似鳥鶏のレビュー一覧

  • 夏休みの空欄探し

    Posted by ブクログ

    まさに青春。
    思春期特有のかったるさみたいな感覚、甘酸っぱい恋心、そこに加わるミステリー。
    夏にぴったりの作品。
    博識な主人公に何度もかっけぇ…って感動してた。

    0
    2026年10月01日
  • まもなく電車が出現します

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    短編集。前半四編をダラダラ読んでいたが、
    最後の
    「今日から彼氏」
    が刺さった。なんでこんな展開にしたんだぁぁ救いがないじゃないかぁぁとめちゃめちゃ感情移入した。
    辛くて辛くて、助けを求めるために騙した。でも主人公はキッパリと拒絶する。
    恋心は偽りなく本物だったのでは?策を講じてでも主人公と仲良くなりたかったのでは?とすごくもやもやした。
    正義感の強い葉山くんとして、葉山くんらしい選択だと思ったし、いっときの恋という、学生時代らしい甘酸っぱさもあり、この短いお話でここまで残る作品は久々だった。

    0
    2026年09月21日
  • 昨日まで不思議の校舎

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今回はホラー要素強め。シリーズメンバーが出た時の安心感がすごい。
    謎が謎を呼び、解決しては次の謎という飽きさせない展開で気持ち良く読めた
    巻をまたいだフラグ回収も気持ち良く、ここまで読み進めてよかったと感じる作品。

    0
    2026年09月21日
  • さよならの次にくる〈新学期編〉

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    気持ち良く騙された〜と言える作品。
    やっぱりと気持ち良く推理させてくれる部分と示されてたのに、ほかの要素に気を取られてたな。としっかり謎が残るバランスがすごくいい。
    昔、宗田理先生のシリーズを読んでワクワクしたなぁと思い起こした。


    そして、ここにきてキャラクターが動き出したなぁと言う感じが実によい。

    何よりも後輩ちゃんが可愛すぎる。これからもどんどん出てほしいしなんなら彼女のスピンオフ出してほしいくらい。

    0
    2026年09月21日
  • 育休刑事

    Posted by ブクログ

    おもしろかったし読みやすかった!

    姉個性的すぎだけど私は大好きです!

    各話読んだ後に、小見出し見ると、なるほどね笑となります。そういう所も好きだった!

    0
    2026年09月06日
  • パパたちの肖像

    Posted by ブクログ

    子育て中のパパさんに、ぜひオススメしたい。7人の作家さんによる「現代人としての」父の姿。不器用ながらも懸命に子育てしているパパたちが勢ぞろいした短編集。どの話もどうってことのない日常ではあるんだけど、本としてまとまってくると「みなさん色々抱えてますよね…」と言いたくなる。めちゃくちゃ秀逸な1冊。

    どの話にも共感しかない…と思って読んだ。特に子どもが小さい、という話は苦しいくらいに我が家の話。7つのうち6つが共働き夫婦の話なのも、私にとっては共感につながった。

    岩井圭也『連絡帳の父』と、河邉徹『髪を結ぶ』は泣いた。

    7人の作家さんのうち、6人が1980年代生まれなのだそうだ。私と同世代だ。全員パパさんだというから、「父になったからこそ書けました」という作品なんだな、としみじみ思う。

    今の世の中、パパさんの役割ってめっちゃ多いんじゃないかと思う。仕事に加えて子育ても男女平等。男性の家事時間はまだまだ女性に比べて少ない、というけど、やってる人はやってる。きっと。
    作家さんは、基本的に会社員よりも時間の制約が少なそうなイメージがある。家事や育児は融通がきくほうがやる、というと、それなりに多くの時間を担っているんじゃないかと想像する。
    それでいて、仕事の成果も求められる。

    キッツー。
    これ、みんなどうしてるの?と聞きたい。

    我が家も、夫は私と同等、いやそれ以上に家事と育児に多くの時間を割いている。私は融通がきかない昭和的な職場で働いていて、夫はかなりフレキシブルな職場なので、ついついお願いしてしまう。
    「なんでオレばっかり!」と怒られてしまう。言いたい気持ちはよくわかる。

