似鳥鶏のレビュー一覧

  • 唐木田探偵社の物理的対応
    タイトルからは予想できない展開。
    物理的対応が可能という前提からして面白かった。
    グロいのが苦手な方にはおすすめしない。

    差し込みのEMPLOYER'S FILEにより、人物像が深堀りされるので、物語の厚みがたんだん増していく。

    物理的対応中のシーンは、緊張とワクワクゾクゾクの連続だった。

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  • 理由あって冬に出る
    借金と高校生、どう繋がってくるんだろう…とわくわくしながら読みました。人間生きてたら希望を持ったり絶望させられたり大変だ。でも悪いものばかりではないと思いたい。
  • 育休刑事 (諸事情により育休延長中)
    育休中なのに、事件に巻き込まれて解決をする話。
    全3話の短編。
    子育てならではのネタも入っており面白い。
  • 名探偵外来~泌尿器科医の事件簿~
    泌尿器科という場所で患者は男性のみのお話のためちょいそっちの場所に関する下ネタに走り笑えたが、要所要所に医療分野での問題提議がありよかった。
    特にchild abuseについて昔なんて幼児虐待をchild abuseというのかわからなかった。(abuseはuseに接頭語のabがついてるから間違った使...続きを読む
  • 卒業したら教室で
    前作が短編集なのにとっても大掛かりな仕掛けだったので、今作は…と身構えていたら。
    目次の時点で「搦手がすぎる!!」
    今回も立派に最終巻っぽいまとめ方で、そのお約束もまた、たまらないです。
  • 唐木田探偵社の物理的対応
    普通の人では見えない月が見えた。それから怪奇現象を解決しないと死が待っている。

    月が2つ見えてしまった事によって、都市伝説の怪奇を退治する「唐木田探偵社」に否応なしに入社させられた「ネズミ」。裏方ではなく、前線で戦う調査部を選んだ。調査部のメンバーにはどうしても戦わなければならない理由があり…

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  • 叙述トリック短編集
    あらかじめ「叙述トリックだよー」と言われてなければ、このやろう!と本をぶん投げたくなっていたかもしれない。遊び心というよりはいたずら心を全力で飛ばしてくるくる本だ!
    やっぱり叙述と言われていてもぶん投げたい気持ちになるかも知れない。注意深く読む分、騙されるとね…
    でも許そうと思う。最後の仕掛けだけ、...続きを読む
  • 推理大戦
    似鳥鶏先生の長編小説。
    世界各国の特殊能力持ち名探偵が聖遺物を巡って推理合戦をしていく物語。
    半分くらいまでは各探偵達の能力・人柄などが短編形式で描かれている。彼らのキャラクター性の濃さがとても面白く、スピンオフをつくって欲しいレベルだと思いました。
    後半はそんな彼らが集結し、推理合戦を行っていくの...続きを読む
  • 叙述トリック短編集
    まあまあ面白かったです。
    ちゃんと叙述トリックしてた。

    全話通して出てくる人が実は兄弟で違う人が全話通して出ていたり、名前が長すぎて別の名前になっても気づかなかったり全員実は老人だったり、実はただの人違いとか映画見てただけ…など、叙述トリックいろいろ見れてよかった
  • 卒業したら教室で
    「推理大戦」がおもしろかったので、勢いで市立高校シリーズを再読。二年ほど前に出たこの最新作、初読の記録を見たら、☆三つのレビューなしにしている。あれ?好きなシリーズなんだけど、なんでかなと思いつつ読み出して思いだした。そうだ、何回か挿入される「異世界ものラノベ」風の章が全然ダメで(苦手なので読まない...続きを読む
  • 夏休みの空欄探し
    YA向け謎解き・青春・恋愛・冒険小説。ラストは人によって好みが分かれると思いますが、青春っていいなと改めて感じさせてくれた作品でした。
  • 唐木田探偵社の物理的対応
    今時というか新しい感じのアクションホラー小説。怪異に襲われ救われた探偵社へ入って退治していく、ありがちな始まりだけど、訓練とがやたらリアル。軍事的な武器の知識が細かいし怪異の殺し方など斬新。単純なバタバタ劇でない。
    特殊な能力でなくて普通に銃や刀で倒していく。お札や魔法はなく力業なので、主人公もドン...続きを読む
  • いわゆる天使の文化祭
    文化祭準備の様子などの描写が、自分自身の高校時代の思い出と激しく重なる部分があり、事件以外のところも楽しい。
    世代的には著者よりほどほどに下で、市立高校ではなくて県立高校だったのだが、同じ千葉県の公立高校の雰囲気を共有しているノスタルジー。そうそう、クラス発表で文化部の部員たちが校内を駆け回るこの感...続きを読む
  • Jミステリー2023~FALL~
    2023.10.28
    このアンソロジーはいつも待ち遠しい。
    ただし、さいごの宮内悠介の作品は音楽をプレイしたり、レコーディングの意味を知っている人にはすぐに推察できるネタだとワタシは感じた。ネタバレではないと思いますが念のため。
  • レジまでの推理~本屋さんの名探偵~
    このお話の中のセリフに「欲しい本があるから本屋さんに行くんじゃなくて、本屋さんに行って欲しい本を見つけるんだって」というがあって、私もそれなんだよね。

    思ったよりも早く読めた。
    本屋さんが舞台ってのもあるのかな。
  • 叙述トリック短編集
    「この短編集はすべての短編に叙述トリックが含まれています。騙されないよう、気をつけてお読みください。」

    ミステリにはいろいろなトリックがあるが、この本は、叙述トリックが使われた短編集である。

    作者ははじめに叙述トリックがどういうものかを読者に解説し、さらにこの本の全ての話に叙述トリックが使われて...続きを読む
  • 育休刑事 (諸事情により育休延長中)
    前作に引き続き面白かった。
    やはり子育ての描写がリアルで、さらに事件解決という要素が加わり、新鮮な小説となっていた。
    あと主人公が理解があって良い。
    全ての小さい子供がいる父親に読んでもらいたい。
  • 100億人のヨリコさん
    家賃が払えなくなり、大学の伝説の富穰寮に引っ越すことになった小磯。そこには池のフナを捕まえ、いつまでも卵を生むニワトリなどと、家庭農園や雑草を食べて自活する、日中ベナンの謎の学生たちと、母子家庭が住んでいた。部屋の中に生えるエメラルドグリーンのキノコと消毒用アルコールの酒を飲んでつぶれた小磯は、夜中...続きを読む
  • 名探偵誕生
    日常の謎にかなり近い。
    そして名探偵だけど親しみやすいキャラ。

    最初は軽めの謎が続くんだな〜くらいの感じだったけど
    全て軽めというわけではなかった。

    みーくんの心の成長もポイント。
  • 育休刑事
    サイコパスなお姉ちゃんがキャラ濃くて好きです笑
    コメディ強めなほっこりアクションミステリーって感じです。
    面白かった〜