似鳥鶏のレビュー一覧

  • 生まれつきの花 警視庁花人犯罪対策班

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    ネタバレ

    「生まれつき頭が良い人」「生まれつき運動ができる人」「生まれつき美人な人」……に対する僻みみたいなものは、この本の中だけではなく現実にもあるものだと思うので、「常人」の視点として共感ができました。また、情報社会の利点と不利益な点が描かれており、やっぱりこの話は「この世界」の話なのだと思います。自分より優れている人々と向き合う時の対応を考えさせられました。
    キャラクター、エピソード、筆致、そして何よりトリックや展開が傑作と呼んで差し支えないと思いました。おもしろかったです。

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    2020年10月03日
  • 彼女の色に届くまで

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    何とも不思議な魅力にあふれた作品(^ ^

    私の(どうやら)好きな「天才譚」でもあり、
    アートを目指す、いや夢を追う全ての若者に共通の
    苦悩と成長の物語でもあり、
    また不器用な恋愛ものとも言える(^ ^

    主人公である「画廊の息子」が、
    高校時代から絵画にまつわる奇妙な事件に
    繰り返し巻き込まれ、それを天才画家でもある同級生が
    解決に導いていく...という連作短編集。

    章が変わるごとに、高校生が大学生になり、
    社会人になり...と、時間経過がある。

    最終章で明かされる、過去の事件に見出せる共通点と、
    それに伴う意外な黒幕像...という流れなのだが、
    実は「意外な」黒幕は、読んでいるとある程

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    2020年09月23日
  • 育休刑事

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    県警捜査一課の男性刑事が育休を取ったけど、事件からは逃れられなくてという設定だろうと思ったら、その通りだったが、赤ちゃんの行動が3つの事件を解決するきっかけになるというのを上手に組み込んでいる。その行動があるあるということばかりなので面白い。育休中の自分の息子の世話の様子が微に入り細に入り描かれていて、私自身の子育てを思い出した。ちゃんと妻を手伝って、風呂にも入れたし、おしめも替えたし、散歩もさせたからね。夜、寝かしつけるのも大変だった。子育てした者なら、うんうんと頷くこと必定の作品。主人公の姉も面白いし、最後に驚きも待っている。

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    2020年09月11日
  • 一○一教室

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    一気読み。こんな学校どこかに本当にあるのではと思ってしまうくらいリアルな描写。
    話中に挟まれるインタビューのオチも不気味だった。

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    2020年07月24日
  • 難事件カフェ2~焙煎推理~

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    2作目の方が面白かったかな。謎解きもちょっと他とは違うテイストというか、すっきりしないようなジレンマを残すのが不思議な余韻を残します。直ちゃんのスピンオフをまたまた期待。

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    2020年06月08日
  • 七丁目まで空が象色

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    もう、安定の面白さ、って感じ(^ ^
    いつものメンバーが、いつも以上のアヤシサで大活躍(^ ^
    特に今回は七森さんが無双(^ ^;

    ストーリー展開は、かなり荒唐無稽。
    ただ動物の生態や習性、飼育員の言動などは、
    いつもながらリアリティに満ちあふれている。
    その対比が面白い。

    意外な新キャラも登場するが、彼も含めて
    いつもながら「脇役」がいい味を出している。
    このままずっと息の長いシリーズ物として
    新作を出し続けていただきたいものである(^ ^

    例によってミステリなので、詳細は自粛(^ ^;
    今回は「かなりサスペンスフル」とだけ(^ ^

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    2020年06月08日
  • 七丁目まで空が象色

