【感想・ネタバレ】レジまでの推理~本屋さんの名探偵~のレビュー

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読みやすいミステリー。
読みやすくて読み終わるのがもったないから、しばらく最後の章に手を出さなかったくらい。

読み終わると、今から本屋さんに立ち寄りたくなる。

本屋さん好きの私としては、電子化や中古本マーケットの波に負けず、本屋さんの存続を心から応援したい。

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2023年04月10日

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ネタバレ

本屋さん好きな私にとって「書店ガール」「ビブリア古書堂」などのシリーズは書店が舞台というだけでストライク。本作もその法則に違わず、心の琴線にクリーンヒットしました。

書店ならではの事件や、店舗運営の裏事情的な蘊蓄はもちろん面白いのですが、本作が先に挙げた2作と大きく違うのは、登場人物の個性が尖りまくってることでしょうか。

店長なんかはその筆頭だし、“僕”こと青井さんも常識人ぽい雰囲気を漂わせてるけど、やたらシニカルで冷ややかな言動が多くて、そうしたキャラ達のセリフやふるまいの面白さも本作にハマった要因かと思っています。

そして最終章でのプチどんでん返しも良かったです。最初は「あれ?店長ちがう人になった?」と勘違いしましたが、“エピソードゼロ”と気付かされたときはちょっと舌を巻きました。加えて、エキセントリックな店員さんたちも昔は可愛かったんだなぁ(今と比べて普通で接しやすそうという意味で)とほっこりしたりもw

なにより、一ノ瀬さんの本屋さんに対する想いの詰まったセリフに共感しました。自分も同じ理由で書店に通ってますので。この点も、本作が好印象になった理由なのかもしれません。

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2021年02月19日

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ネタバレ

似鳥鶏さんの作品、初めて読みましたが、読みやすいですね。

人が死なないミステリーがすごく好きなので、この本はドンピシャでした。キャラも個性豊かなので、ぜひシリーズ化を。
そして、叙述トリックというものを初めて体験しました。
注釈も面白い。

似鳥鶏さんの作品、他も読んでみようかなーーー

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2019年11月09日

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連作短編集で、最初の作品「7冊で海を越えられる」は
以前に「本屋さんのアンソロジー」で既読。

アンソロジーで読んだときに、
脚注でツッコミを入れる独自の文体が面白く、
もっと読みたいと思っていたところ、本作と出会う(^ ^

期待に違わず、他の作品もクオリティ高し(^ ^
変人で、ちっとも仕事しないが、推理力だけは凄い店長と、
学生バイトなのに実質店長並みの仕事をしてる主人公。
この二人を軸に、度合いは違えど変人揃いの店員や客が、
色々な「事件」に巻き込まれて行く(^ ^

最後の作品だけ、毛色が違う(^ ^
これは、何を書いてもネタバレになってしまうので、
詳しくは実際に読んでください(^ ^;

昨今のニュースなどでよく見聞きする、
出版業界全体の構造的不況問題なども取り上げられ、
その部分だけは熱く真剣に議論が交わされる。
本と、本屋さんを愛する全ての方にお勧めです(^ ^

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2018年05月07日

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序盤から似鳥鶏さんワールド炸裂です!笑
コミカルな独特の表現で書店員さんの日常?!を描きながら、お客様からのご相談や店で起こる謎を解決していきます。あくまでも通常業務をしながら。笑
とは言え、コミカルで面白く表現されてはいますが、本当に本屋さんの業務は多忙で、更には売り上げを邪魔する万引き犯、ネットや新古書店に客が流れている中、店舗を維持する為の様々な努力が切実に伝わってきます。
本屋さんよ永遠に。
これからも、よろしくお願いします。

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2024年03月30日

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このお話の中のセリフに「欲しい本があるから本屋さんに行くんじゃなくて、本屋さんに行って欲しい本を見つけるんだって」というがあって、私もそれなんだよね。

思ったよりも早く読めた。
本屋さんが舞台ってのもあるのかな。

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2023年10月26日

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店長って女だと思ってたのに最後の方で男になってるよね?気のせい?女性用トイレから出てきた。ってのありますよね。

