【感想・ネタバレ】七丁目まで空が象色のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2020年05月11日

動物園シリーズ第5弾、これはストーリー的にシリーズ最高傑作かも(私比)。
今までハリウッド映画でバスとか、列車とか、航空機が暴走してきました。到着するまでXX時間しかない中で謎を解いていくという、タイムリミットアクションですわ。あれの、ゾウ版。ゾウが暴走します、しかもアジアゾウが脱走したはずなのに、...続きを読むなぜかアフリカゾウに変わってるんです(これ以上書きませんが)。ドキドキハラハラですねぇ。今回も鴇先生、モモさん、七森さん、服部くんが謎に立ち向かいます。新キャラにモモさんの従兄弟、それにまさにアクション映画に出てくるような謎の失敗請負人変装名人が出てきて、ハリウッド映画化しそうなビジュアルっぷりですわ。脳内キャスティングが止まりませんですよ。もちろん各所にペット問題も盛り込まれているし、日本の政府の方針の危ういところも指摘されていてストーリーの面白さもさることながら、非常に社会的に有意義な小説だと言える。
そして、あとがきが面白かった。

引用
>”現在、野生のゾウ三種はいずれも生息数を減らし、絶滅危惧種になっているが、アフリカゾウとマルミミゾウは象牙目的の密猟が原因だ。アフリカゾウの個体数はこの百年で「97%減少」、マルミミゾウに至っては「毎年、全個体数の9%ずつが密猟で減っている」という異常な状況になっている。”
”そして象牙の大部分は現在、日本で消費されている。日本は象牙の密猟防止策が緩く、書類に「国際取引が禁止された一九八九年以前の象牙である」と書けば輸入できてしまう。中国が象牙取引をやめた今、日本は世界で唯一の象牙輸入国と言ってよく、現状、密猟の動機を作っているのは日本ただ一国なのである。日本人として恥ずかしい話だった。”

まあ、象牙だけでなくエキゾチックペットなどの輸入にも世界的にかなり緩い上に、大金を出すのでいろんな動植物の密猟動機を作っていると言える。外国の公的書類がある、ということが正義だとは私は思わない。ほとんどの密猟が跋扈している国はウラでお金で公的書類が用意できるということを考えんとあきません。
恥ずかしいですな。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年04月19日

初登場の桃くん従弟の誠一郎とW視点で切り替わるので、若干桃くんの見せ場が少なく感じました。アジア象からアフリカ象が産まれるとか、何か気持ちの良い話ではなくて複雑でした。そして、象牙で輸入大国が日本ってのも何とも言えませんでした…そして、敵に気に入られてしまった鴇先生。今後も出てくるか楽しみです。

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Posted by ブクログ 2020年02月06日

ああ良かった。取りあえず誰も死ななかった。途中のドキドキ感は半端なかったです。
事件を実際に目撃したかった気もします。動物の気持ちはわかりません。人間の考えで推測するしかないですね。言葉のよく分からない幼児も同じかなぁ

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年03月05日

 これまでの同シリーズ作品中で、一番好きかもしれない……! 序盤から繰り広げられる緊迫感とスピード感のある展開に、象の魅力も恐ろしさも存分に伝えるリアリティある描写で、ヒトごときには止められない王者の行進に引きずられるまま、ページをめくる手が止まりませんでした。
 相変わらずな楓ヶ丘メンバーもそれぞ...続きを読むれに大活躍! 安定の桃くんは桃くんとして、鴇先生は毎度ながら無敵格好いいし、服部くんは毎度ながら、いや、毎度以上に変態ぶりに磨きがかかってるし、七森さんはバイクで突撃するヒーローぶり。さらにニューフェイスのセイくんもまっすぐなキャラクターで好感度大ですが、ただ彼、楓ヶ丘の面々のような強烈な個性がないので、今後の登場への期待は薄いかな……(笑)
 あと、いつも言っていますが、この筆者の抜群のタイトルセンスと、愉快な注釈と、ぶっとんだあとがきが大好き過ぎます(真顔)

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Posted by ブクログ 2020年02月23日

象が町に出たら普通に怖いでしょ。タイとかじゃないんだから。一騒動終わった後の真相よりも、動物の凄さが印象に残る。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年02月21日

楓ヶ丘動物園シリーズの第5弾。
今回も面白かった。

象のランティエンの秘密にびっくり。そんな事情だったとは…(ここはネタバレしません)。
あとがきで、著者が装画の担当の先生に送ったメッセージ、なるほど〜と思いました。

初登場の桃本さんの従弟・誠一郎くんが準主人公。語りが桃本さん、誠一郎くんのどち...続きを読むらもあって、始めはどっち?と思ったけど、一人称が桃本さんは“僕“、誠一郎くんは“俺“と気づいて、読み進め易くなりました。

楓ヶ丘動物園のメンバーも相変わらず面白いです。
鴇先生、中国語までできるとは!スーパーウーマン振りに驚嘆。
服部君の“金に糸目をつけず”な行動もすごいし、どんなお家のご子息なのか、ますます気になります。

次回作も期待してます。

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Posted by ブクログ 2020年01月24日

象の破壊力が半端ない。大型動物が街を歩く。ただそれだけでこれほどの事態になってしまうわけですね。
あれだけの事態のわりに後日談がやや軽い印象は受けますが、あまりシリアスなのは作品の雰囲気に合わないからいいのかな。セイくんは象のインパクトにやや沈んでしまった印象ですが、今後の活躍に期待かな。

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Posted by ブクログ 2020年03月17日

象が動物園から脱走するお話。なんで?もあるし、どうするの?もあって、ぐいぐい読める。
2020/3/17

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Posted by ブクログ 2020年01月16日

シリーズ5作目。今回も服部君の変態発言が光ってましたね。ファンなので嬉しい。
象の脱走で野次馬しつつ、そこから一転、パニックに陥る群衆の描写が良かった。
これで2号君もレギュラー入りになるのかな? 次作も楽しみです。

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