似鳥鶏のレビュー一覧
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序盤から似鳥鶏さんワールド炸裂です!笑
コミカルな独特の表現で書店員さんの日常?!を描きながら、お客様からのご相談や店で起こる謎を解決していきます。あくまでも通常業務をしながら。笑
とは言え、コミカルで面白く表現されてはいますが、本当に本屋さんの業務は多忙で、更には売り上げを邪魔する万引き犯、ネット...続きを読むPosted by ブクログ -
ひょんな事から『怪異』が認知できるようになった「ネズミ」と、彼をスカウトした唐木田探偵社の個性的なメンツとのやりとりや文字通り血みどろな『怪異』との戦いを描いた作品です。
作品中での怪異は皆様ご存知のトイレの花子さんやらターボばばあ、くねくねやら姦姦蛇螺といった都市伝説をネタにしたものばかり。それ...続きを読むPosted by ブクログ -
実体化した都市伝説に物理で挑む若者たちのお話。
ホラー感はないけれど話の骨組みはしっかりしてて、登場人物たちのキャラクターもバックグラウンドも作り込んであるので奥が深い。
出てくる登場人物全員に好感が持てるので、バトルのたびにハラハラしながら読みました。
オススメ!Posted by ブクログ -
短編かと思って読むのちょっと躊躇したが、面白かった。シリアスな場面のユーモアある書き方が、例えば伊坂幸太郎作品的な感じで、読みやすい。他のも読んでみよう。Posted by ブクログ
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茶褐色で異様に大きい月が見えたら要注意。あなたは“あちら側”の人になっているかもしれない。
本書の主人公であるネズミも偽の月を見るようになった1人だ。そして現実が乖離していく感覚を覚えた後“思い出女”に襲われる。彼を救ったのは唐木田探偵社の2人だった。探偵社と名乗っているが、実態は現実化した都市伝説...続きを読むPosted by ブクログ -
文化祭における事件というネタは、個人的にはどうしても相対させちゃう作品があるんだけども、そしてそっちの作品がかなり好きなのだけれど、そういう状況でもこの作品はなかなか秀逸だったと思う。
どこかに叙述トリックが使われてるかもなぁと感じたのはかなり後半の方だったから、相変わらずの騙されっぷり。時間をず...続きを読むPosted by ブクログ -
前回とは違ったタイプの短編。学校って謎が多い存在だから、短編との相性がいいのかもしれないなぁ。
全体としてはちょっとイヤミス傾向あり。高校生活の彩りはほんのちょっとしたことで塗り替わるんだろうから、イヤミス色があったとしても、どこかになにかを残してさえおけば、ある意味勝手に色がかわっていく。場合に...続きを読むPosted by ブクログ