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Posted by ブクログ
Xでおススメいただいた本。
「名探偵外来」というタイトルだけならべつに読んでみようと思わなかった。
でもね、副題を見てほしいのよ。
「<泌尿器科医>の事件簿」よ。
え、泌尿器科ってあの泌尿器科?(あの、とは???)
でもって、それが「名探偵」とくるんだからミステリになりえるの???
ほら、ね、ふんわりとした興味がわくでしょ。
でもって帯には「なんでこんなになるまで来なかったんですか……」って。
そりゃそうだよなあ、病院にはいろんな科があるけれど、ここは誰にとってもちょっとやそっとではなかなか近寄りがたい科には違いないよなあ、とどこにともなく想いを馳せているうちに手に取っていた本書。
意外や意外(失礼!!!)たいへん興味深くすいすい読んでしまいました。
キャラクターが最高。
主役の泌尿器科医・鮎川先生を中心にヤンキー上りの看護師長、忍者のようなソーシャルワーカーなど、この人たちの動きが見える、見える。ちゃんと登場人物たちが本のなかで呼吸して生きている。
また軽い文体が読みやすいのだ。
でも、文体が軽いからって内容まで軽いわけではないところが良き。
短編4つの本書はどれも現代社会の闇の部分を描いている。
SNSで悪意を増幅させるとか、女だからといって誰もが母親業に向いているわけじゃないとか、「こうであれ」的な信仰、押しつけといえるステレオタイプ化による社会での<生きにくさ>を描いている。
おススメくださったXの読書界隈の方に感謝。
軽く楽しい、そして考えさせられる時間をいただきました。
1.僕の体には呼べない一部がある
2.膀胱彷徨
3.或る崇拝者の最期
4.予算の都合で死ね
===データベース===
映像化不可能!? “社会の窓”の向こうを描く医療ミステリー
「なんでこんなになるまで来なかったんですか…」泌尿器科医・鮎川のもとには今日も多くの患者が訪れる。中には、羞恥心から嘘をついたり、人に言えない秘密を抱えている人も多く……。泌尿器科ならでは多様な謎に真摯に向き合う鮎川。元ヤンキーの看護師長、忍者のようなソーシャルワーカーなど心強い仲間たちとともに病と事件の早期解決に挑む!
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