あらすじ
書店員は超多忙。品出しや客注をこなし、レジ対応の合間に万引き犯を捕まえ、閉店後には新作を読んでPOP書きやイベントの準備。でも、本と本屋が好きだから、今日も笑顔でお店に出るのだ。でも時には、お客様から謎すぎる悩みが寄せられて……。ここは町の本屋さん。名物店長と個性的なバイトの面々が、本にまつわる事件を鮮やかに解決します。本屋さんよ、永遠に。
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Posted by ブクログ
ほのぼのとした書店ミステリーで終わらないのが似鳥さんのお話で
最後の臨場感すごかった!
本屋さんが好きになるお話。
どの職場にもいろんなドラマがあるんだろうな。
Posted by ブクログ
面白くて一気読みでした!
西船橋にある小さな本屋で起こる事件を、書店員の主人公・青井を中心に解決していくストーリー。名探偵役は仕事をしない店長。
殺人事件は起きないものの、事件はほのぼのしたものから、実際に起きたらゾッとするものまで。
主人公以外の書店員も皆キャラクターが生き生きしていて、とても楽しい。特に女子大生の平野ちゃんは愛らしくて登場する度にワクワクした。
しかし最後の文庫書き下ろしの章だけが、少しテイストが違っていて驚いてしまった。どうやら切り返しを見逃してしまっていたらしい。
え!?店長どうした!!??
和気あいあいしていた本屋が一転、不穏な空気に変わる。大好きな本屋が変わってしまう…と悲しくなっている時に、ふと気がつく。あれ?店内内装が違う…?
そして解決編であーーーっ!!!と叫ぶ。まんまとミスリードに引っ掛かっていたのだ。
ちくしょうと思う反面、最高の満足。これだからミステリーを読むのをやめられない。
ミステリーとしても楽しめた上に、本屋が素敵な場所だと再認識させてくれる一冊でした。
やはり似鳥鶏作品はクセになる。
ちなみにこのテイストが好きなら大崎梢先生の『配達あかずきんちゃん』もオススメ。
Posted by ブクログ
軽いミステリーかなと思いきやしっかりとした読み応えに面白い注釈に作者さんの人柄が出る後書き。
本屋さんを守るためにみなさんに本屋で買って欲しい。
Posted by ブクログ
文体が好き。注釈もおもしろい。クスっとしながらサクサク読める。
…のだけれど、最後の話は“本屋さん好き”としては考えさせられた。そして、“店長”の正体に驚かされた。
「本が好きです。でもそれとは別に、本屋さんも好きなんです。もうずっと前に気付いてました。私は欲しい本があるから本屋さんに行くんじゃなくて、本屋さんに行って欲しい本を見つけるんだって」
分かる。めちゃ分かる。分かりすぎる。
そして、積読が貯まっていく…。
Posted by ブクログ
読みやすいミステリー。
読みやすくて読み終わるのがもったないから、しばらく最後の章に手を出さなかったくらい。
読み終わると、今から本屋さんに立ち寄りたくなる。
本屋さん好きの私としては、電子化や中古本マーケットの波に負けず、本屋さんの存続を心から応援したい。
Posted by ブクログ
序盤の推理は、そんなん分かるわけないやろ、とやや不満に思いながら読んでましたが、、
綺麗に騙されてしまいました。久々に読んだ小説として、とても満足しました。
Posted by ブクログ
いやぁー見事に騙された( ̄∇ ̄)
書店さんでの身近な謎を店長さんが名探偵の役割になり、書店員さんと共に解いていくだけかと思っていたので。
謎も簡単なものではなく、ちゃんと考えさせられるような内容だったので、楽しく読めました!
続き書いてくれたら嬉しいですね。
Posted by ブクログ
個性的な店長と共に書店で起こる不思議な事件を解決する日常ミステリーかと思いきや…?
書店に関する小ネタが注釈されていて本好き、書店好きにはとても楽しい!
相次ぐ書店の閉店や世間の本離れについてストレートに想いが書かれていて私はとてもグッときた
Posted by ブクログ
本屋で事件を推理。個性的な店長と店員による本屋さん事件簿。
送られてきた7冊の本にメッセージは隠されているのか?
