小説の小説【電子特典付き】

小説の小説【電子特典付き】

小説・文芸
946円 (税込)

4pt

3.4

いつものように殺人現場に出くわしてしまった名探偵。華麗な活躍で事件が解決したはずだったそのとき、思わぬ《伏兵》が推理を始め……?(「立体的な薮」)/異世界転生し、チート能力で無双する。誰もが夢見るシチュエーションに恵まれた「俺」だったが、最大の敵は、言葉の《イメージ》だった!(「文化が違う」)/「小説」とは何か、「書く」とは何か。創作の限界に挑む、これぞ禁断の小説爆誕!(「無小説」)/時は新法が成立し、検閲が合法化された曰本。表現の自由が脅かされる中、小説家の渦良は、《あらゆる》手を尽くして作品を書き続けるが――。(「日本最後の小説」)
本格ミステリの著者が挑んだ新境地、メタ・フィクション! あなたが知る小説の概念を覆す、驚きの5編を収録!

※電子書籍版巻末には、電子特典「夫の日記帳」を収録

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    小説の小説【電子特典付き】
  • タイトルID
    :
    20146167
  • 電子版発売日
    :
    2025年09月22日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

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小説の小説【電子特典付き】 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    叙述トリックの技法を少し拗らせちゃったかなとすら思わせるような、多分に実験的な短編集。著者の小説初見の方や、叙述や特殊設定ミステリーになじみのない方には、なんじゃこれ?となってしまうかと思います。
    「文化が違う」はイージーな異世界ファンタジーに対する作者なりの皮肉を込めた作品かと思いました。でもこれが意外と面白い。
    「日本最後の小説」はちょっとゾッとしながら読みました。憲法第21条を手放してしまうことで民主主義が壊れていく。こんなことは起こらないと思いたいですが、この国では起こりかねない感じもするので、やはり怖いお話です。

    0
    2025年10月18日

    Posted by ブクログ

    今から読書を始めてみようかしらというビギナーには絶対におすすめしない。これはマジでこの世の本を読み尽くして尚、活字に飢えて彷徨う亡者に与える本

    0
    2025年10月26日

    Posted by ブクログ

    小説のオキマリを逆手に取った小説。
    こういうの、ビブリオバトルでは強いんだよな。
    ややネタバレかすっているので、何にも事前情報入れたくない方は読まないでください。



    「立体的な薮」
    「薮」とつけば芥川龍之介を思い出すんだから、やっぱり芥川はすごい。
    推理小説において、もっとも「正しい」推理をする力を持つ存在とは?
    を突き詰めていった、面白い作品。

    「文化が違う」
    こちらはファンタジー。
    転生モノの難しさって、異世界にいかに調和出来るかだと思うんだよね……。
    強力なスキルを持っていたとしても、知識がなければ最善の戦い方は出来ない。
    ということに気付く勇者。なるほど。

    「無小説」
    文字通り。筆者が書かなくても小説にはなる。

    「日本最後の小説」
    この構造はどこかで読んだ気がする。
    校閲が強化される国において、どこまで小説が書けるかという挑戦。

    「泣かなくてもだいじょうぶ」
    急にテイスト変わる話。
    世代によって聞こえたり聞こえなかったりする、モスキート音。
    大人になった今は聞こえない何かが、かつては聞こえていたのかもしれない。

    0
    2025年10月13日

    Posted by ブクログ

    かなり癖の強い短編集。メタフィクションというもの。その理屈は入り易かったけど本文は中々。
    立体的な藪
    一話目から読みづらい。目がアホになるというか全部読まないけないの?頑張って読んでみると理解出来てくる。どんだけひっくり返すの。

    文化の違い
    これはバカバカしくて面白い。ラノベ風だけど先入観、思い込みに引っ張られる。冒頭の母親がどうとかの話も分かる。

    無小説
    これは挫折した。元々古典はあまり読まないから余計かな。後で頑張ってみるか。

    日本最後の小説
    今の政治不信にも警告が感じられる一作。メディアに対しても批判的だけど共感できる。
    これは先生大丈夫なの?心配になるがこれもメタフィクション的なのかな。

    泣かなくて大丈夫
    普通の小説なん?後半の意味有りげなプリントに何かあるのか。読解力がなくわからなかった。

    0
    2025年10月09日

    Posted by ブクログ

    とっても評価しづらい作品。
    似鳥先生の遊び心はとっても好きで
    今回もやってくれたなぁと思いながら読んだが
    遊びに走りすぎて内容が全然入ってこない作品も
    何個かあった。
    ちょっと寝落ちしながらなんとか読み切った。
    少し自分の期待値が高すぎた気もする。

    0
    2025年10月08日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読み始めるまではだいぶ懐疑的だったんですよ。まえがきでも結構めんどくさそうな雰囲気出してるし。確かに最後読んだ今となってはかなり人を選ぶ作品だとは感じてるけど。かく言う私はどうなのか。おもしろかったです!

    作品ごとに手を変え品を変え、小説における暗黙の了解やタブーを逆手に取りまくった異色の短編集。
    この中で私は特に『文化が違う』と『日本最後の小説』が好み。『無小説』なんかは間違いなくまっとうに小説を書くよりもめんどくさいことをしてるのがわかる。自分で書いた言葉はひとつもないけど、他から持ってきた言葉をつなぎ合わせてストーリーを組み立てる方が難しいに決まってるだろwパズルじゃないんだから。
    でもその試みはおもしろい。だけど作家さんが小説を書く行為ってある意味そういうことなのかなとも思ったり。こんなこと言っちゃったらすごく失礼なんだけど、作家さんのそれまでの人生経験や触れてきた文学の影響を多分に受けて作り上げられるものだから、完全に自分だけの言葉で綴られた物語って実はそんなにないのかも。だからこそ、自分の色を出した小説を書き上げるのはすごく難しいことなんだと「言葉」ではなく「心」で理解できた!