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    動物園シリーズ第5弾、これはストーリー的にシリーズ最高傑作かも(私比)。
    今までハリウッド映画でバスとか、列車とか、航空機が暴走してきました。到着するまでXX時間しかない中で謎を解いていくという、タイムリミットアクションですわ。あれの、ゾウ版。ゾウが暴走します、しかもアジアゾウが脱走したはずなのに、なぜかアフリカゾウに変わってるんです(これ以上書きませんが)。ドキドキハラハラですねぇ。今回も鴇先生、モモさん、七森さん、服部くんが謎に立ち向かいます。新キャラにモモさんの従兄弟、それにまさにアクション映画に出てくるような謎の失敗請負人変装名人が出てきて、ハリウッド映画化しそうなビジュアルっぷりです

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    2020年05月11日
  • モモンガの件はおまかせを

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    ワニ日和、ダチョウ、迷いアルパカに続く4冊目
    娯楽ミステリ本としてもものすごく面白かった。が、これは啓発タイプミステリだと言える。全ての生体を展示型ペットショップで衝動買いしようとしている人に、まず読んで欲しい。
     まず事件が3つ、柴犬の新奇恐怖症(ネオフォビア)で発覚した誘拐事件、近親交配で量産され、骨瘤を形成させているスコティッシュホールド、フクロモモンガ。これで悪ペットショップが浮き上がり、最後のアナコンダ事件で決着する。悪質なペットショップと、そこに動物を卸していた悪質なブリーダー(パピーミル)、それと『引き取り業者』のグループを告発し壊滅させるという勧善懲悪。
    引用
    ”「悪いペットシ

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    2020年05月02日
  • 七丁目まで空が象色

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    ネタバレ

    初登場の桃くん従弟の誠一郎とW視点で切り替わるので、若干桃くんの見せ場が少なく感じました。アジア象からアフリカ象が産まれるとか、何か気持ちの良い話ではなくて複雑でした。そして、象牙で輸入大国が日本ってのも何とも言えませんでした…そして、敵に気に入られてしまった鴇先生。今後も出てくるか楽しみです。

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    2020年04月19日
  • さよならの次にくる〈新学期編〉

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    ネタバレ

    葉山くんと佐藤さんがうまくいっちゃったら柳瀬さんのポジションが微妙になっちゃうからねえ。『卒業式編』でいったん収束したかに見えた伊神さんの話が『新学期編』の出来事とうまく絡んで二度美味しい。

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    2020年03月15日
  • さよならの次にくる〈卒業式編〉

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    ネタバレ

    4話ともにそれぞれ異なるテイストで楽しめる。いったんきれいに終わったかに見える第四話はこのまま終わりでよいのか? 後編で伊神さんの活躍はあるのか?2009年に出版された本なのでストリートビューが目新しいものとして紹介されている。10年以上たった今では逆にストリートビューで見れない道路の方が少なくて「見れなくて残念」なんて思うけれど、その当時は自分の見慣れた風景が(リアルタイムではないながらも)ネットで見れるなんて、と興奮した感覚を思い出した。

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    2020年03月15日
  • 育休刑事

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    本編もあとがきも楽しかった♪二時間ドラマにありそうな…(^.^)育休中の捜査一課の刑事が行く先々で事件に巻き込まれる(^^;)破天荒なお姉様(法医学者)の活躍もステキ!(;゜∀゜)最後の「お外に出たらご挨拶」で、妻の沙樹さんの正体がわかってから読めば、二度楽しい(*^^*)

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    2020年02月26日
  • 育休刑事

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    とても面白かったです。育児目線での違和感からの推理で今までにない設定の小説でした。特に注釈がしっくりきていて読みながら笑いそうになります。

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    2020年02月25日
  • 七丁目まで空が象色

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    ああ良かった。取りあえず誰も死ななかった。途中のドキドキ感は半端なかったです。
    事件を実際に目撃したかった気もします。動物の気持ちはわかりません。人間の考えで推測するしかないですね。言葉のよく分からない幼児も同じかなぁ

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    2020年02月06日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    神様のやつが一番良かった。
    『そういうことか!』『そうだったんだ!』ってなるような話が好きなので。
    あとはインコのやつも良かったです。

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    2019年11月08日
  • きみのために青く光る

