな作家。正しくなさを面白がれるかは人により分かれるが、そもそもミステリなんてものを読もうとする人には絶対面白い!

    0
    2022年11月28日

    Posted by ブクログ

    傲岸不遜にして唯一無二の銘探偵、メルカトル鮎シリーズの短編集。そこはもちろんメルなので、事件を素直に解決はしない。事件そのものを破壊するのである。論理的に。何の予備知識もない読者が本書を読むと、なんだこれはと放り投げてしまうかもしれない。

    ミステリにおける探偵とは、いわば作者という神の神託を告げる

    0
    2021年12月08日

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