似鳥鶏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いや、これはまた色々と盛りだくさんな(^o^
正直、前半までは「ミステリ要素が薄いな。
むしろ学園もののラブコメ(死語?)じゃん」
と思いながら読んでおりました。
が。
この作者が、そんなハンパな状態で終わる訳がない(^ ^;
伊神さんの、え、いやまさかそうだったの!?
という意外な展開というか、キャラ設定というかが
明かされた後にやってくる「さらなるウェーブ」(^ ^;
尻上がりに「情けなさレベル」の上がる葉山くんにも
きちんと見せ場が用意されているし、
柳瀬演劇部部長は八面六臂の大活躍(^ ^
ギャップ萌えあり、濃いい新キャラ登場あり、
静かで熱い伏線の見事な改修あり...で、 -
Posted by ブクログ
どうやら次の「新学期編」と対で前後編らしく、
この一冊では完結していない(^ ^;
連作短編集なので、一つひとつの「ネタ」は
謎解き(ネタばらし?)まで到達している。
が、所々に挟まれる「断章」が、
どうやらサイドストーリーを語っているようで、
それがもの凄く中途半端なまま終わっている。
一冊通して言えることは、探偵役の伊神さんが
どんどん「正体不明」な印象になっていく(^ ^;
段々「人間離れ」していくような...?(^ ^;
反対に、主人公であるはずの葉山君が
どんどん頼りない存在になっていくような...(^ ^;
先に読んだ「家庭用事件」が、時間軸的には
本作の後にあたるはずなの -
Posted by ブクログ
やられた(^ ^ これは見事な叙述トリック(^ ^
このままのストーリーは、絶対に映像化不能だ(^ ^
いや〜まいった(^ ^;
「理由(わけ)あって冬に出る」に続く
「市立高校シリーズ」の一冊で、
お馴染み葉山君目線でストーリーが進む連作短編集。
これまたお馴染みのメンバーが、それぞれにいい味を出し
ふざけた(失礼!)注釈の多い「似鳥節」の文章も健在。
が、本作の最終話でネタばらしされる
「驚愕の設定」は、全く想像の範囲外だった(^ ^;
いろいろ、わざと「おや?」と思わせる仕掛けは
そこここにちりばめられてはおりましたが....
いや、これは「してやられた」感満点(^ ^;
この設定 -
Posted by ブクログ
窓やドアのつまみに糸を引っかけて、外から引き鍵をかける-単純で使い回されたミステリーのお約束のトリック。では、このトリックを使うと宣言してしまうのは?
5人の作家が同じトリックを使い、まったく別の物語を作り出す。
物語の中にはたくさんの密室トリックがあふれているけれど、現実の事件ではまず存在しない。手間がかかるし、成功する可能性も高くないだろう。読みながらそう思うことも多々あるし。
それを逆手に取った『似鳥鶏』の『このトリックの問題点』を始め、それぞれひねりが効いていて、とても面白かった。
一番気に入ったのが、突如部屋に出現した金の仏像と正体不明の彼女『彩瀬まる』の『神秘の彼女』。男子大学寮 -
Posted by ブクログ
ストーリーの本筋と関係ない第一印象(^ ^;
「え、そっちなん?」(^ ^;
アイドルじゃなくて!?(^ ^;
ストーリーの本筋は、前二作を踏襲して、
ゆるゆるな日常とシリアスな事件(^ ^
今回もまたかなりのピンチに陥って、
でも変態服部くんが大活躍(^ ^;
仕事を終えて帰ろうとしたら、
そこにアルパカがいた、という度肝抜く出だしから、
ぐいぐいと引き込まれて、やはり一気読み(^ ^;
いや〜、これは映像化したら楽しそうだな〜(^ ^
...私が知らんだけで、すでにされてるかもしれませんが...
でも、ものすごく予算かかりそうだな〜...(^ ^; -
Posted by ブクログ
前作がとても面白かったので、迷わず選択(^ ^
いや〜、間違いない面白さ(^o^
前作で登場した動物園で働く面々が、
マラソン大会に出場する同僚の応援に行く。
と、マラソンコースを疾走する一羽のダチョウ(^ ^;
導入部分から度肝を抜かれ、そのまま最後まで一気読み。
今回も、愉快な仲間たちとわちゃわちゃしながらも、
起きる事件や展開はシリアスそのもの(^ ^;
主人公達は「命の危険」にさらされるし(^ ^;
謎多き獣医の鴇先生の過去も垣間見える。
いや、そんなもんじゃない、過去のしがらみが
今回の事件の遠因としてつながっていると言える。
前作に続き、主人公の「飄々さ」にごまかされがちだ -
Posted by ブクログ
ネタバレ評価は5.
内容(BOOKデーターベースより)
新興宗教団体「宇宙神瞠会」が極秘裏にすすめている“ハルマゲドン”計画。ある日、大学進学のために上京していた妹の未来を訪ねた設楽は、妹が知らぬ間に教団信者になっていたと知り愕然とする。必死の説得も届かず、教団にのめり込む未来。妹を人質にとられた設楽と海月は、最悪の無差別テロを阻止し、未来を救うことができるのか!?
表紙からはライトノベルか?と思ったがいやはやなかなかしっかりと設定されていて楽しめた。ボケッとしながらその実頭脳がキレキレな海月と性格の良さそうな普通の青年設楽のコンビが良い味出している。