夏と冬の奏鳴曲  新装改訂版

夏と冬の奏鳴曲  新装改訂版

1,397円 (税込)

6pt

二十年前に死んだ美少女を偲び、孤島「和音(かずね)島」に集う男女を襲う惨劇。
今も彼女の影が支配する島で、雪が降りつもった夏の朝に、首なし死体が発見される。
雪密室を皮切りに島の均衡は崩れ、暴走が始まる。
ラストの大破局(カタストロフ)、メルカトル鮎(あゆ)のとどめの一言。
発表当時から話題騒然の超問題作が新装改訂版で登場!

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夏と冬の奏鳴曲  新装改訂版 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年02月12日

    孤島に閉じ込められた雑誌記者烏有と助手が殺人事件に遭遇するミステリー。ここまでだとアガサクリスティの『そして誰もいなくなった』が連想されるが現実にはあり得なそうな事象、和音なる幻の女優と彼女を信奉していた者たち、更に烏有たちの過去とも絡み合うといった要素で特異な様相を呈している。
    読みやすい文章では...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月04日

     まさか解決編が明示されないとは思わなかった。「この作品は読者の考察がそのまま解答になりうる作品である。」という風に感じ、問題作を書き続ける作者ならではの傑作だなと感じた。これは確かに「ドグラ・マグラ」「黒死館殺人事件」「虚無への供物」、そして「匣の中の失楽」に続く第五の奇書といっても過言ではないと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月02日

    これは難解。まるで奇書(;´д`)
    『翼ある闇』に続け!
    独特の空気感を存分に味わうべき作品。



    この作品は賛否両論あるだろうなぁ〜と言うのが正直な感想。

    難解な部分がとにかく多い。
    自分なりに解釈していいのかしら?と思う描写ばかり。

    これが摩耶ワールドなのだ!と言ってしまえばそれまで(〃´...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月29日

    再読。新装改訂版の方は初めてだが。最初読んだ時の衝撃が凄まじかったので話の展開はほぼ覚えていた。何を書いてもネタバレに繋がりそうというか、逆に何を書いても真実には繋がらないのではないかとも思える。本書を詳しく知りたいなら読んでくれ、それしか書けることはない。

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    Posted by ブクログ 2023年02月08日

    今やネットで考察を手軽に見ることができるが当時はどうだったんだろ〜。
    読後はかなりモヤモヤする作品です。
    匣の中の失楽に近いものを感じます。奇書。

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    Posted by ブクログ 2023年01月28日

    一人の女性を忍び島につどった人たち。そこにやってきた探偵の助手が巻き込まれていく惨劇と破滅です。
    傾倒していく、どこまでも落ちていく感覚が強烈なミステリ作品。陶酔に溺れた先の悲劇と選択。畳みかける一言。ラスト全ページで声が出ました。

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    Posted by ブクログ 2022年11月13日

    こんなに感想に困る作品もなかなかないだろうと思う。ひたすらに難解。咀嚼してどうにか飲み込もうと試んでみても、霞を食べているよう。しかしこの世界観は麻耶雄嵩の理想郷。息を呑むほどの没入感。続篇の『痾』にも期待。

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    Posted by ブクログ 2023年10月13日

    20年前に何があったのか...
    20年ぶりに集まった男女を襲う惨劇。
    雪による密室、首を斬られた死体。
    巻き込まれてしまった記者見習と女子高生...のはずが...

    「いったい何なのだ...
    いったい何なのだ...」

    本当にこれでした!
    読めば読むほど謎が深まるのに、解決されたのは事件のみ。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月30日

    これ1冊じゃわからないやつ?
    雰囲気や会話は面白かったし好きなシーンも多いのだけど期待したオチをわたしが全く理解できず。
    烏有と桐璃が同一人物だとか全てが電子世界なのかと雑にあれこれ考えたけど結局よくわからなかった。それでも嫌いになれないところはある。
    理三コンプのひとが身近にいたんだろうか。そこだ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月15日

    ひたすら長い760ページ。人がようやく死ぬのが244ページ、普通なら終わってるよ。
    ただ、なんか小難しいことが小気味よい文体で難しい単語とともに語られるので、文章読むのは楽しかった。760ページも読んだのになんだか訳わかんないで終わったのが自分的にやるせなかった。でも、モヤモヤしてるから、次も読むの...続きを読む

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