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Posted by ブクログ
良家の子女たちが通う由緒正しき私立ペルム学園で何故か次々と起こる殺人事件。廃部の危機に晒されている古生物部の部長にして化石オタクの神舞まりあは、彼女を目の敵にする生徒会の面々が怪しいと決めつけて、牽強付会の推理の数々を披露する。まりあの幼なじみにして唯一の部員である桑島彰は、彼女の突拍子もない問題だらけの推理が表沙汰になるのをなんとか防ごうとするが...
願望ありきで真偽不明のこじつけ推理が繰り広げられる楽しい連作短編集。
表面的にはコミカルな作品ではあるが、微妙な緊張感を孕んだまま物語が進んでいき、最終的に平穏な学園生活が瓦解するかと思われたその時、共依存に近い奇跡的な均衡を得て幕を閉じる。
作者お得意の名探偵論やワトソン論からこういう作品が出来てしまうのが面白いところ。
ここから更に続編があるようで楽しみ。
Posted by ブクログ
連作短編ミステリー
麻耶作品、学園物と来たら当然普通の作品でないだろうと思って読み始める
古生物部の部長、猪突猛進なまりあ(ほぼ涼宮ハルヒ)の推理は全て犯人の決めつけから始まり、そこから「その犯人になるトリック」を披露する
頭の良い主人公はそれを理論で否定する
そしてきちんと犯人が提示されないまま次の短編へと進む
この流れは同じく著者の「神様ゲーム」の逆張りをわざとやっているのだろう
事件の真相を明かされないまま
残り30ページの地点で更に殺人事件が発生
残り20ページの地点で今まで通りまりあの真剣に考えた「間違った推理」が披露される
最後には…
初めての麻耶作品にいい気がします
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