    「パパ友になれそうな人がいっぱい出てくるよ」と言って、夫にオススメした。
    「装画のクロッキー画が素敵だから、それだけパラパラ見るだけでも」と言っておいたら、その装画を見て、気になった話だけ読んだ、と言う。

    そう。装画が素敵なのよ。
    読み終わってから見返すと、ストーリーの中で印象的な場面が描かれていて「あー、なるほど」と思う。

    夫は全部を読んでいないとは言うものの、外山薫の『ダディトラック』を読んでかなり共感した様子だった。

    この本は、雑誌VERY2026.2月号『VERY的誌上読書会』のコーナーで、カツセマサヒコという作家のオススメに載っていた。
    ご自身も、7つのストーリーの最後に入っている。この話だけが専業主婦の話だ。共働きだったが「もう無理」と、妻自身が専業主婦になることを選んだ。共働きであることが珍しくもなんともない現代において、「あえての専業主婦」という視点。
    [もうさ、みんな大変って話をしようよ、こうなったら。飲もうぜ、飲もう。それしかないだろうが、幹事!]
    と言い放つ夫の友人に、「カンパーイ!」とジョッキを合わせたくなった。

    世の中にはいろんな家庭がある。
    それぞれの家庭に、それぞれの事情がある。「ウチはこうやってます」という他のご家庭が参考にできる場合もあるけど、私の家庭で使えるワザとは限らない。

    私も夫も、ひとり暮らしをそれなりの期間やってから結婚した。得意というほどではないけど、やっていて苦にならない家事はある。お互いに「これなら自分がやってもいい」という家事をそれぞれがこなしている。
    片付けは、2人とも苦手だ。だからいつまでも部屋はぐちゃぐちゃ…。
    育児も、2人とも苦手。なにをどう扱ったらいいか、まるでわからない。

    そっか。
    だから、この本に出てくる不器用なパパたちに共感するんだな。

    子どもがいなかったら良かったのに、と時々夫が言う。
    そうかなぁ?そうでもなくない?と、最近になって私は思う。

    [たしかに大変だけれど、ラクであることと幸せであることは意味が違う]
    『連絡帳の父』の中で、岩井圭也がそう書いている。そのとおりだと思う。

    [もし親としての適正検査があるのなら、きっと面接を受ける前に落とされる。だけど向いてないと知ったからといって、辞めることのできないのが子育てだ]
    『髪を結ぶ』の中で、河邉徹がそう書いている。これも、そのとおりだと思う。

    ひと月ほど前に読み終わって、夫も読んだら感想を書こうと思って塩漬けにしていた。
    共感できる本があって、共感してくれる人がいて。
    みんなそれぞれの生活があって、家族の数だけ物語があって。

    なんか、それでいいんだよな、と思う。
    いろんな家庭の事情があって当たり前。

    社会がもっとフレキシブルになったらいいのにな、と思う。生き方も、考え方も。

    0
    2026年07月24日
  • 小説の小説【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読み始めるまではだいぶ懐疑的だったんですよ。まえがきでも結構めんどくさそうな雰囲気出してるし。確かに最後読んだ今となってはかなり人を選ぶ作品だとは感じてるけど。かく言う私はどうなのか。おもしろかったです!

    作品ごとに手を変え品を変え、小説における暗黙の了解やタブーを逆手に取りまくった異色の短編集。
    この中で私は特に『文化が違う』と『日本最後の小説』が好み。『無小説』なんかは間違いなくまっとうに小説を書くよりもめんどくさいことをしてるのがわかる。自分で書いた言葉はひとつもないけど、他から持ってきた言葉をつなぎ合わせてストーリーを組み立てる方が難しいに決まってるだろwパズルじゃないんだから。
    でもその試みはおもしろい。だけど作家さんが小説を書く行為ってある意味そういうことなのかなとも思ったり。こんなこと言っちゃったらすごく失礼なんだけど、作家さんのそれまでの人生経験や触れてきた文学の影響を多分に受けて作り上げられるものだから、完全に自分だけの言葉で綴られた物語って実はそんなにないのかも。だからこそ、自分の色を出した小説を書き上げるのはすごく難しいことなんだと「言葉」ではなく「心」で理解できた!