消えたサイン本はどこへいったのか?
ポスターに落書きをされたのはいつなのか?
本、本、本と本で溢れる一冊です。
Posted by ブクログ
面白かった!それ以上に 切なくなった。
ネットで買うのは楽だし便利だけど、本屋で取り寄せしてもらおうと思ったし、
色々な本屋に足を運んで、本屋を楽しもうと思った。
万引きする奴はバチあたれ!
Posted by ブクログ
似鳥鶏先生の作品、初読み。
いやーー面白かった!
登場人物の姿が脳内で活き活きとしてしました。
ぶっちゃけると、最初は「日本のどこかの本屋さんの日常にちらっと本屋あるあるな謎解き要素あり」くらいかなーーと思いきや。書き下ろし部分でそんなノリは払拭されました。完全にミスリードされました。気づけよ自分、、!!って悔しかった。はい。
やはり本探しはオンラインではつまらないのよ!便利だけども!!日本の本屋さん、どうか今後ともよろしくお願いいたします、と願わずにいられません。
なお、私が手に取った本は2016年刊行の(これはハードカバー?B5サイズ版?)宮崎ひかり先生が装画担当されておりまして、このイラストも個人的にオススメです。
Posted by ブクログ
本屋好きのみなさんなら、最後の話はみんな胸がきゅっと締め付けられるのではないだろうか。
本屋さんはきっと完全に店舗としてなくなることはないだろう。しかし確実に少なく、在り方を変えつつある。本屋を支えたい思いが強くなった。ついつい新古書屋に足を伸ばしてしまうこともあるが、やっぱり本屋さんでできるだけ買う様にしたい。
本屋を愛する人、本を愛する人同士で語り合いたくなる本だった。たまらん!
Posted by ブクログ
本屋さんが舞台のミステリー連作。書店員さんのお仕事や日常がリアルに描かれていて、本屋好きにはたまらないです。
清潔な店内に整然と本が並べられ、発売日に新刊が積まれ、平台や折々のフェアで新しい本に出会わせてくれる…全ての本屋さん、書店員さんに改めて心から感謝を。
ミステリーとしても…騙された!!
Posted by ブクログ
本屋さんあるあるで街の本屋さんに行きたくなりました。読み易くて本屋さんの裏でこんな事があるんだと想像出来て楽しかったです。本屋さんで昔バイトしてたので懐かしかった。
Posted by ブクログ
序盤から似鳥鶏さんワールド炸裂です!
コミカルな独特の表現で書店員さんの日常?!を描きながら、お客様からのご相談や店で起こる謎を解決していきます。あくまでも通常業務をしながら。
とは言え、コミカルで面白く表現されてはいますが、本当に本屋さんの業務は多忙で、更には売り上げを邪魔する万引き犯、ネットや新古書店に客が流れている中、店舗を維持する為の様々な努力が切実に伝わってきます。
本屋さんよ永遠に。
Posted by ブクログ
このお話の中のセリフに「欲しい本があるから本屋さんに行くんじゃなくて、本屋さんに行って欲しい本を見つけるんだって」というがあって、私もそれなんだよね。
思ったよりも早く読めた。
本屋さんが舞台ってのもあるのかな。
Posted by ブクログ
読みやすく、登場人物も多くなく、ストレスなく謎解きしながら読めるライトミステリー。
面白かった。最後の方は完全にしてやられた感があって本当に面白い作品を読めたと満足。
さらに、本屋の危機を取り上げていた。少し前の作品なので現在はもっと本屋の経営は大変だろうと思う。この作品を読む間に、本を注文したが受け取りに書店の店頭を指定した。少しでも本屋が長く続いてもらいたい。
Posted by ブクログ
本屋さんが舞台のライトミステリ。
とにかく文中の注釈が面白い!本屋さんあるある、本屋さんで働く人の嘆き?みたいなのが溢れている笑
〈*10 書店員は大体腰をやっている〉
Posted by ブクログ
本文の注の使い方が面白い!時間軸が前後する感じのものが苦手な人には向いていないかもしれないが、基本的には読書を普段しない人でも読みやすいような文章だと感じた。ミステリー感が強い訳では無いが、スピード感もあり、サクサク読みやすい本だと思いました!
