似鳥鶏の作品一覧
「似鳥鶏」の「叙述トリック短編集」「紙魚の手帖」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「似鳥鶏」の「叙述トリック短編集」「紙魚の手帖」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
「にたどりけい」と読む。千葉大学教育学部卒。2007年『理由(わけ)あって冬に出る』で小説家デビュー、同作で第16回鮎川哲也賞・佳作入選。その他作品に『にわか高校生探偵団の事件簿シリーズ』、『戦力外捜査官シリーズ』などがある。『戦力外捜査官』は2014年にTVドラマ化された。
Posted by ブクログ
もうタイトルのまんま。全ての話に叙述トリックが使われているということをタイトルで言っちゃってる短編集。しかも、本を開いたら各話のポイントみたいなことも全て書かれているという異色の作品。
いやー、素直に面白かった。個人的には「貧乏荘の怪事件」の叙述トリックというか仕掛けが一番好きで、ひっくり返され方に気付いた時に
「…ニヤ…フフフフフ(そういうこと!?気付かんかったんやけどwwww)」
ってなった!いやー一本とられたとはまさにこういうこと!
でも、この本全体の大きな仕掛けの一つは途中で気付いちゃった。それでも何ら遜色することなく面白かったけど。
いやー、この本のアイデア思いついた時は震えるや
Posted by ブクログ
一言で言うと「美しい」小説。
「キレイ」ではなく「美しい」という表現がしっくりくる。
主人公が小学生から中学→高校→大学と成長する中で、「お姉ちゃん」への想いの変化や葛藤がよく描写されている。
好きな人に、自分ではない別の好きな相手がいて、その二人が仲良く幸せそうにしている様子を傍で見る切なさとか、遠い昔にそんなんあったなぁと。
前半は、日常の中で遭遇した謎を解くというテイストで、コミカルな文体も手伝って割とサクサク読める系かと思ってたのが、後半は一気に本格的な(金田一少年的な)事件に。
特にラスト2章の主人公が人間臭くて、カッコよくて、切なくて、読後に爽やかさが残った。
Posted by ブクログ
読めてよかった。
子育てに悩むパパたちの叫びが、胸にズドンときた。
ママたちと同じくらい、パパたちもうまくできなくて泣きたくなる時があるんだ。
泣きたいのはママもパパも一緒なんだ。
子育ては、子どもと向き合うのと同時に、夫婦がお互いに向き合わないといけないチームプレーが必要なんだと、思い知らされた。
特に「俺の乳首からおっぱいは出ない」と「髪を結ぶ」は、泣ける。
乳児期に感じる焦りと、親としての自信喪失がこれでもかというくらいリアルに描かれていて、当時の記憶が蘇って、本当に泣いた。
パパにはもちろんおすすめしたいが、ママにこそ読んでほしいと思う。
パパの気持ちがわかれば、パパに対しても優