【感想・ネタバレ】家庭用事件のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

短編集。順番が前後したがやっと既刊を全部読めた。
伊神さんが相変わらずかっこいい。
(先をよんででいるので彼の行動もよく分かる)
うすうす思ってたが妹ちゃんかわいいなー!
そして妹にあまあまな葉山くんよ。笑。

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2021年06月18日

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やられた(^ ^ これは見事な叙述トリック(^ ^
このままのストーリーは、絶対に映像化不能だ(^ ^
いや〜まいった(^ ^;

「理由(わけ)あって冬に出る」に続く
「市立高校シリーズ」の一冊で、
お馴染み葉山君目線でストーリーが進む連作短編集。
これまたお馴染みのメンバーが、それぞれにいい味を出し
ふざけた(失礼!)注釈の多い「似鳥節」の文章も健在。

が、本作の最終話でネタばらしされる
「驚愕の設定」は、全く想像の範囲外だった(^ ^;
いろいろ、わざと「おや?」と思わせる仕掛けは
そこここにちりばめられてはおりましたが....
いや、これは「してやられた」感満点(^ ^;

この設定を念頭に置いて、改めて本シリーズを
最初から読み返したくなること請け合いです(^ ^;

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2019年04月11日

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ネタバレ

葉山くんの家庭事情。なるほどー。という感じ。家が停電したときの妹とのやり取りとか、足達と話している章のフォントのこととか違和感はあったけど、そうかー。あと、父親が居なさそうだなと思っていたけど、これも何かありそうですね。こうなると、葉山の下の名前も気になってきました。それと、前巻、前々巻を読んでいるときに、VHSって何?そんなのあったっけ?と思っていたので、今回読めてスッキリでした。真菜の補聴器の件は、『不正司令電磁的〜』のハルチカの注訳に騙された感がある。

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2019年03月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今回は学園ミステリーの5篇からなる短編集。
何となく裏技的な謎解きが続き、余り心情に刺さらないなぁと思っていたら、最後の

「優しくないし、健気でもない」
聴覚障害のお姉さんと、ひったくりのお話。
沢山の意味でやられました。まさかの妹の秘密。
「家庭内事件」ではそんな素振りは全く気付けませんでした。

周りにそういう方々は居ませんが、かなり偏見し思い込みがあった事を指摘された気になりました。自分の中で確かにそんな所があったように思います。
不便な生活をされていたら、人間的には優しく、しっかりしているはず。そんな一括りにできる訳なく人間色んな人がいるのは、分かっているはずなのに。改めて考えさせられました。

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2023年03月29日

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またしばらく読書から遠ざかってしまっていた。
数冊、読んでは途中でやめてしまったものもあった。
そこで、もったいなくて読んでいなかったこのシリーズに頼ることにしたが、やはり私はこのシリーズが好きだ。
本作は短編集で、それぞれ、時系列としてはこれまでの既刊の物語の前か後の時点に位置するようだった。
のためか、一つ目の話では、柳瀬さんと葉山くんの距離感が遠くなったのかな、とも感じた。
最後の短編がやはり一番衝撃的だった。思わず既刊も読み返そうと思ったが、あら探しのようなことをしなくても、おそらく矛盾などないのだろうと思う。
短編集なので小ぶりながら、個々の物語できちんと不可思議な謎が提示されることと、名探偵伊神さんの謎解きが読めて満足だった。
しかしとりわけ本シリーズの最大の魅力はコミカルな語り口にあると思う。巻を重ねるごとに脚注の数と内容とが増している気がする。。

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2022年09月12日

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市立高校シリーズ⑦ 葉山くん、妹に過保護だなとずっと思ってたら…7作目にして驚きのエピソードが!短編5話。【不正指令電磁的なんとか】塗り替えられた契約書の文面。いつ、どのように行われたのか?【的を外れる矢のごとく】的枠盗難事件。弓道場に残された自転車のタイヤ痕と足跡【家庭用事件】葉山家を襲った停電の謎【お届け先には不思議を添えて】ビデオテープの損壊と箱の中身のすり替わり。【優しくないし健気でもない】ひったくりの被害額はマイナス100円

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2022年04月27日

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久々に読んだ葉山くんシリーズ。
伊神さんの切れ味、じんわりくる味わいの脚注も健在でした。
最後に衝撃の事実が明かされるのですが、流石にこれは今まで気づきませんでした。
一見穏やかなコージーミステリーのようでいて、いつも少しほろ苦い結末で解決するところは、弱者目線を得意とする似鳥氏のお家芸でしょうか。

