無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
もしかすると、ファンタジーと言うよりSF寄りか?(^ ^;
連作短編集で、それぞれの作品に別の主人公がいる。
共通しているのは、
・各主人公は常人にはない超能力がある
・その能力を発露する時に青藍色の光が見える
・その超能力を研究している大学の先生が登場する
など。あ、あとその能力があるおかげで、
主人公はいろいろひどい目に遭ったりする点も共通(^ ^;
前提は荒唐無稽ではあるが、文体に変なリアリティがあり、
似鳥氏お得意の飄々とした文体で、すいすい読める。
一作ごとに、登場人物の持つ「超能力」の種類が違い、
そのおかげで話のバラエティが広がり、
常に新鮮な気持ちで読み進めることができる(^ ^
最終話は、一応ハッピーエンドと言えると思うが、
他はあまりくっきりした「オチ」が無かったり(^ ^;
続編が出ると、だんだんと見えてくるのだろうか。
まだ「壮大な物語の序章」という感じか(^ ^
Posted by ブクログ
《異能力》、少年ジャンプやアニメが好きな人なら一度は憧れる響きを持つ言葉ではないだろうか?
文ストやHUNTER×HUNTER、ヒロアカ、ワンピース等々たくさんあるが、本書の異能力者達は見事にそんな夢を打ち砕いてくれる。
面白いのが登場人物の異能力だ。
4人それぞれバラバラでその能力が絶妙に「役に立たない」か「ちょっと便利かな」というものばかりだ。
「動物に自分を攻撃させる力」とか「他人の年収が分かる力」とか世界の危機や悪の組織と戦うにはちょっと頼り無いギャグのような力。
「他人の年収が分かる力」なんか自分より仕事が出来ないのに年収が高いのが分かってしまうと「なんで?」と人を救うどころかマイナスの気持ちになってしまう。
もうひとつ面白いのが能力の発動条件だ。
能力のトリガーは誰もが抱えている心の不安やコンプレックス、恐怖といった感情が病気の症状として異能力という形で具現化され青く光る。
いわば内面の弱さを力の源にしている。
そう、この物語は自分の内面の弱さと向き合い戦う物語でもある。
また「青色に光る」青という色も興味深い。
青春の青でもあり、心がブルーになる青でもあるのかな?と。
この一見、役に立ちそうもない能力を1話目の『犬が光る』ではこんな奇想天外な使い方があるのかという逆転劇に驚かされる。
また思春期あるあるの不器用さと片想い、恋の予感に青春を感じさせてくれる。
2話目の『この世界に二人だけ』
大きな力を持てば使ってみたくなるし、便利な物は時には凶器にもなる。
そんな危うい展開にハラハラドキドキさせられる。
3話目『年収の魔法使い』
しょうもない異能でユーモアがあって笑わしてくれる。意外な使い方でピンチを乗り越える。
4話目『嘘をつく。そして決して離さない』
ある意味一番使える能力。だけど辛い。
「運命を変えられるかもしれない」力を持った者の傲慢と優しさがもたらす深い絶望感と運命の残酷さにうちひしがれる。
最後のどんでん返しは恋の初々しさや切なさ、愛おしさが感じられ良かった。
今まで読んだ超能力物の物語と一味違いシリアスの中にもユーモアがあり、青春の甘酸っぱさも感じられなかなか面白い作品だった。
私も弱くても大切な人のために青い光を灯せる人間になりたいと思わされるそんな一冊だった。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
少女・女性マンガ
小説・文芸
試し読み
小説・文芸
小説・文芸