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貧乏極まり行き場を失くした小磯は、学生課で寮費1300円という怪しげな「富穣寮」を紹介される。大学キャンパスの奥の奥。そこでは、変人の寮生たちが奇妙な自給生活を繰り広げていた。しかも部屋には、夜な夜なヨリコさんという「血まみれの女」が現れるという。ヨリコさんの正体を解き明かそうとする小磯は、やがて世界の存続をかけた戦いに巻き込まれていく!
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Posted by ブクログ
かわいい表紙にだまされました 結構怖かったです 読み終えてから改めて表紙を見ると全要素が入っていて驚きました
家賃が払えなくなり、大学の伝説の富穰寮に引っ越すことになった小磯。そこには池のフナを捕まえ、いつまでも卵を生むニワトリなどと、家庭農園や雑草を食べて自活する、日中ベナンの謎の学生たちと、母子家庭が住んでいた。部屋の中に生えるエメラルドグリーンのキノコと消毒用アルコールの酒を飲んでつぶれた小磯は、夜中...続きを読むに天井に張り付く血まみれの幽霊「依子さん」を見る。依子さんは特に害がないが、寮の関係者にのみ見えるように思えるが…。 この作家好きだわ。作中でも触れられているが、筒井康隆の影響を多大に受け、本作ではネタとして脚注でワルノリするなど、やりたい放題である。依子さん以外の話もメチャクチャなので、一体どこに焦点を当てるんだろうと不安になるが、中盤でテーマが絞られていく。 幽霊という超常現象を、幽霊のままにせず、メカニズムを突き詰めていく(途中はデタラメ)ことで、きちんとストーリーに落とし込んでいる。 終盤は前に読んだ作品でもそうだったような記憶があるが、グチャグチャがグチャグチャのまま描かれていくので、何が何やらになっていくので、そこで☆一個減点。さて、事件は解決するんでしょうか?
前情報ほぼなしで読み始めたので最初は「あらすじがちょっと変だけど最終的には推理小説になるのかな?」と思っていたが残念ながら推理する部分はあるものの一般的な推理小説にはならなかった。けれども内容はとても面白く普段ミステリばかり読んでいるので目新しく映ったというのもあるだろうが、それを差し引いても普通以...続きを読む上に面白い作品だと思う。全編にわたって散りばめられているギャグもいつもの似鳥さんよりキレッキレでいつも以上に笑わせてもらった。
世界規模の幻覚スペクタクル。貧乏学生寮がもろこんなかんじだったなと懐かしくなった(話の流れで実名も出てくる)。
貧乏学生が得体のしれない寮に引っ越すところから始まりますが、ホラーと言っていいのか、コメディと言っていいのか、SFと言っていいのか、パニック小説と言っていいのか、なかなかごった煮な小説でした。前半はなんかいろいろ変なものが出る寮の話ですが、ヨリコさんが暴走し始める中盤以降はパニックムービーの様相を呈...続きを読むしてきて、加速度的に面白くなりました。 表紙絵のヨリコさんはコメディタッチですが、本編ではかなりリアルなホラーで描かれています。
2019年77冊目。登場人物も設定も展開もなかなかぶっ飛んでいるけれど、それらを受け入れることができれば不思議と収まりは良いラストまであっという間に読ませる力があります。
「100億人のヨリコさん」 って どういうこと? 変人の集まる超貧乏学生の寮。うへ~~ としか言いようのない寮生活に呆れてしまう。 起きる現象に素晴らしい?もっともらしい説明がつく。これには へ~~。 怪しげな変人たちが世界を救う うひゃ~~。 小磯君がもうちょっとぶっ飛んでてもいいか...続きを読む、そうすると世界が救われないか…… 蛇足を一つ、「機種部分からターミナルビルに激突」って「機首部分から」かな?
感想を書くのが難しい、ジャンル分けが難しい作品。 だが、楽しめている自分がいた。 こういう世界線を描く場合、大衆文学としての正解の 終わり方をするはずだがこの本は正解なのだろうか?
森見登美彦「四畳半王国」のような個性豊かな寮生たち、松本零士「男おいどん」のような貧乏学生。血だらけの依子さんが出てきた時点でホラーコメディかと思いきや、科学的に依子さんを解明していくコメディミステリー。と思いきや、そのあとは怒涛の展開。世界の終末を防げるかというハチャメチャストーリー。緑のキノコと...続きを読む消毒用アルコールはいっしょに口にしてはいけない(どちらも口にしない自信はあります!)。
最初は京大の吉田寮を彷彿される時代に取り残された学生寮を舞台に個性的な面々の生活をおかしく描写する物語だと思いながら読んでいたのに、途中から急激にぶっ飛んだホラーに変わってきて驚いた。 普通なら嫌悪感を感じても仕方がないエグいシーンが連続するのに、不思議と普通に楽しく読めてしまうのは似鳥氏のほのぼの...続きを読むした筆力のなせる技ですね。
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