    『文化が違う』は、ありがちな異世界転生モノなんだけど、現実世界と異世界との違い、特に言語の体系に注目して作られた作品。我々は不思議と異世界の言語と自分たちの世界の言語が同じような成り立ちになっていると暗黙的に理解しているけど、実際はそんなことはないんだよ。私たちにとってネガティブで変態的な言葉が日常的に使われる言葉の意味として使われていることもあるんだよ。という可能性を示してくれた非常に貴重な物語のひとつだ。すごく笑わせてもらったので、この設定でぜひ長編を1本作ってほしい。

    『日本最後の小説』では、政治がどんどん独裁的になっていき、表現規制が増えて文学がどんどん排斥されていく中で、それに抵抗してあらゆる手段を用いて規制から逃れて小説を書き上げていくというお話なんだけど、現状の日本を鑑みると、もしかしたら近い将来同じようなことが起きないとも言い切れないような気がしてならない。
    私はあまり表立って政治的な主張はしない主義なんだけど、誰も何も今の日本の政治に疑問も持たず、声も上げないことによる功罪みたいなものが可視化されたようで、このままじゃいけないのかもしれないなと大きな危機感を抱いた。
    この作品のような未来にしないためにも、立てよ国民!本読みは諸君等の力を欲しているのだ。ジーク・読書!!

    0
    2026年07月23日
  • 難事件カフェ2~焙煎推理~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大好き似鳥鶏さんの本!
    最初の女の人の正体が分かったとき、鳥肌が立って最初から読み返した。
    叙述トリックっぽいところも多く、
    なんで気づけなかったんだという気持ちと、とっても楽しく読めているという気持ちの半分半分だった。
    良い!
    3話目は、真実が、怒った事件が思っていたより残酷で、
    でも残酷なまま終わらせないでいてくれてありがとうという気持ち。
    まだ三は出ていないようだけど、
    切実に待ちたい!

    0
    2026年07月13日
  • パパたちの肖像

    Posted by ブクログ

    ほっこり
    この本に出てくるパパは
    みんな繊細で優しい
    世の中のパパたちが
    みんなこうならいいのになぁ

    色々リアルで切なかった
    子供が小さい間の大変さって
    今となっては
    そんなに悩まなくていいことに
    悩んだり辛くなってたなぁと思いだした

    「息子の進学」は、記憶が新しいから
    余計に響いた

    しかしパパを題材に、いろんな作家さんが
    作るこの本、発案者、天才やん

    逆に「ママたちの肖像」も
    読んでみたいなぁ

    0
    2026年06月06日
  • コミュ障探偵の地味すぎる事件簿

    Posted by ブクログ

    似鳥鶏にはこのような平穏な日常設定のミステリーを永遠と描き続けてほしい。
    ちゃんとした論理、推理もありながら、
    どこか青春を感じさせる欲張りな本。

    0
    2026年05月10日
  • 推理大戦

    Posted by ブクログ

    大興奮!

    最高!異能探偵物!

    清涼院流水、古野まほろ、望月守宮的な興奮!
    厨二病ミステリー!

    AI探偵、超高速思考探偵、超五感探偵、嘘を絶対見抜く探偵、そして…という展開がたまらない。これは、ぜひ、映画化してもらいたい!(笑)

    0
    2026年05月09日
  • みんなで決めた真実

    Posted by ブクログ

    なんだこの設定は!
    こんな設定あるんだ!
    と設定に驚き。
    ストーリーの厚みと広がりにも驚き。
    読み応えのある一冊でした。
    推理好きにも法廷好きにも読み応え得ると思います。

    0
    2026年04月22日
  • 鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    どれも違う感じで楽しめた!
    神秘の彼女が1番好きかな〜。大叔母のこともよかった。
    最後のやつはクレセント錠のトリック使ってる?分かんなかった。話は良かった。

    0
    2026年04月15日
  • 育休刑事

    Posted by ブクログ

    備考/注釈欄がいい!
    人の五感が鋭いことを虫や動物に比肩するような記述も楽しい!

