似鳥鶏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
軽い感じの推理小説。
3話からなる短編集。育休中の男性警察官が赤ちゃんと共に事件に巻き込まれていく。推理小説としてはラストが簡単に予測出来る感じで物足りないが
男性も育児に積極的に関わろう。夫婦で協力しあって、子供の成長を見守ろうって視点で読んで頂きたい。
育児に対する描写が細かい。育児経験のある人なら、一つ一つ、頷いてしまう。そして、こんなパパがいたらなぁって思う。主人公のハルくん、イクメンすぎる。
3話目の「お外に出たらご挨拶」は自分のアンコンシャスバイヤスに引っかかってしまった。作者が狙った通りの策略に見事、ズッコケたって感じ。なんか悔しいwww
続編も読みたいです。
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Posted by ブクログ
想像力が乏しい自分が苦手としている、トリックミステリー物だけどついつい似鳥さんの作品は手に取ってしまう。
帯にもある通り青春物なんだけど、若い衆からみた人生観の悩みが伝わる。なんのために生きているのか将来の展望への期待、寿命。その将来を生きている自分はなんなのかを突きつけられる。
老い先の知れる自分としては何とも言えない気持ちに。今更後悔はしないけどね。
爽やかな謎解きの前半から最後半の重いテーマへの転換はしんどく成りかけたけど、アンチ余命物と言った感じで切なくもありつつ、暖かい終わり方は良かった。最後の謎解きの展開は何となく読めてしまったけど。
清春はいけ好かない奴と思った先入観から、いい友に変換していく。こういった勘違いしてしまうもの人の印象を決めつけてしまう自分に気付く。
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良いタイトル
面白い。ミノの熱いシーンに、葉山君の告白に、伊神さんの超人っぷりに、終盤の展開と最高だった。タイトルも読み終わった後に考えると面白い。元々、動機周りのやるせない感じと不気味さが上手い人だけど今回は凄かったなぁ。学園推理ものでここまでドキドキしたのは初めてかも。
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Posted by ブクログ
Xでおススメいただいた本。
「名探偵外来」というタイトルだけならべつに読んでみようと思わなかった。
でもね、副題を見てほしいのよ。
「<泌尿器科医>の事件簿」よ。
え、泌尿器科ってあの泌尿器科?(あの、とは???)
でもって、それが「名探偵」とくるんだからミステリになりえるの???
ほら、ね、ふんわりとした興味がわくでしょ。
でもって帯には「なんでこんなになるまで来なかったんですか……」って。
そりゃそうだよなあ、病院にはいろんな科があるけれど、ここは誰にとってもちょっとやそっとではなかなか近寄りがたい科には違いないよなあ、とどこにともなく想いを馳せているうちに手に取っていた本書。
意外や意外(失礼!!!)たいへん興味深くすいすい読んでしまいました。
キャラクターが最高。
主役の泌尿器科医・鮎川先生を中心にヤンキー上りの看護師長、忍者のようなソーシャルワーカーなど、この人たちの動きが見える、見える。ちゃんと登場人物たちが本のなかで呼吸して生きている。
また軽い文体が読みやすいのだ。
でも、文体が軽いからって内容まで軽いわけではないところが良き。
短編4つの本書はどれも現代社会の闇の部分を描いている。
SNSで悪意を増幅させるとか、女だからといって誰もが母親業に向いているわけじゃないとか、「こうであれ」的な信仰、押しつけといえるステレオタイプ化による社会での<生きにくさ>を描いている。
おススメくださったXの読書界隈の方に感謝。
軽く楽しい、そして考えさせられる時間をいただきました。
1.僕の体には呼べない一部がある
2.膀胱彷徨
3.或る崇拝者の最期
4.予算の都合で死ね
===データベース===
映像化不可能!? “社会の窓”の向こうを描く医療ミステリー
「なんでこんなになるまで来なかったんですか…」泌尿器科医・鮎川のもとには今日も多くの患者が訪れる。中には、羞恥心から嘘をついたり、人に言えない秘密を抱えている人も多く……。泌尿器科ならでは多様な謎に真摯に向き合う鮎川。元ヤンキーの看護師長、忍者のようなソーシャルワーカーなど心強い仲間たちとともに病と事件の早期解決に挑む! -
Posted by ブクログ
人間を操り犯罪を唆す毒薬を使い、日本で「治験 」をして回っているのは、北欧のある国の第一王子だった!?
よくこんなバディの組み合わせを思いつくものだと感心するが、今度の相棒は「衰えを感じてきた中年刑事」と「ミリニアの第三王子(16歳)」!
人間の犯罪へのハードルを低めてしまう薬を使って主に殺人をさせて回り、その際に自分で考えたトリックを使う……という愉快犯「ジョン・スミス」の正体は、なんとある国の第一王子だという。この「王室スキャンダル」の真相を掴むため、弟(第三王子)のミカは日本にやってきた。そして、通訳ができる本郷薫刑事(50代)と、警察庁の不思議系美女・敷島(フェミニンな格好に拳銃を持っていたりする)とともに真犯人を追い詰める。
キャラの情報が多すぎるのも似鳥鶏作品の通常運転。国家規模の連続殺人事件を、得意のトリックと漫画の台詞の引用を多用して攪乱する真犯人は本当に第一王子なのか!?真犯人のキャラまで濃すぎないか!?
相変わらず脚注多め、100%楽しめるミステリ。あとがきも是非読み忘れのないように。 -
Posted by ブクログ
これは...やられた(^ ^; 絶対に映像化不可能、文学ならではの大掛かりな叙述トリック(^ ^; いや〜、見事に引っ掛けられましたわ(^ ^;
登場人物が、みな魅力的である。設定的にはある意味ファンタジーっぽいと言えなくもないが、エンタメに徹した作品と思って読むとその設定が活きてくる。変人は変人なりに、家庭人は家庭人として、冷徹な「AI課長」だってそれぞれの役割をきちんと果たし、それぞれの「見せ場」があり、ちゃんと魅力的なキャラとして成立している。ちなみにこの「強烈なお姉ちゃん」は、どこかで出会ったことがあるような気がするが...?(^ ^; 「5分間ミステリ」みたいなのに登場してたのかしらん(^ ^;
とにかく何を書いてもネタバレになりそうな本作(^ ^; 絶対後悔はさせないから、ぜひ読め、とだけ記して、私の挨拶と代えさせていただきます m(_ _)m