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    もしかすると、ファンタジーと言うよりSF寄りか?(^ ^;

    連作短編集で、それぞれの作品に別の主人公がいる。
    共通しているのは、

    ・各主人公は常人にはない超能力がある
    ・その能力を発露する時に青藍色の光が見える
    ・その超能力を研究している大学の先生が登場する

    など。あ、あとその能力があるおかげで、
    主人公はいろいろひどい目に遭ったりする点も共通(^ ^;

    前提は荒唐無稽ではあるが、文体に変なリアリティがあり、
    似鳥氏お得意の飄々とした文体で、すいすい読める。
    一作ごとに、登場人物の持つ「超能力」の種類が違い、
    そのおかげで話のバラエティが広がり、
    常に新鮮な気持ちで読み進めることができ

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    2019年11月05日
  • 100億人のヨリコさん

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    ネタバレ

    何とも不思議なテイストの一冊(^ ^;

    前半...と言うか、基本的な設定は、
    割とまんま「森見 登美彦の世界」(^ ^;
    人外魔境のような貧乏学生寮に巣くう不可思議な面々が、
    日ごと夜ごとアヤシイ所行をだらだらと送っている。
    使い古しのパンツから生える謎のキノコで作る鍋が
    「詭弁鍋」などというのも、森見先生「夜は短し〜」や
    松本零士先生の「男おいどん」へのリスペクトとしか(^ ^

    で、この寮に暮らしている人々には、
    時々「天井に張り付く血まみれの美女」が見えたりする。
    ある時は窓からじっと覗いて来たり、
    足音&ドアノブをガチャガチャなど
    バリエーションはいくつかある。
    トイレを流すと便器に

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    2019年08月19日
  • ゼロの日に叫ぶ 戦力外捜査官

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    前々作・前作に続き、個人的には
    「表紙の可愛さと内容のハードさが
     釣り合ってねぇよ・オブ・ザ・イヤー」
    を進呈したい作品(^ ^;

    全く同じ事件・同じ犯人を、例えば大藪春彦が書いたら
    もっと深刻でドロドロの血なまぐさい作品になる(^ ^;
    それを海月警部のドジっ子姫キャラと、
    作者お得意の飄々とした文体が救っていて、
    エンタテインメントとして読みやすくなっている。

    大変楽しく読めましたが、
    ただちょっとどんどん話や「敵キャラ」が
    「漫画っぽく」なっていくような気が(^ ^;

    「そーゆーものだ」と思って読めば
    楽しく読めるのでしょうが...
    徐々におっさんには厳しくなってくるような(^

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    2019年08月12日
  • 神様の値段 戦力外捜査官

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    前作を読んでからだいぶ経っている気がしますが...
    前作に続き今作も、表紙の可愛い感じに反比例して
    内容はものっそいハードボイルド(^ ^;
    主人公の身内も「容赦無く」ひどい目にあうし(^ ^;

    「戦力外」の理由はネタバレになるので書けませんが...
    姫キャラの(一見)萌え系女刑事のドジっ子ぶりと、
    飄々とした文体の軽さが救いとなっているが、
    ネタはでかいし被害は甚大だし(^ ^;

    しかも「実際にこれと同じことが起きている」事件。
    いや、潜行しているだけで、現在進行形で...(^ ^;

    ドジっ子女刑事の「姫キャラ」っぷりが、
    よくあるステレオタイプな気もしますが...
    細かいことを気にし

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    2019年08月12日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    作家8名によるアンソロジー。
    ひとつの部屋で暮らす、いろんな二人の物語。

    ひとつ屋根の下というと、ルームシェアか同棲がイメージしやすかったのですが、妖怪とか少女とか変わった関係も多くて。
    初読みの作家さんも多かったのですが、個人的には徳永圭さんの『鳥かごの中身』がせつなくて、少しあたたかくて好きでした。

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    2019年07月22日