似鳥鶏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「ピンボケパパ」
保育園が決まるまで育休延長となり、ハルは育休刑事から育休延長刑事となった。捜査一課の刑事として復帰するためには実績を上げなければならず、育休中でも捜査に引っ張り込まれている。
「子供を連れていると周囲の景色の解像度が上がる」(p33)とハルは云う。最初の事件では蓮くんが指さした本から犯人の動機が明らかになった。刑事だけなら見過ごしていたかも知れない「物証」だ。
前作の感想でエピソードゼロが読みたいなどと書いたが、「父親刑事」では途中まで蓮くん誕生のお話であることに全く気づかなかった。解像度の低いことである。
沙樹さんが産気づいた時、恐怖心からハルにメールを送った。捜査が -
Posted by ブクログ
三児の父なので、タイトルが気になって購入した。
蓮くんが可愛く、いいおじさんがニヤニヤしながら読んでいた。まあうちの子の方が可愛いですけどね。(親バカ)
本の紹介では「本格ミステリ」と紹介されていた。
確かにトリックの謎解きが中心ではあるのだけど、語り口は軽妙で諧謔的でもあり、その意味ではユーモアミステリのようだった。似鳥先生は同年代あるが、文章の端々にガンダムとかジブリのオマージュがあってクスリとさせられる。
一方で、育児をしていく上で制度的な難しさとか、男性が育児に関わっていくことに対する偏見とかも描かれていて社会派の要素も感じられた。
沙樹さんの正体では叙述トリックまで使われており、 -
Posted by ブクログ
とってもとっても良かったです
私の大好きど真ん中!!
甘酸っぱい青春ミステリー☆
高校2年生の成田頼伸(ライ)は、モスバーガーで隣り合わせた美人姉妹と共に、謎解きをすることになる。
そこに通りかかった同級生の成田清春(キヨ)も加わる。
4人が体験する夏休みは、「初めて」がいっぱいで、初々しくてドキドキで、キュンに溢れています!!
キヨはクラスの中心人物。
一方ライは二人しかいないクイズ研究会の会長。
同級生だけどクラスでの立ち位置が真逆の二人は、関わることはなかった。
しかしこの謎解きを通して互いを知り、悩みを打ち明け、助け合い、成長していくのです。
あぁ~もう、こういうの、大好き!