無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
生々しい
人間の支配と暴力に纏わる加害者、被害者それぞれの行動や心理がリアルで生々しい。
人間って恐いなと思った。
石松くんの「友達は1人しかいません」発言が唯一救われた。
Posted by ブクログ
市立高校シリーズがとても面白かったので、未読の似鳥作品を読んでいくことにして、これを。表紙を見て(この方の表紙、結構見るけど何となく苦手)、市立高校シリーズとは違う雰囲気だろうとは思ったが、ここまでとは…。
読み出してすぐ不穏な雰囲気に腰がひけた。でも似鳥鶏さんだからね、いやな気になるだけってことはないはずと読んでいったら、どんどん生々しくつらい展開になってくる。うわあ、参ったなあと思いつつ、それでも夢中になって一気読みしてしまった。この感じ、そう、宮部みゆき作品を読んでる時に似てるような。
何が苦しいといって、軍隊のような学校に入れられた生徒たちが、理不尽な暴力を受ける中で、弱肉強食そのものの社会を作っていってしまうありさまが、とことんリアルに描かれていることだ。こういう場に放り込まれたら、おそらく誰もがこうなる。あの市立高校で(いろいろ事件は起こるにしろ)生き生きと高校生活をすごす葉山君たちだって、こうなる。恐ろしい。
ここまで酷くはないにしても(と思いたい)、弱い立場の者に力を行使することに快感を覚え、しかもそれを理屈で正当化するような人間や組織は、現実にも間違いなくある。他の作品にも垣間見える、そうしたことへの憤りが、ここでは噴出しているのだと思った。
蛇足。ここで描かれる男子たちの寮生活がおぞましいことといったら強烈だが、女子たちのについては、いやこんなもんじゃないでしょ!と思ってしまった。ここはやっぱり男性の想像力の及ばないところかなと、僭越ながら感じたのでした。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
試し読み
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