    夜泣きのシーンや、現代に男性が子育てするケースの細部がリアル。
    姉の甥っ子への溺愛ぶりも好き。
    赤子が親類を幸せにする描写ってエンタメの中にはあまり出てこないのでこういう作品がもっと増えればいいのにととても思う。

    ゆるふわほっこりコミカルな話でずっと行くのかな、行ってほしいなと思っていたのに
    最後の章はなかなかの大事件で仕掛けもすごいしびっくり。
    いい方に裏切られてとても楽しい読書体験だった。

    『舐めない』『吸わない』『齧らない』
    自分も気を付けます!
    来月甥っ子に会うんだよなあ・・・。

    0
    2026年04月14日
  • ブラックボックス、誰が解く? 君に綴る4つの謎

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃに良かった。
    推理小説3つは面白いけど、まあこんなものかって感じだったけど
    似鳥鶏の「学生時代の母の原稿」が最高。
    いきなりファンタジーが始まったり、全然毛色が違うけどかなり好みの作品だった。

    0
    2026年04月10日
  • レジまでの推理~本屋さんの名探偵~

    Posted by ブクログ

    YouTubeの動画「出版区」で声優の関智一さんが買っていたので読んでみた。
    人の死なないミステリー。
    実際に登場する本が出てきたり、発売されてから8年、本にまつわる状況は本の値上げだったりと更に変わりつつある中、街中の本屋さんがこれからもあり続けた方がいいなと思った。

    0
    2026年04月02日
  • さよならの次にくる〈新学期編〉

    Posted by ブクログ

    本気で好き!!!!!もうびっくりするくらいいいよ、ライトめな文体で読みやすくて、割とコメディが好きでキャラクター像も魅力的な方が良くて、ボリューム感はあるけど一話ずつ謎が回収されて、でも大枠の謎としては残るそんなドラマみたいな小説ない?と言われたらこれをお勧めしたい 本当にいいよ、オチもいいキャラも大好きすごい すごい!

    0
    2026年03月29日
  • 破壊者の翼 戦力外捜査官

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ワクワクしながら読みました。
    犯人と主人公二人の先読み合戦が面白かったです。
    でも、主となる解決方法は頭脳ではなく足。
    わかっていても感動しました。
    机上で頭並べているだけの大人の儚さの表現が抜群です。
    どの組織でもトップだけでは成り立たないよなぁと思わせてくれる
    そんな作品です。
    しばらくはドローンを見たら警戒してしまいそうです。

    0
    2026年03月27日
  • ゼロの日に叫ぶ 戦力外捜査官

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    すごく感心をもった内容でした。
    普段何気なく利用しているスマホをマルウェアが襲う。
    しかも、そのターゲットは自衛意識が低い人たち。
    私はどうだろうか?と思いました。
    セキュリティをソフト任せにしていないか。
    私自身の操作や意識は大丈夫かな?と。
    考えたあと、メールソフトウェアに溜まっていた
    読んでいないメールを開かずに削除しました。
    もちろん、使っていないアプリは削除もしました。
    少なくとも私には効果があった作品です。
    マルウェアの手口は巧妙化しているので自分でできることは
    自分でしていきたいと思います。

    自衛の一つとして購入して手元に置いておきたいと思いました。

    0
    2026年03月23日
  • 新学期にだけ見える星座

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    市立高校シリーズ最新作。前回で終わってしまうんじゃないかと思ってただけにめっちゃ嬉しい。葉山君が望んでいた形にまとまっていたのでそれもニッコリ。あと、伊神さんはもう出ないのではないかと思ってたけど普通にゴリゴリ出てきてこれもまた粋。本題の、誰も死なない学園ミステリーはいい意味で相も変わらず楽しい。早くも次が読みたい。

    0
    2026年03月08日