あらすじ
脱走したゾウに射殺命令!? タイムリミットは1時間!
好評の〈楓ケ丘動物園〉シリーズ第5弾。
マレーバク舎を新設する事になり、飼育方法などを学ぶために、山西市動物園へ「研修」に来た桃本ら本と楓ヶ丘動物園のメンバーたち。
そこでは、桃本の従弟である誠一郎が働いていた。邂逅を喜ぶ二人だったが、園内ではある異変が――。
なんと飼育している象が脱走してしまったのだ。このままでは象は殺処分になってしまう。
その運命は楓ケ丘動物園のメンバーに託された!
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
動物園シリーズ第五弾
桃君の従弟が登場し、従弟・桃君の順番で物語が進んでいくパート構成。
客観的に見た時の桃君が知れて嬉しかったなぁ。
まぁ、いつも服部君が色々と客観的と言う名の個人的主観で説明してくれているけど(笑)
そして今作では七森さんが大活躍!
シリーズ通して勇気があるキャラ設定ではあると思っていたけど、読んでいる時の臨場感は今作がダントツだった…!
今後も桃君の従弟が出てくる事はあるのだろうか?
いつものメンバーに加えて、また好きなキャラが増えてくれるのは嬉しい。
Posted by ブクログ
初登場の桃くん従弟の誠一郎とW視点で切り替わるので、若干桃くんの見せ場が少なく感じました。アジア象からアフリカ象が産まれるとか、何か気持ちの良い話ではなくて複雑でした。そして、象牙で輸入大国が日本ってのも何とも言えませんでした…そして、敵に気に入られてしまった鴇先生。今後も出てくるか楽しみです。
Posted by ブクログ
スケールアップ
間抜けな遺伝子詐欺にあった中国政府が、
醜態を隠すために日本に送った象を殺処分
を計画するが、詐欺を仕掛けた謎の存在が
世間にさらす為の策略を仕掛けるが、それ
には楓ケ丘動物園の精鋭(事件に出会う)
が向かう・・・そして前代未聞の事件が!
Posted by ブクログ
おもしろかった!新キャラの桃くん2号も良いし、服部くんの安定の変態ぶり、なんといっても七森さんがかっこいい。しかし、桃くん何もしてなさすぎでは…
いつもながら、人間と動物の関係について考えさせられる。動物を、あんまり人間と同じに考えてはいけない、と思う。結局のところ、何を考えているか分からない、ということを忘れてはいけない。
Posted by ブクログ
今回もとても面白かった♪途中、2号が犯人か?と思いましたが全然違った…笑 象の魅力と怖さがふんだんに描かれていて、確かに象が脱走する、というのが一番破壊の被害が大きいんだろうな…と納得。それぞれのキャラも相変わらず際立ち、リズミカルにさらっと楽しめました。相変わらず脚注に爆笑。
Posted by ブクログ
これまでの同シリーズ作品中で、一番好きかもしれない……! 序盤から繰り広げられる緊迫感とスピード感のある展開に、象の魅力も恐ろしさも存分に伝えるリアリティある描写で、ヒトごときには止められない王者の行進に引きずられるまま、ページをめくる手が止まりませんでした。
相変わらずな楓ヶ丘メンバーもそれぞれに大活躍! 安定の桃くんは桃くんとして、鴇先生は毎度ながら無敵格好いいし、服部くんは毎度ながら、いや、毎度以上に変態ぶりに磨きがかかってるし、七森さんはバイクで突撃するヒーローぶり。さらにニューフェイスのセイくんもまっすぐなキャラクターで好感度大ですが、ただ彼、楓ヶ丘の面々のような強烈な個性がないので、今後の登場への期待は薄いかな……(笑)
あと、いつも言っていますが、この筆者の抜群のタイトルセンスと、愉快な注釈と、ぶっとんだあとがきが大好き過ぎます(真顔)
Posted by ブクログ
楓ヶ丘動物園シリーズの第5弾。
今回も面白かった。
象のランティエンの秘密にびっくり。そんな事情だったとは…(ここはネタバレしません)。
あとがきで、著者が装画の担当の先生に送ったメッセージ、なるほど〜と思いました。
初登場の桃本さんの従弟・誠一郎くんが準主人公。語りが桃本さん、誠一郎くんのどちらもあって、始めはどっち?と思ったけど、一人称が桃本さんは“僕“、誠一郎くんは“俺“と気づいて、読み進め易くなりました。
楓ヶ丘動物園のメンバーも相変わらず面白いです。
鴇先生、中国語までできるとは!スーパーウーマン振りに驚嘆。
服部君の“金に糸目をつけず”な行動もすごいし、どんなお家のご子息なのか、ますます気になります。
次回作も期待してます。