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Posted by ブクログ
家賃が払えなくなり、大学の伝説の富穰寮に引っ越すことになった小磯。そこには池のフナを捕まえ、いつまでも卵を生むニワトリなどと、家庭農園や雑草を食べて自活する、日中ベナンの謎の学生たちと、母子家庭が住んでいた。部屋の中に生えるエメラルドグリーンのキノコと消毒用アルコールの酒を飲んでつぶれた小磯は、夜中に天井に張り付く血まみれの幽霊「依子さん」を見る。依子さんは特に害がないが、寮の関係者にのみ見えるように思えるが…。
この作家好きだわ。作中でも触れられているが、筒井康隆の影響を多大に受け、本作ではネタとして脚注でワルノリするなど、やりたい放題である。依子さん以外の話もメチャクチャなので、一体どこに焦点を当てるんだろうと不安になるが、中盤でテーマが絞られていく。
幽霊という超常現象を、幽霊のままにせず、メカニズムを突き詰めていく(途中はデタラメ)ことで、きちんとストーリーに落とし込んでいる。
終盤は前に読んだ作品でもそうだったような記憶があるが、グチャグチャがグチャグチャのまま描かれていくので、何が何やらになっていくので、そこで☆一個減点。さて、事件は解決するんでしょうか?
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