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2023年02月03日

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読みやすく、登場人物も多くなく、ストレスなく謎解きしながら読めるライトミステリー。
面白かった。最後の方は完全にしてやられた感があって本当に面白い作品を読めたと満足。
さらに、本屋の危機を取り上げていた。少し前の作品なので現在はもっと本屋の経営は大変だろうと思う。この作品を読む間に、本を注文したが受け取りに書店の店頭を指定した。少しでも本屋が長く続いてもらいたい。

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2023年01月15日

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本屋さんが舞台のライトミステリ。
とにかく文中の注釈が面白い!本屋さんあるある、本屋さんで働く人の嘆き?みたいなのが溢れている笑

〈*10 書店員は大体腰をやっている〉

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2023年01月06日

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本文の注の使い方が面白い!時間軸が前後する感じのものが苦手な人には向いていないかもしれないが、基本的には読書を普段しない人でも読みやすいような文章だと感じた。ミステリー感が強い訳では無いが、スピード感もあり、サクサク読みやすい本だと思いました!

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2022年10月21日

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「本屋さんのアンソロジー」を読んでから、気になっていた似鳥鶏さん。
アンソロジーに収録されていたお話もありましたが、楽しく読ませてもらいました!
個人的に「本屋さんよ永遠に」がとても良かったです❁⃘*.゚

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2022年04月01日

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書店小説。出来るバイトの青井くんと書店の仕事をほぼせずポップ書いてるかダラダラしてるかだけど謎をさらっと解く店長、バイト仲間の平野さん達。送られてきた七冊の本の謎、消えた本、ストーカー探し、最後は「書店の未来」。私は「買いたい本があるから行く」し、「本屋さんに行きたい」から行きます。興味無かった本でもなんか買いたくなっちゃうんですよね。ふらっと立ち寄れる本屋さん、私の近所からは無くなっちゃいました。無くなるのが決まってから騒いでも遅い、本屋さんの大切さをもっと知ってほしい!

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2021年08月06日

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書店と書店員、時には作家事情が書かれた小ネタが随所に散らばっていて、それを読むのも面白い。

ミステリーとしてはそこまで重くなく、かと言って軽くもなく…
読み慣れていない人でも楽しく読めると思います。

短編集だけど必ず前から読んでいって欲しい!
そして最後のお話で「おぉっ…!」となって欲しい!(笑)

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2021年04月28日

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本屋さんの裏側が知れる本!
読み終わったあと、本屋さんに行きたくなった!

キーワード▶︎やっぱり「本屋さん」

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2021年04月17日

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最後にいい感じで騙された。
本屋で少しだけバイトしたことあるけど、ここまでの面白さと大変さを感じないまま辞めてしまったので、もっと満喫すれば良かったと後悔してる。
リアルな本屋の良さに実感する本。

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2021年01月08日

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本屋の中での日常ミステリーかと思ったら、最後はいい意味で裏切られました。注釈も面白ったです。
「欲しい本のために本屋に行くのではなく、本屋で欲しい本を探す」ってフレーズがお気に入りです。本当、その通りです。

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2020年12月30日

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叙述トリックってこういうことか…!ってなりました。書店員さん実情もリアルで、本文注釈がなかなか面白かったです。ひとりひとりのキャラが立っているので、キャラ小説好きな人にもオススメかな。映像化は見たかったけど無理ですね笑

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2019年09月20日

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ある本屋さんのバイトリーダー目線で書かれたその本屋さんで起きる事件をぐうたら?店長が解決していくという短編がいくつか入っている本です。
読み始めて、これ読んだことあるなと調べたら大崎梢編「本屋さんのアンソロジー」におさめられていました。
最後の作品は、読んでいてあれ?あれ?
と読み進め、あーそうかあと納得でした。

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2024年05月10日

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おもしろいけど登場人物の性別が分からなくなって???という状態になった部分もしばしば。時間外労働かぁ……