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2021年05月20日

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あーっ、そうだったのか!普通の短篇連作で終わらないのではと、何となく思ってはいたけど、最後の一篇はその期待を上回る意外さであった。やられたわ~とおでこを叩きながら二度読みする、ミステリファンとして無上の喜びを味わいました。唯一の不満は、柳瀬さんの出番がちょっと少ないことかな。

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2019年06月27日

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映研とパソ研の契約書の怪、弓道部の的枠紛失、葉山家の不可解な停電、昔のライブ映像紛失、聴覚障害を抱える友人の姉がひったくりに返される話。葉山や伊神以外の、柳瀬やミノのことは記憶が薄れがちだけれど、この巻のみの情報でも充分に楽しめる。葉山の妹の亜理紗の秘密は全く気付かなかった。元気でよく食べて可愛い。

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2018年10月10日

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2018年14冊目。時系列が飛び飛びなので、葉山くんの確かな成長が窺える。最初は伊神さんにお任せなのに、途中から普通にアリバイ調べたりしてるし、最後にはとうとう自らの力で事件の謎を解いちゃったり。⌈優しくないし健気でもない⌋タイトルがじわじわ効いてくる。最後はほっこり。

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2018年01月26日

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市立高校シリーズ第6弾。
映研とパソ研の間で起こった柳瀬さんの取り合い、葉山君の自宅で起こった怪事件、葉山君の妹の友人が遭遇した不可解なひったくり事件などを描いた五編の短編集。

今回から表紙のイラストレーターさんが変更になりました。
わたしは前の表紙のほうが好みだったのでちょっと残念です。
アニメっぽいイラストになったのでラノベっぽくて手に取りにくい・・・。
そのうちアニメ化するという布石なんでしょうかね。

表紙はともかく、中身は小粒ながらもしっかりとしたミステリです。
手際よく推理を進めていくテンポの良さが心地よく、いつまでも読んでいたいと思わせてくれます。
謎についてはほろ苦い後味が残るものが多く、人間のちょっとした悪意というものが空恐ろしくなる。
それを上回る葉山君の「優しさ」については、今作で明らかになった家庭環境からもたらされたものなのだなあと…シリーズ全体の伏線にびっくりしました。

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2016年11月11日

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ネタバレ

葉山くんと伊神さんの日常の謎シリーズ。
「理由あって冬に出る」の前からだいたい1年間くらい
の間の短編集。
人の死なないから日常の謎に分類されそうだけど
若干軽犯罪が絡んでる。
葉山くんの妹が出てきて、葉山くん家の事情が明らかになります。
このシリーズ実は10年も続いているらしい。

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2016年10月04日

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この人も叙述トリックを多用するタイプですが、まぁだまされてましたね。
表題作の「家庭用事件」とか「優しくないし健気でもない」はなかなかにイヤな事件。「優しくも・・」に関しては色々と考えさせられる1編ではありますが。

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2016年06月11日

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意外にこの人って社会派的な顔を持っているってのを改めて感じました。
日常の謎テイストでほんわかした中に叙述トリックやミステリの仕掛けを使いながら社会派ドラマを斬りこむ。
なかなかビターですね。

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2016年05月16日

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10年分の作品をここまで一気読みしてみた。
日常のミステリだけど、ここに来て妹の秘密が明らかに。
次の続編はいつ出るのだ!!
葉山くんは少しづつ進歩してるけど、伊神さんは相変わらずの名探偵ぶり。
柳瀬先輩、いい!

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2016年05月14日

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"「あと、僕が着くまでに事件発生時と同じ状況を再現しておいてね」
海老チリも「状況」に含まれるのかを尋ねたかったが、伊神さんはもう電源を切っていた。
妹が期待に目を輝かせてこちらを見ていた。「何だって?」
「すぐ来るって」
妹は一瞬、驚いた顔を見せたが、すぐに何かを思い出した様子で部屋から飛び出した。ややあって壁越しに、がたごとという何かを動かす音。
……亜理紗、一つ言っておくけど、「部屋を片付ける」っていうのは、押入れに物を詰め込むことじゃないからね。"[p.119_家庭用事件]

「不正指令電磁的なんとか」
「的を外れる矢のごとく」
「家庭用事件」
「お届け先には不思議を添えて」
「優しくないし健気でもない」

面白かった……!見事に騙された、騙されたというか何というか。
そうだね、中央分離帯……遠いよね……。
最後まで読み終わってからだと「家庭用事件」の捉え方もちょっと変わってきちゃうような。
あと、これ、父親……。

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2016年05月11日

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市立高校シリーズ第六弾。今回は短編集。短編集なためどの事件も全体的に小粒ではあるが似鳥鶏らしい毒と甘さは効いている。特に葉山家の秘密がちょっとわかる「優しくもないし健気でもない」ではそれが顕著だった。一話目の頃の葉山くんと最終話の葉山くんではやはり違いというのか成長しているというのがよくわかる一冊だった。

