似鳥鶏のレビュー一覧

  • 叙述トリック短編集
    何重にも叙述トリックかかかっていて、連作一編を2回読み直すことは想定していたけど、最後まで読み終えたあとまた最初から読み直すことになるとは思わなかった(笑)。
    楽しんで読めました。
  • レジまでの推理~本屋さんの名探偵~
    序盤から似鳥鶏さんワールド炸裂です!笑
    コミカルな独特の表現で書店員さんの日常?!を描きながら、お客様からのご相談や店で起こる謎を解決していきます。あくまでも通常業務をしながら。笑
    とは言え、コミカルで面白く表現されてはいますが、本当に本屋さんの業務は多忙で、更には売り上げを邪魔する万引き犯、ネット...続きを読む
  • 唐木田探偵社の物理的対応
    ひょんな事から『怪異』が認知できるようになった「ネズミ」と、彼をスカウトした唐木田探偵社の個性的なメンツとのやりとりや文字通り血みどろな『怪異』との戦いを描いた作品です。

    作品中での怪異は皆様ご存知のトイレの花子さんやらターボばばあ、くねくねやら姦姦蛇螺といった都市伝説をネタにしたものばかり。それ...続きを読む
  • 唐木田探偵社の物理的対応
    実体化した都市伝説に物理で挑む若者たちのお話。
    ホラー感はないけれど話の骨組みはしっかりしてて、登場人物たちのキャラクターもバックグラウンドも作り込んであるので奥が深い。
    出てくる登場人物全員に好感が持てるので、バトルのたびにハラハラしながら読みました。
    オススメ!
  • Jミステリー2023~FALL~
    アンソロジー。
    ほんとは東川篤哉が読みたかったんだけど、他の作家さんも面白いねぇ。
    東川篤哉さんは星4つ。まさかの烏賊川市シリーズの番外編が読めて幸せでした。
    他の作家さんだと、逸木裕さん(いつきひろし かと思ったら いつきゆう だった)、太田愛さん、宮内悠介さんが面白かったです。特に太田さんのは星...続きを読む
  • 名探偵外来~泌尿器科医の事件簿~
    短編かと思って読むのちょっと躊躇したが、面白かった。シリアスな場面のユーモアある書き方が、例えば伊坂幸太郎作品的な感じで、読みやすい。他のも読んでみよう。
  • 推理大戦
    序章/アメリカ合衆国 ーロサンゼルス郊外ー/
    ウクライナ ーキーウ中心部ー/
    日本国 ー東京都千代田区ー/
    ブラジル連邦共和国 ーサンパウロ・ピニェイロス地区ー/決戦 ー北海道上川郡筆尻村ー

    推理で競う。あるものを手に入れるために。
    自国の威信をかけて。

    時々の頭痛を何とか躱しながら、もういいや...続きを読む
  • コミュ障探偵の地味すぎる事件簿
    読めば読むほど細かなことに気になりすぎて
    自分もコミュ障になりそう笑

    推理力は抜群だけど、それが故の孤独感も絶妙。
  • 唐木田探偵社の物理的対応
    茶褐色で異様に大きい月が見えたら要注意。あなたは“あちら側”の人になっているかもしれない。
    本書の主人公であるネズミも偽の月を見るようになった1人だ。そして現実が乖離していく感覚を覚えた後“思い出女”に襲われる。彼を救ったのは唐木田探偵社の2人だった。探偵社と名乗っているが、実態は現実化した都市伝説...続きを読む
  • Jミステリー2023~FALL~
    手にしたことのない作家さんの作品が読めて、楽しみました。新たな作家さんとのであいに感謝ですね。
    このシリーズ、大好きなのでぜひ続けてほしい。
  • 午後からはワニ日和
    タイトルの印象から、もっとゆるっとしたストーリーかと思っていたけれど、…いや、ゆるっとはしているんだけど、なかなかにしっかりとミステリーだった。

    最初は登場人物(登場動物?!)が多くて混乱したけれど、桃本くんの脳内(妄想)もおもしろくて、登場人物のキャラクターもユニークで、テンポよく読めた。

    ...続きを読む
  • 叙述トリック短編集
    読者の先入観や思い込みを巧みに利用し、ミスリードをさせることで、読者が想像していなかった展開や結末で驚かせる手法をやりますよっていいながら、それをやってのける物語をつくるのはすごいとしか言いようがない作品だった。
  • 唐木田探偵社の物理的対応
    怪異は認識されることで存在する、というところからのアプローチが面白い。濃い周りのキャラたちもみんな愛せるキャラクターで好き。
  • 午後からはワニ日和
    ほのぼの系動物園ミステリーだと思って読んでみたら真相が闇深くて衝撃的でした。
    動物園に最後に行ったのはいつだったか思い出せないくらい長い間動物園には行っておらず、最近なぜか動物園に行きたい欲がすごくあったのでより行きたくなりました。

    七森ちゃんの折り紙が気になりすぎます!
  • 推理大戦
    なかなかの大作だと思います。登場する名探偵たちを紹介する短編が前半部、終結して推理対決するのが後半部という構成。名探偵各人のキャラがしっかり立っていて、全員に感情移入してしまうため、後半で誰も負けてほしくないと思ってしまいます。
    この作品、凄まじく労力かかっているのではないでしょうか。名探偵一人ごと...続きを読む
  • 育休刑事
    育児の大変さを思い出しました。
    それと赤ちゃんの可愛さも。
    蓮くん成長が早い!
  • いわゆる天使の文化祭
    文化祭における事件というネタは、個人的にはどうしても相対させちゃう作品があるんだけども、そしてそっちの作品がかなり好きなのだけれど、そういう状況でもこの作品はなかなか秀逸だったと思う。

    どこかに叙述トリックが使われてるかもなぁと感じたのはかなり後半の方だったから、相変わらずの騙されっぷり。時間をず...続きを読む
  • 新鮮 THE どんでん返し
    似鳥鶏さん、新しすぎる!!
    ほぼ最後まで違和感なく読んでしまって
    やられた〜、、となりました。

    ネタばらしもあって、
    著者の意図してないものでさらに面白い。
  • まもなく電車が出現します
    前回とは違ったタイプの短編。学校って謎が多い存在だから、短編との相性がいいのかもしれないなぁ。

    全体としてはちょっとイヤミス傾向あり。高校生活の彩りはほんのちょっとしたことで塗り替わるんだろうから、イヤミス色があったとしても、どこかになにかを残してさえおけば、ある意味勝手に色がかわっていく。場合に...続きを読む
  • 推理大戦
    推理トリック物は自分の想像力不足で余り楽しめないんだけど、好きな作家さんなんで購入。
    前半は各探偵の活躍と特殊能力を発揮する前段。どの探偵も長編にしても面白そう。それが後半で競い合う。熱い。
    少しチート感はありつつも、最後は協力体制で締めるのも良かった。あんだけ盛り上げていて誰が一位と決めなかったも...続きを読む