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2024年03月29日

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本屋さんを舞台にした物語。書店経営の難しさ、多忙な日々の仕事がよく分かる。書店員さんという仕事は本好きでないとつとまらないだろう。重労働の割には高給というわけでもないのだから。そんな本好きバイト達が本にまつわるちょっとした謎解きをしたりする楽しそうな職場だけれど終盤は店長の苦悩の末が見えてしまった。

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2022年11月24日

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章ごと話が分かれていて読みやすかった
個人的には最終章が好み。
最終章を見終わったところで主人公と“店長”の関係性が違って見えるし、店長の印象も変わってくるのが面白かった
本が読みたくなるし本屋さんに行きたくなる本!

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2022年05月12日

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著者初読み。
書店が舞台と言うことで、衝動買い。
「成風堂シリーズ」と並行して読んでいるせいか、少し設定が被る部分もあるが、シニカルな注釈が何とも言えない。
仕事はしないが、ポップを書けば、その本が売り切れるという伝説の「西船橋のポップ姫」と呼ばれる店長と、学生のバイトなのにやたらしっかり者の青井のコンビがなかなかいい。
普通の書店の日常の謎物と思っていたが、ラストでは本格的なミステリー要素が盛り込まれ、「騙された!」と思わず声に出してしまうほど、ミステリーとしての完成度もなかなか高い作品。

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2021年12月19日

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本屋好きなら楽しんで読めるだろうし所々にある注釈が面白いんだけど…推理に関してはちょっと無理あるんじゃない?っていうかありきたりかなと感じるところも。

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2021年09月19日

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本屋好きなら必ずハマる。 むしろ本屋で働きたくなるレベル。
キャラのやり取りも楽しく、比較的軽快に読み進められるため、読書経験の浅い人でも楽しめる作品ではないでしょうか。 そして、あまり重苦しくもないのも良し。
注釈については堅苦しさなくわかりやすいが、たまにイタイ。

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2021年06月19日

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私自身、以前、書店で働いていたこともあり、たくさん散りばめられている本屋あるあるにうれしくなった。

特に万引きの損害額の話は広く知れ渡って欲しい。
全体的に店長が出てきての推理の展開内容は、ちょっと無理がある気もしたけど、概ね軽く面白く読める。

ラストの「本屋さんよ永遠に」の章が読み応えもあり、よかった。

書店にはネットにはない楽しみ方があると思うし、私も本屋さんに行きたくて本屋に行くタイプなので形は少しずつ変わっても、どうかなくならないで欲しいと思う。

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2021年03月22日

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読み終わってスッキリ。昔、書店でバイトしていたことを思い出した。それくらい話の中で働いている人たちの仕事ぶりがリアルに思えた。事件も以外な結末で楽しめた。

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2020年04月23日

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ネタバレ

本屋さんを舞台にした日常ミステリー。
短編がいくつか連なっていますが、時系列入れ替えのトリックに見事騙されました。
店長のキャラが魅力的。

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2020年03月23日

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お仕事ミステリ。書店員ならくすりと笑えるネタがちりばめられている。
事件そのものより、書店員たちのキャラクターがおもしろくて、そのやりとりをもっと見たいような気も。
時々注釈が出てくるので、書店員経験がない人にもわかりやすく読めるつくりに。(たまにむちゃくちゃな注釈もまじっている)

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2019年12月18日

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似鳥鶏2冊め。文章の切れがあって好みです。読むスピードと文章のテンポが合ってるようですね。本作は連作ですが店長のキャラがいいのでシリーズ化希望。

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2019年10月20日

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似鳥先生お得意のお仕事ミステリ。今回は「本屋さん」舞台の連作短編集。
毎度似鳥作品あるあるですが、憧れの頼れる年上お姉さんポジション(頭が切れる、探偵役)が今回は美人店長。語り手の僕はアルバイト店員の構成です。
4作目の『本屋さんよ永遠に』が単行本書き下ろし。毎回先生の作品は、軽く読ませる割に重たいテーマを一つデーンと据えてくるのですが、今回はコレかー。本好きとしては色々考えさせられるものでした。

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2018年05月14日

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