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2021年06月17日

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そろそろこのシリーズからは卒業しようかと思っていたところで衝撃の事実が判明。まだまだ卒業させてもらえそうにない。

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2019年08月30日

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映研とパソ研に出演権をめぐって取り合われる柳瀬さん。その契約に不正が?(『不正指令電磁的なんとか』)弓道部の先輩のお手伝いをしたら弓道場の道具が行方不明に?(『的を外れる矢のごとく』)停電になるはずのないタイミングで停電になった葉山宅。一体なぜ?(『家庭用事件』)放送部のOBに古いビデオをBDに移すことを依頼したものの、そのビデオがたくさん故障していて……(『お届け先には不思議をそえて』)
妹の友達のお姉さんが不可思議な引ったくりにあい、その真相を探ることになった葉山は……(『優しくもないし健気でもない』)

伊神さん最初の事件?から葉山くんと妹について。「不正指令〜」のネタがあったので「やさしくないし〜」でフォントが変わった時点で怪しんでいたけどまさか妹にそんな設定があったとは思いもしなかった。葉山くんがお兄ちゃんしててとても良い。柳瀬さんの振り回しっぷりもほどほどで伊神さんの活躍もしっかりあって良かった。相変わらずトリックのための謎、感があったけどそこまで鼻につくほどではなく。それしきのことにやりすぎでは?とは思うけど。彼がやらかしまくってる今回。

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2019年01月05日

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短編集ということもあって、次々と謎を解いてしまう伊神さんの名探偵ぶりにと変人ぶりを存分に味わえました。
けど、未成年とはいえ刑事罰を受けなればいけないような真相が隠された話が続くので、ちょっと後味が悪かったかな。
それは兎も角、最終話の「優しくないし健気でもない」には驚かされました。

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2018年01月12日

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ネタバレ

5作からなる短編集。葉山くんの成長著しいけれど更に上を行く伊神さん。日常の謎も微に入ってきた感。
妹に優しく無自覚に兄馬鹿なのが良い。

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2017年06月03日

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ネタバレ

この本一番の謎、これはいつからの構想なんだろう。
テーマも軽くはなく、短編1個では表せない内容かと思った。
本当に不思議に思える事件を、主人公たちがあっさり解いていく辺り、全体的に良い日常ミステリでした。

この作者の本全般でそうですが、後書きは正直興ざめです笑

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2016年09月13日

Posted by ブクログ

【収録作品】不正指令電磁的なんとか/的を外れる矢のごとく/家庭用事件/お届け先には不思議を添えて/優しくないし健気でもない 
*ささやかだが、無視するには気に掛かる謎。せこい悪意やら、思いやりのいきちがいやらがほほえましいが、ラストはほろ苦さを残す。

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2016年08月01日

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表紙の絵柄とシリーズ名が変わったので、あのシリーズの続編とは気づきませんでした。このシリーズは当たり外れがあるけど、柳瀬先輩の魅力しか感じられなかった今回は後者の方だろう。妹さんってこれまでも登場したことあったっけ?表紙も妹さん?

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2016年06月30日

Posted by ブクログ

「市立高校シリーズ」第7作目。これまでとは違う装画なのでノンシリーズかと思い手に取ってしまいました。最後の【優しくないし健気でもない】はこれまでを有効利用した仕掛けが炸裂していますが、シリーズ2作目から6作目まで飛ばして読んでしまったため、残念ながら驚愕するほどではありませんでした。
5作とも小品ですが、お気に入りは【家庭用事件】。家のブレーカーが落ちるという何でもない日常から理詰めで洒落にならない真相に辿り着く佳作です。

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2016年06月17日

Posted by ブクログ

市立高校シリーズ短編集。(前使ってた、にわか高校生探偵のなんちゃら……って感じだった長いシリーズ名より、こっちのがシンプルで良いですね!)
今回は連作短編集ではなく、純粋な短編集。(この作家さんの場合、連作モノが多いからねー)どの話も、葉山君の男前っぷりが増し増しで惚れ直しました。やはり衝撃はあの一編ではありますが、どれも面白かったですよ。あとがきの切れ味も最高。
シリーズ新刊久しぶりなのもあって、登場人物設定を忘れてる人もいて(笑)とりあえず久しぶりに過去作全て読み返してみたくなりました。

ところで、シリーズ全体がtoi8先生のイラストではなくなっちゃってちょっと寂しいですね……。(けーしんさんのイラストも登場人物の特徴捉えててダメではないんですがー)

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2016年05月09日

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