    『文化が違う』は、ありがちな異世界転生モノなんだけど、現実世界と異世界との違い、特に言語の体系に注目して作られた作品。我々は不思議と異世界の言語と自分たちの世界の言語が同じような成り立ちになっていると暗黙的に理解しているけど、実際はそんなことはないんだよ。私たちにとってネガティブで変態的な言葉が日常的に使われる言葉の意味として使われていることもあるんだよ。という可能性を示してくれた非常に貴重な物語のひとつだ。すごく笑わせてもらったので、この設定でぜひ長編を1本作ってほしい。

    『日本最後の小説』では、政治がどんどん独裁的になっていき、表現規制が増えて文学がどんどん排斥されていく中で、それに抵抗してあらゆる手段を用いて規制から逃れて小説を書き上げていくというお話なんだけど、現状の日本を鑑みると、もしかしたら近い将来同じようなことが起きないとも言い切れないような気がしてならない。
    私はあまり表立って政治的な主張はしない主義なんだけど、誰も何も今の日本の政治に疑問も持たず、声も上げないことによる功罪みたいなものが可視化されたようで、このままじゃいけないのかもしれないなと大きな危機感を抱いた。
    この作品のような未来にしないためにも、立てよ国民!本読みは諸君等の力を欲しているのだ。ジーク・読書!!

    0
    2026年07月23日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    まえがきで断られている通り、この作品はいわゆる一般的な物語ではなく、多分にメタな作品である。
    読者に普通とは何か、読書とは何かを投げかけてくる。もはや一方的に投げつけてくる。
    注釈やら括弧書きが語りかけてくる。
    小説家が自分の言葉で小説を書かない。
    現代日本を強烈に皮肉っている、言論統制が推し進められた曰本。こんなこと起こったら嫌だなという気持ちと、本当に起こりうるかもしれないということを考えずにはいられない。
    最後の話はあとがきで秘密が明かされるが、なるほど、こちらも素敵な結末である。物語の完結を読者が決めることができるという点において、非常にメタである。

    作者が小説や読書というものに対していろいろな試みをする。それによって、読者も能動的に小説に関わるのである。

    0
    2026年05月03日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    はじめてメタフィクションというジャンルの本を読んだのだが、それなりに楽しめた。
    初めの「立体的な藪」で地の文が真相を→(※)が真相を→ルビが真相を……となって言った時はさすがに「やかましいわ」と思ってしまったが、そのやかましさこそがこのジャンルのおもしろさなのかなと思った。
    「無小説」で最後の怒涛の引用の引用元が「余はベンメイす」「茶番に寄せて」「作家としての問題」などの自虐とも取れるタイトルからされていて、最終「グッド・バイ」で締められるのがとてもおもしろかった。

    0
    2026年05月01日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    異世界転生し、チート能力で無双。夢のシチュエーションに恵まれた「俺」の最大の敵は、単語の”イメージ”だった(「文化が違う」)。
    検閲が合法化された曰本。表現の自由が脅かされる中、小説家の渦良はあらゆる手を尽くし作品を書き続けるが……(「曰本最後の小説」)。
    小説の概念を覆す、驚きの短編集。


    「メタ・フィクション」を多用した、一風変わった読書体験を楽しめる短編集です。
    「著者が一文字も書いていない」小説、「注釈が語りかけてくる」小説、「厳しい検閲をすり抜けるためあの手この手の対策をとった」小説……。
    癖が強いけど、小説を読みなれていて、「お約束」をしっているほど面白い。

    以下、個々の作品について。

    『立体的な藪』
    これぞ注釈芸の極みという感じ。入れ子構造でどんどん深みに迷い込むような雰囲気が、読んでいると何だか不安になってきます。
    注釈芸の限界にも挑戦していますが、同時に眼精疲労の限界にも挑戦させられる一作。いや、字がちっっっさい!

    『文化が違う』
    ラノベ的異世界転移ファンタジー小説。ちょっとストーリーを紹介すると、主人公が異世界でゴリラと一緒にインチキでシンソツクンと戦う話。
    何故か分からないけど、ちょっとゲームの『ネタバレが激しすぎるRPG―最後の敵の正体は勇者の父―』を思い出しました。多分仲間の名前のせい。イメージの力って凄い。

    『無小説』
    青空文庫のパブリックドメイン作品をつぎはぎして作成された小説。
    いや凄い。ここまでできるもんかぁと感心しました。技術は凄いのですが、もはやこれはシュールギャグ。

    『曰本最後の小説』
    検閲が合法化された「曰本」の話。言論統制が激しい国でのある作家を書いた一種のディストピア小説で、本を愛するものとしては恐ろしい話です。
    でも物語は心の内から生み出されるものだから、どんな状況でも人間が存在する限り消えてしまう事はないと思う。きっと。

    『泣かなくてもだいじょうぶ』
    作中で一番優しい話。分岐するどちらのお話も好きです。

    0
    2025年12月03日

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    小説の小説【電子特典付き】
  • タイトルID
    :
    20146167
  • 電子版発売日
    :
    2025年09月22日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

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