Posted by ブクログ
本屋を舞台にした4編収録の連作短編集。
起こる事件も解決する内容も、様々な本を扱う書店員だからこそわかるような仕掛けが用意されている。本文中には著者の注釈がつけられているが、それがまた面白い。
Posted by ブクログ
え、ポップ姫って言ってなかった?
なんで店長おっさんなん!!??
っと軽い書店ミステリーを楽しんでいたら
いきなりクソムカツク親娘の登場から始まる書店鬱展開に
あれーーーっとなんか読むのつらっとか思ってたら
最後のところではてなマーク浮かびまくった。
あれ??えっ、そんないきなり過去話になるなんて聞いてないですーーーー
ツーか親なんて呼ばないですけど、すぐさま警察に引き渡しますけど??
あいつらに謝罪も反省も求めません。
本買い取って警察で絞られればいいんじゃ〜ーーーー
ツーカ賠償金も払って欲しい
万引きとゆー言葉自体いらんわーーーただの泥棒窃盗やん
はっ、いやいや考え出したらはらわた煮えくりかえっって
奴らの腕を切り落としたくなるーーーー
っと苦しい現実は置いといて
前半のそんなことある?なミステリーは楽しかった
けど正直仕事手伝わない店長ないわーーっと思ってた
POP裏で書いてるだけとかありえん
が、掛け持ち店長ならまあしょうがないよねーーー
そうそうフェアの飾り付けとか結構みんなサービス残業で
作ってるよねーー
でも正直やる気を利用されてるだけだよな、と最近思うように
それにこの情報化社会、せめて書名か著者名は調べてきて欲しいー
探し当てるのが書店員の仕事とか言ってるから他の作業が終わらずサービス残業になるんじゃーーーっ
そんな人員おらんのじゃーーー
っといかんいかん現実に引きずられ感想が不穏に
前半は頑張るバイトくんと姫店長と楽しい仲間たち、って感じで
かるーーく読めて好き
Posted by ブクログ
本や本屋にまつわる謎解きでよく出来てるな〜と思った。あとやられたわ〜
最後の話は過激だったな、本屋さんのゆるい話かと思ったらめちゃくちゃシビアな話だった。
本屋に行くのが好きなので「欲しい本があるから本屋行くのではなく、本屋で欲しい本を探しに行く」っていうのには共感した
Posted by ブクログ
最初は正直なんか痛い感じの表現が多い世界観だなと思いましたが、その雰囲気にもすぐに好きになり癖になります
(^^)
最後はびっくりして、「え!?」となり読み返して、それでもよくわからずネットで調べて納得。笑
おもしろい仕掛けでした!!
この方の別の本にも興味がわきました。
Posted by ブクログ
似鳥さんだから何かあるだろうなぁ…と思い読み進めていたものの、違和感の正体に気がついたときには「やられた〜 」と思いました。
本屋さんや本にまつわるお話が大好きなので手に取ったのですが、書店員さんはやっぱりスゴイなぁ。
Posted by ブクログ
ある本屋さんのバイトリーダー目線で書かれたその本屋さんで起きる事件をぐうたら?店長が解決していくという短編がいくつか入っている本です。
読み始めて、これ読んだことあるなと調べたら大崎梢編「本屋さんのアンソロジー」におさめられていました。
最後の作品は、読んでいてあれ?あれ?
と読み進め、あーそうかあと納得でした。
Posted by ブクログ
本屋さんを舞台にした物語。書店経営の難しさ、多忙な日々の仕事がよく分かる。書店員さんという仕事は本好きでないとつとまらないだろう。重労働の割には高給というわけでもないのだから。そんな本好きバイト達が本にまつわるちょっとした謎解きをしたりする楽しそうな職場だけれど終盤は店長の苦悩の末が見えてしまった。