【感想・ネタバレ】小説の小説【電子特典付き】のレビュー

あらすじ

いつものように殺人現場に出くわしてしまった名探偵。華麗な活躍で事件が解決したはずだったそのとき、思わぬ《伏兵》が推理を始め……?(「立体的な薮」)/異世界転生し、チート能力で無双する。誰もが夢見るシチュエーションに恵まれた「俺」だったが、最大の敵は、言葉の《イメージ》だった!(「文化が違う」)/「小説」とは何か、「書く」とは何か。創作の限界に挑む、これぞ禁断の小説爆誕!(「無小説」)/時は新法が成立し、検閲が合法化された曰本。表現の自由が脅かされる中、小説家の渦良は、《あらゆる》手を尽くして作品を書き続けるが――。(「日本最後の小説」)
本格ミステリの著者が挑んだ新境地、メタ・フィクション! あなたが知る小説の概念を覆す、驚きの5編を収録!

※電子書籍版巻末には、電子特典「夫の日記帳」を収録

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Posted by ブクログ

叙述トリックの技法を少し拗らせちゃったかなとすら思わせるような、多分に実験的な短編集。著者の小説初見の方や、叙述や特殊設定ミステリーになじみのない方には、なんじゃこれ?となってしまうかと思います。
「文化が違う」はイージーな異世界ファンタジーに対する作者なりの皮肉を込めた作品かと思いました。でもこれが意外と面白い。
「日本最後の小説」はちょっとゾッとしながら読みました。憲法第21条を手放してしまうことで民主主義が壊れていく。こんなことは起こらないと思いたいですが、この国では起こりかねない感じもするので、やはり怖いお話です。

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2025年10月18日

Posted by ブクログ

今から読書を始めてみようかしらというビギナーには絶対におすすめしない。これはマジでこの世の本を読み尽くして尚、活字に飢えて彷徨う亡者に与える本

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2025年10月26日

Posted by ブクログ

かなり癖の強い短編集。メタフィクションというもの。その理屈は入り易かったけど本文は中々。
立体的な藪
一話目から読みづらい。目がアホになるというか全部読まないけないの?頑張って読んでみると理解出来てくる。どんだけひっくり返すの。

文化の違い
これはバカバカしくて面白い。ラノベ風だけど先入観、思い込みに引っ張られる。冒頭の母親がどうとかの話も分かる。

無小説
これは挫折した。元々古典はあまり読まないから余計かな。後で頑張ってみるか。

日本最後の小説
今の政治不信にも警告が感じられる一作。メディアに対しても批判的だけど共感できる。
これは先生大丈夫なの?心配になるがこれもメタフィクション的なのかな。

泣かなくて大丈夫
普通の小説なん?後半の意味有りげなプリントに何かあるのか。読解力がなくわからなかった。

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2025年10月09日

Posted by ブクログ

とっても評価しづらい作品。
似鳥先生の遊び心はとっても好きで
今回もやってくれたなぁと思いながら読んだが
遊びに走りすぎて内容が全然入ってこない作品も
何個かあった。
ちょっと寝落ちしながらなんとか読み切った。
少し自分の期待値が高すぎた気もする。

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2025年10月08日

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