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Posted by ブクログ
本屋さん好きな私にとって「書店ガール」「ビブリア古書堂」などのシリーズは書店が舞台というだけでストライク。本作もその法則に違わず、心の琴線にクリーンヒットしました。
書店ならではの事件や、店舗運営の裏事情的な蘊蓄はもちろん面白いのですが、本作が先に挙げた2作と大きく違うのは、登場人物の個性が尖りまくってることでしょうか。
店長なんかはその筆頭だし、“僕”こと青井さんも常識人ぽい雰囲気を漂わせてるけど、やたらシニカルで冷ややかな言動が多くて、そうしたキャラ達のセリフやふるまいの面白さも本作にハマった要因かと思っています。
そして最終章でのプチどんでん返しも良かったです。最初は「あれ?店長ちがう人になった?」と勘違いしましたが、“エピソードゼロ”と気付かされたときはちょっと舌を巻きました。加えて、エキセントリックな店員さんたちも昔は可愛かったんだなぁ(今と比べて普通で接しやすそうという意味で)とほっこりしたりもw
なにより、一ノ瀬さんの本屋さんに対する想いの詰まったセリフに共感しました。自分も同じ理由で書店に通ってますので。この点も、本作が好印象になった理由なのかもしれません。
Posted by ブクログ
似鳥鶏さんの作品、初めて読みましたが、読みやすいですね。
人が死なないミステリーがすごく好きなので、この本はドンピシャでした。キャラも個性豊かなので、ぜひシリーズ化を。
そして、叙述トリックというものを初めて体験しました。
注釈も面白い。
似鳥鶏さんの作品、他も読んでみようかなーーー